山本さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

山本

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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

すげー面白かった。冒頭から街でチェイスが始まり掴みは抜群。そうかここから長きに渡る鬼ごっこが始まるんだな! と思ったらあっけなく犯人逮捕。そこからステージは特に変わらず、ずっと同じ山あいの町で話が進>>続きを読む

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.8

ラスボスの同級生がダムにお姉ちゃんを落とすシーンからシームレスに現代に繋ぐ演出がグッときた。姉ちゃんの手を握る手を離して、そのまま小指薬指中指を曲げ親指で撃鉄を下ろしたかと思えば銃声が鳴り響く。もちろ>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.4

韓国映画強化週間の鑑賞1作目。

何が何だか訳がわからない。最後の方で祈祷師が、実は國村隼はいい奴で謎の女が悪魔、と言っていたけど実際は逆っぽい。もう全然わからん。キリスト教を分かってる人からすると図
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.1

これはじつは新宿のシネマカリテで観ていて最高に良かったのだが、あんまり詳しい内容を覚えてないのでいまとくに書くことはない。が、近いうちにDVD借りて観直したいなと思う。じゃあ見直してから書けよって話で>>続きを読む

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.5

そういえば見てなかった映画。冒頭のSeptember最高だった。派手な動きはないけど不思議と退屈しない。
レストランでペンパルと待ち合わせして、遅くてしびれを切らして彼に電話して「質問は?」「ナシだ」
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.1

観てる途中、観た後1日ぐらいはいい映画だなあと思っていた。例えば主夫の男性を描くのってリベラルっぽくて細田守進化したなあとか思ったし、タイムトラベルして幼少期の親と遊ぶとかなんかワクワクするし、そもそ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

同僚が他部署のS氏と日比谷公園のビアガーデンで飲むらしく、帰りがけに誘われたのだが断る。なぜなら僕にはこの「ジュラシック・ワールド:炎の王国」を見るという予定があるからだ!

めちゃくちゃ面白かった。
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

まずフォックス・サーチライト・ピクチャーズのロゴから始まる……古っっっ! そしてTCGのロゴ。これも古っっっ! いまはおじさんの像が射った矢がスルスルと石板のスリットをすり抜けていくというCGアニメの>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

-

なるほどすごい映画だった。アニメの四畳半神話大系やニンジャスレイヤーとかが好きな人が見たらいいんじゃないかと思う。架空の日本が舞台の話。日本愛と日本への尊敬に溢れる映画という評価があったが、むしろ僕は>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.8

冒頭、エイジオブウルトロンのロボみたいなやつらがミュータントを追い詰める。なんとこいつらは相手の能力をコピーするのだ! 能力バトルものには必ずいる能力者だ。で、次々とミュータントを蹴散らすロボ。ダメー>>続きを読む

X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.5

過去編。スターウォーズでいうところの新3部作ですね。仲間だったけど仲違いしてエリックとレイヴンがダークサイドに堕ちます。堕ちる理由にいまひとつ説得力がないところもSWと同じ。
レイヴンとチャールズの出
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.5

X-MENシリーズはミュータントというマイノリティによる差別撤廃運動のお話である。現実の差別撤廃運動はアイデンティティを守るために始まったが、X-MENの世界では必ずしもそうではない。彼らの中には、自>>続きを読む

X-MEN2(2003年製作の映画)

3.2

あまり覚えてない。最後の、ジーンがダムの洪水を止めようとするシーンは覚えている。金属じゃなくてもテレキネシスで動かせるってマグニートーより強いじゃん。

X-メン(2000年製作の映画)

3.4

デッドプール2 を観て、X-MENユニバースも勉強しておかねばならない気がしたので見た。意外と面白かった。最後のローグととウルヴァリンの組み合わせ素晴らしいな。やはりドレイン系と自己再生系は相性がいい>>続きを読む

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.4

意外と面白かった……あまり期待してなかったのだが。冒頭のアーカムアサイラムの描写が雰囲気あってよかった。雷ピシャーン! 後景にゴッサムの暗い街並み! そういう雰囲気から一瞬で戦国の日本に移ってしまっ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

日本における「イエ」制度は、地縁や血縁よりもむしろ産業単位のユニット、すなわち社縁によって支えられてきた、という社会学の知見があります(『文明としてのイエ社会』)。たとえば江戸時代から家業は長男が継ぐ>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

「まあまあよかったよ。まあまあな」

漫画は3巻ぐらいまで読んだ気がする。小松菜奈ということで観ねばならない気がして観た。ハマり役だな〜これは。あの射留めるような目つき素晴らしいな。ほかの映画の役では
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.8

全裸でチェーンソーを振り回すクリスチャン・ベールが観れるのは「アメリカン・サイコ」だけ!

