寛子さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

予告編を観ていて、全編モノクロなのかな?と思いきや、過去と現在の往来のために使われていたとは!あの色分けだけでも、かなり観やすくなってるよなー。やっぱり情報量がすごいから、108分集中して観ていたけれ>>続きを読む

夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

3.5

2011年の菅政権。
「NO原発!」とメモに書く駿。

「風立ちぬ」で現役引退します!と宣言したあとでも描き続けているのは、もはや性だよね。
都会の中の森を実現し続ける一方で、映画をマネタイズせねばな
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.8

予算ないからこその会話劇!友達が「濱口竜介は車に乗って北へ行く」という名言を残していたが、車中での会話劇がまさに盛り込まれていて、これぞ!という気持ちで観ていた。
2話目、3話目がここまで畳み掛けてく
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.3

メリル・ストリープはこういった役がよく合うなぁ…風刺がバリコメディ効いてて面白い。
現代社会をスピード感持って表現できるのがネフリの良さだね。

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

3.5

憲法9条改正問題と同じように憲法には辻褄がどうしても合わない部分が出てきているよね…
排除するのはやっぱり本当に簡単。やり切れないとき、心の拠り所がアニメなのか小説なのかという感覚でヤクザ入りか…。

人生フルーツ(2016年製作の映画)

4.0

メディアとは対照的な生活だし、まず、撮影まで漕ぎ着けたのが凄いなと思った。
パンフレットに「ていねいな生活を実践中」とあったけれど、「ていねいな生活」「スローライフ」というような簡単でありふれた言葉で
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

キャストがキャストなので、躊躇していたところも正直あったけれども、濱口さんが監督だったので観た。
「ドライブ・マイ・カー」を観てから濱口さんすごい!と思ったが、やはりこの作品も凄くて、「川」とか「海」
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.2

空の喋り方よ…。
ゲストを迎えた儀式的なシーンは芸術的でよかった。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.2

柳楽優弥の一人勝ち!めちゃくちゃ上手かった…。
テレビ最前線の時代で、そのテレビが今、低迷している…と思うと何とも言えない気分になるよね…。続けるも地獄、辞めるも地獄。それでも、あの道を選んだ師匠は凄
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.0

甲州街道の十二月やっぱりいいな…最後までスルスルと観れた。そらおとめいこのやり取りがかなり少なかったので、あの辺りもう少し見たかったなぁと…あとやっぱりYouTubeサイズの作品かなと思った

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.2

まず、質問制限される前に、異常な数の質問をぶつけてきたってのもあったのかなと思ってしまった。もちろん、菅さんの「事実に基づく質問をしろ」って発言には、事実かどうか確認したいから質問しているんでしょって>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

プラダを着た悪魔で闘い続けていた、アンハサウェイが人を雇っている…うぅっ…と勝手に感動していた。仕事って結果残してナンボ。それによって周りの態度も激変する。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.3

悲しいけどこうやって、みんな本当にやりたいことを諦めていくんだよね。新しい場所にいくよりも、それ以上でもそれ以下でもない不満を抱えながら、今の場所にいる方が楽なのは分かる…

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

パプリカがかなり難解、不思議な世界だったから、こちらもそのような感じなのかなぁ…と勝手に予想していたら、全然違ってびっくり。
運良すぎやろ…こんなことあるのか…と思いつつも、「いや、サチコは奇跡の子だ
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.7

結構最近の作品なのかな〜と思ったら1993年の映画だった。ジグザグ道やっぱり好きだし、最後は粋な演出だよね…。イランの情勢というか、独特な馴染みのない雰囲気の国が見られるしみんな大きくなっていて、フェ>>続きを読む

バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.4

ずっと一緒にやってきたのに、残された側は嬉しくもあり悲しくもあるし悔しいよね。

きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

3.7

喋り方うつるよ、こりゃ。
独特な世界観だけど、どこかコントのような感じもある。特に受付と今野さんのシーンがとても好き。やる気のない返事と鉛筆投げ続けて夕方になってるとか。特定の誰かにだけ厳しい上司とか
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裏ゾッキ(2021年製作の映画)

3.2

ゾッキ→裏ゾッキ すぐにこの流れで視聴!
冬の雨のシーンは辛すぎだし、おばあちゃんと松田龍平の会話、笑った。確かに誘致に対して、気合い入りすぎてる感はあったけれども、あそこまで市を上げて全面バックアッ
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.5

