映画ファンさんの映画レビュー・感想・評価

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ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

3.8

アントニが水牛を屠ることに失敗してしまい、水牛が脱走し村中で大暴れしてしまう映画
水牛を追いかけるだけの話でこうも殺伐とした田舎の嫌な部分を引き出せるのはすごいと思う

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.9

会社の同僚としても働いてきたカップルのエミリーとルーク、しかしエミリーだけが昇進しルークはリストラ候補に上げられ関係は泥沼化していく映画
ルークとエミリーどちらが良いとも悪いとも言えない競争社会に呑ま
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ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)

3.5

自殺現場を目撃しとある事件を知ってしまった少年マークを救う弁護士レジーを描いていくサスペンス映画
最初はレジーを受け付けないマークだが次第に協力し合う流れが丁寧に描写されていた

ミミック(1997年製作の映画)

3.7

ギレルモ・デルトロ初期のSF映画、遺伝子操作された昆虫と人類の生き残りをかけた戦争を描いていく
すでに造詣はかなり細かく洗練されていたのが印象的

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

順風満帆な高校生活を謳歌していたタイラーだったが肩の負傷をきっかけにどん底まで落ちぶれていく、そんな兄を見てきた妹エミリーを描く2部構成
A24制作らしく低予算ながら絵面の高級感を出すのが巧み
全体的
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355(2022年製作の映画)

3.0

CIA、MI6など世界中の女スパイたちが協力し合うアクション映画
設定やキャストは悪くないもののアクション面でアトミック・ブロンドのような魅力は感じれなかった
2000年代のチャリーズエンジェル等がヒ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

全く再生回数が伸びないユーチューバー優里を見返りを求めず助けて尚樹だったが、次第に感謝すらせず当然のように傲慢になっていく優里に愛想を尽かしていく映画
再生回数や登録者至上主義になりもう元には戻れなく
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.8

エリック・ロメールの代表作の一つ、しばらく恋をしていなかったポーリーヌの一夏を描いていく
海辺のショットが鮮やかで印象的、ポーリーヌとピエールの恋愛観の違いも分かりやすく表現されていた

ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.6

実際の殺人事件を基にした小説を原作に1940年代のロスを描いていくサスペンス映画
アスペクト比から何までデバルマらしい40年代映画へのリスペクトが感じられ色彩も薄めに徹底していた

インベージョン(2007年製作の映画)

3.5

スペースシャトルの墜落事故によりばら撒かれたウイルスによるパンデミックが襲いかかるパニック映画
原作は幾度と映画化されたボディスナッチャーだが本作はより現代的にブラッシュアップがされていた
豪華俳優陣
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.7

婦人科医のモットに襲われ、夫と告訴したクレアだったがモットの妻がペイトンと名乗りベビーシッターとして入り込んでしまうスリラー映画
レベッカ・デモーネイ演じるペイトンはシャイニングのジャック・ニコルソン
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

四大元素が暮らす街エレメント・シティを舞台に炎で癇癪持ちのエンバーと水で検査官のウェイドのロマンスを描いていくディズニー、ピクサー共同作品
スノーボールの表現が「月の輝く夜に」を意識した使い方だったの
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ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

3.6

アメフトNFLのドラフト会議を控えたゼネラルマネージャーを描いていく映画
マネーボールにも通ずるプロスポーツの裏側は中々興味深かったがエンタメ的な起伏は少ない印象

ロマンシング・ストーン/秘宝の谷(1984年製作の映画)

3.5

80年代を代表するアドベンチャーロマンス映画のひとつ
キャスリン・ターナー、マイケル・ダグラスの魅力で持っている部分があり今見ると映画としてはそこそこ

プライド&グローリー(2008年製作の映画)

3.7

父も兄も警察官の家系で育ち自身も刑事のレイ、ある日義弟ジミーが殺人事件に関わっているのでは?という疑惑が持ち上がるクライムサスペンス
ジョン・ヴォイト、ノア・エメリッヒ、エドワード・ノートン、コリン・
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トランス(2013年製作の映画)

3.7

催眠療法により潜在意識を巡る3人を描いていくクライムスリラー映画
インセプションのように複雑に何層も絡みあったストーリーかつダニー・ボイルらしいスタイリッシュな絵面が印象的

空軍/エア・フォース(1943年製作の映画)

3.9

ハワード・ホークスが手掛けた真珠湾攻撃を題材とした戦争映画
プロパガンダとしての側面が強くホークスの作家性はそれほど強調されないが1943年当時とは思えない空撮技術、今見ても色褪せない構図に驚かされる
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スクービー・ドゥー(2002年製作の映画)

3.0

スクービー・ドゥーをCGで実写映画化、ミステリー社4人とスクービーの1匹を描いていく
脚本はジェームズ・ガンが手掛けてるがトロマ時代や後のフィルモグラフィーと比べるとそこまで自分の色は出してない娯楽映
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

