みょんどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.7

戯曲『Incendies』をドゥニ・ヴィルヌーヴが映画化した作品。

観るのもなかなか辛いです。
宗教ってなんなんでしょうか。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

どうしたってやはりチャドウィックの追悼映画として観てしまいますが、それは許していただきたいところです。
多くの人にとって、ひとつの区切りが必要だったのではないかと思います。

ワカンダまじフォーエバー

マーサ・ミッチェル -誰も信じなかった告発-(2022年製作の映画)

3.5

短編ドキュメンタリー。

ウォーターゲート事件についてはいくつか作品を見てきましたが、マーサ・ミッチェルというキーパーソンがいたことは知りませんでした。

事件のもうひとつの側面。

40分という長さ
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Haulout(原題)(2022年製作の映画)

3.5

オスカーノミネート作品消化期間に入りました。
こちらはYouTubeで見ることができる、ショートドキュメンタリー。

途中で「オウッ?」っていう展開があります。
ドキュメンタリーはいいですね。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

ソウル・グッドマンが大暴れ。

ものっすごいB級のジョン・ウィックやなぁと思っていたら、まさしくジョン・ウィックの脚本家でした。

前半特に(意図的に?)めちゃくちゃ雑なカットが多く、B級感が半端なか
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

良い話や。
気恥ずかしいぐらいのカッコよさが鼻についたりしつつも、トータル良い話だなと思いました。

並澤役の小野花梨さんめちゃ良かったです。
ゆきしろ背が高ぇ。

監督の「面白いから見て」っていうセ
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

4.5

1985年アルゼンチン、フンタス裁判を描いた作品。

素晴らしく価値のある映画作品でした。

冒頭からルックが素敵。
要所で入ってくる、当時のものと思しき映像の混ぜ方も最高でした。

政治的イデオロギ
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フレッシュ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おぞましい描写で結構キツかったですが、最後の展開が最高でした。

終始一貫して、現実社会の構造を象徴的に揶揄していたと思います。

Disney+でこういう作品を配信する意義も大きいですね。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

『犬ヶ島』で「ほぉーん」と思い、『フレンチ・ディスパッチ』で完全に好きになったウェス・アンダーソン。

2014年の作品。今から見れば、『フレンチ・ディスパッチ』で完成しているように思えるあのスタイル
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

アニメーションも物語も相当良かったです。これが2019年公開作品とは、びっくりしました。

Blu-ray欲しい。

街中で乗り物が絡むシーンのカッコ良さがやばい。
音楽もいいですね。

続編の公開も
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

「なんだかよくわからないんだけれども、ふつうにちょっとおもしろい」という、変わった映画でした。いい感じのバカバカしさ。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

マリコはなんも悪くない。

明るい気持ちで観られる作品ではないですが、これが救いになる人もきっといるでしょう。そんな映画でした。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.6

ギレルモ・デル・トロのストップモーションアニメーション。
これは文句なしの素晴らしさ。

完成まで15年を費やしたとのことです。
同じくNetflixで公開されているメイキング映像を見ると、その途方も
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.1

こむずかしい雰囲気で、ずっと馬鹿馬鹿しいコメディ。
なかなか集中して見るのは難しいですが、なんとなく後半盛り上がります。

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

4.3

2人の高校生のリベンジもの。
これはかなり最高の部類。学びが多い。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

ナイブス・アウト、2作め。
気楽に楽しむミステリー。

このぐらいのぼちぼちクオリティでいいので、年1本やって欲しい。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

タイトルがまじで良いですね。

個人的に無理めなジャンルなんですが、リラックスしてなんとか最後まで見られました。
伊藤沙莉さん、良い雰囲気ですね。

激突!(1971年製作の映画)

3.8

1973年のスティーブン・スピルバーグ作品。

今で言うところの煽り運転問題。

車とトラックが追いかけ合うだけのシンプルな構成で90分近くもたせるアイディアの凄み。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

