たなかさやかさんの映画レビュー・感想・評価

たなかさやか

たなかさやか

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

このタイミングだから再会できたんだと思う。もっと早く再会できてたら…なんてこの映画においては野暮だなって。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

劇中、陪審員12人の名前が出てこないけれど、会話劇の本筋には関係ない雑談であったり、行動で人柄が分かるのが面白い。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

悪いドイツ人が出てくるけど、良いドイツ人も出てくるし、良いポーランド人が出てくるけど、悪いポーランド人も出てくる
戦争下でプロパガンダに堕ちず、"民族"じゃなく"個人"を尊重する人が居たことが唯一の救
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「戦争は人を変えてしまう」というセリフだったり、「人間一人だぞ」と当たり前の事に泣き崩れていたり、戦争下での人々の心理状態が普通ではなくなった様を、色を失った白黒映画で表現しているようだった。
アウシ
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

フランク、あんな天才なのにちょいちょい子供っぽさが垣間見えて切なかった。家族を取り戻したくて孤独から逃げてるんだなって。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

現実世界に戻って、ケイトに会う"選択"をしたジャック、アニーにはもう会えないだろうし、例え結婚しても数週間過ごしたような郊外の穏やかな暮らしでは無いだろうけど、ジャックが選んだ未来が幸せだといいな

スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

3.5

映像のクオリティが高い。日本に同じようなSF映画を撮れと言っても撮れないと思う。
それだけにストーリー、キャラクター、設定、街並みなど全てが「なんか見たことあるな〜」という感想になってしまうのが少し残
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人生万歳!(2009年製作の映画)

3.5

主人公の語りがメタ的なのに、第四の壁を超えてくることは他の登場人物にはなく、主人公だけという面白さ。
そこが主人公が"天才"であることを表現している。お洒落だなぁ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

"現在"と"7年前の少女時代"が並行されて描かれているので、少女時代の鮮やかさが現在では失われた理想となってしまっているのが辛い。
「少女時代が終わっちゃう」とか「あの時の全てが恋しい」とか、7年前も
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

推理小説にありがちな設定が盛り沢山で映像にする意味は?と思っていたけど、ラスト謎解きをするDクレイグは必見。腕まくり、ネクタイシャツイン、サスペンダー、素晴らしかった。

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