三四郎さんの映画レビュー・感想・評価

三四郎

三四郎

古典的ハリウッド映画と松竹大船調に乾杯!大学卒業して映画アーカイブ業界へ!

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舞踏会の手帖(1937年製作の映画)

3.7

思い出は美化される、故に得難く懐かしい。
シーンひとつひとつがなんとも美しい…。古き良きフランス映画。
オーバーラップやスローモーションが効果的に用いられなんとも素敵だ。
“青春を忘れずにいたら 純情
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.5

艶やかに派手に見えるも暗く淋しい裏町人生。はたまた男たちのエゴイズム物語とでも言えようか…。
成瀬監督作品は、ジメジメしていて長〜く感じて苦手だが、この作品はリズムが良く、スラスラと観れた。展開がスマ
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恋におちて(1984年製作の映画)

1.0

1945年のイギリス映画『逢びき』を思い出しながらこの作品を観ていた。思い出さずにはいられぬほど展開が類似している。しかし、同じ不倫ものでもイギリスとアメリカでは格調高さが違う。白黒とカラーの違いか、>>続きを読む

女舞(1961年製作の映画)

2.0

舞踊や能のシーンが挿入されるからか…どうも途中からlangweiligになってしまった。岡田茉莉子がヒロインだが、岩下志麻が可哀想に思えてならなかった。

釣りバカ日誌3(1990年製作の映画)

3.3

鈴木建設の社歌の冒頭メロディは「愛国行進曲」なのか!びっくりすると同時に興味深く聞いてしまった。ちびまる子ちゃんの声優さんが出演していたが、そのことを全く知らずに見ていたので「あれ?ちびまる子の声がす>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

1.0

この手の映画は苦手。小説も読みたいとは思わない。
なぜに「偶然」が重なっていくのか…、いくら小説や映画の世界だとしても私には納得できない…。電車から紙吹雪を散らす女だって、新聞記者が偶然乗り合わせてた
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昨日と明日の間(1954年製作の映画)

2.6

松竹マークから淡島が電話をかけるシーン、鶴田受話器取って話した後、切って、スクリーンの中から私たちにミディアム・ショットで「俺は…という男だ!」と訴えかける(社長に対してなのだが)。淡島と鶴田が遊園地>>続きを読む

(1941年製作の映画)

2.8

上原謙、本当にハンサムだなぁ!桑野通子が妹役という配役も最高だ。美男美女の兄妹。ただ一つ頂けないのは、ヒロインが…田中絹代。川崎弘子が良かったなぁ。ひとつひとつのシーンは花が添えられromantisc>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

3.5

奇人変人ばかり…笑
川島雄三監督に近いがどこか違う日本版スクリューボールコメディだ。芝居掛かった科白に演技、キャメラアングルも変わっていて斜め下から顔を捉えたり…、しかしテンポは実に軽やかでどんどん話
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.4

最初の37分間、退屈だし血塗れで気持ち悪くなった。最後まで我慢して観たらなかなか面白くスッキリする家族愛かつコメディ映画。三谷幸喜監督なら、もっと最初の37分間シーンも興味深く描けたのではないかしら…>>続きを読む

九月の空(1978年製作の映画)

1.0

日本映画の質も1970年代後半になるとさらに落ちたなぁ…。アイドル映画だから仕方ないと思いながら見た。
演出も酷いが俳優たちの演技も科白も見るに堪えない、そして何より筋が悪い。くだらない青春漫画が原作
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釣りバカ日誌2(1989年製作の映画)

2.5

軽く見られる娯楽作品。
映画館で見るより、家で見た方がいいかなぁ。スーさんを助けた女優さん、そんな美人には見えない…。彼女の結婚は唐突だったし、それほど彼女自身喜んでもいないように見えたが、あれで終わ
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間諜未だ死せず(1942年製作の映画)

4.0

吉村監督の演出、やっぱ洒落ててバタ臭くて好きだなぁ。冒頭は美男子盛り沢山の作品!この映画で唯一気に入らないシーンはラスト近くの王が縛られぶら下げられている鞭打ちのシーン。当時はあれが拷問の鉄板だったの>>続きを読む

明日は月給日(1952年製作の映画)

3.5

快作だが、なんとな〜く間延びしているような…。家族、兄弟姉妹、それぞれにスポットライトを当てているからかしら。ただ幸せな温かい気持ちになる映画で良かった。朝の食事シーンで四男のトメオが読んでいる雑誌の>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.5

今回は、ヘルマン・ヘッセの「青春は美わし」みたいな恋だった。

柱のきずは キリギリス
五月五日の キリギリス
粽たべたべ キリギリス
計ってくれた キリギリス

音楽の時間の思い出話。「背くらべ」を
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男はつらいよ 寅次郎頑張れ!(1977年製作の映画)

4.6

なんと上品なお姉さん!泥臭くむさ苦しい感じの中村雅俊の姉役にしては気品が溢れすぎている。どうも私は長崎が舞台の話に弱い。映画にしても歌にしても、長崎は絵になるロマンチックな街だ。しかし寅さんは言いたい>>続きを読む

思えば遠くへ来たもんだ(1980年製作の映画)

3.5

青春学園物語。青田先生が最後の方で「青い山脈」を口ずさんでいるのがまた良い。
映画の歴史はつながっていると感じさせてくれる。ただ「青い山脈」は東宝…。

高橋のお姉さん百合子は、バスに乗る前に青田から
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ステラ・ダラス(1937年製作の映画)

