東京計画2022さんの映画レビュー・感想・評価

東京計画2022

東京計画2022

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

"わたしたちの兄弟よ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

こんな感じの、観てるだけで頭がこんがらがってくるような、分かるんだけど分からないような、そんなものづくりがしたくなる映画。すごいなぁ。

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

まぁ、1ヶ月もマクドナルドを食べ続ければ、健康に悪いだろうと(逆に1ヶ月毎日食べても問題のないものを探す方が難しそう)。

ただ、途中に差し込まれた「ファストフード店だけの責任か? 自己責任と企業責任
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桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

3.0

公開初年度に父と。やたら血が噴き出る映画で、内容よりもそのことしか頭に残ってない

メメント(2000年製作の映画)

4.5

我々は見えるものよりも見たいものを信じる生き物。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

決定論的世界における、自己の使命を認識したうえでの決断こそ、僕は「自由意志」と呼びたい。

アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

3.0

スチームパンクアニメーション。好きな題材なんだけど……

スローターハウス5(1972年製作の映画)

4.0

4次元世界を生きるとは、こういう感じなのかも知れない。現在も過去も未来も全てスイッチングしていく。自分でコントロールはできない。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

極右と極左は紙一重と言われるように、過激派のヴィーガンと人肉に味を占めた(文字通り)肉屋の夫婦は、実は同じようなもの。どちらも自分の主義主張のために、その他を顧みない様は、昨今の政治状況を皮肉ってると>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.0

幽霊を否定的にも肯定的にも捉えるのでなく、ただそこにいるものとして描く。それにしても、まったく気が付かなかった。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

彼にとって学問は唯一、信じられる「絶対的」な世界。不確かな人間の愛よりも、そこには絶対的な「真理」がある。

真理は僕を惑わせたりしない。日によって、答えを変えることもない。唯一、信じられるものがそこ
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時の支配者(1982年製作の映画)

3.5

双子のパラドックス(ウラシマ効果)を土台に、時空の歪みによる神秘体験を描こうとした本作。

ただ、同じ世界線上に2人の同一人物が出ていたり(特殊相対性理論ではありえない)、ストーリー上の脱線が多かった
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.5

神話オールスターズという感じ。設定は面白いんだけど…

ジェロニモ(1993年製作の映画)

4.0

“たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買い戻すことができようか。(マタイによる福音書 16,26)”


ゲイトウッド中尉のセリ
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特攻サンダーボルト作戦(1976年製作の映画)

3.5

エンテベ作戦は、亡くなったイスラエル特殊部隊の指揮官の名前をとって「オペレーション・ヨナタン」と呼ばれている。

そう。その人とは現在のイスラエル首相、ベンヤミン・ネタニヤフの兄。

もちろん、個人的
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パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)(2008年製作の映画)

3.5

中東問題を論じるときに避けては通れない光と影の話、ナクバ。

2000年のディアスポラ(離散)を経て念願の国家樹立を果たした民族がいる一方で、土地を追われ自分たちが逆に離散の民となったものもいる。
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ドラえもん のび太とブリキの迷宮(1993年製作の映画)

3.5

この映画、本当の見どころはロボットたちがブリキン島をWW2さながらの攻撃をするところなんだよね。硫黄島の戦い、キスカ島・アッツ島の戦い、バトルオブブリテン、スターリングラード…

リターン・トゥ・スペース(2022年製作の映画)

3.5

“People think that technology just automatically improves. It does not automatically improves. “

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

観た後に何かが残ったかと聞かれたら、ちょっと答えにくいんだけど。Everybody needs somebody のフレーズがずっと頭の中で響いてる。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

4.5

好むと好まざるとに関わらず、僕らは生きている限り「何か」に含まれながら人生を送る。

小規模なものでは家族や親戚から、学校や会社、そして大規模なものでは地域や国家など。旅先のホテルにチェックインすると
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

4.5

人は何かと理由を知りたがるけれど、実際は何かの弾みとか勢いとかで、それらしいものは後付けだったりする。

 You’re all the color in one, at full brightnes
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.5

コミュニケーションの本質は「相手を気にかける」こと。相手を心に留めて、気持ちを思うこと。自分がどうしたいか、ではなく。

もちろん、相手のことはよくわからない。だから空回りもするし、怒鳴られたりもする
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

4.0

これ別に、ブラックコメディでも何でもない史実なんだよね。それ自体が「ブラックコメディ」である所以かも。

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

作中で登場した元SSの姿に、ハンナ・アーレントが語った「悪の凡庸さ」を感じずにはいられない。彼もまた、どこにでもいるような善良な市民の一人だった。

普通の、どこにでもいる人間が。簡単に人の命を奪って
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俺は、君のためにこそ死ににいく(2007年製作の映画)

3.5

制作総指揮・脚本が石原慎太郎だから愛国主義的、戦争賛美的な映画と公開当時は噂されたけど。

そうでないことは、この映画を見ればわかる。痛いくらいに。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見えてるものが違えば、受け取り方も違う。だからこそ、人はコミュニケートするわけだし、認識の差を埋めるように努力する。


言葉にすれば、とても簡単だし、当たり前のことだとも思う。しかし、僕をはじめとす
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

27歳は微妙な年齢。

僕も今年27になるからよく分かるんだけど、世間的には「もう」大人として見られる一方、内心は正直「まだ」子どものような気もするのが27歳で。

そういう不安定さをうまく示している
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死にゆく宮崎駿からの「遺言」。

そう捉えれば、彼の人生を示す様々(父が作っていたという零戦の風防、病気がちだったという母、そして宮崎駿自身が作り出した作品の数々)が場面に散りばめられていても不思議じ
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