こぶたさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

火火(ひび)(2004年製作の映画)

3.9

「スカーレット」と同じ神山清子さんをモデルにした作品。
息子の闘病、骨髄バンク設立のために奔走する姿により重きをおいて描かれてた。
やっぱり田中裕子は強い女性が似合う。
石田えりの明るさが重い場面を救
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.2

最近観た「八月の鯨」でヒステリックな姉役をやってたベティ・デイヴィスがその25年前にそれ以上の鬼気迫る演技を見せてる。この作品では妹役。
姉役のジョーン・クロフォードとは実生活でも不仲だったらしい。
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

4.8

原題の英訳はThrough Ernesto's Eyes

隣のハビエルとのやりとりがとてもよかった。
おじいちゃんが出てくる映画大好き。
エンディングはもしかして...?あ、違うか、あれ?やっぱりそ
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黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年製作の映画)

4.2

WOWOW
小林桂樹が若い。
30代で42歳を演じてる。
杉山さんの奥さんを演じる菅井きんも若い。
この中では杉山夫妻に同情した。

白黒映画ってサスペンスの緊張感が高まる。
どこから石野の嘘が綻んで
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大人たち(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

casitas=小さい家?
楽しいー
ここに自分も加わりたくなった。

最初に犬と子どもの写真が出て、旦那さんが「ロッキー!」って呼んでるので、いかにも犬のことと見せかけて子どものことかなと想像しなが
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ずっとお城で暮らしてる(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW

不気味なものを観ても大丈夫そうな気分だったので録画してたのを観た。
絵が綺麗。お姉さんも美人でいつも素敵な服を着てる。
内容は見た目とは逆で、人間の狂気を存分に描いてる。
すごいどんでん
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.8

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最初のみんなの目が辛かったけど、ボランティアにまで誘ったりするのはびっくりした。日本ではあり得ないかも。

町のみんなのラースを大事に思う気持ちがそうさせたんですよね。
牧師さんの「彼女は師だった。我
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.5

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WOWOW

福島にある実在の映画館を舞台にした作品。
高畑充希が生き生きしてた。
大久保佳代子の先生がすごくよかった。最後まで笑わせてくれる人。
映画のしくみも初めて知った。半分暗闇を観てるんだ。
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CHICAS DAY/2人の秘密(2013年製作の映画)

4.0

そうだったのかー!
最後まで観てからもう一回観たら最初と見え方が違った。

前半は楽しい分後半は寂しい。でもこの時間がこの女の子をこの先も支えるんだろうなと思った。

此の岸のこと(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全編を通してセリフがない。
でも主人公の気持ちが伝わってくる。
誰にとっても他人事ではない話。
悲しい結末だけど、幸せそうな2人のシーンで終わったので少し救われる。

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

赤ちゃん時代は一瞬だったけど可愛かった。
子供時代は叫び続けるのが恐怖だった。

不動産屋のマーティンは世襲制で、彼を育てるために店を訪れた夫婦が連れて来られるということかな。

おもちゃみたいな町と
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

白黒ってサスペンスにはぴったり。ハラハラ感が増す。

この映画は説明が難しいな。
サスペンス、子どもの冒険映画とも言い切れない....歌多めのサスペンスアドベンチャー?
まとまりがない気がするのは、元
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マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルやポスターで想像してたようなほんわかあったかいだけのお話ではなかった。

夫に先立たれ心の支えを失ってしまったマルタが若い頃の夢を思い出し、村人の反対もものともせず夢の実現に向かって努力するお
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.8

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『ミッドサマー』の老人役が『ベニスに死す』の美少年だと知った時の衝撃。当時63歳か4歳くらいなのにもっと年取って見えた。きっとこれまで苦労してきたのだろうなと思ったが、想像以上に過酷だった。

祖母、
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妖怪百物語(1968年製作の映画)

3.5

WOWOWをつけたらちょうど始まるところだったので視聴。

大映は初めての妖怪もの?
唐傘おばけ、ろくろっ首、のっぺらぼうなど、有名どころが出てきた。

ピアノ線がキラッと見えたり、室内でも喋る時に息
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW

一男父娘と江津子がどう関わってくるんだろうと思ったら....
これはわからなかった💦
ミスリードにひっかかってしまった。

そのあと発覚する事実も衝撃的で。

シリアスのムロツヨシいいで
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奥さまは魔女(2005年製作の映画)

3.5

NHKBSプレミアム

ちょうど今BS松竹東急で『奥さまは魔女』のTVシリーズを再放送してるので、このタイミングで観られて嬉しい。

タイトルは一緒だけど、ドラマのリメイクではなく、自分主演でリメイク
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母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

4.0

Filmarksオンライン試写会にて。

南仏の貧しい移民地区で昏睡状態の母親を自宅で介護する4兄弟。
末っ子のヌールは余裕のない生活の中で毎日オペラをスピーカーでお母さんに聴かせてあげてるくらいオペ
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メトロポリス(1927年製作の映画)

5.0

1984年に観たジョルジオ・モロダーがプロデュースしたバージョン。

SFサイレント映画「幻の名作」として長い間知られていたこの作品の熱狂的ファンであるジョルジオ・モロダーが、世界各地のコレクターから
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW

わあ、このポスタービジュアルの右半分に映画観終わってから気づいた....

こういう治験のために一見別のものに見せかけている施設がありそうで怖い。

後半の夫婦のシーンはうるっときた。
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噂の二人(1961年製作の映画)

4.5

『ローマの休日』のウィリアム・ワイラー監督作品。

シャーリー・マクレーンとオードリー・ヘプバーンと好きな二人が主演というだけで楽しめたけど、内容はシビア。
当時こういうテーマの作品ではかなり先駆けだ
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マネキン(1987年製作の映画)

4.0

観たことあると思ってたけど、主題歌を歌ってるスターシップのMVを観て映画も観たつもりになってたみたい😱

80年代の雰囲気がたっぷり味わえて、アメリカに憧れてたあの頃の自分に戻ってしまった。

キム・
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レインマン(1988年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

いつか観ようと思って見そびれてた作品。公開から30年以上も経ってるのか〜💦

ダスティン・ホフマン演じるレイモンドが可愛くてすぐに好きになってしまった。
タイトルのRain Manの意味がわかるくだり
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.5

小粋で、理屈じゃ片付けられない男女の話。
ダイアン・キートンのこの頃の映画は初めて。ほんとに喋り方とか表情とかチャーミング。タイトルは彼女の役名。
ウディ・アレン演じるIQ高くて博識で神経質で話し出す
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瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

4.1

Fan’s Voice独占オンライン最速試写会にて。

瀬戸内寂聴さんの晩年の17年間を追ったドキュメンタリー。
寂聴さんが生きてらっしゃれば100歳となるお誕生日に観ることができた。
撮影する側とさ
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不思議な雑貨屋さん(2014年製作の映画)

4.0

原題「ピクニックの香り」(英語タイトルSomething to do with love)
ふと立ち寄った古い雑貨屋で主人公が探すものは何なのかーー

匂い、音楽...そこから記憶って甦るよね。
最後
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