原作漫画0巻の映画化作品。
内容をざっくりとしか覚えてない状態で視聴したので、「そんなシーンあったっけ?」ってことが多くて、意外と新鮮に見られました。

クオリティ高くてちゃんと楽しめるんですが、乙骨
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.5

久しぶりの映画館。
こんなに満席なのは初めてかも、というぐらいの人でした。みんなスラムダンク好きなんですね。わかるよ。

なるほど、井上雄彦はこれが描きたかったのかぁと思いました。心残りだったんですか
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.3

インドのスペクタクル超大作。

知ってるもので例えると、三国志とアベンジャーズとマッドマックスとドラゴンボールとクラシックなディズニーを足して混ぜたような?作品?
ちょっとよくわかりませんが。

新鮮
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旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス(2012年製作の映画)

3.5

フランスの写真家・映画作家、レイモン・ドゥパルドンのドキュメンタリー。

自身と妻クロディーヌ・ヌーガレが監督したとのことで、「セルフポートレート的な作品」という紹介もありました。

映画としてはなん
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.3

小説の映画化。
フローレンス・ピューが好きです。

シンプルながらも多少難解に感じるというか、気を抜くと見逃してしまう部分が多いので、解説的なものにあたること推奨です。

児童虐待、女性差別、性暴力、
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.3

タイトルに惹かれて視聴。

どこか不思議な雰囲気の作品ですが、地味に凄く良かったです。
20年前ぐらいの作品かなと思っていたのですが、見終わって調べたら2019年の作品で驚きました。かえって凄い。
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椿の庭(2020年製作の映画)

3.6

写真家・上田義彦の映画初監督作品。
とても静かな作品。ほぼ庭を売るか売らないかの話だけで2時間にするのはなかなかなものですね。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

趣味性が高いというか、多分に私的な感じのする作品で、これはこれで楽しめました。
変なカメラワークとか変なセリフが多くて良かったです。全体的に安っぽくてやる気を感じないところもちょうど良い。映画館以外で
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逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生(2022年製作の映画)

2.8

ドキュメンタリーとしての質は高くなく、特に新しい情報もなかったように思います。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.4

ソン・ガンホ出演作にハズレなしの法則。
まして今回は是枝作品。
バッチリ安心して観られる作品でした。おすすめです。

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

4.2

これはすごい。豚、GUNDAの生活を捉えたドキュメンタリー。
自然光のみで撮影されたというモノクロ映像。こんなに綺麗に撮影でいるものなのか。
カメラはARRI Alexa Mini。レンズは現代的なプ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

1.5

結構楽しみに待っていた作品なんですが、つまらないだけじゃなく、かなりキツかったです。

作り手の差別意識が作中にずっと滲み出ており、例えそれが70年代当時の"リアル"だったとしても、無批判に垂れ流すこ
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.2

アニメーションで描かれたドキュメンタリー。昨年話題となった作品です。

アフガニスタンから難民として逃れてきたひとりの人間と、その家族の実話。

アニメーションを選択したのは、本人のプライバシーを守る
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わが町の映画館-ペルー映画館の記跡-(2020年製作の映画)

4.0

ペルーの映画館についての映画。

衰退の一途を辿る町の映画館。その映画館や、かつて映画館であった場所の前で、関係者たちにインタビュー。というか、ひたすら思い出話の語りが続く。

極めて資料性の高いドキ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

原作小説を本国ドイツが初めて映画化したものとのこと。

音作りの迫力がもの凄くて、冒頭から圧倒的に怖いです。

人が物のように運ばれ、生き残るのは運でしかないという感覚。

対して、上級の将校たちが常
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ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生(2016年製作の映画)

4.0

ケン・ローチのドキュメンタリー。

普段穏やかで静かな紳士でありながら、その作品は全て体制に反抗的であるというギャップ。

怒りを原動力に戦う姿勢に共感です。

ケン・ローチ作品は『わたしは、ダニエル
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