つさんの映画レビュー・感想・評価

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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

蝉は地上に出て七日で死んでしまうけど、もし八日目の朝を迎える蝉がいたらその蝉は1人でミンミン鳴いて寂しいのかな。でも七日しか生きられなかった蝉より多くの美しいものに触れることができるのかな。

出てき
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ヒミズ(2011年製作の映画)

3.8

若い2人の美しさに心奪われた。
ケツの穴顕微鏡で覗き込まれるような気分で自分の価値観押し殺して生きていくなんて、死んだ方がマシなんだけど、でも、でも、

わたしは生きてるんだよなあ

PicNic(1996年製作の映画)

5.0

空っぽの私の心が満たされて息ができなくなりました。苦しい愛しいです。
私も早く最後のキスをして、私を殺して世界をお終いにしてあげたいです。そのとき一緒に来てくれるかな。

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

原作を無難に映像化したって感じ。
でもモールス信号が最後届いてくれてよかった。
夜の暗闇で返り血を浴びながら「綺麗」って笑う蓮佛美沙子が綺麗すぎてこの人のこういう表情もっと見たいなと思った。
原作の白
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

2.0

原作が好きで映画も高評価だったので見たら凹んだ。
これ見よがしな音楽、切ってはっつけたような脚本、さも意味ありげそうな映像、とても残念でした。能を2人で見る場面、必要だったかなあ?
博士と過ごした時間
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スクラップ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.0

もう一回見たいなあ。
きっとものすごく好きなタイプの映画なのだけれど、追いつけなかった。

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

じめっとした夏、なかなか沈まない太陽、生ぬるい風、汗を吸って体に張り付くシャツ、誰にでも平等に照りつける陽の光、それを直視できなくて、俯いて歩いて、夜を待って。
じわじわと闇に蝕まれていく。
それをた
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

ボクシングの試合のシーンで、必死さとか、惨めさとか、それでも勝ちたいって想いとか、歯を食いしばっても消えてくれない悔しさとか、そういうものが、ぐわって伝わってきて、気付いたら泣いてた。
安藤サクラをよ
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

5.0

どんぴしゃで、今の私に必要な映画でした。
セリフ一つ一つが心に寄り添って、背中を押してくれるような気がして、少しくらい不器用でもいいから、丁寧に穏やかに毎日を過ごしたいものです。
川は流れてる。時間も
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

4.3

振り向くシーンがたくさんあって、
簡単に言葉にすることができない感情を押し込めてる背中たちをとても愛おしく思った。
映像、音楽、セリフ、間、全てが綺麗で、
理不尽な世界で悲しいことをたくさん受け止めて
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.3

薬と酒を飲みながら見てた。

日常は明るすぎて自由で眩しくて、
病棟はうるさくて苦しくて孤独で、

蒼井優の儚さと強さに目を奪われた。

@loop.com
日常は繰り返す。
ちょっと気を抜いたら、い
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.9

女の子って
誰にも言えない秘密があって、
陰を隠すために笑って見せて、
強いわけじゃないけど、弱いだなんて絶対言ってほしくなくて、
1人でも生きていけるけど、しんどくなったとき、抱きしめてくれたら、
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.2

誰にも感情移入できなかったし
ストーリーも、ん?ってところが多かったのだけど
映像と、音楽が、とても苦しい心地よさで
charaの少し掠れた歌声にいつまでも酔いしれていたいと思った。

おと・な・り(2009年製作の映画)

3.6

ゆる〜く丁寧に幸せを紡いでくような、邦画ならではのストーリー。
たくさんの音に溢れていて、見終わったあと、目を閉じて、私のそばにいつもいる音を探した。
扇風機の回る音、冷蔵庫の呼吸、本がパラパラめくれ
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ゆれる(2006年製作の映画)

5.0


弟がクソ田舎で生活する息苦しさを兄に押し付けて出て行ったことに気づかないふりをして「お前はすごいよ」といってみたり、

足にお酒が溢れ続けてるのに気づかないふりして床を拭いたり、

弟と恋心を抱く女
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.2

花の散るところとか、落とす影とか、2人のシルエットとか、夜の街並みとか、映像が綺麗。
後半いろんなことを詰め込み過ぎな気がして、置いてきぼり。
ただ、一緒に強くなっていく描写が細かくてよかった。
クジ
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さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)

3.2

結局ユタカはとても悲しい人でユウコはその寂しさを埋める存在でしかなかったわけで、なのに、ユタカの全てが欲しいと願ってしまうの、わからなくない。
でも寂しさを埋めたとしても、悲しい人は悲しいまんまだなあ
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.8

とても酔っ払ってみた。
こういう映画は酔わなきゃみれない。
そして、弱なきゃみれない。
幸せであればあるほど、不幸の準備をしてしまうのだけど、結局別れが来たとき、その準備なんてまだまだだったんだなあ、
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.8

