てれいらさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.6

結構好き。ポン・ジュノ作品のなかでは見劣りする方だとは思うが。

もっと奥行きを活かしたアクション観たかった。カーブを活かした銃撃戦はすごく楽しかった。

ゾンビ-日本初公開復元版-(1979年製作の映画)

4.5

自分にとっての初『ゾンビ』。ロメロは不服かもしれないけど、自分はこのバージョンを楽しんでしまった。

なんか勝手に「ドラマ」の映画だと思っていたが、思いのほか「アクション」映画だったので驚いた。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

よくできでんなぁ。
ポン・ジュノにアニメ作ってほしいな。

ただ、自分にとってのポン・ジュノ映画の醍醐味の一つは、田舎や郊外の風景だと思ってるので、それが本作には足りなかった。

ハプニング(2008年製作の映画)

4.0

とんでもなく地味で控えめな絵面で物語が進むので、映画の大半はつまらなかったのかもしれない。ただ、クライマックスがとんでもなく良かった。絵面は相変わらず地味だけど、とにかくそこが良かった。あのシーンのた>>続きを読む

サイン(2002年製作の映画)

3.9

なんだろこの映画。おもしろかったんだけど、おもしろくない感じ。
シャマランは基本的に好きで、『ヴィジット』『ミスター・ガラス』は文句なしで好き。ただ本作や『レディ・イン・ザ・ウォーター』みたいな好きだ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

5.0

ポン・ジュノで一番好き。
シニカルすぎるきらいはあるけど、楽しいし笑えたのでヨシ。
大学院生?とペドゥナの追いかけっこのシーンが特にすき。団地映画もっと見たい。ペドゥナも過去最高にかわいかった。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

自分はけっこう好き。
特にクライマックスのオチの付け方。安易に資本主義には勝てないどころか、完全敗北してしまってる点が良い感じに後味悪い。

宮崎駿的イメージへのオマージュが多くてびっくりした。

母なる証明(2009年製作の映画)

4.5

冒頭の謎ダンスはもちろんのこと、次のシーンの、家の外にいる息子を見守る暗い家の中のキム・ヘジャのシーンもなんかすごい。なにがすごかったんだろ?めっちゃ覚えてるし、怖かった印象。
その後も、闇、水、煙ぜ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

序盤はちょー楽しかったが、それ以降はあんましハマらず…。

誰かの批評で「怪獣を使うことで自国のアメリカコンプレックを描きだした。日本のゴジラ映画からの見事な参照」みたいな文章を読んで、なるほどなと思
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デ・パルマ(2015年製作の映画)

3.5

ところどころ面白い話はあったが、この作品自体は映像作品として突飛な点はない。
その分、引用されるデ・パルマ諸作品の映像が記憶に残る。

ノア・バームバックにデ・パルマみたいな映画撮ってほしいなぁ。

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

4.5

語り草となってる追跡シーンはやはりたのしかった。無駄に長いとは思うが、とにかく楽しいのでヨシ。

観てから半年も経つと話を思い出せないが、唐突なキスと二階からのドリルだけは忘れられない。また観返そうか
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好みの映画だった。年明けから縁起がいい。

ファルス象徴というか、わかりやすくそれなトンデモ凶器がいい。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.5

初期映画みたいなアスペクト比の割には、絵はバリバリにエッジのたったデジタル映像。色味のない美術もあいまって、空しさに満ちていた。

観てから結構引きずった。生きてるのつらくなる。
ラストは意地悪でもあ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

5.0

ノア・バームバックは初めて。ちょー良かった。編集巧い。

アダム・ドライバーの変な声が大好き。腕を止血するときのスラップスティックさには大爆笑した。あと、スカヨハでの実家のシーンも。

あの子役には場
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.0

設定はめちゃくちゃ良かったが、特撮が「ガメラ」シリーズと比べると残念。やはり怪獣が3匹以上になると、話が収集つかなくなる。

他の怪獣が登場するまでの白目ゴジラ大殺戮は怖かったし、楽しかった。

ゴジ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

結構好き。自分の中で「スターウォーズ」トップのep.7に次ぐくらい。

結局自分は、「スターウォーズ」よりもJ・Jの演出とレイだけが好きだったんだと思う。
タスク消化のためか、今回のJ・Jは異様にテン
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東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

