まさやんぬさんの映画レビュー・感想・評価

まさやんぬ

まさやんぬ

話題性のあるものより、観応えある作品に出会いたい。

映画(182)
ドラマ(1)

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.8

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青春だなぁ。

盲目のレオに対して、ごく自然に接しているガブリエル、いいなぁ。「映画に行こう」「月食を見に行こう」なんて、レオに言ってから盲目だということにって気づくんだけど、結局レオはガブリエルを通
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

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うーーーん…
ふたりが恋に落ちる過程がちょっと急に思えて、ついていけなかった…

イタリアの自然や風景がとても美しかった。すごく絵がきれいな作品。

最後の父親がエリオに語る言葉はとても優しく、心に沁
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.2

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虐待された経験って、世代を超えて連鎖するって聞いたことあるけど、それをよく表している。子どものことを愛してるのだろうが手を上げてしまう親、どんなに暴力を振るわれても、母親にすがり、母親の愛を求める子ど>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

4.5

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教誨室という密室での、教誨師と死刑囚の一対一の対話で、ほぼ全編が構成されている。無力感や葛藤を抱えながらも、死刑囚に寄り添い続ける教誨師と、早かれ遅かれ死ぬことが決まっている死刑囚の対話。しかし飽きな>>続きを読む

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

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「みんなに嫌われても、好きな人がたくさん好きになってくれればそれでいいじゃん」
いいセリフだなー。大切な人が自分と同じ時間を生きていて、そっと隣にいてくれて、いろんなことについて共感しあいながら生きて
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

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「幸せは、何かを諦めないと手に入らない」
「男はいつだって、無くなった後に気が付く」
「なりたい大人になれるなんて、そう簡単に思うなよ」
「なりたい大人には、まだ、なれていない」

心にグサグサ刺さる
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空気人形(2009年製作の映画)

3.8

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空気で満たされたラブドールが心を持ち、自らの生い立ちに関心を持ち、人形職人のもとを訪ねる場面は妙に人間っぽく、また、様々なモノや娯楽に満ち溢れ、多くの生身の人間と関わっている人たちが、それぞれの心にぽ>>続きを読む

ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.2

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亡くなった人が、生前の思い出をひとつだけ選び、それをスタッフの手によって映像として残し、あちらの世界ではその思い出だけを永遠に持ち続けられる、という設定。
死人たちの語りの撮り方が「万引き家族」の取り
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幻の光(1995年製作の映画)

3.7

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色使いがとてもよい。
喪失と再生が主題とのことだが、それが衣装の色合いによく反映されている。
結婚式に黒い服?と思ったけれど、最後まで観て納得。
葬列のシーンの長回しはとてもゾクゾクした。

検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.7

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キムタクがいつものキムタクじゃなくてびっくりした。今までに見たことのないキムタク。
そして二宮くんとの対決。ヒリヒリする緊張感が伝わってきて、すごくよかった。
個人的には、ヤクザな松重豊さんも好みだっ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.3

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いや、面白かったし、時間や金の無駄だったとは思ってないんだけど、別に後に残る面白さじゃなかったなぁ、と思った。期待値が高すぎたのか。
B級映画だと割り切ればいいのだろうか。
なんか観ていて、メタ構造な
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

結局、ペンギンと海とお姉さんの関係って、何だったんだ?
イマイチ、飲み込めないまま、終わった。
消化不良だなー

ペンギンはかわいい。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

4.3

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この作品を観て初めて、「光州事件」を知った。40年程前にこんなことがあったのだなぁ。

ひとりの平凡な庶民であるタクシードライバー、マンソプ。最初は社会に対する疑問を感じることなく、デモを行う学生に対
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

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AIとの恋愛、近い将来には珍しくなくなるんだろうなぁ。

主人公のセオドアは、大都会に住み、物質的にも恵まれているのに、どこか寂しそう。手紙の代筆業をしていることからも、多くを言語に依存しているのかも
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アイム・ヒア(2010年製作の映画)

4.0

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なんとなく社会からの疎外されているように感じていたり、所在なさを感じていたりするときに、自分のことを理解し、互いに尊敬できる他者ができたら、どうするだろうか。
きっとやはり、なるべく長く一緒にいたいと
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みんなのしらないセンダック(2009年製作の映画)

3.8

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センダックの晩年を収めたドキュメンタリー。
「かいじゅうたちのいるところ」とセットで観たが、この組み合わせが思いのほかよかった。

本人が「私は変人」と言う通り、豪快な物言いが目立つのだが、しかし作品
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.5

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冒頭と終盤の暴力的な場面で、ちょっと面食らった。
子どもが抑圧された感情を爆発させる様は、見ていてちょっと辛い。個人的な好みだけれど。

