親が押しつけてくる理想となりたい自分のギャップに苦しむ10代の心情が丁寧に描かれていて、なおかつ「感情が高ぶるとレッサーパンダに変身してしまう」というファンタジー設定とも噛み合っている。レッサーパンダ>>続きを読む
つまらない下ネタが多すぎてコメディのつもりで観たとしても面白くない。それなりに芸歴の長い役者も多かったのに喋り方や所作に違和感があって集中力が削がれる。じゃあ今まで何をみせられてたのというオチだった。
多分あらすじを知っただけでめちゃめちゃ観たくなる感じではなく良さを説明するのが難しい作品。かなり平凡で劇的なことはほとんどないけど成立している。本当にただちょっと思い出しただけでしかない話。永瀬正敏の>>続きを読む
オンライン試写会で鑑賞。ひたすら残酷な話。ドキュメンタリーっぽいカメラワーク、過度にドラマチックにせず淡々とした展開で現実もこんな感じなんだろうなと思わせる説得力がある。「聖戦」という邦題の文言でもっ>>続きを読む
観始めてすぐグルメ映画ではないということがなんとなくわかる。ニコラス・ホルトの軽薄さとレイフ・ファインズの不気味さとアニャ・テイラー=ジョイのかっこよさが良かった。欲深く傲慢な人間たちが痛い目を見る話>>続きを読む
お母さんの方がむしろロボットっぽく感じられる部分があって何か狙いがあるのかなと思った。アンドロイドが出てくる近未来の話として新味はそんなにない気がするが、あらゆる面でハイクオリティでしみじみとした良さ>>続きを読む
ありったけのブラックユーモアを詰め込んだみたいな内容で、刺さる人には面白いかも。ストーリーの面白さを楽しむタイプの映画ではないというのは理解したがそれなりに納得感のあるオチは用意してほしかったなと思っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
めちゃめちゃテンポよく続きが気になる展開の連続で面白かった。ありきたりなメッセージが説教臭くなくて後半ちょっと涙目になっちゃった。主人公の転職予定の事務所が嫌な雰囲気じゃなければああならなかったのかな>>続きを読む
唐突でありがちな展開、冗長でテンポはそんなによくなく地味で盛り上がりに欠ける、のに良い映画だと思った。クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンの親和性が予想以上に高く、>>続きを読む
初インド映画で面食らうことも結構あったが3時間ぶっ通しで楽しめた。体感90分。話は超絶ハチャメチャ展開でツッコミどころは多々あるがそんなことはどうでもよくなる絵面の強さ。やりたいことを全部やって破綻せ>>続きを読む
フラナリー・オコナーの小説を読んだときのような、何が起きているのかはっきりとはわからないけど何か大きなことが起こったんだと感じる不思議な気分になった。警察に捕まるまでははっきりと主人公の絶望が感じられ>>続きを読む
鎧のガシャガシャした音や生き物の鳴き声など、音がとにかく印象に残る。ほとんど感情がこもっていないような話し方が登場人物たちがあくまで物語の駒であるという感じを際立たせている。
よく練られた筋書きに愛おしいキャラクター。森見登美彦の文体をほぼそのままナレーションで再現しているうえアニメーションの面白みも加わっているので説明部分でさえ退屈にならない。死角のない最高の映像化。
話は二転三転してそれなりに面白かったけどインパクトはやや弱いかも。ファンサービスっぽいやり取り(「血も涙もない」「実に面白い」など)もいくらかあったけど内海はさほど活躍しないのでそこまで盛り上がらなか>>続きを読む
キアラン・ハインズとジュディ・デンチがいい。暴動のどさくさに何かしら盗むように言われた主人公が洗剤を「環境に優しいから」という理由で盗むのが面白い。ブラナーの自伝的作品らしいが美化されておらず、美化さ>>続きを読む
前情報ほぼない状態で観たのでカーアクションの面白さに驚いた。白旗挙げようとしたら銃だと勘違いされちゃうシーンがめちゃくちゃ緊迫感あるはずなのに笑えてすごい。
