コさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

はて「炎の王国」とは?原題の「Fallen Kingdom」だとしても内容の肩透かし感が否めない。

パニックムービーなのかホラームービーなのかどっちつかずの印象で、前作にて匂わせた遺伝子操作云々もあ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.9

技術革新やスター性あるクリス・プラットが主役など、1番人気の1作目より好みであった。

ただパニック映画として王道のストーリー、エグさもグロさもターゲット層による配慮の為控えめ。
ただ人間のエゴによる
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.1

ティザーを観た時からソー×タイカ・ワイティティの2作目!と期待を膨らませていたが、想像していたよりコメディ要素が弱く、残念に思ってしまったのが素直な感想。

それでもサブタイトルの伏線回収には大変驚か
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

2.5

前作、前々作をそれ程覚えていないが今作がワーストなのは確か。
スティーブン・スピルバーグが監督から総指揮へと移りスケールダウンが否めない。

90分という尺で物語のテンポ感だけは良いものの、起承転結の
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.0

原作既読。

アニメ版のクールに収まりきらなかった数話を纏めた今作。
原作に忠実でファンムービーとしてはクオリティが高い物ではあると思う。

映像作品の観点から見ると、作画の安定性の無さ、銀魂といえど
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GO(2001年製作の映画)

4.5

思春期真っ只中の在日韓国人を通して差別や社会問題、恋愛など混ぜ合わせた青春映画。
クドカンらしいポップでキャッチーな脚本により、重くなりがちなテーマをエンタメ作品として上手く仕立てあげていた。


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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.3

原作既読済みでアニメも視聴済みでありながら、今作はスルーしようと思っていたが、良きタイミングがあったので鑑賞。

アニメの2期終了時点での原作のストックが半端であった為に劇場公開に至ったのだと思うが、
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

難解と事前に聞いていたが想像よりかはシンプルな作品であった。

個人的には内容というより奇奇怪怪とした世界観や演出が素晴らしいと感じた。
それらを多分にたらしめるのが萩原聖人の演技であり「あんたは誰だ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

前作から続けて鑑賞したが、中々に作風が切り替えられており個人的には残念に感じてしまった。
サブタイトルにあるLEVEL2という事でアップデートされている部分も多分にあるが、そういうエンタメに舵を切るの
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孤狼の血(2018年製作の映画)

5.0

ヤクザvs警察のクライムサスペンスとして滅茶苦茶面白かった。
ヤクザ物にはキャスト全員に演技力保証がある為、集中力が切れないのが好みである。

男臭さ満載で観る人を選ぶが、今作のずっと役所広司のターン
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

辻村深月の同名小説を原作に、アニメーション業界、働く女性にフォーカスを当てた今作品。
辻村深月は全作読む程好きであるが、今作に対してはそれ程注目しておらず。しかし佐久間宣行がレコメンドしておりFILM
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

松坂桃李出演という情報のみで鑑賞したが、物語の構成や演出が個人的に合わなかった。

ミステリーの部分があまりに稚拙であり、主演2人の演技が素晴らしい点以外に面白みを感じる事が出来ず、ラストに感動も得ら
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.0

邦画の学園モノにてLGBTQ+をテーマに扱った今作。

学園モノならでは人間ドラマという力技で多少無理矢理な展開であったり、メインキャストらが全員駆け出しの若手俳優の為に拙い演技が目立つが、こういった
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トップガン(1986年製作の映画)

4.5

遅ればせながら完全初見での鑑賞。

友情→傲慢→恋愛→消失→挫折→再起の王道の流れであるが、トム・クルーズのカリスマ性が終始輝き続けており、ファッションやバイクを流行に導いたのが容易に想像出来る。(父
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流浪の月(2022年製作の映画)

5.0

2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの原作を「悪人」「怒り」の李相日(リ・サンイル)が脚本・監督を務めた今作。

李相日の作家性と「パラサイト 半地下の家族」でも撮影監督を務めたホン・ギョンピョの相
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.7

世界一有名な魔法使いを演じたダニエル・ラドクリフが、そのイメージを払拭しようと突飛な役柄を立て続けに演じているが、今回は2丁拳銃をビス留めされたオタク。


デスゲームを行ってる闇サイトのコメント欄を
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さがす(2022年製作の映画)

5.0

「岬の兄妹」の片山慎三作品という事で相応の覚悟をして臨んだが、それを遥かに超える残酷かつ冷徹な作品であった。

コメディ俳優として知られる佐藤二朗を主演に、邦画ならではの独特なサイコスリラーを構築して
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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