3.1

この頃からあんなでかいウォータータンクがあったのか!酒もタバコもしないの、そんでキスは誰とでもするわけではない、ふしだらな女とおもわないでね、か。結婚するまでは努力するが、その後本性が出るというか、出>>続きを読む

焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

1.0

2時間あるにもかかわらず、表面的で中身の薄い印象を受けた。深みと奥行きがない。これは映画ではなく2時間ドラマだ。在日朝鮮人の描き方で最も印象に残り心揺さぶられたのは清水宏の『有りがたうさん』(1936>>続きを読む

果てしなき情熱(1949年製作の映画)

2.5

哀れ、男の、いや芸術家のエゴイズム映画。芸術家は訳がわからない。一人で苦しんで一人で絶望して一人で…孤独だなぁ。悩ましい映画はその解決せず回り続ける悩みと同じように円環構造で描くのがいいのだと感じた。>>続きを読む

花婿の寝言(1935年製作の映画)

3.0

おのろけ新婚夫婦…笑 寝言だけで物語を作っているので、とても面白いとは言えないが、なかなかどうしてうまくできている。なんとも単純な映画、なんて平和なんだ。
みんなの前で寝言を言い、思っていることを全て
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この二人に幸あれ(1957年製作の映画)

3.5

「個人の自由があるから個人の責任も必要」これが自由の生き辛さ、難しさ。
厳格な父親を演じる志村喬の立ち位置が…理解はできるが現代の感覚では無理がある気がする。本当の心情や表情を表に出して相手に伝えず、
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東京ラプソディ(1936年製作の映画)

3.0

1930年代の華やかなりし帝都東京を観ることができる!
クレジットが斬新で一人一人登場人物が「東京ラプソディ」を歌っていき役名と名前が俳優陣の胸元に出てくるが、当時の他のP.C.L(現東宝)作品も同じ
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銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

3.5

笠置シヅ子は当然の如くリズム感があり表情豊かで、歌を聴いても、演技を見ていても楽しいが、デコちゃんもまた歌上手いなぁ。食い倒れ人形のような黒縁メガネもとっても似合っていてキュートだ笑 灰田勝彦もハンサ>>続きを読む

そよかぜ(1945年製作の映画)

3.0

〜ポプラ並木に そよ風吹いて 小鳥さえずる 愛の歌 にっこり笑って 足並み揃え 越えて行こうよ 野も山も 青春 青春 讃えよ青春〜
軽やかな美しいメロディと歌詞だと思って聴いていたが、大戦末期の映画『
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.0

「こっちが向こうを嫌ってると向こうもこっちが嫌いになる、こっちが向こうを好きだと向こうもこっちのことを好きになってくれる」とハマちゃんがスーさんに説くシーンが心に残った。

スーさんが社長だとは知らず
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男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年製作の映画)

3.8

瀬戸内海の島だからか、野球少年の一人はカープの赤い帽子をかぶっている!巨人の帽子をかぶってる子もいるなぁ。松坂慶子は清楚で綺麗。「こんな広い世の中にたった二人の姉弟じゃないか」のシーンと、弟と結婚の約>>続きを読む

天守物語(1995年製作の映画)

2.5

途中迄はおもしろみもなにもない、非常に退屈極まりない作品。しかし、姫川図書之助と富姫のシーンは魅せる魅せる、なんとも艶で麗しかった。
ただわざわざ映画にする必要があったのだろうか。舞台で観たなら心揺さ
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泣き虫チャチャ(1987年製作の映画)

3.0

「ごめん、私、遊び半分じゃ嫌なの」ってなかなかどうしてしっかりした娘さん。まさかアイドル映画で泣くとは思っていなかったが、風見慎吾とお母さん役の人、この二人の熱演に思わず涙してしまった。
「僕 笑っち
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まごころ(1939年製作の映画)

4.7

富子役の加藤照子、なんて愛くるしい瞳の可愛らしい女の子だろう。かなりの美少女だが子役のまま映画界を退いたのかしら?
「大日本愛国婦人会」の行列から始まる…というのが1939年という時代を感じると共に東
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春雷 後篇 審判篇(1939年製作の映画)

3.8

木暮実千代は『純情二重奏』の時と同じようなわがまま令嬢ぶりを発揮。最後は改心して相思相愛の二人を結びつけ自分は身を引く…お決まりのパターンだが、この松竹メロドラマらしい「女の友情」は何度繰り返されても>>続きを読む

春雷 前篇 愛路篇(1939年製作の映画)

3.8

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、川崎弘子が美しすぎて…惚れ惚れ。どの時代でも通じる麗人だろう。
この作品で描かれている最も大事なことは「どんなに困っても正しい生き方がある、正しい生き方はいい気持
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超高層ホテル殺人事件(1976年製作の映画)

1.0

冒頭のトランペットシーンとメロディだけ良い。
サスペンス映画というよりも、サスペンスドラマ?映画らしさとは何か…わからないが、わざわざ映画にするようなストーリーではないような…。
由美かおるみたいな顔
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正義だ!味方だ!全員集合!!(1975年製作の映画)

4.0

なかなか深い科白が多く、思わず涙するシーンもあった。さすが瀬川昌治監督。全員集合シリーズはバカバカしくてやりすぎていて笑えない作品ばかりだが、脚本・監督が違うとここまで違うかと思わせる秀作。
諺や格言
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