Hanaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Hana

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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.7

ずっと気になっていて、ようやく視聴。
(勝手に)想像していたストーリーと違い、「?」と思うも、映像や仕草は美しく印象的な作品。

チャイナドレス着たいなぁ、なんて頭によぎるが、いや、これは、そもそもの
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

分類に、「恋愛」と「ホラー」ってあったけど、途中で、う~ん確かに恋愛とホラーだね、って思った(^_^;)

鑑賞後、ちょっとした解説を読むと印象が変わることがある。
この作品もそうだった。

私の薄っ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.8

日本人にはあまりわからない感覚だけど、宗教というのは難しいんだなと感じる。
もしかしたら、日本人にとっては、別の国の人たちと共生する、という感覚に似ているのかもしれない。
人は自分と違う"属性"を排除
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オアシス(2002年製作の映画)

3.6

基本的に、自分にない障害については理解しにくい。
そもそも自分に「ない」ことは、人間は想像力を膨らませて理解するように務めるしかないのだけど、これは、その機会を与えてくれる作品。

ジョンドウも何かし
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.1

『きっとうまくいく』が良かったので、観てみたけど…私にはダメだった。

出演者がほぼ男性というのと、子どもに対する説教的なところが個人的には好きじゃないという感じかな。

『きっとうまくいく』の続編ぽ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.7

どんな年代でも、好きなことに夢中でいると命が輝いて見えるよね。

日々の「やらなければならないこと」は少しでいい。

やりたいことに夢中になれる時間が、皆んなに、たっくさーんあればいいのになぁって思う
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

80年代に撮ったかのような作品で、古臭く感じたのも納得。
16mmフィルムで撮影されたということを観終わった後に知る。
いろんな撮影の技法的なものを採用されているようだけど、そのあたりのことは疎い私に
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

2004年の映画だけど、そんなに古く感じさせないものがあった。
それは、映画の中だから許されるんだよね〜とちょっと斜に構えて観てしまったところも多々あったけど(^_^;)

リアルな人と人との関わりが
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

3.9

多くの人が生きやすい世の中は、誰にとっても生きやすいはずなのに、なぜか人間は自分の固定観念を崩される概念を受け入れにくかったりで、新しい価値観を認めにくい(たぶん自分自身もしかり)。

そして、「他人
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.6

見せ方としては面白かった。
2を観るかは、わからないけど。

なんとなく違和感を感じるように作られていて、謎解きのようなストーリー。

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

こんなストーリーの映画を観るとどうしても自分だったら、とか考えてしまうもので…。

とはいえ、個人的には、やっぱり自分の命を絶つのは納得できない。
きっと、それほどつらいことだとしても、映画の中でのそ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.7

ファンタジーとしてならOKでも、自分ごととなると人は動揺する。
きっと私もそうなんだろう。

三浦さんが言った、「壁」の話、とても腑に落ちた。
壁って自分を守るために作ってしまうこともあるけど、周りの
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.8

言語も大切なアイデンティティのひとつ。

それぞれ、築いてきた歴史の上に生きているということ。

他人(ひと)が大切にしているものを踏みにじるような人間にはなりたくない。

そして、そんな過去を繰り返
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

3.6

タイトルと、「きっと未来は変わる」というコピー、そして星の多さなどから、気になっていた。

今日、突然時間ができたので観ることに。

結局、最初から最後まで暗くて、私には未来への明るさは全く感じられず
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his(2020年製作の映画)

3.7

最初は、あまり主張が見えなかったものの、ラストにかけて出てきたように思う。

宮沢氷魚出演の作品を初めて観たが、お父さんと違って線の細い、儚げな雰囲気が独特で良かった。

ちょっと差別的表現が耳障りな
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.9

監督が主演で、しかも、脚本もしてるということを観終わってから知った。

書類の不備で、小さい頃から育った国を追い出されるなんて(しかも自分の出生国に居場所もない)。

アメリカでも同じようなことがある
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

原作も読んでないし、事前情報も少なめで観に行ったものの、音楽が素晴らしすぎて胸打たれた。

出町座の音楽が特に良かったのかわからないが、これは家で観るものではないと思った!