伴くん、めちゃくちゃよかった…まさか九条ジョーがやっていたとは思わなかった…。個人的に支離滅裂な会話とか比喩表現が好きだから、めちゃくちゃ刺さった作品だった…。

もののけ姫(1997年製作の映画)

3.0

なかなか一回観ただけでは分からない部分がたくさんあったけれども、アシタカはイケメンで平和主義で最終的にはああなるのか〜と何か不思議な気持ちにはなった。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.3

日常を思い出す起爆剤が「におい」っていうのは感心したし、確かにな、と思う。
帰路で「この家は今日、魚かな?」「今日はカレーかな?」って母親と話したこと思い出した!ひろしのサラリーマン生活泣けるよ、マジ
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.2

ストーリーとしては何ともないけど、ペドゥナがとにかく可愛い…。「くだらないこと」を「くだらない」と捉えない彼女たちが凄くいいよね…。学生ならでは感。

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.0

試みとしてはめちゃくちゃ面白いけど、何せ長いな…と思ってしまった。ナイフをわざわざ意識させるようなカットとかは良かったのにな…。
昔のホラー映画って長く感じさせるものが多いなと思う…。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.1

小説読んでないけど、小説を読むべき映画なんだろうなと思った…。結果が全てじゃないことをラストで物語ってるよね

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004年製作の映画)

3.5

ジュリーアンドリュースの歌唱シーンはテンション上がった!相変わらず、ドタバタだけど、女性も積極的に参加する社会っていう大きなテーマがあって、おお、という感じ。2も面白くて3も楽しみ

プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.4

変貌を遂げるシーンが半端じゃなかった。
ポテンシャルもだけど、表情も一級品。眉毛と髪型がやっぱり大事だね〜。プリンセスレッスンも面白い。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

岡田斗司夫のYouTubeで勧めていたので。
想像を遥かに超える面白さと、編集のテンポの良さよ…。「ここでやれればどこでも通用する」って信じてやっているところを重ねて見てしまった。最後の車中のシーンは
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.8

シーズン毎に完結するスタイルはとてもよい…。大学の講義で聞いた柳田國男と故郷の関係性を思い出す。とにかく小森リスペクト。
まぁ、自給自足生活がここまでうまく行くとは思えないけれど

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

五十嵐大介原作と最近知って視聴!
ロケーション最高で手を抜いているところが全くなくて、コロナ禍こういう人増えたよな…と。
こんなにグルメ寄りだとは思わなかったけれど、作ってみたくなるようなものばかりで
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

配役がどうなんだろう?と思いつつ村上作品が原作ということで観たけれど、めちゃくちゃ良かった。終わった後の余韻が凄い。
前情報は一切入れずに行って、意外にもこの配役で「アーティストインレジデンス」「演劇
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半径1メートルの君(2021年製作の映画)

3.4

ジャルジャルと上田さん、それぞれの作品が1番好きかもしれない…予算少ないんだろうなーって感じが伝わってくるけど、全編コント感もあって面白かった。粗品めちゃくちゃ忙しいだろうに、脚本書いて監督までしてる>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.0

中学生か高校生くらいのときに小説読んで、Twitterこわ!就活こわ!となって、ずっと秘めていた映画。就活どころか社会人2周目なので、やっと観ることができた。佐藤健の演技が本当に邪悪で、ずっとほくそ笑>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.2

浅野忠信がずっと悩んでいる映画です。
責任ないっちゃないんだろうけど、それを言ったら終いか…。サオリがいい子すぎて手を離した時ちょっと寂しかったな〜くどかんあそこで10万返してたら優勝

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.8

SNSがテーマってありきたりだなぁ…と思っていたけれど、セットに設定、技術の高さが総動員されてて面白かった。久々にスマホいじりながら見なかった映画。
Skypeの着信音怖すぎるし、とにかくヤバい奴らの
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金魚の一生(1997年製作の映画)

3.0

大学生の時に私が書いた脚本と同じ結末だった。金魚ってああしたくなる運命なんだよな…
サッちゃんの高校時代続編で見れないですか…

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.8

面白い&カメラワークが凄い映画。
所持金と残り時間表示するところ、完全にエヴァだけど。あれを1ヶ月で撮影するって才能が凄すぎる…浅野忠信のぬいぐるみと名前にずっとモザイクかかってるの笑ったな。スタンガ
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