啓さんの映画レビュー・感想・評価

啓

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

5.0

長らく温めてきて満を持して視聴!
噂に違わず名作でした。U-NEXTさんありがとうございます。

婦長の求める平穏とは何だったのか。ニコルソン演じるマクマーフィーの暴動は悪だったのか。

ラストシーク
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

なんとなく観た感じになってたので、改めて視聴。

ストーリーがしっかり練られているな!というのが印象。
時がズレているという伏線もしっかり序盤に張られていて、それが物語の大事なカギになるのも面白い!
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キツすぎる。

前情報からラブロマンスではなく胸糞映画とは聞いていたので覚悟はしてましたが、想像してたことはまた全然違うベクトルのキツさ。

無知につけ込む社会構造の理不尽さをまざまざと描いている。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

※過去視聴
ずっとサインインできなかったのですが、運良くできて再開。

原作未読でしたが、その魅力の一端が伝わってきました。
玉田のドラムが何より心震わせられました。

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

-

※他の方がされていたみたいに、本編の感想はあっちに、3Dリマスターによる形式的な感想はこっちにします

3Dバブルから相当の年月が経っているにも関わらず、依然としてメガネかける形式で、正直どうなの?っ
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タイタニック(1997年製作の映画)

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※他の方がされていたみたいに、本編のをこっちに、3Dリマスターによる形式的な感想はあっちにします

いや、もうなんか、、、
悲しくて惨くて幸せでそしてノスタルジックで、、、あらゆる感情がごちゃ混ぜにな
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.5

愛を知らない男が、人を愛する尊さを知る話。

暴力的で見栄っ張り、最悪な男のビリー。(こんな男のどこをレイラは良いと思ったのか、それは全然わからない。笑)
だけど家庭背景を観たら彼がそうなるのも納得で
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フットルース(1984年製作の映画)

3.8

曲を先に知っていた(親がエイティーズ世代)ので、この映画の主題歌が同名曲だと知らなかった、!
初っ端からテンションがあがる仕様で最高です。

田舎町の閉鎖的な雰囲気をダンスでぶっ壊す!
はちゃめちゃ映
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

そこまでエッセンスを詰め込みたい理由は?

東日本大震災を忘れないというテーマから物語を描いているのが画期的。
また、地震を「ミミズ」という厄災の象徴が引き起こすものとして描き、それを封じるという閉じ
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.7

愛を、否定すんな!
なんて真っ直ぐで眩しい言葉なんだ。よくぞ言った!!

これは一人で家で観て正解でした。感情移入というか、共感性羞恥というか、もう声を出さずにはいられない展開の連続で、、、

人間は
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.6

地味な展開多かったな〜が正直な感想。
でも電車と車のチェイスはかなり白熱な展開で、そこは手汗握るハラハラさもあって良かった。

最後の結末がもやもやで終わるのも、やはりアメリカンニューシネマのお約束で
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

思考がぐるぐる動いて止まらないや。

子どもは姿かたちが幼げなだけで、立派な1人間なんだということを痛感する。

ジョニーはジェシーの放つ、一つひとつの純粋な質問に答えを窮する。そして(無意識のうちに
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

友達に勧められて。
あ〜これ!ほんとに好きなやつ。

家族は聾者ゆえに内向的で、その反動からか性に放埒で、ルビーがからかわれる原因になったり。ほんまにめちゃくちゃな家族。
でも一方で、周りの観客の様子
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

ロバート・デニーロの演技幅エグすぎる。

ハッピーエンド系の映画と思い、「はいはい、そう展開していくのね、、、」と考えながら観てたのですが、全然違ってびっくり。

しかも実話を元にしているとは…
映画
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

4.0

実はほとんどクレヨンしんちゃんの映画を観てなかったことに気づき、有名どころとしてチョイス。

おふざけ感と不気味さが絶妙に合わさったなんとも形容しがたい作品。
数少ないけど、これまで観た映画とは一味違
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.0

エヴァンゲリオンQを観たときと同じ気持ちになった。
理解が追いつかないけどなんかすごいみたいな感じ。

ほむらちゃんの絶望の果てに辿り着いた答え、おぞましいほど利己的。「でもそれって本当にいけないこと
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ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

4.5

面白すぎた!
悪党の成れの果てを描く西部劇。

パイクらワイルドバンチがエンジェルを助けに行く様がカッコ良すぎる。痺れた。
列車の強盗シーンも含め、よくあれだけのクオリティで描けたなぁと思います。圧巻
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さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.1