3.6

仕様がないことだが、クライマックスの見せ場がしょぼすぎる。話としてはオチたかもしれないけど、映画としては物足りない。テレビシリーズ第二期の最終回だったら、これでも納得できたかも。

ジュイスという大嘘
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東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

3.5

「東のエデン」は深夜アニメというものの存在を知りはじめた時に観た作品。もう10年くらい前なのか。NETFLIXにあったのでテレビシリーズ含めて観直してみた。

震災以降だとこの作品が通用するか、むしろ
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デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

4.5

5年くらい前に初めて観た時は『サマーウォーズ』のプロトタイプぐらいにしか思えなかったが、観直して評価を改めた。本作のやたらと高い評価に違和感があったが、今回観直して納得がいった。

主人公のいる部屋(
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映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!(2019年製作の映画)

4.5

1分に一回くらいのペースでギャグを入れてくる。ずっと笑ってた。
ルーラの登場シーンはかわいすぎてびっくりした。

ルーラがショーンにとっては『E.T.』で、敵役にとっては『未知との遭遇』なのが巧い。

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ好き。少女が絶望したら怪獣が世界滅ぼしてくれるし、希望を抱いたら別の怪獣が助けてくれる。いい話じゃないか(まどマギ脳)。
怪獣を見つめる前田愛の顔面がすごく良い。

特撮も三部作のなかで一
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.8

リアルシュミレーションとしての怪獣映画は後の『シン・ゴジラ』に受け継がれる。『シン・ゴジラ』を先に観ていたので、その部分では少しもの足りなさを感じてしまった。
レギオンかっこいい。大型も良いが、小型が
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.5

藤谷文子より中山忍派。ちょーきれい。
おもしろかったが、後のシリーズ2作の方の印象が強い。

本作を見るためにAmazonプライムビデオの角川シネマコレクションを無料お試ししたが、観たかった作品がたく
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.0

結構モリモリにもった内容だし、上映時間も長かったがなんか物足りない。つまんなくはなかったし、これ以上なにか足されても困るのに、不思議な感じ。

『シャイニング』の絵面って画面構成はもちろんだけど、フィ
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顔役(1971年製作の映画)

4.0

勝新太郎ってなんでカッコよく見えるんだろ。不思議。
山崎努の若いころがホアキン味があってめちゃカッコいい。
実験要素も多いけど話の筋はあるし、社長に鎌かけるシーンとかふつうに巧いシーンもあった。
「掘
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闇の中の眠り姫(2007年製作の映画)

4.0

映画なのかどうなのか。インスタレーションのような気がする。でも見えなくともスクリーンの方向に観客が向いていれば映画なのかな?自分は結構回りをキョロキョロ見回しながら映画を観て?いた。なんか生きてんだか>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

最後に観たのいつだろ?結構久しぶりに観直した。

青い服の姉妹とか血のエレベーターとか、キューブリックの絵力はやはりすごい。
役者の顔面もその絵力に負けず劣らず。ジャック・ニコルソンはもちろんだが、シ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.8

”show yourself”は前作にも並ぶほどの良い曲だと思う。
白馬の王女さまの絵面が好き。

美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

3.5

変身バンク5連打ァからの必殺技バンク5連打ァでグルーブが生まれる感じは幾原っぽい。
主人公が落ち込んでも拳銃一発で立ち直らせて、速攻宇宙にワープするテンポの良さ。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.9

『デビルマン』のサバト実写版。
リメイク版『サスペリア』がこれくらいおもしろかったらなぁ。

 

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

前作が完成度高かっただけに、今作のグダグダっぷりと延々と長い上映時間には結構失望した。時折挟まれる少年時代のシーンの輝きが半端ない。そこと対比させるためにあえてグダグダにしたのか…?

グダグダしてて
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楽園(2019年製作の映画)

3.4

うーん。
吉田修一原作の映画って前半面白いのに、後半つまらないになりがちだと思う。

ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.5

ジェリー・ブラッカイマー製作×映像に凝った職人監督ということで、勝手に『デジャブ』並みのものを期待してしまった。

ハイフレームはぬるぬるというより、もっと違う質感で慣れるまではかなり気持ち悪かった。
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きえてたまるか(2019年製作の映画)

4.5

めちゃエモ。
最初と最後に落ち着いたカメラで撮ったシーンがあることでエモさが増す。

音楽を作ることの楽しさがすごくわかった。自分の中では『夜明け告げるルーのうた』の冒頭と並ぶ。