taroさんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

3.4

これは原作と日本版を直前に観て好きになってしまったのが間違いだったかもしれない、日本版では割と原作に忠実だったけどこちらは「異人たちとの夏」を借りて自分語りをするアンドリュー・ヘイ監督、というイメージ>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.4

ポールメスカルがまた新作でポールメスカルっぽい役をするということで楽しみだったので急いで原作小説を読んで日本版を鑑賞しましたが、どちらもすごく面白くて好きになりました。

日本人ならではのノスタルジー
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.6

「異人たち」に向けてアンドリュー・ヘイの過去作を。
45年の結婚生活vs過去からの刺客という面白い構図で段々と夫婦生活が崩れていく様はもはやホラー、ラストシーンに震えました。
アリ・アスター監督が本作
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.7

副題に〜レザーフェイス性の目覚め〜をつけて欲しいです。
まるで監督の「1は頑張っても越えられないので徹底的にふざけます!」という声が聞こえてきそうなくらいの清々しいコメディで楽しかったです。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

-

セルゲイの置かれてる境遇がずっと辛すぎたけど残りの人生はもう自分の楽しみのためだけに生きてほしいな

今後は仕事?の関係上苦手なドキュメンタリーも結構観ていくかもです

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.8

まるで日本の安っぽい少女漫画のように物語は始まりますが、最後はなかなかヘビーな余韻が残ります。
もう死ぬとわかってたらこんな大人しめの少女でも堂々と両親の前でイチャラブできるんだな。
色味が素敵だった
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

ところどころ微妙に会話がオタクっぽいところが良かったのと、お爺ちゃん渾身のボケ(?)が面白かった。
重いテーマになりそうなところも美波が軽くいなしていくのが爽快で笑えました

萌歌さんは同い年で同じ大
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

なかなか軽々しく感想が書けない...
生まれ育った環境とか受けてきた教育とかって役に立つことも多いと思うけどそれが呪縛になることも多いですよね...

色んなことにすぐ気付いたり気遣ったりできるスーパ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.9

前作「ノースマン」では筋骨隆々の戦士だったスカルスガルド家の長男もミア・ゴスの手にかかるとまさに情けないlittle babyであった...
殺人、クローン、処刑、ドラッグ、トリップ、全裸、全裸、何か
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ロスバンド(2018年製作の映画)

3.6

優しい世界だった
マッティンの兄がちょっと心配になるキレ方してて最高だった。
アクセルも最後カッコよかったぞ!

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

ソクト兄さんが強くてカッコ良くてしかも相談しやすい頼れる上司で完全に惚れてしまった

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

オッペンハイマーとパストライブスに隠れてる感じはあるけどこちらも大傑作でした。
プロレスの知識が皆無のまま観たのでこんなに絶望的すぎる実話があるのか、と仰天しました。メインは家族に関する映画なのでプロ
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.7

若葉さんが何度も人殺しまくる役!?と少し不安だったけど思った以上にいつもの若葉さんで安心しました。
発想と配役の勝利でした。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

まず面白いか面白くないかで言うとめちゃくちゃ面白い。理論派の科学者としての仕事の出来っぷりと、人間としての愚かさや至らなさが濃厚に詰め込まれてて凄く良くできた映画だったと思います。

ただ、やっぱり京
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

ノーラン作復習
高3の卒業旅行の飛行機で観て以来の鑑賞。

時間軸はバラバラだけど観にくいわけじゃないし陸海空全てにおいて撮影のこだわりが凄まじいです。
ほぼ顔面の見えないトム・ハーディの圧倒的なカッ
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.1

ノーラン割と初期作
ジャックマンvsベイルのマジック頂上決戦、だが最後に勝つのは結局根性か
程よくいじられた時間軸と緻密なトリックに騙されました、めちゃくちゃ面白いしやっぱりめちゃくちゃ映画を観たって
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.7

ノーラン初期作鑑賞
CG嫌いなノーランさんが自然光にこだわって撮ったのだとか。
アル・パチーノ迫真の不眠症演技と若き日のヒラリー・スワンクのフレッシュさ。

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.0

あまりにも辛すぎる、後半の龍太の母との関係はすごく素敵な反面残酷でもあると思うし、浩輔にとってあのやり方でしか愛を示せなかったのかと思うと辛い、けど自分もあのやり方以外の選択肢が出てこなかった
ミスチ
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

