原作未読なのでアレですけど。
素晴らしいです。
所謂シスターフッドですけれども、えも言えぬ妙な後味を残します。
ちょっと怖い、おどろおどろしさを感じました。
古き良き古都こと、「京都」の1963年>>続きを読む
女はつらいよ。
愛が必ずしも善いものとは限らないですか。
場合によっては、こうして果てしなく残酷に映ったりもしますか。
Il conformista=順応主義者
すっからかんの与太者ロマン紀行。
カメラワークとルックがカッコ良過ぎます。
思ったよりゴダールフォロワーな仕上がりにびっくり。
あとドミニク・サンダがこ>>続きを読む
まずは日本公開に踏み切ったビターズエンドの英断に感謝しかありませんよ。
まさかクリストファー・ノーランの映画で泣かされるとは思いませんでした。。
この涙は、日本人独特のものかもしれません。
ずーっ>>続きを読む
「渇き」っていいタイトル。
終盤にさしかかるまで、「大丈夫かこれ」と、ヒヤヒヤさせる感じでしたが流石はパクチャヌク。
劇映画として華麗に着地してくれるから、終わりよければすべてよし、全部許せてしまう>>続きを読む
真実はいつもひとつどころか、真実なぞひとつもない。
泥濘にハマったらもう抜け出せません。
この映画が公開される時代に生きれていることを感謝しなければなりません。
どなたか存じませんが、ナイスオベーションでした。👏
アメリカ国内の諸事情を、露悪調に風刺して見せるのは勿論。
作り手と受け手との、絶対に分かり合えない関係性を運命的に示しているようで、うんざりする一方、肩の荷が少しだけ軽くなったような気になったり。>>続きを読む
また何度でも此処へ戻ってきたくなるような、日々のセーブポイントとして本作を胸にしまっておきたいですね。
思わぬハプニングから突如はじまったプチ逃避行。
此処ではない何処かへ。
見知らぬ景色はmidn>>続きを読む
日々の喧騒から解放されたいとき側にあったら助かるような。
日常を整理したいときの緩衝材として、そっと。
彼の生きた旧態への贖罪と、次世代への多大なる希望とが溶け合い撹拌するようで美しいですが。
本作からおよそ40年経った今も尚、戦争というアクシデントはこの世から消えてはいません。
何も解決などしていま>>続きを読む
例に漏れず、此処ではない何処かを目指して。
けど本作は、とりわけ人の善悪についての問いかけ。
良心ってなんなんでしょうか。
身銭を切ることに因果は必要でしょうか。
何の見返りもないのに、人に優しく>>続きを読む
生真面目心配性が取り柄の主人公が、周囲のだらしない様に辟易と深いため息を漏らしつつ、それでも誰かに支えられ、互いに溶け合ってゆく時間の流れに身を寄せては、新たな発見や次の創作へ日々を還元する。
そこ>>続きを読む
朝ドラコンビですか。
個人的にはかなりタイムリーに有難い一本。
なんだか心が少し軽くなりました。
夜が来れば、必ず朝がやって来るように、生き辛い日常も、ずっと続くわけじゃない。
きっとそうに違いな>>続きを読む
ジョージ・オーウェル「1984」を映像にしたような衝撃です。
近くて遠い存在こと「北朝鮮」の実態が垣間見える一本。
個人的にはヘンな国、頻繁にミサイルを威嚇射撃してくる、かまってちゃん国くらいにし>>続きを読む
とっても愛おしい一本です。
監督が持つ才能と、原作のポテンシャルとが見事にマッチされているとても良い例だと思います。
個人的には奇しくも前回「籠の中の乙女」からたしからしい部分を掴めてる。
この映画>>続きを読む
今まで見てきた𠮷田監督作の中なら「愛しのアイリーン」くらいダントツ。🙋♂️
𠮷田恵輔さんの作家性(映画で何したいか)と、物語との親和性が絶妙です。
例えるのなら、RHYMESTERのThe Ch>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ボカしが多すぎますよ。
この映画にかかれば、人間なんてほんまそこらへんの動物と一緒で、可愛いペットみたいなものとでも、言いたいのでしょうか。
「ロブスター」に覚えた感触があながち外れてはなかったみた>>続きを読む
まるでお人形さんごっこみたいに人を弄びますね。
ハイコンセプトな寓話ですか。
ハイコンセプトな割に思わぬ所へ吹き飛ばされますから困りました。
登場人物たちはみな欲望のままに動きますが、それを見つめる>>続きを読む
きっつい映画。
なんか見覚えのある清潔さと不気味さがあるなと思ったら、キューブリックかもしれない。
音楽もだいぶ雰囲気出てるし、シャイニング的な悪寒を感じます。
これ極道は実際のところ誰なんやろっ>>続きを読む
新作にむけて、ヨルゴス対策。
非常に贅沢な一本です。
賞レースも総嘗ですね。凄い。
女の意地をかけた三つ巴が手に汗握ります。
描写はとっても静寂で品格があるけれど、むしろそれがかえってヴァイオレ>>続きを読む
モチーフとか物語はめちゃくちゃ良いけど、作劇や語り口、特に立花、井田コンビ、とりわけ井田の存在が鼻についてとにかくイライラしてしまった。
ノリつつシラけ、シラけつつノル感覚はとっても現代的で、はっき>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
劇場を出たあと、世界の見え方がちょっとだけ変わりそうな
味わい深き「わびさび」の精神を絵に描いたような一本。
言い方があんまりよろしくありませんが、如何にも「わかってる」日本好き外国人が作りそうな映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
とっても身につまされる一本です。
市井の生活を渇望したひとりの少女の物語。
彼女にとって、「普通」がどれほどかけがえのないものかを突きつけられます。
クライマックスのたたみかけは本当にグッとくるもの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
概ね下馬評通りの、気合が入った一本です。
鬼太郎の誕生、即ち「墓場鬼太郎」第一話へと繋ぐ前日譚です。
墓場から生まれた鬼太郎の誕生そのものが、かけがえのない歴史的奇跡であったことを我々に説き直してく>>続きを読む
暴力団同士の熾烈な抗争を描いた社会派実録モノです。
ときに従い、談合しては裏切り、利用し利用され。
男たちのシニカルなシノギがユーモアたっぷりに描かれます。
次回は作中首が何個吹っ飛んだのかを数え>>続きを読む