yanさんの映画レビュー・感想・評価

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ダイナソーJr./フリークシーン(2020年製作の映画)

3.8

初めてダイナソーjrを聴いた時の事を、今でも覚えている。
当時、高校生で洋楽を聴き始めた頃で、ニルヴァーナを知った事がキッカケだった。
まだ自分が若かく、分かりやすかったカートコバーンのカリスマ性の方
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ネタバレが嫌で、公開日に観て来ました。

正直なところ、期待と不安がごちゃ混ぜになった複雑な気持ちで映画館に向かいましたが、

紛れもなく”宮崎駿”のアニメでした。

映画の内容については、敢えてここ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

他人への無関心は、全ての物事を均一化し単純化させてしまう。自分と違うものは認めず、自分達と同じように都合良く振る舞う事を強要する。

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.6

ジャズレーベルとしてあまりにも有名で、ジャズに興味がなくとも、〝ブルーノート〟を知らない人はあまりいないと思う。
普段から多少なりともジャズを聴く自分としてもやっぱり特別なレーベル。
ただ、デザインを
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.6

今までの作品に比べ、ドランっぽい凝ったカメラワークや、アートな感じか薄れてる気もするけど、それでも随所にドランっぽさは出てて楽しめた。
ドラン映画で必ず描かれる母親との複雑な描写は健在。一番ドランっぽ
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しんぼる(2009年製作の映画)

3.0

前半の松ちゃんの一人芝居のシーンのみで構成して欲しかった。パターンを死ねほど用意して。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

学生運動が盛んだったのは、自分が生まれる10年も前の事で、実感としては何もないし、そう言う事があったって言う、史実でのみでしか知らない世代としては、色々と新鮮な気持ちで、このドキュメンタリーを観た。>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

4.0

映画冒頭、カラックスの合図からスパークスの演奏が始まり、歌いながらみんなでスタジオを飛び出していくシーン。鳥肌ものだった。否が応でも期待値爆上がり。
本当に終始“歌”の映画だった。
生歌らしいけど、ア
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.6

日本を舞台にして海外監督が作品を撮ると、どうしても変な解釈されがちで、日本ってこんな感じだよね!ってなる。
日本を表現するって事が目的化されすぎてちょっと違和感。
日本を舞台に日本の俳優陣で、海外監督
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

たぶんこの映画一生観てられる。
素の演技ってある意味一番難しいと思うけど、ジム・ジャームッシュからの指示ってどの程度あるんだろ?

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

原作の存在は知らずに鑑賞。
個人的に、飾らない岸井ゆきのの演技が大好き。本当にそこら辺にいる女の子って感じ。

恋は盲目とは言うけど、主人公のテルコはもっと確信的で戦略的な感じ。俯瞰して自分を見れてい
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

トム・ハーディの『オン・ザ・ハイウェイ その夜86分』と同じ、ワンシチュエーション&ひたすら電話!
製作費半端なく安いだろうな。
むしろお金使って過剰に演出された映画より、100倍緊迫感や悲壮感が伝わ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

差別は無くなるのか、また無くす事は可能なのか。正直自分には分からない。
誰もが差別は悪だと理解していても、世界の潮流として差別を撲滅する機運が高まっていたとしても、時代にそぐわない野蛮な考えだと理解し
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ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)

3.8

シリアスなギャングものかと思ったら、思いの外、皮肉の効いたコメディ要素が強かった。敢えて現役バリバリの頃の描写は省き、一線を退いた後の設定。
28年の刑期を終えて出所したアル・パチーノ、ギャング仲間の
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.6

アルパチーノのゼロから一気に100%に振り切る怒鳴り方が好き。
最後までらしく突き通した男としての、散り際が潔く良かった。
ラストは抗争とかいう生ぬるいもんじゃなく、ちょっとしたミニ戦争だった。
どん
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.6

随分昔に観たけど詳しい内容は覚えてなくて再鑑賞。おぼろげな記憶で“多分面白かったよな〜”程度は覚えてたけど、やっぱり面白かった。頭を空っぽにして難しい事は考えず楽しめる内容。
シチュエーションが、ほぼ
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

またお気に入りの映画に出会えた。
シンプルな話で映画を見終わると、心がジンワリと暖かくなる。なんとも言えない幸せな感情が心に広がる。
いい仕事、いい上司、いい仕事仲間に恵まれるって何より幸せな事だな。

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.6

他の方も指摘されてるように分類はアクションではないですね。ジャケットのデザインもいかにもアクションっぽい感じか何か損してる。
映画自体は良い感じなので尚更勿体ない。
あと、エル・ファニングが可愛い。

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.8

画の撮りがすごく好み。
上手く説明出来ないけど、メッセージやボーダーラインもそうだけど、重厚感のある独特な雰囲気が映画全体を覆ってる。
湿り気を感じるような。

評決のとき(1996年製作の映画)

3.5

日本の裁判員制度と違い、アメリカは犯罪事実のみ(有罪か無罪)を陪審員が決定し、法解釈と量刑は裁判官が決定する陪審員制度なので、同列では語れませんが、どうしても自分が映画の中の陪審員だったとしたら、どう>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.6

血縁的な関係だけが親子なのか。
簡単な問題じゃないけど、結局は血ではなく心が繋がっていて、双方が納得出来ていればそれで良いと思う。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.8

たとえ家族でも、本心を隠したり、反りが合わない事や、色々な複雑な思いがある。
両親の墓参りの帰りに主人公の良多が、母親から聞いたモンシロチョウの話しを、特に意識もせず幼い娘に話しているシーンは色々と考
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

4.0

家族のいい部分も悪い部分も含めて、とても人間臭く、やっぱ家族っていいなぁと思える映画だった。
色々心がかき乱された。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

静かな空間に響く、お茶を立てる音が気持ちいい。

同じ事ができる事が幸せ。

若い時にはピンと来ない感情だけど、年を重ねると自然とそう思える時が来るんだと思う。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

良かった。今作はストーリーがしっかりと練られており、重厚感がある。今までの作品で一番好き。毎度の事ながら、音楽と映像のリンク、カメラアングルなど、センスの塊だし、ルパート役のジェイコブ・トレンブレイの>>続きを読む

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