きっと見るたびに好きになっていくのだと思う。

噛み合わない会話とか、意味のない言葉とか、目線の先とか、空気感がとても心地いい。

今この4人は何してるかな〜。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.6

「いつかあんたがおらんようになったら、
迷子の貝殻みたいに、一人ぼっちで海の底、コロコロ、コロコロ、転がり続けておるんやろう」

子守唄みたいに心地よいリズムで愛しさを吐き出して、

「でも、それもま
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レンタネコ(2011年製作の映画)

4.2

この空気感、ものすごくすきです。
1人が寂しいんなら、無理に2人になろうとせず、猫と、寂しいを味わってたい、とか、そんな、感じ。

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.6

「ひどい!不意打ちだわ!洞窟の生き埋めよ!空が落ちてきたみたい!」

青春が始まる少し前に心奪われた映画。
いつの間にか私は雫の年を超えてしまったよ。
図書館に行きたくなるなあ。

気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.2

懐かしさを無意識に感じさせるような映像と音楽。
主人公はじろうなのに
最後はみつこさんに感情移入してたり。
永作博美の涙がとても綺麗。
あの気球のメッセージはなんて書いてあったのか。
知ってても内緒に
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.5

とにかく絵が綺麗。
物語の8割くらい雨が降っていて、その描写がとても美しい。
未来に希望を向け、そのために今を葛藤しながら進む青年と
過去に絶望し日々をやり過ごすだけの今を送る女性。
きっとお互い自分
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空気人形(2009年製作の映画)

4.5

透明で淡い色調にあっという間に心を奪われて
「僕も一緒だよ」の言葉がうまく伝わなかった悲しみ
二人とも孤独でとても寂しかったのに、二人でいても孤独だったのね

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

5.0

何回も見てしまう。
みんながアホすぎて楽しそうで。
わたし的にそが君がツボ。
あと石松さんは眼鏡とるとイケメンで吹いた。

はじめは急に場面変わるし意味がわからなくて仲間外れにされた感ある。
でもだん
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.6

最初少し退屈だなと思った。少し入り込めない、というか。
それで後半どんどん展開していくから
頭がえ?ええ?ん?ってなった。
騙された。
でも最後あ!そういうことか!ってなる気持ちのいい騙され方。
最後
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海でのはなし。(2006年製作の映画)

3.2

ずっと抱きしめたかったんだと思う。
空気感はとてもすき。
ただ、スピッツの曲は最初から最後までちゃんと一つ一つ流して欲しかった。

ソラニン(2010年製作の映画)

4.2

種田はきっと死のうと思ったわけじゃなくて
あの信号をこのままブレーキを止めずに渡れたら 芽衣子さんに「渡れたよ」って伝えたかっただけなんだよ。
渡れると思ったんだよ。
ただ芽衣子さんと一緒に生きる未来
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.0

原作よりも映画の方がよいとこもあった。
悲鳴が聞こえるとか。
彗星大爆発とか。
1冊しかない本とか。

見終わってスッキリはするけど
でも内容が少し薄いと感じた。

でも森山未來が敵を倒しに走っていく
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ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

4.3

夏が終わる頃、夕暮れ時に鑑賞。
見終わる頃には日が沈んで暗い部屋で夏の残り香に包まれながらぼーっとしてた。
「…やばいね」「うん、すげー。」
苦しいのに目が離せなくて心の底にズドンとくる、何か。
いい
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

4.4

原作が好きでドラマも見ていて映画も見てみた。
見終わって少し余韻があってそれもまた良し。
瑛太と松田龍平のコンビがすき。
映画の雰囲気もすき。
会話と会話。音と音。動作と動作。そういうのの間の時間が絶
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青い春(2001年製作の映画)

5.0

若いのにいろんなことに麻痺して痛みを忘れてしまった彼ら。
みんなから遅れて屋上を去る時振り向いてくれたのは1人だけで。
最後そのシーンがゆっくり思い出されて
振り返ってくれたとき、どうしようもなく涙が
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

5.0

とても好きな映画のひとつ。

なんだかふわふわとしてて
でも落としていかなきゃいけないものはあって
なのに離れていかないでってたくさんたくさん増やしていって
けどそれすらも伝わらなくて落として。

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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.3

麻生久美子がかわいい。
安田章大って演技できるんだ。
ところどころにクスってなる要素がちりばめられた。
諦めることの方がなんだか難しい気がした。

星ノくん・夢ノくん(2000年製作の映画)

3.2

空気感がすごく好きだ。
地球への修学旅行。
酸素のガム。
3秒ルール。
日が沈む前に海岸で電車を待つ。
なんてことないんだけど、
なんだかすきだ。

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