このレビューはネタバレを含みます
とても良かった。良かったと思えるのは韓国人的/日本人的なのかな?美しいと思った。
彼/彼女あるいは私にも起こった今世での一つひとつのことに、丁寧に言葉を与えた。それは今そばに居てくれる人との会話の中で>>続きを読む
色づかいが素敵。コマ撮りのような映像の撮り方、極端に少ない台詞、そのバランスに最初は戸惑ってしまったが、じわじわと温かい余韻が残っていることを感じている。通じ合ったりすれ違ったり、誰かと一緒にいられる>>続きを読む
面白かった!5つの街で起こる出来事はそれぞれ、現代が抱える問題や価値観について訴えかけるものでもある気がする。でもそこにシュールなシーンがあって終始面白く観ることができた。どの登場人物も愛おしいなあ…>>続きを読む
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恥ずかしながら初めて今敏監督の映画を観た。
どこまでが事実で、どこからが映画の世界なのか、だんだん曖昧になっていくが、その不確実性すらもストーリーを際立たせる。アニメでしか表現できないし、体験できない>>続きを読む
平山の1日は素晴らしい。静かで美しくも世界では色々なことが起こっている。毎日同じことの繰り返しのようで、全然そうではない。そわそわしたり、にっこりしたり、毎日何かを新鮮に感じている平山が羨ましくも思え>>続きを読む
個人的にはバイオレンスなシーンの刺激が強かったが、感想を一言でいうとかっこいい。ただかっこよかった。映画館で観ることができてよかった。だんだんストーリーが明らかになっていく構成や、ヒヤヒヤするシーン、>>続きを読む
映像が暗く目が慣れてくると湿気や肌感まで伝わってきそうな映像美。マギーチャンが初々しくて可愛かった。だんだんミミも可愛く思えてくる。狂おしくも愛おしい主人公だが、個人的には警官のクールさにやられたな…>>続きを読む
杉咲花の演技は、グッと心に残るものがあるなあ。いたずらっ子っぽい目も、鋭い目つきも、満面の笑みも、全部に引き込まれた。
ストーリーの構成からも、ひと時も退屈することなくヒリヒリする感じ。若葉達也のあの>>続きを読む
イーニド最高。年を重ねてからまた観たいな〜。でもとりあえずもう一度観たい。だれもさみしさを感じることなく生きていてほしいな。
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男女の切り取り方や構図、悲しいシーンでもこちら側(観る側)の涙を誘うことはない感じが、今泉監督らしいと思った。でも個人的に回想シーンや効果音がぽくないと感じた。あと主要な登場人物の年齢想定が分かりにく>>続きを読む
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カテゴライズされがちな世の中で、私たちは理解した気になっていることが沢山あるんだと思う。カテゴライズされることで守られる人も、傷つく人もいるのだと思う。私たちができることは、自分の知っていること、想像>>続きを読む
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映画の序盤、吉岡里帆がアイスクリームが並ぶ前で退屈そうにしているシーンを観てハッとした。秋に観て心を掴まれた映画「恋する惑星」を思い出した。やはりオマージュは至るところにあった。独特なリズム感があって>>続きを読む
“君たちはどう生きるか”
ずっとそう問われている気がして、必死に答えを探したような。眞人と旅したような。
眞人と青サギ、夏子、ヒミ、キリコ、、現世界とそうでない世界とを行き来して、またそれぞれの世界>>続きを読む
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まわりの11歳よりも大人びたソフィと、それを眺めるカラムは、親と子である以前に、彼と彼女であることを感じさせるし、きっとお互いにそれを感じているのだろう。親子の近さ、これ以上は近づけないような果てしな>>続きを読む
エンディングで愛のゆくえ(きのこ帝国)が流れた瞬間、鳥肌が立った。この曲が好きだったことがきっかけでこの映画を観た。
愛がどのようなかたちで描かれるのか気になっていた。感想としてただ「泣ける」とは言い>>続きを読む
こんな場所があるという奇跡を忘れないでいたい。
どこにでも必要な場所であるはずなのに、なかなか見つけられない。
60分と少しの時間に、何度か涙がこぼれ落ちた。同情?共感?それとも祈りの美しさと憧れか。>>続きを読む