都麦さんの映画レビュー・感想・評価

都麦

都麦

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

1.3

クッッッッッッッッッッソ!もうクソ!しょーーーもなっっっっっっっ!!え!?!?
クソつまんなかったビックリした!今世紀最大の期待はずれすぎて顎外れるかと思った。起承転結がぬるっとしたまま何となく終わっ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.2

久しぶりに映画観たけど、感想というか残ったものは、チケット代でtohoのポイントを1つ貯めたとかその程度にとどまる。ゴーストバスターズはゴシック体映画だけど、前回はそれでも味のあり意志のあるゴシックだ>>続きを読む

ほなまた明日(2024年製作の映画)

4.4

これはナオの物語じゃない。

天才は太陽だから、眩しくて明るくて綺麗で一つで、みんな自然とそれを見つめる。それを中心に回る。けど、温めてもらえるのは遠くの人たちだけで、近すぎると火傷して、自分が消える
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なっちゃんの家族(2022年製作の映画)

3.9

半年前、俺の所詮23年の人生をかけた映画の主演を決めるオーディションに、ある俳優が応募をしてきて、なぜか俺は書類の段階から、その人から目が離せなくなったわけだが、その人の好きな映画が『なっちゃんの家族>>続きを読む

19歳(2018年製作の映画)

3.6

とても詩的で、まさにドキュメンタリーとフィクションの狭間…というか、フィクションの土台をドキュメンタリーで撮って味付けした感じの不思議な体験。面白かった。

話してることはつまらないのだけど、工藤監督
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.3

バカのブス。いやブスのバカ。知性のカケラも感じられないおっぺけペーのロクデナシ。現実にいたらめっちゃ嫌いなタイプ。しっかし終わった頃にこの男を好きになっていた俺がいた。なんだこれは。なんだこの作品は。>>続きを読む

いつもうしろに(2023年製作の映画)

3.9

ペトロと合わせて、二本目。こちらはわからなさとわかりやすさの配合がとても好みだった。そしてやはり一度映画祭で賞を獲ると次の制作の金のかかり方というか、技術的な質の上がり方は顕著。映像も音も綺麗だった。>>続きを読む

夢見るペトロ(2022年製作の映画)

3.1

啓くんに勧められた田中さくら監督特集にて。一本目。

鼻から伝えようとしていない映画なのだろうか。やりたいことを沢山詰め込んだ感じがして、全体的にまとまりがない。
何より、録音が雑に感じた。際立たせた
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

3.7

そりゃあ気持ちよく寝かせていただいた。これが音楽への最も位の高い褒め言葉だろう。そして音楽を音楽以上にしてくれるカットの数々に圧巻。ニューポートの人々のいつも通りとお祭り騒ぎの間を絶妙に表してくれるイ>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.6

邦題、サブタイトルつけなきゃ客呼べないことは重々承知だが、だとしてもこのタイトルはベストではないような。

厨房は男の世界で、それを支えるのがオンナ(美女限定)的な構造、キモかった。おれがパーシーなら
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

「悲しい時に浮かぶのはいつでも君の顔だったよ 悲しい時に笑うのはいつでも君のことだったよ」と佐藤伸治は歌った。幼い頃父の運転する車で流れたこのフレーズが忘れられずに、実家を出てから“自分の力で”(これ>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

1.8

応援したい俳優が出ていたので観たが、正直映画自体はド反吐。なんつーんだろう藤井さん映像はマジ綺麗だからずっと撮影監督だけやってりゃいいのに…。そんな彼が今や日本のアイドル映画監督なの、なんか実写界の細>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

映画をとにかく安く観たいワイと、映画を観るため(と言っても過言ではない)のクレカを契約しているワイと、それなのに2月のチケット期限切れスレスレだったワイの三本立てでお送りした結果、仕事終わりのハイキュ>>続きを読む

綿の国星(1984年製作の映画)

2.0

すべてはハムのレビュー通りです。一言一句残さず引用したい。

吉祥寺ゴーゴー(2020年製作の映画)

3.8

『復讐のワサビ』主演の小池樹里杏さんを一度別作品で観てみたくて、帰宅後早速。

思いがけず、良作!
スタイリッシュで起承転結もしっかりあって、スカッと爽快。

5分が永遠に感じるショートフィルムもある
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復讐のワサビ(2024年製作の映画)

2.4

ゆうたくんが出てるとのことでみんなで鑑賞!やはりお世辞抜きに演技は素晴らしかったー。役者は誰よりもその人物の行動原理を理解していなければ演じられないと思うのだが、よくこの脚本で役作りしたな。心からすご>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

久しぶりに喰らいすぎて、『愛のコリーダ』ぶりにメシ食えなくなった。マジつかれた〜〜〜。やられた。いや疲れたなほんと……。

レビューを丁寧に書く気力もない。この作品を前に俺が何を書いても無駄なり。ただ
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

3.1

まずライン超えすぎ。
主人公たちの動きで超えてる部分がほとんどだが、にしてもラインをぶち壊す映画だなと。意図的か??と思うくらいそうで、でもそれは全然美しいと思えなかった。映画というか脚本読み。舞台で
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

