映画ファンさんの映画レビュー・感想・評価

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チェリー(2021年製作の映画)

3.2

ルッソ兄弟がトム・ホランドを主演に戦場から帰還しPTSDになった元衛生兵が恋人と共々ヤクに溺れていく過程を描いていく映画
戦場で知り合った友人の死をきっかけにボロボロになっていく様はいいが全体的に尺が
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.1

晩年のトマが名探偵に憧れた自身の不幸な少年期や青年期を振り返っていく映画
前半の姉のヤンチャぶりにも憧れるトマはベルファストのバディを連想した
トマの人生は傍から見ればバッドエンドだが構成の巧さから清
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シリアナ(2005年製作の映画)

4.2

架空の国シリアナでアメリカ、中国との石油問題をはじめとした外交をナシール王子のアドバイザーであるブライアン、CIA工作員のボブ、弁護士のベネットの3視点で描いていく群像劇映画
公開時2005年当時のブ
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狼は天使の匂い(1972年製作の映画)

3.9

太陽がいっぱいのルネ・クレマンが手掛け、後世のクライムアクション映画に影響を及ばした作品
捕えられたトニーに対して無言でコーヒー取って飲んだり、卵の火を止めたりする子供みたいなネチネチさを強調していた
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マルコムX(1992年製作の映画)

4.2

マルコムXの暗殺されるまでの半生を3つのパートに分けスパイク・リーが映画化
序盤から死を物ともせずロシアンルーレットを楽しむ場面から刑務所で知識を学びイスラムに改宗し違う意味で死を恐れなくなるマルコム
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アポロ 11 完全版(2019年製作の映画)

3.9

アポロ11号の発射から地球への帰還までの8日間を描いたドキュメンタリー
機内や管制室を分割画面で同時に描いていくのは緊張が走った
ここまで映像を綺麗にされると逆に作り物ぽさみたいなのも出るなと思う

わが命つきるとも(1966年製作の映画)

3.9

ヘンリー8世に反逆したトマス・モアが処刑されるまでの経緯を描いた映画
強欲なヘンリー8世をロバート・ショウが見事熱演していた
ポール・スコフィールドのトマス・モアは確かにオスカーを取れるだけの力強さが
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マラソン マン(1976年製作の映画)

4.1

ナチス残党の手により兄が殺され自身も拷問にかけられるようになっていくベーブを描いていくスリラー映画
ユダヤ人の交通事故で始まる序盤はスピルバーグの激突を彷彿とさせるような不吉さが現れていた
拷問にかけ
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楢山節考(1983年製作の映画)

4.5

楢山節考を東北の神武たちの要素を組み合わせながら今村昌平が映画化、口減しのために楢山に行く決意をする高齢の母おりん、送り出す長男の辰平の葛藤を描きだす
醜い欲や臆病さが全面的に強調されている描かれ方
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.9

22名のダンサーがLSDを飲まされトランス状態に陥っていく様を描いていく映画
ダンス中は上から見上げるショット、それ以外は画角が斜め上の歪さが逆にクセになった
まさにストーリーより感覚で見る映画

帰れない二人(2018年製作の映画)

3.9

大同でヤクザのビンを恋人チャオが発砲して助け収監される、数年後出所したチャオとビンの再会を描いていく映画
前半の2人は若く息も合っていたが再会後の2人は驚くほど冷めてしまったのがとても印象的

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.1

若くして取締役に選ばれる夫リッチーを持つが孤独感に苛まれていたハンターは金属をはじめとした異物を飲み込む感触に快感を覚えていく映画
序盤から周りは幸せな会話を繰り広げる中で1人共感できず孤立していくハ
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死刑台のエレベーター(1957年製作の映画)

4.2

社長夫人のフロランスと自殺に見せかけた社長殺人計画を立てたジュリアンだったがエレベーターに閉じ込められ証拠を残してしまう、そんなジュリアンの車と拳銃はチンピラのルイに盗まれあらぬ濡れ衣も着せられていく>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.4

9世紀末から10世紀初頭にかけ王である父を殺し母を奪った叔父に復讐を誓ったアムレートを描いていく映画
終始アムレート視点で描いていき序盤の逃げ惑うシークエンスから緊張が途絶えなかった
子供の火炙り、心
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.7

オーストリアからフランスに嫁ぎ、フランス革命に至るまでのマリー・アントワネットの半生を描いた映画
序盤の奇異の目で見られながらルイ16世との務めも果たせず苦悩するまだ少女の面影もあるマリー・アントワネ
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若者のすべて(1960年製作の映画)

4.2

ミラノに越してきたパロンディ一家が南北差別を受けたり次男シモーネの問題行動とそれを許してしまう一家の堕落を描いていく映画
ヴィスコンティ映画らしい序盤から溢れる不穏さがとても印象的
生まれ育った北を離
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ファイヤーウォール(2006年製作の映画)

2.3

銀行のセキュリティー破るよう家族を人質に取られたセキュリティー担当のジャックを描いていくスリラー映画
後半は家族を救い出す単なるアクション映画になっていたのが酷かった

