nnmさんの映画レビュー・感想・評価

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TAR/ター(2022年製作の映画)

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なんと気持ちの良い映画
クラシックへのリテラシーは選択しないと得られないが、キャンセルカルチャーに飲み込まれたあとの彼女は自身の才能を門戸を広げることに捧げしっかり現代の化身に。
彼女のようなパーソナ
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プリシラ(2023年製作の映画)

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エルヴィスの子供のような言動に何度か は?と思う。フィルムビデオで撮ったプールサイドやウエディングの2人の思い出がメロウ。ソフィアコッポラの計算された可愛いルックは相変わらずであった

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

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ウラジミールがモーゼになっちまったばかりにお話が支離滅裂になってる...🤦🏼‍♀️水の上をしっかり歩くモーゼ爆笑
前作に比べて思想が強くて見づらくはあるが、演奏中の画が良すぎるので100点

浮き雲(1996年製作の映画)

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敗者三部作
相手のために自分だけがしんどい思いをしにいってる感じがたまらない。同じ状況にいるのに、あなたは強くて私は弱い。
酔って帰ってきたらまずコートを脱がせてもらえる?!:;(∩´﹏`∩);:

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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伝記映画として、オッペンハイマーのジレンマはよく分かった。
それに原爆投下のような歴史上空前の出来事を多方面で描くことも重要だと思う。私たちは日本視点の話以外身近でないから。
ただ当時の人々が味わった
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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想像する映画だ
一瞬だったな...はいじゃあ代わりに映画撮りますね、でこれが出来るってどういうこと...北野武はあの静寂をどこまで分かって撮っているんだ。無意識に刹那的なショットやシーンを作り出してい
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

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なんか...隣の国にデカめの祭典呼ばれて演奏してますけど?って感じなのかな
カリウスマキみは何もない。
赤軍のおじさんたちはふざけているわけでなく、いたって真面目なのだが、ソ連の軍人が真面目に英語でポ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

5.0

最高。愛してる。泣きました。結婚して。私はこの映画になりたい。この映画と一つになりたい。物語なんていらない。この映画になりたい

夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版(1994年製作の映画)

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前半 中盤 後半のつながり具合が甘くて、鑑賞中何度か(あれさっきまで何を観ていて いま何を観ているんだっけ...?)となった。ただ本作の果てしない制作過程をまとめたドキュメンタリーを中目黒の透明のまな>>続きを読む

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

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もう、なんと豊かな映画。ずっとニヤニヤしながら観ちゃった。普通に声出そうになったりもした。人間と庭、どちらを際立たせることなく一枚の絵としている。ちなみに当時は子供がいないと遺産を継げなかったのよ。>>続きを読む

とらんぷ譚(1936年製作の映画)

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トランプたん♬
奇跡のような偶然がトランプたんの人生を巡るが、どれも後味の悪いものばかり。
ギャンブルや変装などの件が記憶になくなるくらい 女性を映しているときの段違いの画面の輝き

ソナチネ(1993年製作の映画)

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北野武の映画史はバイク事件以前、以後に分かれる...
なんか普通に良い沖縄映画だった。沖縄が好きすぎるお母さんとお父さんにも観せたい

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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ねえアリアスター私たちを置いて話を終わらせないで....観終わった後のこの感情どうしてくれるのよ
とめどない展開に引きつつも笑えたが、実家に着いたあたりからぐったり疲れてしまい
驚く体力が残っておらず
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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ヴィッキーの圧倒的ガールフレンド感。
時系列がよく分からず、観終わった後は暫く「何を観ていたんだろう」と思ったが、彼女の存在を感じる映画だったんだと思う。
20代は人から楽しそうに見られたいのよ。
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田園詩(1976年製作の映画)

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都市の青年たちには田園詩であるが
少女にとっては労働の臭いが取れないただの田舎である

ジョージアの古い歌(1969年製作の映画)

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唯一ゲオルギアの前身のような短編
このような文化的アーカイブをしっかり撮るイオセリアーニを信頼できる

鋳鉄(1964年製作の映画)

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固めたり崩したり、何をしているのかは終始不明だが飛び散る火の粉が美しかった。パンフレットに"イオセリアーニは本作のために身分を隠し4ヶ月この工場で働いていた"とあり若干引いた。

エウスカディ、1982年夏(1983年製作の映画)

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祭りの構成が美しすぎて心の中で泣きました。オープニングとフィナーレを使いの子供たちの祈りとする清さ。字幕は一切ないが、中盤には動物たちも登壇し彼らの生活の上にある祭りなのだと改めて気付く

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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映画史にあれ以上気まずい食卓シーンはあるか。ゲストのために「白鳥の湖 瀕死シーン」をやらせ、バタバタと倒れていく子どもたちが最高。私たちはこわれている彼女しか知らない。本作が公開当初どれくらいイカれた>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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つ、疲れた....
人間の成長は彼女と違ってひどくゆっくりで、物事の本質にpureな気持ちで気付くことができなくて申し訳ないわ。生自体はとても魅力的だけれど、私たちは哀れな思考と選択を持つ者たち。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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背が高くて唇が頬に届かず、彼から寄せにいってあげるの可愛い。フィンランドのwetleg風二人組で観客全員ブチ上がりました。
また濡れた犬顔図鑑を更新。
私とあなたが出会う世界では戦争も起こっている。美
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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いや人が死にすぎ、アーネストとsay halloした人結局殆ど死んだんじゃないか。ハローグッバイ
モリーの失った物の多さを考えると吐く。彼女は耐えているのではなく罪を赦しているのだけれど。
レビューで
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

5.0

私この映画が2024年ベスト(ファイナルアンサー)で良いです。(1月3日時点)
服、音楽、家、陶芸、全てが好みだった。
ファーストカウはバレたらどうしようというハラハラを彼女の映画を観ているうえでノイ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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良くなる素材しかないとはいえ、本当に良いと悔しいな。こんな毎日が丁寧なおじさん東京に居るのかとは思うが、彼は私たちが東京で見過ごし投げやりにしてしまっている部分を形にした人。光を探し見つめ、飾り気のな>>続きを読む

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