家で初見だと、感動の大き
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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

3.3

たまたま、なんとなく検索で出てきたので観てみた。
銃撃戦が好きな人は楽しめるのかもしれない。
最後の方は撃ち合いが激しすぎて、敵か味方か、わからなくなるほど…。

薬物使用や、中国の死刑制度など、日常
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少年の君(2019年製作の映画)

4.8

映画っていいなと思った。
『ソウルメイト』はストーリーとしてかなり良かったけど、今回の『少年の君』はストーリーよりも、人の心の動きが巧みに表現されてて、心を動かされた。

よくわからないけど、カメラワ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

数年前に観た『マッキー』があまりにも衝撃的で面白かったので、こちらの作品の評価が想像よりも低めに…(^_^;)

後半が、『マッキー』を思い出させるような見せ方で、「こんなんだった!笑」
「やっぱり同
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.8

シャオシャオはなかなか我の強い子だった。
私から見ると、ちょっとわがままで手を焼くだろうなと。

自分に余裕がなくなると、他人に対して優しくなくなってしまう。
そして近しい人に対してこそ、甘えてしまい
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.5

久々に非常に良い!
というか感銘を受けた映画だった。

女性としての息苦しさは、強弱の差はあれど、どこの国にもあり。
でも女性であることから逃げることはできず、受け入れるしかない。
そうした現実がある
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.9

前作、たった数年前に観たのに、トム・クルーズとどういう関係性の登場人物だったか覚えていないという…。

でも、前作を観ていなくても全然楽しめる大衆向けの仕上がりで、人気が出るのがとてもよくわかる。
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.7

初めて視聴。
この映画が黒人差別的な描写があるなどの理由で、アメリカの一部で上映禁止されるというニュースがあった。
そのこともあり、機会があれば観てみなければと思っていた作品。

確かに、黒人差別のみ
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サバハ(2019年製作の映画)

3.4

おすすめされてたから観てみたものの、なぜおすすめされたのか…という感じだった。

たぶん新興宗教の話ということだったのだろうけど、どのあたりが推されていたのかわからないまま終わってしまった。

ただの
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.6

人がその人らしく、自由に生きるためには、屈してはいけないことがある。

弱者が主張することは正しい行いであるはずなのに、今の日本はどうだろう。

おかしいと声をあげることはもちろん、思うことすらできな
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.7

女性の、日本の、今の時代の、いろんな生きづらさが詰まっていた。

もっと、その人本来の持ち味で生きられたら楽しいだろうに。

この作品の中では、逸子の生き方、考え方が少し共感できたかなぁ…。

ラストレター(2020年製作の映画)

3.6

岩井監督は手紙が好きなんだろうな。
少し『Love Letter』を思い起こさせるシーンもあった。
ただ、福山さんの役作りとか、「自殺」「虐待」といった言葉が出てくるとか、なんとなくだけど、この作品に
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

現代のフェイクニュースやオルタナティブファクトなどを、コメディ要素を交えながらも、考えさせられる映画だった。

人間って、結局、行き着くところまで行かないと、気づかないし、変わらない、そして、変えられ
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.7

当時、話題になった映画だな、そういえばまだ観てないな、と思って観賞。

大人な雰囲気の、フランス映画だったような気がしてたけど、全く違った。

強迫観念のある、毒舌だけど、実は人間性の良い主人公。
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

ただの、ミュージシャンとネコのほのぼの映画かと思ったら、貧困と薬物問題などのテーマもしっかり入っていた。

ボブがほんとのボブ出演だったことに驚き!
あんなにおとなしいネコなんて、出会おうと思っても出
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

北アイルランドの歴史を知ってから見たほうが背景がわかるので良かったかも。

この作品を観ても、宗教に疎い日本人にはあまりピンとこないかもしれない。

けれど、価値観の違い、宗教観の違い、国籍の違いなど
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

この映画は共同親権の話でピックアップされていたので観てみた。

閉ざされた環境下の暴力を見つけ出すことは難しい。

人と人の、現実の付き合いが減っている昨今では、困った状況になったときに、この映画のよ
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怒り(2016年製作の映画)

3.8

「怒り」というよりも、「人を信じることの難しさ」がテーマになっていた。

人を信じるには、自分自身の強さが必要だと感じた。
裏切られた時のショックを考えると、人は信じることができなくなる。
裏切られた
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はちどり(2018年製作の映画)

3.9

閉塞感のある子ども時代。
親や大人は、「良かれ」と思って、いろいろ「させよう」とするが、それこそ、実は傲慢な行動だったりする。

14歳から見る、女性や子どもや弱者に抑圧的な大人はどのように映るのか
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

原作をちゃんと読んだことがない私には、時間軸があっちこっち飛ぶので、理解するのが困難だった。

女性が自分の力で生きていくことが、今よりも難しかった時代の四姉妹の物語。

とても彩り豊かに描かれていて
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