しかし作品の世界はとてもよかった。少年のまわりの大人たちにわか
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.8

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権力者たちが主導権争いに明け暮れているそばで、涙を流すのはいつも庶民。

スターリンに忠誠を誓っているようで、実は守りたいのは「国家のメンツ」みたいな漠然としたものと、自らの覇権で。その覇権を守ること
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

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皮肉とユーモアにあふれた2時間。
登場人物みんなが闇を抱えていて、表向きは輝いているように見えても、どこか寂しさを感じさせる。
これが当時のアメリカ社会をどのくらい反映しているか、現代でも成立するのか
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.0

入り込めなかった。
LGBTの方々が受けている差別などについては分からなくもないが、「不倫」という設定で薄めてしまっているような気がする。勿体ない。
回収されない伏線があったりして、なんかモヤモヤが残
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.3

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すごくよかった。
確かに随所に粗い部分は見られるが、それを差し引いてもよかった。
特に、志乃ちゃん役の女の子、鼻水を垂らして泣きながら言葉を絞り出す演技に涙が出た。

志乃ちゃんは吃音だが「吃音」とい
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

話の4分の3くらいが過ぎるまでは、ずっとハラハラしながら見てしまった…幸せそうに見えるけれど、すぐにそれが終わってしまうのではないかと思っていたけれど、それまでの不器用な過程も二人が時間をかけて愛を育>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

始めからグイグイ引き込まれた。なるほど「愛」ってそういうことか。
残された時間をどのように生きるか、だよなぁ。まだまだやっておきたいことはいっぱいあるのに、日ごとに衰える身体と少なくなっていく余命が本
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

松岡茉優、いいっすねー。
ちょっとイタイけど、なんか気になってしまう女性、とてもよかったです。

イチもニもとてもよかった。が、個人的には片桐はいりの存在感がツボで本当に好き。オカリナ……笑

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観てからあれこれ考えてはみたものの、うまく言葉がまとまらない。でも現代社会の暗部について丁寧に描き出されており、強烈に訴えかけるものがあった。家族とはなにか、人と人とを繋ぐものはなにか、考えさせられる>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見ていてこれほど怖いと思った恋愛映画は初めてだった………

登場人物は皆確かにクズなんだけど、自分とはまったく関係のない次元の世界の人間かと言われるとそうじゃないかも、と思った。孤独で誰かに縋りたくな
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

4.0

認知症の夫と末期癌の妻の珍道中を描いたロードムービー。愛に溢れていたなぁ。劇場内で頻繁に笑いが起こっていて、新鮮な体験でもあった。

記憶がなくなっていくことは、忘れられる側も忘れる側も、どちらにとっ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

単身赴任であまり家にいなかった私の父のことを思った。
寡黙な人だけど、亡くなるまでにどれほどのことを語り合えるだろうか。。。

淡々とした語りだけれど、誰かを喜ばそうとする父の情熱を感じる。話がウソか
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.2

これ、すごくよい!
登場人物みんなが魅力的。
兄のことが大好きで行動を起こすシモン、シモンのことを大切に思っている兄のサム、後半になるにつれて持ち前の天真爛漫さでシモンを受け入れるようになるイェニファ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

魚人と女性の恋愛を描きながら、同時にマイノリティの排除に対するアンチテーゼのメッセージが含まれているようにも読み取れ、なかなか奥深いストーリーだった。
米ソの対立、女性や黒人に対する蔑視などなど、今日
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.5

メアリーが、数学の才能以外の面ではごく普通の子供だというところがいい。「入念」の意味を知らないところや、最後に同年代の子供に混じって遊んでいる場面がとてもよかった。

父親も他の大人たちも、不完全であ
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はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.3

よくある展開だし、「フランスの12歳って、こんなに大人びた恋愛するの!?」って思った部分もあるけど、よかった。

ラストの演出はものすごく切ない…

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

オードリーめっちゃきれい……
現実にいたらかなり面倒な、周りを振り回す系女子だけど、なぜかそこまで嫌いになれないぞ笑

映画を脳内再生しながら、5番街を闊歩してみたい。

パターソン(2016年製作の映画)

3.4

ほとんど何も起こらない。
でもあの空気感は嫌いじゃない。
あの夫婦、いいなぁ、奥様ちょっと自由すぎるけど笑

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初めてのトム・フォード作品。

オープニングは確かに衝撃的だった。が、後から考えれば、人を展示物にする、ということで、アートギャラリーで成功したエイミーの人の尊厳に対する無頓着さのメタファーなのかな、
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

3.3

台詞がないことに少し戸惑った。声を出してたのは、犬に吠えるところと、鼻唄を歌うところくらいだったかな。

演出っぽく見えたりもしたが、総じて心地よい映画だった。

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