フランソワは順風満帆な家族との生活をしていたがエミリと浮気してしまい葛藤していく映画
アニエス・ヴァルタらしい異常なまでに整った色彩、構図が印象的
また家庭を顧みないフランソワの有害性が強調されある意
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

3.8

妙な被り物をしたリーダーのフランクがいるバンドに加入したジョン、ジョンはフランクに心酔し過去を調べていく映画
解散させないため動画の再生回数を必死にアピールする場面等、承認欲求が強い今風な若者なジョン
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

成果を上げられない麻薬捜査班が犯罪組織の前にあるチキン屋を買いとるコメディ映画
純粋にコメディ映画としても刑事映画として見てもレベルは高くまとまりがいい

ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

4.5

狂王とも呼ばれたバイエルン王ルートヴィヒの栄枯盛衰を描いていく超大作映画
完全復元版240分という長尺ですらあっという間と感じさせるほど情報量の多い装飾、美品、衣装の数々ヴィスコンティのショットの上手
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ランダム・ハーツ(1999年製作の映画)

2.8

出張していた妻の航空事故を知った警察官のダッチだったが妻の名簿には自分ではなくチャンドラーという男と妻と記され疑問に感じていく映画
サスペンスミステリーと思わせてロマンス映画になっていき内容がとっ散ら
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白昼の決闘(1946年製作の映画)

3.7

父親が死に大牧場主に引き取られた娘パールを巡って息子2人が争い始める西部劇
キング・ヴィダーの代表作のひとつ、風と共に去りぬを意識した話運びで2時間半の尺に納めたのはさすが
今見ると人物描写はどうなの
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フレンズ:ザ・リユニオン(2021年製作の映画)

4.4

17年ぶり集結したメイン6人組と制作スタッフ、フレンズを見て育った世界中のファンたちを描いたHBOMAXオリジナルドキュメンタリー
マシュー・ペリーの件もあり重い腰を上げて鑑賞
制作裏の知られざる話が
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.7

亡くなった兄の恋人だったルースと店を開いたイジーを二ニーの語りで振り返っていくヒューマンドラマ
単純に綺麗な思い出として描くのではなくまだ差別も激しい南部をしっかりと描いていたのが印象的
今作られてい
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いぬ(1963年製作の映画)

4.1

ムショ帰りのモーリスがシリアンを誘って金庫の強盗計画を企てるがなぜか警察に筒抜けになり追われる身となってしまう、やがてシリアンが「いぬ」ではないかと疑うフィルムノワールサスペンス
本作のベルモンドは控
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.8

トーキー初期の傑作の1つであり後にグランド・ホテル形式と呼ばれるほど映画界に革命を起こした1作
今見ると少々起伏が少なく物足りなさはあるが構成はとても綺麗でスマート

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.8

アレックス・プロヤス処女作!!
構図が全編きっちりとキマっていてハリウッドで手がけた後の監督作とは明らかに作風が違う
荒野だけでここまでハイコンテクストなものを作り上げてしまう監督は滅多にいないなと思
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ポストマン(1997年製作の映画)

2.6

戦争により無政府状態になったディストピアを舞台にポストマンと呼ばれる1人の男が立ち上がっていく
世界観は悪くないがケビン・コスナーがあまり合ってない気がする
100分程度の尺だったらもう少し良かったか
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.9

テヘランから遠く離れたとある小さな村で行われてる珍しい葬儀の取材するテレビクルーを描いていく映画
キアロスタミらしいドキュメンタリーを思わせるような間や尺の使い方がふと来てみると死にかけの老婆が体調を
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ピーウィーの大冒険(1985年製作の映画)

3.6

ティム・バートンの長編デビュー作
お気に入りの自転車を盗まれてしまったピーウィーが取り返すべく大冒険していく映画
長編一作目でここまで作風が固まっているバートンはさすがと言うべきか

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.9

1978年、元セックス・ピストルズのベーシストのシドが恋人のナンシー殺害容疑で逮捕されるまでを描いた実話に基づく映画
劇中でシドは堕落し落ちぶれ後半になるとナンシーと罵詈雑言が絶えない関係になっていく
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最‘新’絶叫計画(2001年製作の映画)

3.0

メタ映画第2弾!本作は相変わらずはっちゃけていた
本作もホラー映画以外にタイタニック、チャーリーズエンジェルをはじめとした大作映画のネタを扱っていたのが印象的
ミッションインポッシブル2のあのシーンの
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紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.8

1920年代を舞台に富豪の御曹司ガスに一目惚れされ結婚したローレライを描いていくコメディ映画、マリリン・モンローの代表作のひとつ
50年代映画の中でもここまで煌びやかな絵面は中々なくさすがハワード・ホ
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.3

前作から1年後の1928年を舞台にトムの再婚から始まる劇場版第二作!!
トーキー映画初期の撮影現場を描いていたのが印象的
城内のシーンがかなり減ったのは寂しくもある
ヴァイオレットとの別れ…続編もここ
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