三四郎さんの映画レビュー・感想・評価

三四郎

三四郎

古典的ハリウッド映画と松竹大船調に乾杯!大学卒業して映画アーカイブ業界へ!

映画(569)
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喜劇 大泥棒(1971年製作の映画)

2.0

夫婦喧嘩は貧乏の種まき
小学校の教室シーン。甍の波と雲の波〜「鯉のぼり」が聴こえてくる!懐かしい歌。小学校時代、歌のテストで歌ったなぁ笑
ラストシーン近く、娘の恋人が言った「ずっと知らないフリしてるの
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男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

3.8

夢は西部劇から始まり、「他人のそら豆よ」さらりと言ってのける寅さん笑
全体的にユーモアとペーソスある整った作品だった。
ラストシーンの富士山絶景!
桜田淳子可愛いし、お巡りさん自転車乗りながら「わたし
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異国の出来事(1948年製作の映画)

3.7

ベルリン上空からの焼け跡、瓦礫、それについて様々なことを言うアメリカ人議員たち。闇市の物々交換、飛び交うドイツ語、大きなチョコレートケーキを見て喜ぶドイツ人…ドイツ人が可哀想になったのは、同じ敗戦国民>>続きを読む

虞美人草(1941年製作の映画)

4.9

この物語で最も大事なのは藤尾が持つ「金時計」だ。
子供の頃から藤尾は金時計を玩具として遊んでいた。宗近君はこの金時計が欲しかった。藤尾の父親と宗近君の父親は、将来宗近君にこの金時計をあげれば、藤尾もつ
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レディ・イヴ(1941年製作の映画)

4.0

これは映画だから、しかもスクリューボールコメディーだからこそ、この奇人変人たちが織り成すとんでもハップンな展開を寛大な心で笑って見てられる。
スクリューボールコメディー、この手の筋は日本人にはウケにく
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喜劇 怪談旅行(1972年製作の映画)

1.0

ホラーとかSFとか苦手だからかな?旅行シリーズの中でも一番退屈だった…。
ただ森田健作の「友達よ泣くんじゃない」、そして夕焼けシーンからまさかの南沙織の「ともだち」!!が聴けて嬉しかった笑
夕焼けに誘
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.0

観て良かった。ここ最近見た中で一番深く奥行きある映画だった。
アンディ・マクダウェルという女優さんもタレ目がちの知的そうな美人で好感が持てた。
繰り返し繰り返し同じ日を過ごし、最初はうんざりする主人公
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34丁目の奇跡(1994年製作の映画)

3.8

クリスマス映画は幸福な気持ちにしてくれる。善悪も敵味方も非常にわかりやすく描かれていて子供向け映画ではあるが、「真実とは何か」など考えさせられ、科白も良く、映画らしい映画だった。

喜劇 社長さん(1972年製作の映画)

1.0

主役の男優さん、田舎者の設定だけどなんとなく育ちがよさそう、お坊っちゃん役の方が似合いそう。
青年はズーズー弁で優柔不断で人が良すぎて…、そして社長さんもテキトーすぎて腹立ってくるが、どちらも役だから
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学校(1993年製作の映画)

3.0

小学校低学年の頃母親と一緒に観たが、タイトルを今まで知らずにいた…。ただ印象深い映画だった。今たまたま映画のストーリーを読み記憶と一致した!
当時、田中邦衛が綺麗な女性教師に叶わぬ恋をするところがせつ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.1

戦前の都会は華やかで、クリスマスも祝っていて…アニメーションであってもこういう「当時」を正確に再現するというのは、やはり嬉しい。当時の広島の街を再現する為に、生き証人を訪ね、原爆で一瞬にして破壊され失>>続きを読む

喜劇 頑張らなくっちゃ!(1971年製作の映画)

1.1

クレジットから気になっていた、大山巌、日露戦争の大山元帥と同姓同名。映画の中でもやっぱり指摘されてた笑
ヒッピーたちを「西洋乞食」と形容する笑
赤ん坊違いの際、ヒッピーは「謝ることなんかないよぉ。なに
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ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)

1.0

小学校低学年の頃観たが、ストーリーはつまらないし、全体的に腹立たしくて腹立たしくて…。野球を舐めた映画だと思った。生まれて初めて出会った愚作、駄作だった。今思い出しても大嫌いな映画。

群衆(1941年製作の映画)

4.8

“Hello, John”
この時のバーバラ・スタンウィックのとろけるような甘美な表情は忘れられない。
大学の講義でチラッと見た『深夜の告白』の時の彼女は、前髪パッツンで全く美人には思えず、この女のど
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女の園(1954年製作の映画)

4.8

「あたくしだって青春時代がございました」これは胸に突き刺さる。女学生たちの生活、行動を厳しく監視して、自由を許さない舎監。冷たい美貌に冷笑を浮かべている、そんな冷酷さが似合う高峰三枝子に言わせるからこ>>続きを読む

男性対女性(1936年製作の映画)

3.7

さあ、やったやった、シュバリエだってマクドナルドだって、一夜漬けのスターじゃなかったんだぜ!