5.0

やけに評判が良いのであまり内容に触れずに観たが、声を出しながら笑う程面白かった。

実写、CG、2Dのハイブリットアニメーションの今作。設定から独特の世界観漂っているが、蓋を開けてみればコメディにステ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

幼い頃のアルバムを見返すと昭和・平成のシリーズ問わずウルトラマン関連のグッズと共に映る自分の写真が多々あり、記憶が朧げながらもウルトラマンに熱中していた様に思う。

そんなウルトラマンを大人になった今
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

5.0


フェーズ4に入りドラマ版も始まったMCU。日を追うごとに新参者が手を付けにくくなっているが(古参でも中々大変なペース)マルチバースを主題に展開されていく物語が今後の期待値を上げ続けていく。設定や物語
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

5.0

TVアニメ版鑑賞から間が空いたが、来年公開予定の新作前に手を付けておこうと鑑賞。

TVアニメ版をバッドエンドと解釈していたが今作はハッピーエンドであった様に思う。
徹頭徹尾、愛に満ち足りた物語で絶対
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

エミネムは殆ど通ってないのだが、エンドロールで流れる「Lose Yourself」はとても好きだった。

今作でのその曲の使い方が絶妙で、個人的にラストのラップバトルまであんまり面白くないなと感じてい
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.4

続編の「ナイル殺人事件」が個人的にハマらず今作の期待値も下がっていたが、こちらは中々に面白かった。

キャスト陣が豪華で画面映えし、トリックも古典であるが原作を先に読んでよけばと後悔する程好きなタイプ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

2.5

アガサ・クリスティ作品は手を付けた事が無いが彼のトリックなどは現代のミステリーの礎となっているのは間違いない。
ただ、それ故に序盤からオチが容易く想像出来てしまうのが残念。ミステリー慣れせずとも映像的
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

かの有名なブロードウェイミュージカルをクリント・イーストウッド監督が映画化。
誰もが1度は耳にした事があるであろうヒット曲を持つ「フォー・シーズンズ」の誕生から描く。


ヒット曲をいくつか知っていた
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

4.5

世界中にて出会い系アプリの代表格とされるtinderにて、実際に起こった詐欺事件を基にしたドキュメンタリー作品。

子供の頃「奇跡体験!アンビリバボー」というバラエティ番組が好きだったのだが、それを久
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

冒頭のテロップにて実話を基にした作品でるがそれも含めた完全にフィクションの作品。
そんなのありかとも思ったが、演出として上手く機能していた。

本来なら終盤でかかるようなBGMと雪原にて走ってくる車の
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犬猿(2017年製作の映画)

5.0

兄弟間でしか生まれる事のないえも言われぬ感情の表現が見事で滅茶苦茶面白かった。

私にも兄弟がいて互いにないものねだりしてしまう事もよくあったので、尚更感情輸入出来た。
吉田恵輔監督ならではの絶妙な厭
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

今まで観てきたB級映画でダントツに面白かった。
設定と圧倒的テンポ感。規模に相応しくないアクション。劇団出身のキャストが多数でそちら寄りの演技が少し気になる部分もあったがそれを凌駕するエンタメ力。
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

公開当初、活動圏内にて上映がされておらず仕方なく配信を待っていた。
アカデミーノミネートを受け再上映をしている劇場が増えたが、その乗っかりがあまり好ましく思えなかったので、再上映には赴かず配信で鑑賞。
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.7

日本じゃ絶対作れない程のネタのオンパレードであったが、下品ながらもジュブナイル物として滅茶苦茶面白かった。
小学6年生がそんな発言するかねなど思う所もあるのだが、必要最低限のジェンダーへの配慮などが見
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.7

クリエイティブチームが全員女性というピクサー史上初の作品。
それに伴いフェミニズムを極限まで煮詰めた結果こういったヒューマンドラマに帰着するのか。
正直ストーリーは私好みでなく退屈に感じたが、テーマや
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.3

以前母からまぁ普通との感想を貰い一応ウォッチリストに入れ埋もれていた所、先日友人に偉く勧められ鑑賞。

これでもかと御涙頂戴の演出であった為泣きはしたのだが、あれやこれやの寄せ集め感が否めず終始既視感
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

5.0

学生の頃に英語の授業にて「ウエスト・サイド物語」を観た記憶はある物の殆ど内容は覚えておらず、新鮮に今作を鑑賞出来た。


まだまだ映画体験が浅い為スピルバーグ作品にも殆ど触れられていないが、ライティン
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

5.0

彗星が地球に衝突まで後6ヶ月と14日と判明したレオナルド・ディカプリオ演じるランドール教授とジェニファー・ローレンス演じる教え子のケイト。メディアを通じて情報発信するも世間にはいまいち届かず、月日だけ>>続きを読む