新兵を刑務所へ護送するまでの道中を描いたロードムービー。

ジャック・ニコルソン演じるバダスキーのキャラクターが最高。暴力的だが人情深い。
2日かけて刑務所へ送ればいいだけなのに、猶予期間いっぱい使っ
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.7

この作品は絶対に劇場で観なければならない。

色んなレビューがあるのは知ってる。でもそれは人の感じ方。俺は少なくとも2回嗚咽した、そのくらい引き込まれた。

実現可能性の低い作戦、予測不可能なトラブル
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

3.9

寅さん初映画はこれと決めていた。脱力して観られる人情モノ映画ですね。

フーテンの寅さんを心配しながらも、〆るときは〆る妹とその周りも素敵。
リリーと寅さんは劇中でも言ってたけど、友達という関係が似合
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卒業(1967年製作の映画)

3.9

これだからアメリカン・ニューシネマはやめられないのよね

エリート路線を突っ走ってきて何か虚しさを抱えた青年。
ラストシークエンスは劇的の一言。

あのバスの2人の表情も秀逸。ベンジャミンの空虚な顔。
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.2

最後のランウェイは涙なしに見れない、、、😭

人は熱意によって突き動かされる。
逆境も他責ではなく、自分がどうしたいのか、で一転チャンスに変えられる。
自分の人生、あくまでも自責で生きていきたいもんで
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Ribbon(2021年製作の映画)

3.6

2020年のあの暗黒の日々を思い出した。
あの時は、コロナ禍だからこそできることってなんだろう?って皆が試行錯誤していたように思う。オンライン飲み会、おうち時間、etc
今回は鬱屈とした思いをぶつけて
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

自尊心、情熱、そして何度転んでも立ち上がる不屈の心を兼ね備えた女性のお話。

230分もあった??と思えるほど引き込まれる劇的な展開の数々。
貴族階級で美貌と比例した高慢さを持ったスカーレットが戦争に
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

前作へのリスペクトを大いに感じる。

いやー面白かった!
オープニングのオマージュ、まずあそこで泣けた。80's最高や。
流れを忠実に前作から引き継いで描いていましたが、展開は納得の一言。
王道ゆえの
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いちご白書(1970年製作の映画)

3.8

体制にすっかり懐柔され、一向に上がらない賃金で働き、今後の不安を抱えて生きている。そんな自分の道は正しいのか否か。

学生運動についての作品に触れる度、「社会に迷惑をかけて、、、何も変わらないのに、、
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月世界旅行(1902年製作の映画)

-

映画史のターニングポイントとなった作品。アマプラで公開されていたので視聴。

映画というよりも演劇を見ているのに近かった。いくつかカットがあっても、同じシーンとして連続性を出すようにしている。
また、
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レベッカ(1940年製作の映画)

3.5

レベッカの影と翻弄される人々。

マキシムとレベッカとの関係性が、ストーリー後半で明らかになるのは巧みだなぁ、と思いました。
まさかそっちだとは思わなかった。

また主人公の振る舞いもいじらしい。いつ
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.3

悪役西部劇。

「俺たちに明日はない」を思い出させる展開。法を犯して無敵だと勘違いした若者が、公権力を本気で怒らせて哀れな結末を辿るストーリー。
…って語るといかにも簡素かもしれない。ブッチとキッドの
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.2

賛否両論のレビュー観ていたのでどうかな、、、と思っていましたが、悪くなかった!

シン・ゴジラほどのシリアスな展開ではなかった。(そちらの路線を意識して観た方は、肩透かし食らったかも)
ちょっとシュー
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トップガン(1986年製作の映画)

3.9

若かりしトム・クルーズ、イケメンすぎてビビった。
トップガン・マーヴェリックが公開ということで視聴。

内容は恋愛・親友の死と挫折・ピンチ、etc
といった、「愛と青春の旅立ち」を彷彿とさせる内容だっ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.8

最高。

前作が若者のどうしようもない至りで突き抜ける映画なら、
今作は、そんな若者が月日が経っても燻ったまんま大人になり切れず、それでもなんとか一旗あげたいともがく、ある意味物悲しい映画です。

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シカゴ(2002年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

大変に面白かった!!

レキシーの常に衆目を集めていないと気が済まない勝ち気な性格、最低最悪の刑務官・弁護士・マスコミ、、、
注目されるためならどんな手段も厭わない。「憎まれっ子世に憚る」とはまさにこ
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