キンタロー雨さんの映画レビュー・感想・評価

キンタロー雨

キンタロー雨

映画(909)
ドラマ(0)

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.8

イングマール・ベルイマン監督作品。
稽古中に突然失語症になった女優エリザベート。
看護婦のアルマとともに、
海辺の別荘で療養生活を送る。
一向に言葉を発しないエリザベートだが、
アルマとの生活は楽しん
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.4

親から結婚を期待される実家暮らし、独身の岩男。
ある淡い期待が裏切られ、岩男は出奔する。
その間に逝ってしまった父親。
父の葬儀中に帰ってきた岩男の後ろには、
カタコトのフィリピン人、アイリーン。
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.6

ブライアン・デ・パルマ監督による、
ヒッチコックの『サイコ』へのオマージュ。
殺人事件の目撃者リズと被害者の息子、
そして被害者が通っていた精神科医。
犯人を捜す一方で、犯人に命を狙われるリズ。
思わ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.3

音を立てたら「何か」に殺される世界。
ある家族は静寂に生きる術を身につけて、
なんとか生き延びている。
そのような状況で出産を迎える妻。
静寂とはかけ離れた出産を無事に果たせるのか。

やはり一番気に
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

アメリカ人初のトリプルアクセルを成功させた、
フィギュアスケート選手のトーニャ。
母や夫による暴力、貧しさという逆境に負けず、
オリンピック代表選手にまで上り詰める。
しかしライバル襲撃事件を機に、
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

天才的な手腕を誇るロビイスト、スローン。
ある時舞い込んだ銃擁護キャンペーンの仕事。
それは彼女の信念とはかけ離れたものだった。
仕事を断るどころか彼女は会社を辞めて、
今度は銃規制キャンペーンの仕事
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

死を宣告された母、双葉。
娘は学校を嫌がり、父は蒸発、銭湯は休業。
このまま死ねるはずがない。
双葉はやるべきことを一つずつ実行する。

最初は母と娘の間の愛情がテーマかと思った。
もちろんテーマのひ
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カラーパープル(1985年製作の映画)

3.4

スピルバーグ監督作品。
黒人の少女セリーの大きなお腹。
やがて生まれた赤ん坊とは引き離され、
一人の男と結婚させられる。
そして唯一の希望であった妹とも離れ離れに。
セリーの生涯をめぐる物語。

悲惨
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.7

グザヴィエ・ドラン監督作品。
「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、
12年ぶりに実家に帰ってきたルイ。
34歳という若さでなかなかに衝撃的設定なのに、
作中ではほとんど触れられない。
病なのか、自殺
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いちごの唄(2019年製作の映画)

4.2

東京で一人暮らしを送る青年、コウタ。
ある日、今は亡き親友のシンジとともに、
かつて崇めていたクラスメイトのあーちゃんと再会。
親友の命日、そして七夕。
また来年の同じ日に、同じ場所で。
ささやかな楽
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

ヨルゴス・ランティモス監督作品。
他の作品と比べて陰湿さは遥かに上を行き、
ユーモアとかシュールなんて言葉は出てこない。
Amazonじゃホラーに分類されているけど、
全くもって同感である。

心臓外
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

函館郊外のアパートに同棲する「僕」と静雄。
朝まで飲んだり、遊びに行ったり。
心地よい友達関係ながら、お互い深い所は干渉しない。
それが「友達」でいることのコツなんだ。

そんな二人の生活に「僕」の同
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.6

ウディ・アレンが監督、脚本、出演も。
ジャーナリスト志望の学生サンドラ。
手品師シドニーのマジックの最中に、
世間を賑わすタロットカード殺人事件の犯人を、
亡霊の記者から教えられる。
シドニーを無理や
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

舞台は北欧スウェーデン。
美術館のキュレーターを務めるクリスティアン。
新たな展示作品は「ザ・スクエア」。
この正方形の中では、他者を信じ、助け、
傾聴し、思いやらねばならない。
現代美術に相応しい斬
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.7

舞台はやはりニューヨーク、マンハッタン。
ウディ・アレン演じるアイザック、42歳。
そして恋人のトレーシー、17歳。
あまりにも離れた歳の差だが、
それを何だかんだ一番気にしているアイザック。
それも
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.8

戦争中の国で前線にミルクを届けるコスタ。
ミルク売りの娘の兄に嫁ぎにきた「花嫁」。
結ばれるはずのない二人が恋に落ちる。
停戦の喜びも束の間、不幸な運命は容赦なく、
彼らを逃避行へと追いやる。

血を
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

独身は罪。
独身となったデヴィッドは、
ホテルでパートナーを探す。
45日以内にパートナーが見つからなければ、
動物に変えられてしまう。
なんともSFな設定に、鼻血がよく出る女や、
クッキー好きの女、
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.8

ジュゴンに育てられた二人の少年、海と空。
彼らと出会った少女・琉花は、
どこか懐かしくも新しい海の世界へ。
クジラのソングに招かれて行く先には。

今まで映画館でアニメは観ないようにしてたけど、
『こ
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アポロンの地獄(1967年製作の映画)

