栞さんの映画レビュー・感想・評価

栞

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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記録忘れてた。劇伴がいいなと思ったら、きみの鳥はうたえる以来のHi'Specじゃん…やはり三宅作品との相性いい

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

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作品と関係ないレビューで恐縮ですが、真織ちゃん役の子どこかで見たことあるな〜と思っていたら、TOHOシネマズで上映前にそろそろ幕間のお時間です〜と言ってくれる人だ…!本当に作品と関係ないレビューですみ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

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実家に戻る前にめちゃくちゃうがいして消臭スプレー全身に振りまいたり、なにかしてもらったら癖でお礼を言ってしまったり、門限を気にしたり…がかわいくて笑っちゃった。出てきた少年たちは全員絶対にいい子なので>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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ものすごい作品を観てしまった…となってる。観ている観客たちごと未開の地へ連れ去ってくれる傑作。『ミツバチのささやき』を観てないので、観ている人に比べて私は気付けていることも少なそう。観たらちゃんとレビ>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

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全員が絶妙に気持ち悪くてよかった
ハロプロもAKBもジャニーズもKPOPも、アニメやゲームの世界のキャラも、大好きで尊いと思える誰かに出会えるのってめちゃくちゃ幸せなことだから彼らがうらやましかった…
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眠りに生きる子供たち(2019年製作の映画)

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難民を受け入れることの難しさや課題もあるけど、母国を抜け出さなければならない事情がある人たちが幸せに暮らす場所がなくてはならない、とも思う。もちろん全ての国の人たちが母国で安心して暮らせる世界でなきゃ>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

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偶然にもいま読んでる本が辻村深月『傲慢と善良』で、親にお見合いをセッティングされる描写が通ずるのだけど、子供側の人間性は相反していて面白かったな。蘇畑は誰かに導かれることなく自分で自分の道を切り開ける>>続きを読む

私たち(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この類のドキュメンタリーは国(や世界)の悲惨な現状を映したものが多いけど、本作は違う。犯罪や暴動などのシーンはひとつもなくて、フランスの郊外で生きるさまざまな人たち(狩猟愛好家、訪問看護師?、夏を楽し>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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なにこれ、トチ狂ってるのにめちゃくちゃ人間味あって大傑作じゃん…エマストーンの俳優魂に感服だし、ベラの語彙の増え方や意思の表し方もよかった…脚本の素晴らしさよ…あとベラの衣装がもれなくすべて素敵すぎて>>続きを読む

ロボットカーニバル(1987年製作の映画)

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なんて贅沢なオムニバスなんだ〜私は「STARLIGHT ANGEL」と「明治からくり文明奇譚〜赤毛人襲来之巻」が好きだった

老人Z(1991年製作の映画)

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1991年の作品にしてはテーマ設定が斬新だな。面白かったし、どうでもいいけど信子の見た目が自分に似すぎていて、私が出てきたかと思った…

ねこぢる草(2000年製作の映画)

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見る人によって考察が異なるのだろうな。薬物中毒者の幻覚を覗き見ているかのような、グロテスクでファンタジーな世界観。昨今ニュースでよく見かける過激派ヴィーガン信者たちが作ったの?というくらい食への嫌悪感>>続きを読む

キックハート(2012年製作の映画)

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色づかいも描写も好き。もっといろんな作品を見てから言うべきだけど、湯浅監督作品の原液タイプって感じだ。すごく凝縮されてる

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これまではコスモスを見たら役所広司を思い出していたけど、今日からは木漏れ日を見たら思い出してしまう

作品が素晴らしいのは言わずもがななので、ややどうでもいい気付きを記す。ローソンの広告具合が気になっ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前半はぼくの夏休みツインズver.じゃん〜と微笑ましく見ていたのだけど、タケちゃんが久ちゃんを家に招いてサバ缶寿司を振る舞うあたりから終わりまで、ずっといろんな意味で泣いてしまった。あの別れのシーンほ>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

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好きを追い求める芯の強さと、好きを殺さない環境やまわりの人々の大切さ…ここまで愛せる何かに出会ってみたいな

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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アニメーション表現の質の高さよ。全景とそれぞれのキャラクターからの目線の使い分け…没入感がすごくて、映像を見てるだけなのに、まるでアトラクションに乗っているかのような気分だった。最初から最後までずっと>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なぜ今まで観てなかった?傑作…アニメーション表現や声優陣はもちろん、物語がすばらしい。呪いを受けて虐げられ、世の中から亡き者にされてきた2人が出会い、タッグを組んで拾い集める平家の物語…。いわば、自分>>続きを読む

アース・ママ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

日本で上映してくれてありがとう感謝…とてもよかった。子どもにとっての幸せとは?そのために大人が、社会がやるべきことは?考えながら見ていた。離ればなれになってしまった子どもたちにお気に入りの曲をかけるシ>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

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Netflixの新作に上がってたので。一般的なお涙頂戴ものかなと思っていたけど物語としてよかったし、しっかりと泣かされた。10年の変化がきちんと見た目に表れているのは、演技やヘアメイクだけでなく2人の>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大地を踏み締める足元、きのこを採る手、敵から隠れている草の隙間から見える目など、身体のパーツの撮り方がうまいな…隠れ身の立場からのカメラワークもドキドキさせられた。西部劇にはあまり詳しくないけど、一般>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

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貧困や戦争といった悲しい現実を捉えながらも、偶然に出会った2人が互いの愛をどこまでも信じ続ける姿がじつにロマンチックだ…さすが北欧、情景も美しい

燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

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街からネオンが消えゆく悲しみと、夫に先立たれた妻の悲しみが交差する。けれど、妻が前を向いて歩み出したり、娘と関係を修復するきっかけになったりと、悲しみの始まりであったネオンが、物語が進むごとに前向きな>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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この世でいちばん怖いのは災害でも幽霊でもなく、社会を知った人間(大人)だよ

ミツバチと私(2023年製作の映画)

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試写にて。主演の子の演技が素晴らしいな。わかりやすくジェンダーにまつわる物語であるものの、この議題を作品にすることへのいやらしさは感じず、映画として最後まで観ていられた。自然光のみで撮影したそうで、ロ>>続きを読む

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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初日に鑑賞。間違いなく2023年ベスト映画で、とんでもない作品を観てしまったという衝撃と、ここまで観客を信じている作品はないなという感動が一気に押し寄せる。これまで観たことのない(というかたぶん存在し>>続きを読む

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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原作未読なのでなおさらだが、要所要所のポイントを押さえて観ていかないと物語の大枠を捉えにくいかも。

…と思う反面、すれ違ったり交わったりしながら進む彼らの人生に翻弄され、ノスタルジックな雰囲気に飲ま
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ママと娼婦(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロメールやゴダールだったら90分で作るであろうこの映画をここまでの長編に仕上げたことには意味があるのだろうな。観ていて感じたのは、あえて間延びさせて余白をつくり、同じような3人の日常を何度も映すことで>>続きを読む

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