hibiya1975さんの映画レビュー・感想・評価

hibiya1975

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Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

3.5

友達、家族、人を想う気持ち、信頼、愛情、手助け、……自分に無いものオンパレードの2時間。だから映画は素晴らしい。

用心棒(1961年製作の映画)

4.8

これぞ映画、エンターテイメント。文句なしの。

貧しかった庶民の心を映画が贅沢に満たしてくれた時代。
映画でお腹は膨れないけれど今よりずっと豊かだったに違いない。

憎み争い血を流して残るものの虚しさ
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生きる(1952年製作の映画)

4.0

終盤延々続く通夜のシーン、まるで自分が列席者になったような錯覚。左卜全さんは芝居なのか?凄い。藤原さんと千秋さんが並ぶと後の「隠し砦」コンビ。菅井きんさん、浦辺粂子さん、昭和の名優たちの若き日。ロート>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.3

前作の「身代金」は期待値が高くて少々フられて今作は「中世かあ~」と思ったりもしたのだが・・、いやこれが凄いものを観てしまった感。時系列でエピソードをテンコ盛られて「付いていけね~(泣)」となるのかと思>>続きを読む

スターダスト(2020年製作の映画)

3.7

まるで違和感無く観ていたら2時間あっと言う間に過ぎました。「ロケットマン」や「ボヘミアン・ラプソディ」より自分には合った。そもそも「ディヴィッドボウイ」というキャラクターを本人がすでに演じる人生を全う>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.5

戦争が語られる事が無い戦争映画。

あの時代のことは明確に記憶している。あの「写真」も当時本の表紙になったりグラビア飾ったり鈴木さんは時代の寵児のような持て囃され方だった。グアム島の横井さんとルバング
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.3

黒澤現代劇の永遠の作品。高度経済成長期の日本の歪み。
21世紀の今日観ても何一つ色褪せた所の無い完璧さ。
「靴は履く人の全体重を支えているのだ」の一言で権藤の人生、人格を言い表す巧み。脚本の何処を取っ
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エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ(2021年製作の映画)

3.5

インターバルに映し出される俯瞰の風景がキレイ。スケールの違いすぎるセッション会場のお城?にあ然。
セットリスト情報は入れずに鑑賞に臨んだ。「レイラ」のアコバージョンは30年前初めて聴いた時はなんだかモ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

窓から差し込む夕陽が綺麗。
手持ちカメラのナイーブ感ふんだんの映像。
友情って良いなあなどと今更感。
希望の淡い光。
肩寄せ合う芸術家達。

「自由」尊いもの。
生きかた、愛し方、伝え方。
見出した人
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.3

2時間が信じられないほど早く過ぎる、物語の展開とテンポを天秤にかけた編集の巧みさ。
アーメッドは明らかに主演賞モノ。渾身の演技。そして何より凄いのが難聴を勇気を持って表現した音響制作。
ジョーやルー、
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.5

未だにコマネチとチャウシェスクの国のイメージのルーマニア社会告発ドキュメンタリー。この熱さに見られるように彼らは「ラテン」なんだね。

「国家腐敗防止局」というキラーワード。

舞台がライブハウスから
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

3.0

上映時間中1秒たりとも共感出来なかったが気が付くと映像の中にのめり込んで目が離せないでいるという不思議体験。音楽に例えれば不協和音の洪水の中で摺り硝子を爪で引っ搔くような不快な音の連続の交響詩。それほ>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

ジャーナリズムは命を魂を差し出してこそ成就されるべき、そしてその価値のある行動であるという事。現代社会への最も大きな警鐘がここにあった。

ジョニー・デップ良かったです。
真田広之さんの流石の存在感、
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

全篇通して適度な緊張感が持続していた。
実話であるがこれが全てではないだろう。
ここに描かれていない何倍もの人間やドラマを想像すると気が遠くなる。

繰り返し流れたワルツのテーマ曲が印象に残った。
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.5

パティのパパのジョージブッシュが個人的にツボってしまった。


「お前は絶対にのろまなんかじゃない!!」ってとこ少しホロッとしたじゃないか!
結局「アメリカ中流」の中で皆が問題抱えて生きている。
これ
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愛の亡霊(1978年製作の映画)

3.8

新文芸坐大島渚特集「愛のコリーダ」併映。

吉行和子が良い。
武満の音楽。
日本の原風景。

俳優のおすぎさん。 

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

3.3

愛の本質。
肉体と精神を追い求める先にあるもの。

デジタル技術によって色彩が鮮やかに再現されていた。特に赤と言うより「朱色」の美しさ。

遊び人の色男を演じて全く嫌味に見えない藤竜也。

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.2

午前十時の映画祭 2021

眼を見張るシーンの連続、一瞬の息つく暇も許さない緊張の連続と思いきや時折挟まれるユーモア。
映画の「面白さ」の真髄と言うべき作品。

ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(2014年製作の映画)

