"わたしたちの兄弟よ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場>>続きを読む
こんな感じの、観てるだけで頭がこんがらがってくるような、分かるんだけど分からないような、そんなものづくりがしたくなる映画。すごいなぁ。
まぁ、1ヶ月もマクドナルドを食べ続ければ、健康に悪いだろうと(逆に1ヶ月毎日食べても問題のないものを探す方が難しそう)。
ただ、途中に差し込まれた「ファストフード店だけの責任か? 自己責任と企業責任>>続きを読む
公開初年度に父と。やたら血が噴き出る映画で、内容よりもそのことしか頭に残ってない
決定論的世界における、自己の使命を認識したうえでの決断こそ、僕は「自由意志」と呼びたい。
4次元世界を生きるとは、こういう感じなのかも知れない。現在も過去も未来も全てスイッチングしていく。自分でコントロールはできない。
極右と極左は紙一重と言われるように、過激派のヴィーガンと人肉に味を占めた(文字通り)肉屋の夫婦は、実は同じようなもの。どちらも自分の主義主張のために、その他を顧みない様は、昨今の政治状況を皮肉ってると>>続きを読む
幽霊を否定的にも肯定的にも捉えるのでなく、ただそこにいるものとして描く。それにしても、まったく気が付かなかった。
彼にとって学問は唯一、信じられる「絶対的」な世界。不確かな人間の愛よりも、そこには絶対的な「真理」がある。
真理は僕を惑わせたりしない。日によって、答えを変えることもない。唯一、信じられるものがそこ>>続きを読む
双子のパラドックス(ウラシマ効果)を土台に、時空の歪みによる神秘体験を描こうとした本作。
ただ、同じ世界線上に2人の同一人物が出ていたり(特殊相対性理論ではありえない)、ストーリー上の脱線が多かった>>続きを読む
その先はTBD(To Be Determined,)の心持ちで
“たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買い戻すことができようか。(マタイによる福音書 16,26)”
ゲイトウッド中尉のセリ>>続きを読む
エンテベ作戦は、亡くなったイスラエル特殊部隊の指揮官の名前をとって「オペレーション・ヨナタン」と呼ばれている。
そう。その人とは現在のイスラエル首相、ベンヤミン・ネタニヤフの兄。
もちろん、個人的>>続きを読む
中東問題を論じるときに避けては通れない光と影の話、ナクバ。
2000年のディアスポラ(離散)を経て念願の国家樹立を果たした民族がいる一方で、土地を追われ自分たちが逆に離散の民となったものもいる。>>続きを読む
この映画、本当の見どころはロボットたちがブリキン島をWW2さながらの攻撃をするところなんだよね。硫黄島の戦い、キスカ島・アッツ島の戦い、バトルオブブリテン、スターリングラード…
“People think that technology just automatically improves. It does not automatically improves. “
“I always thought that there was one way to love. One right way. But there are more. So many more th>>続きを読む
観た後に何かが残ったかと聞かれたら、ちょっと答えにくいんだけど。Everybody needs somebody のフレーズがずっと頭の中で響いてる。
好むと好まざるとに関わらず、僕らは生きている限り「何か」に含まれながら人生を送る。
小規模なものでは家族や親戚から、学校や会社、そして大規模なものでは地域や国家など。旅先のホテルにチェックインすると>>続きを読む
人は何かと理由を知りたがるけれど、実際は何かの弾みとか勢いとかで、それらしいものは後付けだったりする。
You’re all the color in one, at full brightnes>>続きを読む
コミュニケーションの本質は「相手を気にかける」こと。相手を心に留めて、気持ちを思うこと。自分がどうしたいか、ではなく。
もちろん、相手のことはよくわからない。だから空回りもするし、怒鳴られたりもする>>続きを読む
これ別に、ブラックコメディでも何でもない史実なんだよね。それ自体が「ブラックコメディ」である所以かも。
作中で登場した元SSの姿に、ハンナ・アーレントが語った「悪の凡庸さ」を感じずにはいられない。彼もまた、どこにでもいるような善良な市民の一人だった。
普通の、どこにでもいる人間が。簡単に人の命を奪って>>続きを読む
制作総指揮・脚本が石原慎太郎だから愛国主義的、戦争賛美的な映画と公開当時は噂されたけど。
そうでないことは、この映画を見ればわかる。痛いくらいに。
このレビューはネタバレを含みます
見えてるものが違えば、受け取り方も違う。だからこそ、人はコミュニケートするわけだし、認識の差を埋めるように努力する。
言葉にすれば、とても簡単だし、当たり前のことだとも思う。しかし、僕をはじめとす>>続きを読む
27歳は微妙な年齢。
僕も今年27になるからよく分かるんだけど、世間的には「もう」大人として見られる一方、内心は正直「まだ」子どものような気もするのが27歳で。
そういう不安定さをうまく示している>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
死にゆく宮崎駿からの「遺言」。
そう捉えれば、彼の人生を示す様々(父が作っていたという零戦の風防、病気がちだったという母、そして宮崎駿自身が作り出した作品の数々)が場面に散りばめられていても不思議じ>>続きを読む