最後、同僚に罪を告白するも冗談だと取り合ってもらえないシーンから、現代の他者への無関心をテーマにした作品だと
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.2

GW最終日、絶望の日曜日に僕はツタヤのコメディコーナーを物色していた。仕事の前日でつらい時は笑いが一番であるということを僕はこれまでの人生から知っていた。で、これを見た。最高じゃないか! オノマトペが>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

題材は面白いが30分ぐらい寝た。設定を一切説明することなく物語から想像させるスタイルは嫌いじゃない。

ただこの手の作品は設定そのものに批評性があるのであんまり言うことがない。社会の独身者への冷たい視
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

2.4

「日本のヤクザの火事場のクソ力なめんなよーッ!」

口と肛門を縫合された後も明らかに口から「ウーッ、ウーッ」と嗚咽を漏らしていて、布で顔と尻を縛り付けてるだけなのがバレバレで興ざめした。まあ布で顔と尻
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

2.5

先行者利益。イノベーターはもてはやされる権利がある。アイデアは最初に形にした者が名声を得ることができる。などの人生における重要な示唆を得ることができた。

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

3.3

B級映画として楽しめた。2007年公開。ユーチューブのローンチが2005年。ちょうどVlogとか流行りだした頃なんだろうか。
終盤で呼び出された牧師が「私の存在が怒りを呼んでいる」とか”識者”めいたこ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.2

テキサスのガソスタで若者のフレッシュな肉体を待ち受けるサイコ家族! 狂気! チェーンソー男

個人的に面白いと思ったのは、真昼間からレザーフェイスがチェーンソーをブンブン言わせているところ。スプラッタ
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.2

最初から飛ばしすぎだろ……と思いながら見ていた。演出が盛り盛りなのがよい。いまだったらこんなに盛ってると興ざめするんじゃないかなと思うのだが、ホラー映画というのはこういうもんなのかなとも思う。良くも悪>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.3

単純に、ロボットや怪獣への愛が薄いように思った。

前作は「こいつは酸を吐くんだ! すげえ!」「こいつ実は羽を隠してて飛べるのか!」「こいつはEMP使うのか!」という驚きが怪獣にあったし、「こいつソー
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.4

言うほどか? というのが正直なところ。最初のレースはIMAX3Dで観たということもあり迫力に思わず口角が上がる。ただ金田バイクはテールランプの残像があんまり尾を引かないし、それほどアガらない。まあス>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

3.0

「ボクの恋人は…… “”この国””さ!」

なーんか盛り上がりに欠ける……コナンといえばドーンと爆発してスケボーでバーンて飛んで、というアクションが冒頭にあるのが最近のパターンだと思ってたのだがそんな
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セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

4.2

ここ1ヶ月ぐらいで見たドラマ系映画の中で最もよかった。というか、個人的な話で恐縮だが、最近映画館で観た映画が悉くピンとこなくて消耗していたので、プライムビデオでたまたまこれを見てようやく探し物を見つけ>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

死者の国から帰還したミゲルがママココの前でリメンバーミーを弾き語りするところでダムが決壊したかのように泣いた。涙がボロボロでた。予告見た時から思ってたけどまず曲そのものがいい。
というわけで映画を見て
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.6

『ルポ 川崎』という本の中で原作が紹介されていて、ちょうど映画がやっているということを知り、見た。

自分が95年生まれのため90年代の空気感というのはよくわからない。たぶん今の高校生はこんな言動しな
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

ヴィランのキルモンガーの方に感情移入してしまった。僕がいいと思ったのは、彼はちゃんと正規の手続きを経てワカンダの王位についたところです。制度の外部から制度を破壊するのが革命ですが、彼は制度の内部から制>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.2

まあ女性向けの映画なのだから仕方がない。
見る前は「プラダを着た悪魔」のようなバリキャリウーマン(古いか)の話なのかなと思っていたが、それよりも軽めのラインをなぞっている。基本的にコメディかなと。思っ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

僕がこの映画を見たのは、引っ越し後の整理が落ち着きモニター周りの環境も整った3月上旬だった。一人暮らしを始めたことだし自炊に挑戦してみようかな、と思いはじめたころのことである。そこでなんとなく、この映>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

久しぶりに見直してみた。アメリカの成金の派手さはすごい。学生時代に見たときはやはり酒!ドラッグ!女!の野放図な欲望の描き方に惹かれたけども、今見返すと別の点に注目したりする。
①主人公のキャリア。最初
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

3.5

ロビイストという職業のことは「女神の見えざる手」で最近知ったがこんな映画もあったんだ。タバコを吸うシーンが一回も出てこないのは、主人公の立場を相対化させるためか。喫煙推進映画とか言われて批判されたらた>>続きを読む