3.6

第43回ぴあフィルムフェスティバル
映画と音楽シリーズ「ブラック&ブラック」

映画2時間、ピーター・バラカン氏トークイベント1時間を楽しめた。

数年に一回はJBを聴きたくなる時期が来るので今回もき
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

前半のドタバタ「ロスト」ぶりから打って変わっての後半はしっとりした大人の切ないロマンスに。
異国の都会に放り投げられた二人の孤独と自問と癒やし。
「マジソン軍の橋」にも匹敵する切なさ満開のお別れシーン
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.2

午前十時の映画祭2021

「無償の愛」
ヒューマンドラマにエンターテイメントが見事に混ざり合って息もつかせない黒澤の世界。迫力ある映像美に圧倒された。
何度も波のように訪れる「落涙ポイント」参りまし
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.3

若いよね当たり前だけど。カレン・ブラックなんかネエちゃんだもん。
ジャック・ニコルソンはもう芸風しっかり出来上がってて妙に安心してしまった。「ファイブイージーピーセス」観てみたくなった。
名門フォンダ
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.0

ファイナル・カット版
2019年3月のIMAX上映の機会をコロナ自粛で逃したままになっていました。こじんまりしているけど雰囲気のある名画座でようやく鑑賞できました。
あの戦争の愚かさをリアルに描いた作
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近松物語(1954年製作の映画)

4.5

もう「非の打ち所がない」としか言葉が見つからん。
傑作悲恋ロードムービー。
香川京子さんに今からでもファンレターを書きたい。
「東京物語」も最後に心に残ったのは原節子より義妹の末っ子役の香川さんだった
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.5

母の強さよ。
子どもたちにこそ未来を…託して終わった。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭 2021~2022 再上映

有名な冒頭場面、黒いドレスからはみ出た肌に皺が映るのに初めて気がついた。失った若さをたった数秒間でさらけ出させた技。
NYの街のデート場面いつ見てもウッ
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

4.2

「芸達者たち(いろんな意味で……)」の芝居(いろんな意味で……)を存分楽しめた。いや、とにかく観て、としか人に伝えられない。

スティーブ・カレルは「マーウェン」以来。セリフの機関銃射撃を思う存分浴び
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.8

親子、兄弟、隣人、人類……愛と慈しみの心。平安、乱世、時を超えてもなお生きつづける精神の根幹。とてもシンプルなテーマ。

香川京子さんは現在もご活躍中。当時も今もお美しい。

子役の津川雅彦さん。
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ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!(2020年製作の映画)

3.5

英国のお母さんジュディ・デンチがどっしりした演技。確か視力を失いかけていると読んだが熱演。
登場人物たちが一人ひとり幽霊になってしまうゴーストドタバタ。ブラック味付けふんだんに戦前のハリウッドシステム
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ミス・マルクス(2020年製作の映画)

4.0

あ、ジェットコースタームービー!なんて感じ。テンポ良き事心地良く、音楽の洒落っ気堪能、極み付けの映像の美しさよ。時にフランドル絵画、時に印象派、ノリの良いミュージックヴィオ………大好きなパターンです。>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

4.5

国立映画アーカイブ 逝ける映画人を偲んで 2020~2021

70年の時を経て我々に問いただすもの。
「色即是空空即是色」

戦国の世を描きながら戦闘場面など無いに等しく、映るのは専ら農民町民貧しき
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処刑遊戯(1979年製作の映画)

3.5

国立映画アーカイブ 逝ける映画人を偲んで 2020〜2021

セリフを極力排除した松田優作の全身駆使した芝居、村川透の世界が思い切り展開されます。こんな監督のドラマを週一で観ていられた時代があったん
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.5

アンジーの年季と気合の入った「ヨゴレ」を楽しんだ。「ストレイ・ドッグ」のニコールも良かったけど負けてなかった。
子役も良い芝居。 
主役の「山火事の『炎』」映像技術の発達進化、「風と共に去りぬ」「タワ
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.8

先駆者たる女性達へのささやかな応援歌のような一編でした。
作曲、パーティー、挫折、再生と起承転結のテンポが非常に良かった。長すぎない尺も。
男社会で女性が進出する難しさをそこここに訴えていた。
「ルッ
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.5

マルセル・マルソーの戦時体験をドラマ化した作品(「自伝映画」では無い)。

上手いパントマイムはひと目で時空間を忘れさせる魔力を持ってるのだけど、残念ながら映画の中のマイムシーンはそこまでのものではな
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

笑顔無しの3時間超は流石に辛い。
カンヌ映えフランス人受け狙ったのか今風でない小津調とも言える台詞回し不思議に安心してしまった。

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