まさやんぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

干支1/3(2016年製作の映画)

2.8

干支の漢字がどんどん動物になっていく。
漢字だからできる、そんな作品。

頭山(2002年製作の映画)

3.3

子どものころ、スイカの種を食べると頭からスイカが生えてくる、って親から言われてたけど、それをそのまま作品にした感じ。

年をとった鰐(2005年製作の映画)

3.8

シュールなんだけど、深い話だった。
蛸は足を食べられてること、もしかしたらわかってたのかも。

恋人を食べたくてたまらない鰐。
恋人を食べて涙を流す鰐。

悲しい。

きっと全て大丈夫(2006年製作の映画)

3.5

棒人間の描写はシンプルだけど、とても味があった。
ナレーションがマシンガントークだったので、ちょっと頭の処理が追い付かなかった。もう少し頭がすっきりしてるときに見てみよう。

サティの「パラード」(2016年製作の映画)

3.7

私がサティの知識に乏しいのが悔やまれる。
結構楽しんで見られた。登場する人物や動物?たちに愛嬌があってかわいい。

鐘声色彩幻想(2014年製作の映画)

3.0

チカチカした。教会でのプロジェクションマッピングとして作られたものだということで、ぜひ教会で見てみたい。

怪物学抄(2016年製作の映画)

3.5

図鑑を見ているようだった。
怪物のネーミングセンスもあって、面白かった。
音楽もよい。

古事記 日向篇(2013年製作の映画)

3.5

神話の世界。結構面白かった。
古事記の勉強になる。

Fig(無花果)(2006年製作の映画)

3.3

蛇口をひねると自分自身が反対側に現れる犬、かわいい。
無花果の色が鮮やかだった。

話の話(1979年製作の映画)

3.8

確かにストーリーらしきものはない、でも言い表しようがないくらい、とてもよかった。

25日・最初の日(1968年製作の映画)

4.0

キュビズムの灰色のなかでの赤色の使い方がとてもよい。
既存の権力者や聖職者が灰色で描かれ、どんどん建物の中に隠れていき、赤の民衆でどんどん埋め尽くされていくのが印象的。
ロシア革命についてもっと知りた
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アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.8

ツンデレな鳥たち。
外野は簡単に「素直になれよ」っていうけれど、本人たちにとってはそんなに簡単なことじゃないんだよねー、わかる。
二羽の表情の描き方が、本当に好き。

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.8

ロシアでもキツネってずる賢く描かれるんだなぁ。
泣きながらニンジン食べてるウサギがかわいい。ちゃんと頬を膨らませて。

オオカミや牛が退散して、小さなニワトリがキツネを退散させる、というのは、どういう
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

4.0

フレスコ画が本当に美しい…
戦争に巻き込まれる人々の悲しみや嘆きが聞こえてくるようだった。

それにしても、世界史もうちょっと勉強したほうがいいなぁぁ

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

4.2

10分程度の短編だけど、のんびりした部分とハラハラする部分のバランスがとてもよい。ヨージックかわいい。「無事にたどり着いて!」と祈るような気持ち。
いろんな解釈ができそうな作品。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

外堀を埋めることしかできない先輩、今日も『なるべく彼女の目にとまる』ナカメ作戦を実行するよりほかない先輩、拗らせ気味の奥手な感じ、わかるなぁ。
ぶっとんだストーリーだけど、さらりと恋愛の本質を示唆して
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ゆめのほとり -認知症グループホーム 福寿荘-(2015年製作の映画)

3.8

この映画で描かれてる介護の様子は理想的なものに見えるから、逆に現実の厳しさに気付かされる。あんなに大切にされて最期を迎えられたら幸せだろうな、それが他人であったとしても。

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

はじめの方、「あれ?なんか『純黒の悪夢』に似てない?大丈夫か?」って思って、ラストもなんとなく『純黒の悪夢』っぽく見えた。でも面白かった。哀ちゃんは正義です。

最近のコナン映画では、久し振りに頭使い
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

歌や音楽、踊りがとてもよかった。ずっと観ていられそうな、引き込まれるものだった。

ただ、登場人物たちのバックグラウンドを見るに、格差とか人種差別とか排除とか、それらに対する何らかのメッセージがあるの
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

とても気骨ある映画。
「報道の自由とは」「記者の正義とは」などの今日的な問題に、きちんと正面から向き合っていた。

タイプライターや活版印刷を組む音、輪転機を回す音などが、政府と戦う記者の緊張や、文書
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.2

いやー、怖い

特に悪霊が子供に取り憑くところが、本当に怖い。

いやー、怖かった。

ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

どこに行っても理不尽なことってあるけれど、
おかしなことに対して抗い、才能や強みを武器に逞しく生きぬく黒人女性たちの物語。

「前例になる勇気」って言葉が胸に刺さった。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

面白かった!
ホラーにも分類されるようだが、そこまでホラーじゃなかったので、個人的にはよかった(笑)

口先ではレイシズムに抵抗するような発言をしておきながら、その行動は無自覚にレイシズムを助長する、
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

どことなく『砂の器』っぽかったが、展開がやはりよかった。悪い人がいないから哀しい。
ラストにあの回想シーンを入れられたら、やっぱり心揺さぶられちゃうよなぁ。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

すごく不思議な映画。でもこの作品の雰囲気好きだなぁ。

登場人物全員が変わり者で気だるい雰囲気から始まる冒頭、からの、大勢で歌って踊るラストへの展開がすごい。でも相変わらず音楽が気だるい雰囲気を出して
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.5

ボブかわいい!!!
そして、ジェームズが断薬を決意するとき、「ボブとなら乗り切れる」と言い切ったセリフがとても心に残った!!!
誰かのために生きるということは、時にひとりでは困難なことを成し遂げるエネ
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ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

3.8

全体的にほんわかした雰囲気の作品だが、その中でブランカの発する「大人は子供を買えるのに、なぜ子供は大人を買えないの?」という言葉がずしりと重い。フィリピンに限らず、大人と子供の関係をめぐるひとつの現実>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

怖い・グロい系に苦手意識があったため、ずっとゾンビ映画を避けていたが、友人に強く勧められてようやく映画館で鑑賞。

結論。映画館で観られて本当によかった。まさかゾンビ映画で泣かされるとは思ってもいなか
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

映像の迫力と美しさはすごかった、けれど…

個人的にはリアル過ぎて、ちょっとキツかった…かなぁ…

ラストも、そんなに綺麗な終わり方でいいのかなぁ、と思ってしまった。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

詐欺師の男と行動を共にする少女、アディがとてもかわいい。はじめは終始不機嫌な顔をしていたのが、次第に笑顔が増える変化も良い。存在感のある役者さん。すごいなぁ。
男との掛け合いもテンポよく、微笑ましい気
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少女ファニーと運命の旅(2016年製作の映画)

4.2

第二次世界大戦の最中、ドイツ占領下のフランスから、子どもたちだけでスイス国境を目指すストーリー。実話に基づいた物語とのこと。

やっと落ち着ける場所に到達できたか、信頼できる大人に出逢えたかに見えて、
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草原に黄色い花を見つける(2015年製作の映画)

3.5

ベトナムの田舎の風景がとにかく美しい。
その中で起こる色んな出来事を、子供達の目線で描いた作品。

大きな自然をゆったり映した映像と、思い通りにならないそれぞれ運命を描いたストーリーの交錯が印象的。思
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