パンケーキレンズさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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パパvs新しいパパ(2015年製作の映画)

2.5

ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグの『アザーガイズ』コンビで、今度はファミリーコメディ♪

ってか、邦題に「俺たち」が付いてないのが軽く事件!

日本でのウィル・フェレルの立ち位置が揺ら
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SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

4.0

『麦の穂をゆらす風』に続いて今年2度目のカンヌ・パルムドールに輝いたケン・ローチ監督!この映画は当時『戦場のピアニスト』に抜かれ惜しくも脚本賞に留まりましたが、社会問題を理性的に描いた、ハートにグサリ>>続きを読む

クライム・ヒート(2014年製作の映画)

4.0

愛犬家で有名なトム・ハーディがついにワンコと共演!な男渋い犯罪ドラマ

原作者のデニス・ルヘインの作品には『ゴーンベイビーゴーン』『ミスティックリバー』『シャッターアイランド』などがあって、うん、それ
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.0

ブラッドリー・クーパーは声だけ!
鑑賞前の重要な情報はこれだけ!

ぶっちゃけ、この映画、JJが映画化権を握っている(人気ゲームの映画版)『Portal』の資金集めの為っていうか、無名監督起用に
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

4.0

恐ろしいほど美しかった!!!あわわ

怪獣映画の次はゴシックホラーなデル・トロ監督の新作は、実は純愛ロマンスであったりもして、実物のセットを用いたお屋敷、幽霊の不気味さ、クリムゾン(=深紅)の色彩、文
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

チキチカ~♪
デッドプールのエンド後爆笑シーンの元ネタになってる映画って情報だけで軽く見始めたけど、これヤバい!俺ちゃんデップー高校生時代、そのものみたいな映画!

あのガウンで、あの廊下で、まんまな
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.5

「窮地に立たされた人物が人質を取って立てこもる」っていう『マネーモンスター』と一緒の入り口、その上、切実な社会問題が浮き彫りになっていたりもして、切迫した心理状態とデンセルの極上の上手さで、終盤はちょ>>続きを読む

パリ3区の遺産相続人(2014年製作の映画)

3.0

劇作家イスラエル・ホロヴィッツが、自身の舞台を映画化した長編監督デビュー作

「ヴィアジェ」というフランス特有の不動産システムを初めて知った!
物件を格安分割で手に入れる代わりに、住めるのは売主が死ん
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次は、心臓を狙う。(2014年製作の映画)

2.5

甘いマスクでトロける笑顔のフランス人男前俳優ギョーム・カネが、連続殺人犯てかっ!なぬー!って、この映画の犯人ちゃうけど、(誰も興味ないような映画やのに)変な使命感に駆られて鑑賞♩

ってか、およ!?
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ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

4.0

アクションシーンにはそこそこ定評のあるピエール・モレル監督だけあって、オモロかった!こういうの好き♪

今回は初めてリュック・ベッソンの手を離れて、ドラマな要素も掘り下げたくての演技派ショーン・ペンの
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ディバイナー 戦禍に光を求めて(2014年製作の映画)

3.5

パパラッチ出川inカンヌ映画祭で、あのマスコミ嫌いで有名なラッセル・クロウとまさかのツーショット!が最近オモロかった「ハリウッドの狂犬」ことラッセル渾身の監督作♪

戦争ものにヒューマンドラマをこれで
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

アンジーの次はジョディ・フォスターの監督映画って、もうベテラン女優に愛されまくってるなぁオコンネル♪

コミカルで軽快なサスペンスに仕上がってて「怒りん坊」オコンネルが可愛くてね、抱きしめたくなったわ
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.0

伝記映画というよりも、写真の裏に隠された撮影秘話みたいな感じですかね

あのジェームズ・ディーンを演じるって、どんな俳優にとっても勇気がいると思いますけど、うん、デハーン君、上手い!

けど、髪型
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ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014年製作の映画)

3.5

リーマンショックとその原因となったサブプライムローン問題を住民レベルで斬り込んだ、一番の底辺の実情を暴く社会派サスペンス!

『マネーショート』とこの映画で、サブプライムローンの成り立ちと崩壊が、
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.5

ボクサー監督アントワーン・フークワもトレーニングに同行!もうこりゃ、10ギレンホールでケリをつけて、残り2ギレンホールでも何でも付いて行くぜー!なジェイクの肉体美(アホ)

ただね
アレが無いんですよ
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フランス組曲(2015年製作の映画)

3.0

ナチス占領下のフランスを舞台にした、歴史色濃い目のロマンス映画♩

原作に纏わるエピソードが感動的(※)な反面、物語の内容自体はスッと行き過ぎてムズムズするというかね、禁断の恋を描くには、もう少し心的
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

旧東ドイツの灰色で冷たい社会を舞台にしながら、そこに描かれるのは人の本来の温もりや、情熱、そして激しい愛であり、しかも、サスペンスとドラマ性が緻密に絡み合っていくのが絶妙

東西ドイツ時代の厳しい
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.0

巷ではジョニーの方の「デップ」が離婚問題泥沼化してる中で、こっちの方の「デップー」ことライアン・レイノルズは第二子妊娠に沸き、嫁(ブレイク・ライブリー)とラブラブ♪

「緑のコスチュームはやめてやー」
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.5

犯罪か正義かという、クライムドラマ特有の境界線を何度も行き来しつつ、ある意味巧みにミスリードされるアントワーン・フークワ監督の出世作♪

「狼を捕まえたければ、狼になれ!」

そうや、そうや、麻薬捜査
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

4.0

ジェラルド・バトラー好っきゃわ〜♩

牛スジ煮込みカレーにハンバーグ乗っけました!みたいな、ほぼ全編、超ど級アクションに瞳孔開きまっくた!

