観ていて辛すぎる、まるでドキュメンタリーのよう。中東の地獄のような貧しい生活を知り、胸が張り裂けそうになりました。
ラスト、ゼインの笑顔は心底笑ったのであろうか⁈この先のゼインは笑える人生を送れるの>>続きを読む
大切なものを失った喪失は、どうやっても継ぎ合わせできない。
その絶望感と苛立ちが、独特な感性で表現されている映画だと思います。
ラッシーの賢さと、どんな逆境にも凛としている佇まいは見事です。
犬は人間の言葉をちゃんと理解している一方で、人間は犬(動物)の言葉を理解できない…人間が動物を飼っているという考えは不遜です。
人種の坩堝、アメリカらしい問題提起。
人と人が接する時、何かしらの感情が生まれる。それが白人と有色人種だったらどうであろうか⁇人種差別、偏見、思い込み…フィルターがかかった状態では衝突(クラッシュ)>>続きを読む
ホイットニー・ヒューストンの伝記的映画。ホイットニーは当時大ヒットして、繰り返し聴いていて大好きでした。
48歳という若さでこの世を去ったホイットニー。歌うことが彼女の全てで、そのために命を削ったの>>続きを読む
前作に引き続き、ニコラとその友達と、家族。今作は友達少なめで、パパとママの騒動プラスおばあちゃん。
とにかく可愛いし、画面のカラーコーディネートがおしゃれ。このシリーズ、大好きです!!
赤いベストがトレードマークのニコラ君とそのクラスメイトのおはなし。
ちびまる子ちゃんみたいに、学校の友達と家庭での出来事だけですが、そのほのぼの感に癒されました。とにかく可愛いし、フランスらしいエス>>続きを読む
社会にもなじまず、他人嫌いのバーナデット(ケイト・ブランシェット)が、現実逃避で⁈南極に行く…まぁコメディだからこんな設定もあるのでしょう。
夫婦愛、親子愛で救われるラスト。
ケイト・ブランシェット>>続きを読む
フランスの女流画家
映画に登場する彼女の絵画がとても素晴らしく、食い入るようにみていたのですが、最後に実在の画家で伝記的映画だと知り、驚くとともに納得しました。その名をあまり知られていないセラフィー>>続きを読む
ゴッホが画家になる前に伝道師だったことから始まる伝記的映画。画家としての苦難の道も丁寧に描かれています。
ゴッホの人生を振り返ると同時に、その時に描いた絵画も紹介されていて、とても分かりやすいゴッホ>>続きを読む
ベニシアさんの生き方は、当時NHKの番組などで紹介されてブームとなりましたね。そのころから好きです。
庭に咲くラベンダーを全部摘み取らずに、蜂の為に残しておくなんて、優しい方!!「庭は天国に近いとこ>>続きを読む
後期印象派の画家:ゴーギャンが、パリを逃れてタヒチでの創作活動に没頭する…という流れを期待していたのに、ゴーギャンと現地で結婚した少女:テフラとの現実的な生活がメインに描かれていて期待外れ。
その後>>続きを読む
曲は聴いたことあっても、作曲家を知らなかった…アメリカを代表する音楽家ジョージ・ガーシュウィンの伝記的映画です。
1900年代初頭に活躍した彼の音楽は、クラッシックもジャズも…いろいろな要素を取り込>>続きを読む
米国音楽界の巨匠:レナード・バーンスタインの半生をブラッドリー・クーパーが演じる。
若かりしバーンスタインとフェリシモが出会い目眩く恋に落ちて、舞い上がっていく前半はリズミカルだったのですが、夫婦関>>続きを読む
シュールレアリズム画家:ダリと学生時代からの友人で詩人の:フェデリコの強い友情と愛の知られざる物語。
芸術家は、凡人にはわからないほど繊細な人たちですね。
オペラ「ドン・ジョバンニ」が如何にして生まれたか⁈
作者ダ・ポンテと作曲家モーツァルトの当時に「ドン・ジョバンニ」の舞台が入れ子のように構成されていて、多層的な味わいができる。快楽主義のダ・ポンテと>>続きを読む
ルネサンス後期の画家、カラヴァッジオの伝記…というより創作性の強い作品。