3.6

ギリシャ悲劇『オイディプス王』の映画化。
捨て子のオイディプスは神の子として拾われる。
やがて青年となり、不吉な神託を得る。
「お前は父を殺し、そして母と情を通じるだろう」
愛する育ての親を想うがため
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.6

鎌倉で新婚生活を始めた一色正和と亜紀子。
妖気の集まる鎌倉には魔物や妖怪まで暮らしている。
なんだかんだ馴染んでいた二人だったが、
急に終わりを告げる二人の生活。
霊体となって旅立ってしまった亜紀子を
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.0

毎週水曜日に変人/奇人/バカを集めて、
本人たちにはバレないように笑い者にする悪趣味な会。
それに招かれたマッチ棒工作が趣味のピニョンと、
彼を招いた作家のピエール。

ピエールのぎっくり腰を発端に、
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

昭和の終わり、広島・呉原東署。
常軌を逸した暴力的な刑事・大上と、
県警から異動してきた広大出の若手刑事・日岡。
サラ金の社員失踪事件の捜査を発端に、
取り返しのつかない暴力団同士の抗争へ。

ここま
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.2

シリーズ二作目。
観たことあるかと思いきや、初見な気がする。

前作とは打って変わって、
アクションシーン盛りだくさん。
むしろサスペンス要素が弱く感じる。
アクションによるハラハラドキドキよりも、
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

断片的に観たことある気がするけど、
シリーズものはどうしても曖昧に。

有名なワイヤー潜入シーンは思い出しても、
こんなにトム・クルーズ若かったのだね。
ジャン・レノとか、
クリスティン・スコット・ト
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソン監督による、
ストップモーションアニメ。

「盗む」という本能に抗えないキツネ。
それはやがて家族や友人たちを巻き込んで、
人間たちと命をかけた戦いへ発展する。
家族愛や嫉妬、欲望
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

ゴジラの復活、怪獣たちの覚醒、
そして人類の存亡をかけた人間たちの闘い。

非常にテンポよく、次々に怪獣を登場させ、
戦いごとの魅力が存分に引き出されていた。
謎の装置で怪獣たちの動きを操ったり、
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

脳内片思いの傍ら、会社の同期に告白されたヨシカ。
外用のヨシカと家用のヨシカを使い分け、
SNSに心の内を書き込むような人間を見下すが、
なんだかんだ自分も本能に従って生きるヨシカ。

恋なんだから当
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

駆け足でマーベルシリーズ。

ついにサノスが本領発揮。
圧倒的な力の前に屈しながらも、
これまでのシリーズのヒーローたちが、
共に戦い、交流するのは確かに面白い。
ただしヒーロー側の登場人物が多すぎて
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.4

駆け足でマーベルシリーズ。

新たなキャスト、ドクター・ストレンジ。
主演のベネディクト・カンバーバッチ始め、
ベテラン俳優陣が新たに参戦。

ストーリーは王道ながら、
だいぶテンポよく詰め込んだ感じ
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

駆け足でマーベルシリーズ。

今作は完全に宇宙のお話。
いつの間にかジェーンはフェードアウト。
きっとアベンジャーズありきの作品だから、
マイティ・ソー シリーズの物語は二の次にされたね。
浅野忠信を
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.6

駆け足でマーベルシリーズ。

正統なヒーローシリーズのなかで異彩を放つ作品。
世界観が確立していて、
個人的にはこういう方が好ましい。

前作よりも見応えある戦闘シーン、
センスあるギャグ(特にメリー
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.3

おとぎの国を飛び出して、
現代のニューヨークを冒険するプリンセス。

観ているこちらが恥ずかしくなるほど、
久しぶりに純粋たるキラキラした作品。
その点はエイミー・アダムスの凄さ。

言われてみれば確
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.7

駆け足でマーベルシリーズ。

やはり監督なのかな。
アクションシーンはもちろん、
アベンジャーズ同士の戦いが熱い。
アントマンに、ブラックパンサーにスパイダーマン。
シリーズとしてはキャプテン・アメリ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

18世紀、イングランド。
アン女王と、実質的な権力者で幼馴染みのサラ。
二人の間柄に入り込む元貴族のアビゲイル。
国の命運を決める場所で渦巻くのは、
三人の「女」の個人的な思惑。

女王とは実に人間的
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.4

駆け足でマーベルシリーズ。
アベンジャーズ2作目。

今作の敵は人工知能を持ったロボット。
強いのは分かるんだけれども、
『アイ, ロボット』以来の既視感ね。
新しいキャラクターも出てきたけど、
そこ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

マモちゃんにぞっこんのテルコ、28歳。
仕事よりもプライベートよりも、
何よりも大切なマモちゃん。
いずれは恋人に、そして結婚へ...

王道的な恋愛を夢見るテルコだが、
マモちゃんは振り向きそうで振
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