上原謙のこの科白!1930年代ハリウッド好きにはたまらない!笑
ここからのタップタップタップでの場面転
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サリヴァンの旅(1941年製作の映画)

1.0

もしこの映画に感動する人がいるならば、松竹の名プロデューサーで蒲田・大船調を築いた城戸四郎の思想を伝えたい。
城戸は、暗いリアリズムを嫌った。映画は現実の投影であるとしながらも、現実社会の暗く醜い部分
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熱砂の誓ひ 前篇(1940年製作の映画)

1.0

この映画、本当にlangweilig...müde...
長谷川一夫より松竹三羽烏の方がはるかにハンサムなんだよなぁ。4日間も口をきかないという設定と李香蘭のお茶目な演技はなかなか笑える。
長谷川と李
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白蘭(びゃくらん)の歌 前篇(1939年製作の映画)

1.0

これは紛れもなく軍の好きそうな正真正銘の国策映画だろう。『支那の夜』があまりに良かったので期待して見たが、かなり残念な内容だった。
大陸三部作の第1作目がこの出来栄え…。

しかし、霧立のぼるという女
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支那の夜 蘇州夜曲 前篇(1940年製作の映画)

4.4

これは国策映画とも、そうでないとも言われる不思議な映画だ(現代では国策映画ではないと言われている)。ただどちらにしろ、この映画が好きだ。
この映画を日本語恋しさのあまりベルリン大学留学中に観たことを契
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.5

心温まるヒューマンドラマ。
リーゼ・スティーヴンスの『カルメン』に感激してしまった。歌と芝居の艶やかさと情熱。映画よりもこちらの舞台の方に引き込まれた。
テッドが新妻を父に残して(託して)出征するシー
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新女性問答(1939年製作の映画)

4.8

原作小説のないオリジナルシナリオでこれほどのものが作れたら文句無しの傑作!あゝ涙の辯論も美事!もう少し桑野通子が熱く激しくダイナミックに語ってくれたら、もっともっと感動的だったのだが…ちょいと迫力に欠>>続きを読む

撃滅の歌(1945年製作の映画)

3.5

思ってたより、物語性と動きのある映画。上海のシーンでは、サスペンス要素を取り入れている。
ただ、途中から、悲しいかな戦意昂揚国策映画になっていく…。
「ジャズはアメリカの文化謀略」など、アメリカ嫌悪、
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純情二重奏 前篇(1939年製作の映画)

4.6

素敵なハッピーエンド!
高峰三枝子にとってはハッピーエンドだが、木暮実千代にとっては辛いバッドエンド。なんといってもラストシーンが秀逸。皆からの祝福と新しい船出、前途洋洋たる終幕は、いつでも私を感動さ
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螢の光(1938年製作の映画)

4.5

早撮りの名人佐々木康監督が3日で仕上げた作品!…だったかな?
この作品はとってもスピーディーで心地良い。軽快なリズムで展開していく。しかし、それで終わらぬのが青春ものだ。
全てがうまく行ってるのに失恋
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花は偽らず(1941年製作の映画)

4.6

『暖流』と同じように走り去ってゆくお嬢さんの後ろ姿…。高嶺の花は高嶺の花すぎて、皆、分不相応だと諦めてしまうのか。

大庭秀雄監督はこの映画がヒットしている時に娘が生まれたそうで、この映画のヒットにあ
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

1.0

東京物語、東京家族のリメイクリメイク作?なのでお爺さん同窓生と広島弁で会話。
家族にとって見ず知らずのお爺さんが泊まって起きて来ず、「死んでるんじゃ…」のくだりは、『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』
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椿姫(1937年製作の映画)

3.0

シャンパン片手に笑う彼女 時にその瞳は涙に濡れていた…
友達がいいね、あのガストン…私は人生において彼のような人になりたい。彼の役を演じたい。
「愉快でおもしろいだけの人かと思っていたわ…実は心優しい
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あねといもうと(1965年製作の映画)

4.1

父一人、娘三人のレストランでの食事。倍賞千恵子は結婚話を言い出しにくいから一人赤ワインを飲むのか。皆に比べ一人心情の重さが伝わる。
「義務教育ですからね、優秀な生徒だけご満足するような教育じゃ意味ない
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好人好日(1961年製作の映画)

3.5

「大仏さん!」かわいいなー岩下志麻!
「みんなは佐田啓二に似てると言うけど私はグレゴリー・ペックに似てると思うんです!」なーんて、どちらにせよ惚気てる笑
「お言葉通り遊びに来ました」
「ほう、何して遊
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大根と人参(1965年製作の映画)

1.9

豪華キャストなので期待して見てしまった…
見事に裏切られた。
脚本が悪いのかなぁ。渋谷監督は、何ゆえあたたかいヒューマンドラマが描けぬのか…。どうも嫌らしいというかしつこいというかアクの強い人間を登場
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二十一歳の父(1964年製作の映画)

2.8

「不安定な世代か。だが、俺は安定しないのもまた楽しいと思う。汽車の窓に移り変わって行く景色のように…不安定なのが世の中の味じゃないかな」
甘い。若者よ、馬鹿者よ、世間知らずだ。安定してた方がいいに決ま
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やっさもっさ(1953年製作の映画)

3.5

戦後のパンパンとアメリカ軍人による混血孤児の話と言える。渋谷監督は戦後獅子文六ばかり映画化してるが何ゆえか。コメディでかなり笑えたが、ところどころ「深い」と唸らせる。戦争で負けたという日本男児のやるせ>>続きを読む

斑女(1961年製作の映画)

1.0

佐々木功はジェームス・ディーンそっくりの演技だな。肩をあげて猫背っぽく、おどおどした子猫的なかんじ。
遊園地シーン、これは『エデンの東』そのもの。

「浅草のオペラから銀座のカフェー…あの頃は良かった
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シェーン(1953年製作の映画)

4.2

冒頭シーンで鼻歌を歌うジーン・アーサー、窓から顔を出すジーンは歳をとって見えたが、食事シーンのクロースアップは淡い印象を受けた。若く美しく見えた。男達のクロースアップはハッキリクッキリしているので、古>>続きを読む

快楽(1952年製作の映画)

1.0

画面斜めだったり…映像にこだわる人には嬉しいのかもしれぬが、フランス映画のつまらなさここにあり。わかる人にはわかるでしょ、そういう人に見ていただきたいという鼻に付く演出。私はフランスのお高くとまった感>>続きを読む

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