映画ファンさんの映画レビュー・感想・評価 - 54ページ目

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.7

死刑反対派の大学教授デヴィッド・ゲイルがレイプ魔殺人の容疑をかけられ面会に指定した記者ヴィッツィーに過去を話し死刑執行までの4日間で容疑を晴らそうしていく映画
どんでん返しの連続で見てて飽きがこなかっ
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シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.9

たまたま墜落した飛行機に入っていた金を見つけてしまったのが始まり3人で山分けするはずがとんでもない泥沼にハマっていく映画
この映画を見ると人の豹変ぶりって怖いなとつくづく感じる平気で人を騙したり殺した
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.4

余命僅かの家族に嘘をついてまで天才で自立してしまった3人の子供や離婚寸前の妻と仲良くしようとする破産寸前のロイヤル・テネンバウムを描いた映画
ウェス・アンダーソン監督作の中でもかなり豪華キャスト陣のた
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.2

70年代から80年代にかけてのポルノ映画界の実態や衰退を描いた映画
ちょっと尺長過ぎた気もするけどダーク・ディグラーをはじめとした主要人物が後半でどん底に堕ちていく件に味が出てたからこれはこれでアリ
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.9

ラジオのDJジャックの発言に触発され妻を目の前で殺されたショックで頭がイカれてしまった元大学教授パリーに命を救われたジャックは彼のために何か償いができないか模索していく映画
テリー・ギリアム監督らしい
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.1

教師に惚れてしまった少年があの手この手で振り向かせようとするも退学に追い込まれてしまう映画
幕の閉じ方とかの構成が初期の作品ながらウェス・アンダーソン監督らしい味が出ていて良かった

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.0

姉の影響でロックに憧れ家を飛び出しロックジャーナリストになりグルーピーで人気バンド、スティルウォーターのギタリストラッセルと付き合ってたペニー・レインに恋してしまう
70年代のロックの衰退とそれでも尚
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チャンス(1979年製作の映画)

3.7

ピーター・セラーズ晩年の作品
ずっと庭師で生計を立てて主人が死んでいく宛もなく世間知らずのチャンスが成功していく映画
今となってはありふれたテーマだけど当時としてはかなり画期的

アウトロー(1976年製作の映画)

4.2

家族を殺され北軍に復讐するも戦争が終わり指名手配の身となってしまった農夫の映画
南北戦争後の陰惨な雰囲気をかなり再現してる
ラストの弾切れ二丁拳銃でカチカチ鳴らしながら追い詰めていくところが個人的にか
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クリスマス・クロニクル PART2(2020年製作の映画)

3.8

前作には劣るもののサンタヴィレッジに迷い込んだりタイムスリップしたり世界観広げたのはよかった
作中にも名前出てくる辺り結構グリンチ意識したストーリーだなと思った

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

4.4

ちょっとした問題でイラついて異常なまでに暴走してしまう短気な右翼的思想を掲げる男が既に離婚して嫌がられてるも関わらず無視して家族に会おうとしていく映画
予算確保の為の形だけの工事にイラつくとかほんの数
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

4.0

アル・パチーノ、キアヌ・リーヴス共演で脇もシャーリーズ・セロンなど後のヒット役者も出ている豪華キャスト映画
一見オカルト映画に見えるけど見栄え、欲望など人間の内なる醜さを巧みに描いている
後半の怒号飛
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評決(1982年製作の映画)

3.9

なかなか依頼をもらえなかった弁護士が久々の依頼、勝訴出来ると信じ依頼人に相談もなく示談を蹴り裁判を望むが相手は世界有数の名医に凄腕判事おまけに本来の証人なしのままの絶体絶命のまま法廷へと向かう映画
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つぐない(2007年製作の映画)

4.1

あらぬ疑いからの濡れ衣を着せられ残酷な結末を辿るイアン・マキューアン原作の贖罪を映画化
偽りなき者でも思ったけど子供の純粋ゆえの勘違いや決めつけって怖いなと感じた
先にブライオニー視点で卑猥に見せるけ
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

4.0

後にティム・バートンがリメイクした児童書原作の傑作娯楽映画
とても70年代前半とは思えないほどチョコレート工場の仕掛けの工夫がよく出来ている

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.8

エアコンのリモコンをタイムマシン過去に取りに行くという単純な話がとんでもなく壮大になっていく映画
タイムパラドックスの落とし所とか結構綺麗に収まってて好きなタイプの作品

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

3.7

ゾンビ映画ブームの発端となった作品
感染拡大までの過程とかゾンビになった原因とか語らず最初からラストまでゾンビとの殺し合い、逃亡劇に集中させてそれでいてストーリー性が失われているわけでもないバランスが
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.5

あの市民ケーンの脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツの市民ケーン執筆に至るまでの出来事を描いた映画
1930〜40年代のハリウッドを忠実に撮影技法も当時を再現するような粗さが表現されててフィンチャーの
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.2

交通事故に遭い完治不可能と医者に言われた大富豪の男の介護の仕事についたウィルと親しくなっていく映画
ストーリーは割とベタだけど演出が上手かった
エド・シーランの挿入曲も内容と合ってて非常に良い