摩訶不思議なモンゴル映画、凄く楽しかったです。
主演の女の子がとにかく魅力的、その子の周りの人間関係も良。先生へのプレゼントも◎

時々出てきては世界観をぶっ壊していくあのバンドはモンゴルで激売れのバ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

祝!脚本賞!やっと観れました。
最近観た中で枯れ葉とか瞳を閉じてとかドッグマンとか犬が良い仕事してる映画多かったけど、今作のメッシ君の演技はやはり頭一つ抜けてたなと思いました。

よくある話の作りとい
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波紋(2023年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ面白かった、ほんと色々面白かったけどラストのフラメンコはやっぱり強烈な印象
木野花さんとの関係がすごく良かった、ああいう関係を大切にしたい、亀も。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

街がディンドン遠ざかっててカッコよかった
婆さんの名前がバーサなのが衝撃的だった

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.3

...と言う事はこれは実質ヘンリー・カヴィルとジョン・シナのラブストーリーという事でいいのだろうか、、、

カラフル煙も原油スケートも楽しかったけどマシュー・ヴォーンのアクションってこんなにダサカッコ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.6

リュック・ベッソンを観るのはルーシー以来だったけどまあ可もなく不可もなくといった具合でした。
ケイレブランドリージョーンズはハマり役。女装と細タバコがよく似合ってました。

ラスト、ゴッドと決別をして
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

音楽と愛と、という邦題だけど音楽の部分は気持ち程度でほとんどの部分が夫婦愛、家族愛、人間愛がテーマだったかなと思います。
フェリシアが冒頭に「貴方には私が必要よ」って言ってたけど良くも悪くもお互い様だ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

Dolby先行上映で鑑賞。
これはSF史に残る作品になるんじゃないかと思います。圧倒的な世界観の作り込みと音楽、音響、ヴィジュアルも1より段違いに良くて過去これまで完成度の高いSF映画は無かったんじゃ
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コットンテール(2022年製作の映画)

4.2

やや役者陣の演技ありきで成り立ってるような映画だけど、これは完全に良作でした。
もし自分もこの歳になって同じ状況になったら、謙三郎と同じような言動をしてしまうだろうなと思っていたたまれない気持ちになっ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

タイカ・ワイティティ節全開というか、本人もめちゃくちゃ出てるけどやはりジョジョラビット、ラブアンドサンダーと続き愛に溢れた映画だった。
マイケル・ファスベンダーはザ・キラーに引き続きこういうちょっと取
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ビクトル・エリセ監督30年ぶりの新作とのことですが監督作は一番有名な「ミツバチのささやき」しか観てないので特に思い入れはないんですけど、あの時と変わらない瞳のアナの「ソイアナ」がとても良かったです。ミ>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ルディ・コランダーという名前がずっと一人歩きしてたのでまさかカイザーソゼパターンじゃないよなと思ってたけど本当にカイザーソゼ(認知症)だった。
マックスの策略に天晴れ👏🏻

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.7

ド直球なアツさとパワフルさで、ながら見しようと思ってたのに2時間全く同じ体勢で微動だにせず鑑賞することを余儀なくされました、なんてソウルだ...!

JASSのメンバー達のように、自分たちの好きなこと
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.1

ルーニー・マーラのパイやけ食い長回し、ゴーストの取れそうで取れない手紙、たまらなく素敵なシーンだが切なすぎるな。

予期せぬ死を迎えた上に時空を巡る壮大で孤独な旅の果てに愛を見つけるのも素敵だけど、で
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.2

バカが3人集まって我が物顔で森に入ってきたらブレアウィッチも流石に怒って微妙な嫌がらせ連発するよな。
極限状態でリュックの底に残ってたタバコはうまそうだった

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

フィジカルとキュートさも備えつつ、しっかり優秀でカッコ良いラッセル神父
ラストの成敗も初代エクソシストっぽくて良かった。

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.5

哀れなるものたち、ミツバチのささやき、ビューティフルドリーマーの参考作品として鑑賞

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