いまいさんの映画レビュー・感想・評価

いまい

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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.7

「あなた、誰なの?」
現実の未麻、アイドルの未麻、ドラマで演じる女優の未麻。
そのどれもが現実でありながら、虚構であるかのように、交差しリンクする。
MI-MANIAの思いがけない声でハッと吸い込まれ
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.6

トリコロール三部作の三作目
三部作の中でもテーマカラーが一番鮮やかであり、好きな作品である。
イレーヌ・ジャコブの看板は象徴的。
自分には博愛というテーマが本作を通して感じ取れなかったのが悔しいのでい
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.4

トリコロール三部作の二作目
性的不能者の男。
平等というテーマだが、男女の愛に平等性などないということだったのだろうか。
3年以上も前に観て、あまり印象に残っていないというのが本音である。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.7

これぞまさにアメリカンニューシネマ。
ラストにかけての2人の友情にはくるものがある。

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.3

実話に基づいたブラジルスラム街少年ギャングの映画。
サントラがかっこよくて聴いていたので、それきっかけに鑑賞したがかなり面白かった。
とはいえ、当時の日本の裏側で子どもたちがこのような日常を送っていた
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.7

デヴィッドボウイと坂本龍一が出演というだけで両名のファンとしては必見であった。
デヴィッドボウイの端麗な容姿と坂本龍一の流麗な音楽。
北野武の満面の笑み。

息もできない(2008年製作の映画)

4.4

単刀直入に言うと、かなり良かった。
個人的には、韓国映画の中では暫定1位。
韓国版LEONなどと言われたりしているが、まったくの別物と考えて良さそう。
無音の3人の楽しそうなアーケードシーンがその後の
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JIMI:栄光への軌跡(2013年製作の映画)

3.3

ジミ・ヘンドリックス。
ロックが好きでなくても一度は耳にしたことがあるであろう、有名すぎるギタリスト。
故に名前だけが先行して、彼のバックボーンについて知ることがあまりなかった。
内容はともかく、主演
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

中学生にして子供を産み、育てていけない少女と、子どもに恵まれず、特別養子縁組で子どもを迎えた夫婦。
どちらも現実的にある話で、再考すべき重たいテーマとなっている。
サスペンスということで鑑賞したが、ヒ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.7

クリスチャンベイルかっこよ。。
ヤってるときに鏡見て自分の肉体美に陶酔する、猟奇的な殺人鬼で気色悪いけど、パリッとしたスーツが似合いすぎてるので気にならない。
ちなみにラストのシーン、殺したのが妄想で
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

センスしか感じない、なんと贅沢に時間を使うのだろう。
マルコがいかに虚無で空っぽな人間であるかを描くために4分の3ぐらい驚くぐらい何も起きない。
ただ、目が離せなくなるほどの話じゃないので、そこまで評
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.8

壮大な景色と、語られぬ真実。
バディの過去には何があり、何を思い自殺を遂行しようとしているのか、何のために自殺幇助を願うのか。
若い兵士は逃げ出し、神学生は宗教的観念から自殺を良くないことだと言う。最
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.3

「街の上」でを先に鑑賞したため、同監督の作品としては印象が薄い。
というより、登場人物があまりにも不器用すぎて、共感を得るのが難しかった。
まもちゃん周り見えてないし、てるちゃんも見てて痛々しかった。
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.6

映像作品としてとても優れていて、意味はほとんど分からなかったが、見入ってしまう美しさがある。
映画好きならゴダール作品は齧っておきたいというのが自分の中ではあったが、時期尚早であった。

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

ずっと気になっていた作品。元町で観ることができて満足。
なんてことのない日常が切り取られていて、些細なことが面白おかしく描かれている。会話のシーンやぎこちない表情・間など全てがリアルな感じ。
まるで自
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

昏睡状態に陥った社会主義者の母親のために、あの手この手で東ドイツを再現し、東西統合などなかったように振る舞う、優しい嘘をつく息子。だが、個人的には主人公のエゴのようなものも感じた。
母親のために動いて
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オートマタ(2014年製作の映画)

3.3

よくある、ディストピアSF映画。親に勧められて鑑賞したが、他にもっと面白いのあるよなぁというのが、率直な感想。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.8