デレク・ジャーマン監督好みの荒廃的、耽美的な表現で、悪名高きカラヴァッジオをよく表している。光と影の陰影の画家として有名だが>>続きを読む
ショパンの半生。
ポーランドで音楽を学び、コンスタンティアと愛を育んだショパンには、ポーランドは切っても切れない愛すべき祖国。
しかし、パリに渡り都会の空気に触れ、ジョルジュ・サンドという前衛的な女>>続きを読む
クリスマスから新年に明けての冬の韓国、男女14人のラブコメディー。
めでたく新年むかえましたね。
余生を異国の地インドで過ごそうとする男女7人のそれぞれ。
滞在先は豪華ホテルのはずが、ボロボロのホテル、でもそれなりに楽しそう。どんな環境でも楽しんだもの勝ちですね。
ディズニー映画にしてはちょっと趣が違うなと思っていたら、原作はヴィクトル・ユーゴーなんですね。重くて、暗い感じがしました。
魅惑的なジブシーの娘に恋するカジモド、フィーバス、フロローの激しい恋物語
監督やキャストによって、いろいろな味を楽しめる若草物語。
今作品はウィノア・ライダーがジョー役です。次女でありながら、父不在のマーチ家では家長のような役割。
ユーモアと優しさ、人を愛することを教えて>>続きを読む
生前はまったく売れなかったという宮沢賢治だが、父は賢治の最大の理解者であり読者であった。繊細な賢治は、物静かな母、慕ってくる弟妹…あたたかな家庭のなかで安らぎを育んだのかもしれない。
死の床にある賢>>続きを読む
私が子供の頃、テレビの世界名作劇場で放送されていて、毎週見ていました。
大人たちの意地悪や理不尽なことばかりで、ラストなんて、子供心にも深く傷ついた記憶がありました。あれから時を経て今回鑑賞したので>>続きを読む
アルバート・ホールでの上演録画ですが、物凄い迫力に完全に飲み込まれてしまいました。
オーケストラピットがないホールのようで、舞台上部にオーケストラのステージが設営されてます。さらにその上にキャットウ>>続きを読む
ヴィム・ベンダース✖︎役所広司
主人公:平山はどうしてトイレ掃除員なのか⁈家族はいるのか⁈過去はどんなだったのか⁈…いろいろあったんだろうな…でも平山は今の生活に満足している。
単調なまでに同じこ>>続きを読む
現代文明から離れた森の中で、6人の子供を育てたスパルタ父さん。でもそれって父親の自己満足ではないですか⁈
妻の葬儀にのために、子供たちを連れて街に出る。いろいろな家庭があり、いろいろな価値観がある。>>続きを読む
お猿のジョージは喋らないんですね。なのに、表情と仕草がとても愛くるしい。
インド教育の格差を知る。
富める家庭の子は、サービスの十分な予備校に通い大学進学を目指す。もちろん英語も堪能。かたや貧しく労働しなければならない子供たちは、学力があっても大学にも行けない。
貧しさ>>続きを読む
じっとしているのが苦手で、落ち着きがなく、言動も突拍子もなくエキセントリックな子:あみ子、とその家族たち。
純粋無垢で優しいあみ子の、その性格を一人でも理解してくれる人が周りにいたら…と思う
チョコレート工場のウォンカは、優しくて夢のある子供を探しているのね。
ニューヨークタイムズ誌の女性記者が、性被害にあった女性たちの声を汲み取ろうと奮闘する。
被害を頑なに封印してしゃべりたくないという彼女たちの心のうちを想うと、痛ましい。ひとりでは心細いけれど、me >>続きを読む
フィンランドの建築界の巨匠:アルヴァ・アアルトのドキュメンタリー
私の最も好きな建築家なのですが、この映画はアルヴァ・アアルトに焦点を当てているというより、彼を支えた家族を中心に描かれています。だか>>続きを読む
余命数ヶ月の息子と、その母親。
私も数年前に父を癌で失ったので、この映画は刺さりました。
嘘偽りなく症状と経過を伝え、親身になってくれる患者の主治医に感銘しました。医療体制もすばらしく、舞踊鑑賞や音>>続きを読む