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

癌検査を受け占いでも凶が現れ恐怖に苛まれる歌手クレオの視点で90分間リアルタイムに描いていく映画
劇中で挟まるトーキー映画の演出の上手さはさすがアニエス・ヴァルダ
家を1人で飛び出し街でかつての旧友と
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アイリス(2001年製作の映画)

4.5

アルツハイマーになってしまった作家の妻アイリスを大学講師の夫ジョンの目線で描いていく映画
若い頃と歳をとってからのシーンを重ねて対比しながら見せていく表現はとても良かった
言葉を忘れ落胆や絶望していく
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レック(2007年製作の映画)

3.6

ブレア・ウィッチ・プロジェクトを彷彿とさせるようなカメラワークで進むゾンビモキュメンタリー映画
序盤の噛まれるシーンが妙なほどあっさり描かれていて緊迫感が出ていたと思う

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.7

アフガニスタンからモスクアに亡命し幾度の脱出の末デンマークへ辿り着いていくまでのアミンの経緯をアニメーションと当時のニュース映像で再現しながら描いていく映画
同性愛という概念がない当時のアフガニスタン
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鏡の中の女(1975年製作の映画)

4.0

精神科医のイェニーが過去のトラウマから幻覚や多重人格に悩まされていく映画
後の監督作である叫びとささやきに通ずる赤の使い方は印象的
イェニー役のリヴ・ウルマンの人格切り替わり方といい、狂気的とも言える
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妻への家路(2014年製作の映画)

4.3

文化大革命が終わり解放され家族の元へ戻ってきた夫の焉識しかし妻の婉玉は方という男だと勘違いされ受け入れてもらえない様を描いていく映画
ピアノを弾いて婉玉に何とか思い出してほしいとも願うも叶わない焉識の
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

4.0

労働者階級のためのソウルミュージックバンドを立ち上げようとしていく映画
実際のバンドマンたちで構成される徹底ぶり
メンバーたちは演奏以外終始ケンカやド突き合いが絶えないのも印象的

プレイタイム(1967年製作の映画)

4.7

ムッシュ・ユロがアメリカから来た団体客やバーバラに出会い巻き込まれていく傑作コメディ映画
徹底的に白と黒で固められたセットと画作りが話が進むにつれ色が徐々に増えていくのがとても素晴らしい
これほど美し
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ワイルド・バレット(2006年製作の映画)

3.2

マフィアのジョーイが後始末を任せられていくアクション映画
ジョーイを演じたポール・ウォーカーははまっていたが全体的には大味に感じられる

青春群像(1953年製作の映画)

3.9

堕落した若者5人を描いていくフェリーニ初期監督作
50年代の若者の反発を描いた作品としては理由なき反抗が挙げられるがこの映画はそれとは全く違い生々しくそれほど芯もないリアルな若者像を反映したものとして
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ペイバック(1999年製作の映画)

3.6

女と相棒に裏切られた男が復讐に走っていくアクションスリラー映画
内容は大味なもののメル・ギブソンのギラギラとした表情と暗い色彩がとても噛み合っていた

名もなきアフリカの地で(2001年製作の映画)

4.1

ナチスの進撃を恐れケニアに逃れた家族を描いていく映画
父のヴァクターが狩りをはじめとしたケニアでの仕事ができず尊厳を失い母のイエッテルに強く当たっていたのが印象的
ユダヤ人であるイエッテルもまたアフリ
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バタリアン(1985年製作の映画)

3.5

80年代を代表するホラーコメディ映画
ナイト・オブ・ザ・リビングデッドネタが多かったのが印象的
ペラペラ捲し立てるゾンビは割と斬新

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.2

花嫁が夫の父親とデキていく映画を撮ることになったフェラン監督たちを描いていく映画内映画の原点
トリュフォー映画の中でも明暗がくっきりとわかりやすく描かれていた
役者同士のギクシャク、妊娠、インタビュア
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.8

70年代のボストンでギャング、FBI捜査官、政治家の別々の道を進んだ3人が裏で繋がっていたという衝撃の実話を基に描いた映画
ジェームズを演じたジョニー・デップの役作りに驚かされた

テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

3.9

妻と離婚し娘とも疎遠なカントリーミュージシャンのマックが未亡人のシングルマザーのロザリーと惹かれあっていく映画
再起がテーマの物語でマックもロザリーもスーアンも後悔や重い傷を抱えていくのが印象的
マッ
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ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

4.4

収容所のユダヤ人に贋札を彫らせたベルンハルト作戦をアドルフ・ブルガーの証言を基に映画化
ポンド札は上手くいったがドル札はすぐ溶けてしまい作れず焦っていくサロモンに惹きつけられた
後半ようやく解放されて
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

3.0

ワイルドスピードシリーズ第9作、今度は宇宙にまで進出していく
ハンの復活は悪くはなかったが流石に尺が長すぎた印象
アイス・ブレイクの時よりはレース要素はある気がした
このシリーズの終着点が全く見えない

晩春(1949年製作の映画)

4.4

早くお嫁に行ってほしい父の周吉と1人残される父が不安でしょうがない娘の紀子を描いていく現在の邦画ホームドラマの原型ともなった名作映画
49年の映画でここまで戦争の色を感じさせず構図も決まっているのはさ
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