みさキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

今まで見てきたリバイバル上映は、割とスクリーンが小さいことが多かったんだけど、なんばパークスシネマはスクリーンが大きくて嬉しかったです。
大画面、大音量でレザボア・ドッグスを新年一発目に見れたの最高で
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

グロ耐性のない人にはオススメ出来ない。
とにかく血糊の量が多い。
ウイルスに感染した人たちが追いかける中、バイクで爆走するシーンが好きです。
総理がテレビ中継でパーンした後、速攻で画面が切り替わったの
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

4.0

弁護士でメガネ姿のキアヌ・リーブス、全力で楽しそうに悪魔を演じるアル・パチーノ…
どちらも最高だった。
悪魔の扉の向こうにあるのは、悪魔が最も好む虚栄という罪だった。
この悪魔が(映画にしては珍しく)
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ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

4.0

スペイン風邪で大勢が死に、村では死んだ人間が悪霊となり棲み憑く。
戦争帰りの遺体写真家トーマスは、アナと共に心霊写真を撮りながら村の秘密を暴いていく。
トーマスとアナが次第に相棒になっていく展開、かな
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

ほんの一瞬でも、本心から相手を思って言ってるのかな…と思わせるバリー・キオガンが一人勝ちする作品。
ボーイフレンドとの一夏の思い出で終わるわけがなかった。
悪魔みたいで、上昇志向の化け物で、それでいて
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妖怪大戦争(2005年製作の映画)

3.0

結局、世界を救ったのはタダシじゃなくて小豆洗いの小豆だったのでは……
豊川悦司の加藤が好きです。
鳥肌実に似てる。
妖怪VSスチームパンク。
ヴィジュアルで頑張ったけど、風呂敷を広げすぎてストーリーが
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

ミート・イズ・マーダーなV(ヴィーガン)パワーでサクサク人を殺していく
この映画にコンプライアンスの文字はない
劇中劇でやってた連続殺人鬼の紹介番組が割と面白い
90分でテンポよく話が進んでいくので見
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東京物語(1953年製作の映画)

3.0

身内と親戚のギスギスを思い出してしまった……
年代違えど、親戚との付き合いなんて、こんなもんよね。
会話がリアルで既視感しかない。
分かる、こういう雰囲気、知ってる…!!ってなりながら見ました。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.0

I SCREAM
YOU SCREAM
WE SCREAM
ICE CREAM

元ラジオDJのザック、ポン引きのジャック、イタリアから来たロベルト。
この3人が警察に捕まり同じ牢屋に入れられ、カード
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

菅田将暉演じる天才、櫂直(少佐)が数学によって新型艦建造計画の予算を導き、見積もり金額の嘘を暴く。
柄本佑演じる田中正二郎少尉が、天才に振り回される苦労人で可愛い。
こういうコンビに弱い。
美しいもの
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

元麻薬王の男が足を洗って恋人とゆっくり過ごしたいのに、周りがそれを全く許してくれない。
友人だと思ってた弁護士ですら一線を越えて問題を起こす。
度々流れるジョー・コッカーのYou Are So Bea
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.8

ナード(オタク)であることに誇りを持って生きている。
はみ出し者たちの、なんてことは無い日常風景。
その中に自分の欠片を見つけて嬉しくなったり、登場人物たちと一緒に苦しくなったり、変わりたいのか、それ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.5

ビリーが覚悟を決めたときイエスが流れて情緒が滅茶苦茶になった。
荒唐無稽な始まり方だったのに、それが気にならなくなる。
ジム・ジャームッシュのようなテンポ感なのに、それ以上に寒くて、冷たくて、不安定。
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.5

主人公の物憂げな呟きの後ろでひたすら流れ続けるザ・スミスが、彼の内心を語っていく。
前半、ずっと帽子を被っていた姿は『サムライ』のアラン・ドロンを彷彿とさせて、より孤独に見えるのが最高でした。
隠れ家
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.5

アレクサンドリアはロイにとって、胸元に落ちてきた神様であり、精神的情婦であり、魂の救済だった。
彼女を操る為の手段として物語を選んだ彼が、デウス・エクス・マキナ(彼女≒神様)によって救済される千夜一夜
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