「大統領SS」と「英軍SAS」の異色コラボを楽しめるのが個
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.0

マニアックな1作目からガラリと一変!オモロいな~!こりゃ秋の『インフェルノ』への期待も高まるってなもんで(宗教的な)余計な説明が殆どない、大衆的なサスペンス性に狙いを絞った脚本の潔さが吉と出てる♪>>続きを読む

ウインドトーカーズ(2002年製作の映画)

3.5

興行的には大失敗の烙印を押されてるジョン・ウー監督の戦争映画ですけど、個人的には良作寄りの一本♩

「戦争」と「マイノリティ」という、実は映画的には好相性なテーマでもって、「ヒトをヒトとして見れなくす
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スノーホワイト 氷の王国(2016年製作の映画)

3.5

めったくそお金のかかった、ファンタジーアクション(スピンオフ)ラブコメみたいな、新しいジャンルの映画観たみたいでオモロかった

導入部分はヒドすぎて「鼻で」笑うしかないけど、そこを過ぎればホンマに笑え
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.0

「老い」という名の悪夢
癒しの高級リゾートを舞台にしても、その悪夢は死ぬまで一生醒めないのか

誰もが避けては通れない表裏一体でもある人間としてのテーマを、ここまで思慮深く描けるとは、80歳の爺さん監
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ローゼンシュトラッセ(2003年製作の映画)

4.0

ユダヤ系と非ユダヤ系の「異人種間の結婚」の夫婦を襲った、ユダヤ人強制連行とそれに正面から抗議し続けた女性たちの実話!

一本の通りを舞台にした映画です
ホロコースト映画としては「小さな」部類かもしれま
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キャロル(2015年製作の映画)

4.5

言葉を失くした
ただただ惹かれた
その感情はまるで、映画の中の二人のようだった♪

痛いのに、美しい
激しいのに、儚い

完璧な服装と、完璧な街並み
トッド・ヘインズ監督の、絶妙な色彩
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エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

3.5

美食界の頂点に君臨し続けた名店を描いたドキュメンタリーですが、なんとこの映画が公開された2011年に閉店してるんですね(なぬぅ!)

1年の内、営業期間は6か月
3時間で30品以上を提供する濃密さ
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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.5

あの『アジョシ』を抜いて大ヒット!という分かり易い宣伝に触発されて、まんまと観たw♪

ハリウッドでは専ら肉体押しイ・ビョンホンの、色んな髪型と、色んな服装と、色んな表情が拝めて、そのサスペンス性
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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

4.5

こんなコメディーめっちゃ好きよ~♪

爺さん監督となると、たま~に意味不明なエロス描写とか飛び出して困惑する事があるけど、NO、NO、NO
ピーター・ボグダノヴィッチ監督(76歳)、何気にすごい恋愛経
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.5

昔ハマった『ER』を思い出した♪
NYの人気レストランを舞台にした、てんやわんやの人間ドラマ、うん、こりゃ、美味しいERや!

カメラがほとんどレストランから出る事がないにも関わらず、一気にブワーーー
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レッド・ドーン(2012年製作の映画)

3.0

「ヘム様が休暇中の海兵隊員」その設定だけでヨダレ出る人、はーーい!もうね、ハンマーでも槍でも斧でも銃でも(←全部ヘムが持ったことある武器♪)なんでもいいわ!ヘムが戦う映画やったらそれでいいんよ!(のか>>続きを読む

アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)

3.5

ジュリエット・ビノシュとクロエちゃん、そしてクリステン・スチュワートで、しかも女優さんの舞台裏のお話って、一体どんなことになってるのやらと思ったら、なかなかしっかり濃密な「女のドラマ」で、上質な舞台劇>>続きを読む

サイの季節(2012年製作の映画)

4.0

映画製作の規制が厳しいイランで、前作『ペルシャ猫を誰も知らない』の撮影の際にゲリラ撮影を敢行させた為、その後、海外亡命したバフマン・ゴバディ監督

これは
祖国に全てを置いてきた監督の
沈黙の3年間を
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マクベス(2015年製作の映画)

3.5

戸田奈津子さんには申し訳ないけど、いかにもシェイクスピアらしい仰々しい字幕は程々に無視して(え!?)ファスの極上の表情と、圧巻で独創的な映像美をただただ楽しんできた♪

シェイクスピア4大悲劇

もう
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グランド・セントラル(2013年製作の映画)

3.5

レア・セドゥとタハール・ラヒムの性愛の物語かと思いきや、なんと原発(原発作業員)を描いた人間ドラマ!

フランスの若手女性監督とレア・セドゥの2度目のコンビにして、工事現場でもなく、工場でもなく、どう
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」故ワイゼッカー独大統領が、戦後40年の演説で述べた、有名な言葉です

顔のないヒトラーが存在するように

名もないユダヤ人が虐殺された事実

そのドイツ人に
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