前半は退屈なモノクロ映画という感じだったが、天使クレランスが現れてから、感動的で考えさせられる展開に。
1人の人間がこの世から居なくなれば、その人を取り巻いていた世界はこうも変わる。
1人の人間が居な
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

出てくる登場人物がみんなどこか、サイコというか、奇妙で、終始不穏な空気が流れている。
この映画の肝要は、「外見は取り繕っているが、中身は腐っている」ところにあるが、正確には歪んでいる。
家族という構成
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.0

サイケ感溢れるジャケと、タイトルからして名作臭がした。
まさか若かりしジュリーと、赤犬のモデルになってる菅原文太が出演しているとは!ということで、鑑賞。
終始、ジュリーかっけぇなぁと思いながらも、菅原
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.7

インド映画にしては歌って踊らない、かなりスタイリッシュな感じ。
ミランダムジはユージュアルのカイザーソゼ的なのを意識しているのかな?
最初の方てきとうに観ていたので、最後のどんでん返しには普通に驚いた
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.5

青、音楽、暗い。そんな印象。「自由」をテーマに描いているが、アメリカ映画に見られる「自由」とは、どこか違うような気がした。
何か意味ありげなカットシーンや描写が散りばめられていたが、何かを意味していた
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憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.7

プロディジーのような90‘sテクノブームみたいな曲がそこで流れるの?ってなる変態映画。
屋根の上で美味そうに何か食べているシーンやバイクのシーンなど好きな描写は多かった。
ホウッシャオシェンッ、と大学
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.7

カトリーヌドヌーブを初めて見たのが「インドシナ」だったが、当然本作の頃も美しい。
トリスターナのような複雑な愛の感情をもつ女性は今日でも見られる。
哀しみというよりは哀れのほうがしっくりきた。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.6

モノクロにしては映像が綺麗?
長回しは基本集中がもたないので得意ではないが、クレオの心情が緩やかに沁み入ってくるのが感じ取れた。
そんなに賞取るほどいい作品だったかなとは感じたけれども。
孕ませ男あた
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

3.8

映像、色合いがとにかく良くて、叙情的。
内容的には途中、なにがなに?ってなる。
宇宙的な何かを感じずにはいられない話で、不思議な感覚で観れた。

天国の日々(1978年製作の映画)

3.7

ひたすら映像美と音響にのめりこむ映画であった。
個人的には、燃えさかる草原に馬と太陽を映したシーンが美しく感じられた。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.7

ふざけた話かと思えば、ポルノ業界の栄枯盛衰物語で、やはりアメリカと日本ではそれに対する認識が違うなと感じた。
真面目な話、日本もこういうのを題材にした映画出せばいいのに。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

2次元に恋する人たちは未来を先取りしていたわけだ。
けど、エロシーンだけはちょっと目が当てられなかった。
設定自体は嫌いではない。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.5

マックスの行動力は見習わなければいけない。
ウェズアンダーソン節ともいえるシュールな笑いは顕在。
ただ他の作品の世界観がすごいため、パンチは弱いかも。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.3

内容が予想の範疇であったのと、登場人物のイカれ具合があまりピンとこなくて、個人的にはあまり刺さらなかった。
ジェニファーローレンスがでてる映画初めて観た。

人生タクシー(2015年製作の映画)

3.5

イランの社会情勢に関して無知ですが、映画一本公開するだけでも色々とあるんですねぇ。
風変わりな映画。

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.6

なんともパッとしない感じではあったが、とても考えさせられる。
時には正義や規律だなんだと持ち出してもそれが正しいこととは限らない。
思うに善行と正しさは紙一重なのかもしれない。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

外国人の視点で日本を観ると異国のように思えてくる。
スカヨハがすごくかわいい。
2人でパチンコ屋に駆け込んでいくシーンが好き。
エンドロールの「風をあつめて」、ごちそうさまです。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.5

なんか色々釈然としないなぁという印象。
人間の頭はあんなにも容易く砕けるのですね。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.2

アルパチーノかっこいい。。
ミシェルファイファーきれいすぎ。。
ラストシーンは圧巻。。

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