服部杏梨さんの映画レビュー・感想・評価

服部杏梨

服部杏梨

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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真冬の昼下がり、ほんのりとした光に包まれる、あの一瞬をすごく上手に捉えた映像作品だった。
藤沢さんのPMSで調子が悪い時、普段の自分からどんどん乖離して「いけないこと」と分かっていながら暴言を吐いてヒ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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ティモ様が15秒ぐらいプーランクの「エディットピアフを讃えて」を演奏されていましたね、私もその曲弾けますよ、天と地、象と蟻ぐらい私とティモ様はかけ離れた存在だと思ってましたけど、なんと同じ曲を弾けると>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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普通だけど特別な2人の空気感が、心地よくて苦い。誰が悪い、こうすればよかった、ではなく愛おしい瞬間を紡ぐだけで良かったのに。さよならなのは分かっていても、知らないままで足掻く姿が苦しかった。麦くんは絹>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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愛って言葉を使うと、口から血の匂いがする。

↑わかるわ〜 愛してるよ、と言う一見甘美な言葉はその重圧で何人もの人を殺してきたし、生きる力にもなっている。その二面性を理解せず軽々しく使える人のなんと羨
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RRR(2022年製作の映画)

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最後ビームがラーマに「読み書きを教えてくれ」って言ったのが良かった。これからは腕力で抵抗するのではなく、言葉を使った交渉で戦っていくといいな

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

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一時も目を逸らしてはいけない2時間

シリア内戦から逃れるためにヨルダンに移民してきたゼイン。学校にも行けず、荒んだ両親に衛生環境も最悪。さらに妹が初潮を迎えたことで鶏と引き換えに大家のアサードと児童
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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今は今で幸せ。過去が全て楽しかったわけじゃないし、消化しきれない感情は全て昔話として割り切った。だからちょっと思い出しただけ。
2人だけにしかわからない空気や、たくさん共有した時間は形として残らないけ
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

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どんな選択をしてもきっと人生は楽しい、だって真摯に向き合っていれば出会うべき人には出会っていくのだから

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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普段あんまこういう系見やんから新鮮でよかった あっという間だった
4DXで見るべき
前作も見たい
みんなが最高と言う作品は見るべきだと痛感した

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画を見るファンにひとこと

この作品が事実と捻じ曲がっていたり、駄作だったら、気づけよ!

ドラッグに関するアニメーションの演出とか、幼少期の映像を随所に挟む感じとか、私は回りくどくて、もっとドキュ
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

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「ていうかそもそもなんで独身でいるだけで生きてることが恥ずかしいような気にならないといけないの?どうして常に恋愛してる状態じゃないといけないの?独身でいる時間って、自分を見つけるためにはとても大切な時>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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夢を追いかけるサクセスストーリーかと思ったらヤングケアラーと現実の間で揺れ動く物語だった
終始苦しかっけど不思議と閉塞感はなくて、エンタメが「不要不急」とされた今の社会に思いっきり「ノー!」を突きつけ
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

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いつばん寂しい女ってさ、ひとりぼっちのことじゃなくて、「ひとり」に耐えられなくて、誰とでもすぐくっついちゃう女 だよね。


「ひとり」でも大丈夫。それで少し救われるならその感情をお守りに持っていて
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最高だった 映画という感じ

ストーリーメモ
15歳の夏に年上のお姉さんハンナと激しい恋に落ちるマイケル。家も学校もそっちのけでハンナの職場に行ってみたりサイクリング旅行したり素敵タイムを満喫。ハンナ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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壮大すぎて途中から「ナウシカやんけ!!!!!」としか思わなくなった

砂漠の映像見てると目がパシパシするよね

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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Netflixで見て夢中になった作品。ほのぼのとした日常の中にLGBTや家族との向き合い方、ライフプランの分岐点が当事者目線からさらっと、でもしっかり組み込まれている。不安になったり、ぶつかったりして>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

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めちゃくちゃ好きな映画。母親でさえ虜にしてしまう美貌とチャーミングな表情、どこか憂いのある佇まい…全てが魅力的な俳優さんだった。痛快の中に暗さが増していって、でも映像はずっと綺麗で、苦しかった。庵野秀>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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面白かった!!ドキュメンタリー好きな人は好きな作品だと思う。途中出てくるアニメや博打うちの人とかはいるか?と思ったけど、風刺的な役割を果たしたかったんだと思う ならもう少し徹底してよ!と思ったけど、風>>続きを読む

ココ・シャネル 時代と闘った女(2019年製作の映画)

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「お金があれば自由になれる」「戦って自立する」とか、清々しいぐらい筋が通ってて、強く逞しい人間だなと思った。見た後は背筋がシャンと伸びて、シャネルを身につけたい!似合う女になりたい!となるのかと思った>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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真実の反対は嘘じゃないし、孤独の反対は幸福ではない。美しい風景と、静かに紡ぐ言葉が織りなす、さざなみみたいな映画だった

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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ちょっとずつ自分に重なるところがあってまたこれが絶妙に苦しかった 正直もっと面白いかと思ってたけどまあいいや

ゾンビランド(2009年製作の映画)

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タイトルがクソ映画ぽかったから見たけど普通にめちゃくちゃ面白かった 私もちょっとリードできるずる賢くてカッコいいけど好きのある顔の小さい女になりたい

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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恋人とか友達とか、全部の関係性に名前をつけて当てはめる必要ってないと思うんだけどな…曖昧な余裕を楽しめる生活でありたい

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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いい作品だなーーと思うものには必ず自分とリンクする部分があって、それが心の肥やしになると思ってた。でもエヴァは誰の気持ちも理解しきれなくて、私の感情で割り切れない物事ばかりだった。なのに圧倒的なスケー>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

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序破Qだけ見て映画館に行こうとしていた私へ
旧・まごころAirを見ないとエヴァの感想が「よく分からなかった」で終わる、そんなもったいないことはないよ



映画館映るシーンゾッとした
エヴァって半分映
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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考えて解釈できる作品じゃないので箇条書きで…
・冬月が「落ち着け、31手先でお前が詰みだ」って将棋のシーンでシンジくんに言った31分後にマジでシンジくんが詰んじゃうの鳥肌たった。
・カヲルくん、dss
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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映画館出て外を歩いて電車に乗ろうとした瞬間に心臓がバクバクし始めた。こんなに世界は危険で、自衛する必要があるなんて知らなかった。出てくる映像が全部グロテスクで、鳥肌が立ちっぱなしだった。生々しいチャッ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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みんな無様で、ダサくて、未熟で、カッコ悪くて、そんな人が作り出す社会って、世界って、ものすごく愛おしいものなんだなって

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

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なんかどえらいもんに手を出してしまったらしい 普通に考察サイトがおもろい

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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「ごめんなさい、こういう時どんな顔したらいいのかわからないの」「笑えばいいと思うよ」 ここかー!

ディエゴ・マラドーナ 二つの顔(2019年製作の映画)

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地位や名声、富に女に実力に…全てを手に入れて、世界で一番幸せで、世界で一番孤独なサッカー選手のドキュメンタリー。
「光が濃ければ影も濃い」、彼の半生はこの表現が切ないぐらいに当てはまる。「神の子」と崇
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