宇羅丸さんの映画レビュー・感想・評価

宇羅丸

宇羅丸

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

呪いとは結局、父親の圧力、家父長制度そのものということだったのか。ただ映画秘宝の解説を読むと精神安定剤や鎮痛剤の過剰摂取も自殺の原因ではあったよう。まあそれらの薬を使うようになった原因も父親にあったと>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

映画秘宝で予習してたので話の半分くらいはついていけたかな。予習してなかったら10分くらいで心折れて今年のワーストだったかも笑
映像と音楽と編集とキャスティング、圧巻。さすがアカデミー作品賞受賞作。

毒娘(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちーちゃん役の伊礼姫奈さんはかっての蒼井優を彷彿させるイノセントな目力。
自分もこのモラハラ夫のような言動は取らないように気をつけようと思った。
ちーちゃんの行動原理が最後までよくわからなかった。もっ
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.8

エッラちゃんの可愛さ、憎らしさをひたすら愛でる映画。
始まって10分ぐらいしたとき、前方から「スマホ見てんじゃねーよ!殺すぞ、ボケ!」って男性の怒声が聞こえた。もちろんスマホ見てるやつが悪いんだけどこ
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.7

作品に出てくる韓国の芸能人たちの名前や起こした事件がいまいちわからないのであまり没入できなかった。ただ日本ではジャニー喜多川による性加害を告発した被害者がジャニオタの誹謗中傷で自殺したことを考えると韓>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

キモカワ系バリー・コーガンだからこそできる役。
屋敷持ちの大金持ちでも家族で見るのはスーパーバッドにリングなんだ。ていうか、TV小さくない?
オチが某映画とかぶってて吃驚。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

前作がつまらなかったので不安だったけど今回はアクション多めで楽しめた。ただ映像と音に圧倒されたけど話はところどころよくわからなかった。原作未読だけどやっぱり読んどいたほうがよかったのかな。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

4.0

ギャギャギャッ‼︎
スプラッター映画は音楽が大事。
時間が短いのもいい。短くたって面白いものは作れる。スコセッシも見習ってほしい。

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

4.0

猫のデザインがあまり可愛くないのに
動きも仕草もめっちゃ猫で萌える。
石田ゆり子さんにぜひオススメしたい作品。

1999年の夏休み(1988年製作の映画)

3.8

尾形大作カットの深津絵里、可愛すぎる。この時はまだ水原里絵名義。
花火のシーンに金子監督最新作の「ゴールド・ボーイ」にもあった少年少女たちのきらめき、はかなさを感じる。三つ子の魂百まで。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.1

不適切にも程がありすぎる若松監督。時代もドラマ「不適切にも程がある」と同じ80年代。今より人の関わりがずっと濃かった時代。観た後、自分も何かやらねばと無性に掻き立てられる。
「フェイブルマンズ」でフォ
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12日の殺人(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

男性優位社会の問題を描くなら女性刑事が男にはわからない女性ならではの視点で事件を解決する展開を観たかった

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

主役の少年少女がとてもいい。金子監督は相変わらず新人を抜擢するのがうまい。さすが満島ひかり、戸田恵梨香を見出した監督。羽村仁成くん、今後要チェック!
舞台が沖縄というのもいい。街を歩く米兵らしき人たち
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

アリ・アスター版「君たちはどう生きるか」。母は強し!
映画秘宝の監督インタビュー(by町山智浩)で少しは理解できた…かな?

バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

ハーヴェイ・カイテルの演技、すごすぎる。どんな準備をしてこの役に臨んだのか。台本通りの演技なのか、それともアドリブ全開なのか。
キリスト教をもっと理解してるとより映画のメッセージがわかったのかなとは思
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

昔のフランス映画「ミナ」をちょっと思い出す。主演の2人がとてもいい。キム・ダミさんは「The Witch/魔女」でも主演やってた人ですね。表情豊かで魅力的。チョン・ソニさんは戸田恵梨香的なキリッとした>>続きを読む

漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドルフィンソングの時系列がバラバラで混乱した。髭が生えた、ドレッドが坊主頭になったと思ったら次のシーンではまた髭なし、ドレッドのコンビに。ちょっと雑な編集笑。それともボケだったんだろうか。
あの幻の師
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.8

オープニングよすぎる。Jホラー以前の国産ホラー。外国のホラー映画の影響大という感じ。サム・ライミっぽい感じもあり。なぜかジブリっぽい雰囲気もある。演技をしてる古舘伊知郎が新鮮。
VFXスタッフに山崎貴
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.9

え、普通に面白い。なんでこんな評判悪いの?
「スーパーヒーロー疲れ」と言われる時流のなか、新しいことをしようとチャレンジしたけどそれゆえにヒーロー映画好きの人には刺さらなかったのかな。むしろ特にヒーロ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

ワンちゃん、演技力すごすぎる。
彼にアカデミー助演男優賞、
あげてください。

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

お笑い担当要員は今作もいるけどチャン・イスじゃないとやっぱり物足りないなと思っていたら。次作に期待。

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.9

杉田監督、小川あんさん舞台挨拶付上映鑑賞。前作「春原さんのうた」より謎が多い感じだった。でも上映後の監督の話でそこは大事なとこではないんだなと思った。こちらの頓珍漢な質問にも真摯に答えてくださったお二>>続きを読む

フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-(2023年製作の映画)

3.8

絵の解説を複数の人間が交互にしていく形式。矢継ぎ早に繰り出される字幕をひたすら追いかける、自分が苦手なスタイル。正直、こういうやつこそ吹替上映してほしい。音声のほうがまだ頭に入るから。
でもフェルメー
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WILL(2024年製作の映画)

3.9

吉田豪さんやダイアンが東出くんを「いい人!」と言ってた理由がよくわかる。とにかく周りの人に好かれる。なにしろ敵?であるはずのマスコミ側の人たちさえ虜にするのだから。
猟師の人たちが東出くんを抵抗なく受
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

窓ぎわのコットちゃん。
「君はほんとうはいい子なんだよ」と
役所広司ボイスで言ってあげたくなった。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

世子の嫁さん、かわいそうすぎる

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.2

猫が出てくるドキュメンタリーはだいたい名作。選挙の内幕を描いた作品だがとにかく面白い。初監督とは思えないくらい、構成が素晴らしい。
監督が女性で候補者はじめ作中の登場人物の多くも女性。女性の連帯を描い
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唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

3.9

永井豪ワールド、完全再現!
これぞ漫画の正しい実写化。
泣けるぜ!

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.9

健全なヒーローアクション映画でなんちゅー悪趣味なギャグをやってるんだよ、ジェームズ・ワン!さすが!
あの兄弟みたいだなと思ってたら自らいじってくれる、ジェームズ・ワン!最高!
前作より楽しめました。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

別ユニバースのグゥエン・ステーシーとグリーンゴブリンが共演。ハルクもやってきた!
人造人間ベラが「早く人間になりたい!」とばかりに熱烈ジャンプで大人の階段かけのぼる。無垢な可愛さと知性溢れる美しさを体
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.1

映画が早く終わってくれと願うくらいずっと緊張感すごかった。
キム牧師、マジ聖者。こんな牧師を生み出すという点だけでもキリスト教の教えは素晴らしいと思う。

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

4.1

ダーク要素強めの「風の谷のナウシカ」。植物由来のディストピア感が素晴らしい。巷で噂のナウシカ2の監督はこの方たちでいいんじゃないでしょうか。もちろん実写化で!
「DUNE2」公開直前にこんなオリジナリ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.9

結局、日本家屋が一番怖い
古川琴音さんはホラー映画がよく似合う
お顔立ち

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

フィンランド版「君の名は。」もしくは「犬の名は。」
ラジオから流れてくるウクライナのニュースがなければ現代が舞台とは思えないぐらい素朴な生活。スマホもパソコンも持ってない主人公たち。時代が変わってもカ
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

実話系の映画でもここまで詳細に描いた作品はなかなかないのでは。監督のある意味、サディスティックな演出が光る。

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