福井撮影で映画を久しく観ていなかったので、浴びとうて浴びとうて仕方がなく、IMAX。キャンさんと共に行ってきた。

クラファン200万達成間近で「うおー!」てなってる俺の前で、10秒ごとに200万ずつ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.6

よかった、暖かい映像と包み込む単調な音楽のように一歩一歩と進む人間たち。弱さを抱えて生きていくその様、よかった。

けどハマらんかった。すごく大切なことを、すごく大切なまま、当たり前のことを、当たり前
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.0

撮影期間、一時帰省。ごめんみんな、どうしても映画が観たくて、、。

あまりのリアルさ、生々しさにお手上げ。法は誰も守っちゃくれない。売春宿が「社会福祉」と胸を張れる世の中はある種今も変わらず。売春婦が
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市子(2023年製作の映画)

3.1

その人は、あくまでも邪悪。
市子は紛れもなく、環境が生んだ悪魔。
けれど彼女が悪魔であったことは変わりようのない事実。

幸福への執着。

これは褒め言葉ではなく、観たことのない映画なんだけど、観たこ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと待ってなんでユウタとキッコが結婚したことに対して誰も何も言及してないの……!?!?!?くそリアルぢゃん、、、?
よくヤってた相手(恋愛感情も少し)がいてもパッと簡単に町を離れること、離れられた
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.6

冒頭、小森って場所実在すんのかなー?と思ってた矢先リトル・フォレストというタイトルが出てきて「あ、しないんや」となったのと、だいぶ序盤で甘酒飲みに来させて白い花を映しながら「ねっとりと絡み合う」は流石>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.3

ストップモーションってすげーわ……
これを1993年につくってだと思うとやはりディズニー様様。

ジャックあほでウケた
地獄のプレゼントもらったキッズたちとその親、一生の悪夢だろうなww

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

ポールキング、俺はオメの映画にはパヂントン以来絶大な信頼を置いている。そして今日、クリスマス・イブの丸ピカ2階席ウォンカ、かなり期待して挑んだつもりだ。だがしかしその期待は最初の船のシーンで裏切られ、>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

俺、親戚にフィンランド人のマキさんがいるのに、こちらのアキさんの映画は全然観たことなくてだな。ギリギリまでヒュートラ有楽町だと思ってて上映時間に角川シネマに冷や汗かきながら駆け込んだのもあり、中盤も1>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

画がキレ〜〜〜、ってマジでそれだけで2時間ちょい引っ張った。画が綺麗すぎて目が話せんかった。ほんで話は全然わからんかった。それなのにあとあと考えたら結構好きで困る。余韻がすごい。

ツッコミどころ多過
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.9

これが禅だ。珠玉の一作。

俺にとっての何がパーフェクトだったって、平山の生活はおろか、それを描く観点と一瞬の切り取り方、何を言って何を言わないかの区別やインサートの画角まで、この映画の全てがそうだっ
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Cigarettes & Coffee(原題)(1993年製作の映画)

3.1

なげーーー!疲れたし電車で観たから具合悪い
ほぼジャームッシュ

コーヒー飲んでタバコ吸ったらうまく行く思想、俺それやめたら健康になったよ

あとファーストカットが良い。やっぱPTA寄り多いなー。
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ここに私、あなたと。(2021年製作の映画)

2.7

いかにも、何も知らない人が想像で書いた脚本。
何を伝えたかったんだか…。的外れすぎてダメだった。

三島がいいやつだったけど、いい奴が我慢する構造がもうソレ。

カラグレが綺麗だなー。撮影も丁寧だった
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.3

昨日のクランクイン撮影を終え、今日本業の業務報告も終え、ようやく昼休みを取り、岨手さん脚本、片山さん監督ということで、風呂でゆったり観た。

内容も描写もおもったよりグロかった。モザイクはうーん。工夫
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

3.0

水の色がきれいだった。

その人の持つ価値観によって見方が変わるだろうなと思った。俺と異なる、他人の価値観で観られるときの、最悪の捉えられ方のことを考えて、ウー…となってしまった。そんなこと考えなくて
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.3

井上陽水が身体中に染み渡りすぎて危うく蒸発するところだった。細長い店内のように、カットの奥行きがなんとも美しく効果的な映画。後半、まさこさんの荷物が見つかったあとの奥行きの転換はあまりにもナイスショッ>>続きを読む

クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.0

監督、坂本裕二殺し。
ふつー!てかなんだろ、良いんだけどさ、うーん、もえこは好きじゃないだろうなこれ。

いやはや坂本裕二と知らなければ4.2くらい付けたかもしれんが、坂本裕二と知ってしまっていて、期
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.9

年始から福井で映画を撮る俺、冒頭10分ほどで「池田やないかーい‼️」と俺の中の髭男爵が叫んだ。脚本似てたらどうしよう引っ張られる観るのやめたいチャムと冷や汗かくも、全く違ったので安心して見れた。

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