原作からの改変はかなりあるもののハチャメチャで映像向きの改変だったうえ伊坂幸太郎らしさも随所に感じられて良い映像化。そもそも伊坂作品の登場人物はかなりトンデモなのでトンデモ日本という舞台設定とかなり親>>続きを読む
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見ることに対する風刺的な笑いがたっぷりで楽しい。マイケル・ウィンコットの演じる渋いカメラマンが結局吸い込まれちゃうのが面白い。Gジャンのシンプルな円盤形から変化した形態がいい。Gジャンのシーンに迫力が>>続きを読む
ノラとアンバー・スウィートの交流が面白い。説明的な場面が少ないが登場人物の心情をよく描写できていてストレスはない。
「I'm not fine!」と二人で叫んで暴れるシーンがよかった。ありきたりなメッセージな気はするがホアキン・フェニックスとウッディ・ノーマンの相性がよかった。
音声分析官という職業の特色を活かした謎解きを期待したが、途中からよくある感じのサスペンスに落ち着いてしまった。それでも緊迫感の演出はよくてそれなりに楽しめた。主人公が焦れば焦るほど妄想にとらわれている>>続きを読む
もっとどうにかできただろうと思う部分がいくらかあってモヤモヤもしたが、客観的にみてどうにかできただろうと思えたことに考えが及ばないほど追い詰められていたのだろうと勝手に納得した。モヤモヤしたままだった>>続きを読む
ずっと何をみせられてるんだろうという気持ち。ほとんど妄想で中身はない。
このレビューはネタバレを含みます
ジュールズをあまり好きになれず乗れなかった。コメディシーンだとはわかっていても母への誤爆メールを削除させるために社員たちを母の家に侵入させるのがエグいなと思ってしまった。
肉弾戦もカーチェイスもメカも全部かっこよかった。ゴードン、アルフレッド、フォックスあたりの脇役も好き。
このレビューはネタバレを含みます
これを思いついて実現させているのがすごい。2分間という間隔が話を回収するのにちょうどいい。ハートフルな話の収まり方だけどやってることまあまあえげつなくてちょっとブラックな感じ(最後に藤子・F・不二雄の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
個性豊かなならず者たちが世界の危機のために協力する系の話に求めているものが大体詰まっていて楽しかった。グルートが蘇るのも軍が協力してくれるのもヨンドゥが単なる小物ではなくちゃんと強いのもお約束的な展開>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
すごい笑った。味のある絵と会話の間がクセになる。「飽きた」という理由でポンと辞めるも結局衝動が勝るというオチは予想がつくけどその表現が面白い。リコーダー吹きながら素早く動けるの身体能力がすごい。研二が>>続きを読む
単純な感動話で悪役もステレオタイプだけれど、主人公も親がおらず盗みに手を染めているので悪役にも事情があるのだろうとなんとなく想像させられる。
最後の10分くらい最悪すぎて逆に笑ってしまった。バリー・コーガンの不気味さが最高。美しい画面構成に自己中心的な人間の醜さを映すミスマッチな感じが不気味さを増幅させる。「結局人間も捨てたもんじゃないな」>>続きを読む
劇中曲7曲という情報を知ってやや不安だったが歌が多すぎるという感じもしなかったし全部いい曲だったので楽しめた。ウタがかなり重い十字架を背負っていてハードな話だった。過去の敵キャラと共闘する展開はベタだ>>続きを読む
終わり方がいい。戦闘シーンも全部よくて特にゾロが弾丸を斬るシーンが楽しかった。
前作に比べるとアクションのバリエーションは少ない気がするが総合的には前作より面白かった。前作より体のふっとび方に違和感はなかった。清野菜名、豊川悦司、大沢たかおが特によかった。こういうご時世だからかフ>>続きを読む
ウードがダメ男なわりにモテていてフィクションながら恋愛というのはよくわからないものだなという気持ちが強まった。
試験官がかなりザルな感じもするが、カンニングの手法は面白かった。貧富の差という社会問題をうまく絡めていて奥行きがある点もよかった。