ダークシティ(1998年製作の映画)

4.0

もし昨日までの人生の全ての記憶が誰かに刷り込まれた偽物だったとしたら?という一度は誰もが考えそうな妄想をそのまま映画化したような作品
トゥルーマン・ショーに似てる所も多々ある、ノーランがインセプション
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.7

父親の葬式以来久々にあった三兄弟がダージリン急行に乗り計画を立てて最終的に父親の葬儀に来なかった母親を訪ねにいくロードムービー映画
ウェス・アンダーソン監督特有の立体的画作りに魅せられた
最初は嫌がっ
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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

4.1

上流生まれのボビーは家を抜け出し採掘場で働いていたが恋人のレイが身篭り渋々関係を続け耐えられなくなり3年離れていた実家に戻り兄の恋人のキャサリンに惚れてしまう…
ジャックニコルソン演じるボビーの序盤か
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.3

浮気性で傲慢で離婚取り止めた妻を憎んでいるテニス選手のガイはブルーノと名乗る男にその妻を殺してやるから代わりに自分の父を殺して動機のない交換殺人を持ちかける映画
観客席でブルーノ1人だけが全身黒のスー
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.9

ジョージアとアブハジア戦争の間で殆どが祖国に帰ったエストニア人の中一人残った老人イヴォは大怪我を負った敵同士の兵士2人アハメドとニカを助けてしまう最初はいがみ合っていつ殺し合い始めるかわからない程ギス>>続きを読む

フライングハイ(1980年製作の映画)

3.6

ひたすら1時間半の間一発ボケギャグを繰り返していく映画
途中でかなり飽きてくるけどまあ楽しめた
主人公が過去を回想するたびに隣の人が自殺してるシーンが印象に残ってる

スプリット(2017年製作の映画)

3.7

アンブレイカブルの続編15年後の話
多重人格の男ケビンに誘拐された女子高生3人の脱出劇に終始する
ケビン演じるジェームズ・マカヴォイの怪演ぶりに驚かされる、特にヘドウィグの子供らしい特徴を掴むのがかな
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.7

長年昇進できず安月給で停職処分に追い込まれ嫁や娘は貧困に苦しめられついに売人の取引中に金を盗み出そうと考えた刑事ブレットとムショ帰りでどん底暮らしの母と弟を救うために殺しも厭わない強盗を繰り返すヘンリ>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.7

テキサスからニューヨークで男娼で稼ごうとしたカウボーイ姿のジョー、しかし中々上手くいかずそこでマネージャーを買って出たラッツォと出会い二人はいつしか友情を結んでいく、しかしラッツォの体調が悪くなり始め>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.8

WW2戦後まもなくのドイツ、猩紅熱にかかったマイケルはかつてアウシュヴィッツの看守をやっていたハンナと出会い関係を持ってしまう
ハンナは字を読むことができないため会うたびにそれをうまく隠しながらマイケ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.7

コクソンという村で不可解な連続殺人事件が起きその事件を担当している刑事の娘まで何者かに憑かれその全ての黒幕が村の山奥に住んでる日本人だと思い捜査を進めていくが…?
単純なサスペンススリラー映画として見
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

4.5

南北朝時代のフロンティアで北軍のダンバー中尉がインディアンであるスー族と親しくなっていく映画
ケビン・コスナー初監督作でもある
ケビン・コスナー演じる狼と踊る男(ダンバー)がボディーランゲージを使いな
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ビリー・ザ・キッド/21才の生涯(1973年製作の映画)

4.2

ビリー・ザ・キッドの脱獄からの逃亡劇、末路の死に様を描いた映画
原題にもなっているようにこの映画はキッドだけでなくジェームズ・コバーン演じるギャレット保安官も主役であり彼のパートは若いビリーと対照的に
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普通の人々(1980年製作の映画)

3.8

優秀で皆に愛された長男バックがヨット事故で死んでしまいそれを自分の責任に感じてしまい自殺を図ろうとしカウンセリングを受けてる次男コンラッド、バックしか愛せなかった母、それを何とか仲良く保とうとしたい父>>続きを読む

犯罪王リコ(1930年製作の映画)

4.3

田舎の強盗をやっていたリコと相棒のジョーは大都会に行きそこのギャング界で大出世していき挫折していく過程をたった1時間ちょいで納めた傑作映画
アル・カポネをモデルとしたリコの最後までブレない執念や野望が
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ヤク中の母親が育児放棄もあってか4歳の娘が行方不明に陥り失踪事件を生業にしてる探偵が探しだす映画
この映画を観てると法律を守る事と正義は必ずしも一致しないんだなと感じる
ケンジーの立場も法という観点か
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フレンジー(1972年製作の映画)

3.6

ネクタイ殺人鬼に間違われて問い詰められていく映画
主人公が元々傲慢な性格だからそれほど間違われても不快感や理不尽的な側面はあまりなかったのは不満かな
緊張感はよく出てたとは思う