完璧な映画👍
一切の無駄なく洗練された作品。御伽噺のような世界観。
溝口らしいフレーミングとカメラワークが絶品。ゴダールやスコセッシが惚れるのもわかる。
反戦のメッセージを挟みつつ、人間の愚かさを>>続きを読む
ストーリー、キャラクター、演出、ノリ、全てがギャグ漫画みたい。
笑いと失笑の間で終始ニヤニヤ😏
変態にも変態なりの人生(愛)がある…という園子温の熱いメッセージは受け取った。
何といっても、アホ>>続きを読む
もはやカオスになったブニュエル。
自由とは価値観であり、価値観とは不自由なもの。
時代や環境が違えば、自分達のいる社会もこの映画のようにカオスに見えるのかも?
鳥たちにとっては、この映画と現実の人>>続きを読む
これは独裁の恐怖ではなく、単に集団心理の恐怖😱
どんなに民主的な集団だろうとWAVE化の可能性はあるのでは?
本能的な縄張り意識からくる、仲間意識、民族意識、ナショナリズム…それらが過激化するカタチ>>続きを読む
ネオレアリズモの代表作🚲
以後の貧困を描く映画のバイブル。非の打ち所がない完璧な映画。
悲劇度なら今作よりエグい映画は沢山あるのに、今作は妙に辛く感じる😢
その要因はリアリティで、一切の"造られた悲>>続きを読む
これは凄い!!
不謹慎だが非常にエンターテインメント。
検察vs弁護の攻防がとにかく面白い。
演技に関しては全員が賞レベル。
メインから脇役までそれぞれの人格やイデオロギーまでもが自然と伝わってく>>続きを読む
映画界のニューウェーブになれそうでなれなかった、もったいない映画。
前半嫌いだったけど後半良かった…という意見が多いが、個人的には真逆。
あまり描かれない"現代の若者の退廃性"を上手く描いた思う。>>続きを読む
ウォン・カーウァイの転換期の作品。
究極の"匂わせ"映画。ラブシーンは無いのに愛を匂わせる。
シナリオの運び方、セリフ、ダイレクトにいかない演出が上手い!
スローモーションと同じ音楽の繰り返し&と>>続きを読む
この映画の主人公はゲルダ。
ゲルダの愛情にただただ感動…😢
アリシア・ヴィキャンデルが、演技面でもキャラクターの深みも、エディ・レッドメインを遥かに凌いでいると思った。
逆にE.レッドメイン(リリ>>続きを読む
ブラックユーモアがわからなかった子供の時に見た際は「グロかった」程度しか思わなかった映画
いざ見直したらめちゃくちゃ面白い!
SF、アクション、ハードボイルド、ブラックジョーク…これは好み。
人が>>続きを読む
理性は本能には勝てないぜ!
クールな邦題だが原題はBasic Instinct
ヴァーホーヴェン監督の純粋な変態性(?)がモロに出た作品。
何といってもシャロン・ストーンが半端ない映画だが、サスペ>>続きを読む
世界トップクラスに美しい映画。
芸術性はもちろん、エンタメ性も充実したタルコフスキーの超大作。凄い迫力。
キリスト教の概念&人道主義が通用しない世界…イコン画家ルブリョフ(=映画監督タルコフスキー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
"言葉で何かを伝えるのは難しい"
これはベルイマンの『野いちご』に影響を受けた作品なのだと思う。過去と現在を同一化して描く思い出話。
過去⇔現在。人間⇔人間。
それらが鏡のように反射し合う。
片方>>続きを読む
タルコフスキー的な難解さは無いが、これはシンプルに良い映画👍
口では復讐を唱えているが、夢では平和な日常を見る…シンプル!
撮影はこの時期で既に素晴らしく、むしろモノクロの方がタルコフスキーの映像>>続きを読む
ヴァーホーヴェン渾身の力作。面白い!
戦争映画としての視点、エンタメ性、ヴァーホーヴェン監督の変態性…非常に充実した映画👍
真面目な作品でありながら、悪趣味な笑える描写も健在で、真面目な時ほどかま>>続きを読む
とにかく切ない時代劇。
『切腹』ほどのインパクトは無いが、こちらも小林正樹監督の傑作。
『切腹』と同じで、封建社会の理不尽さと権力への虚しい抵抗を描く。
三船敏郎はいつも通りカッコ良いが、登場時間>>続きを読む
妙な空気感を纏う作品⏳
砂、水、虫、自然の写し方が美しい。
人間はどんな環境にも慣れる。
自由を奪われてもいつか慣れる。
このテーマは恐ろしくもあるが、楽観的にも思えなくもない。
非常に終わり方が>>続きを読む
隠れた名作と名高い作品。
ビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演と三役を務めた傑作👏
シンプルな内容でありながら、非常に上手に作られた映画だった。
重なり合うカールの過去と少年。
聖書やキリス>>続きを読む
楽しそうで寂しい、甘い生活。
凄まじい映画。イエス像がヘリで運ばれる最初のシーンから「凄いものが始まるぞ」感が満載。
バカにも成りきれない…達観している訳でもない…マルチェロの悪夢=人間の人生。>>続きを読む
アメリカ随一の黒歴史🇺🇸
西部劇の概念を壊す衝撃作
「古い概念を壊せ!」という意志がガンガン伝わってくる。
インディアン虐殺(サンドクリーク虐殺)➡︎ベトナムでの虐殺(ソンミ村事件)と置き換えるこ>>続きを読む
淡々とした映画だが、観終わった後に良い余韻を残す作品だった。
サム・ロックウェルが最高👍
イーストウッドの優しい薄味に、サム・ロックウェルというスパイス。
彼が居なかったら正直退屈な映画になっていた>>続きを読む
体と心のタトゥー。
偽物の家族の元から離れ、本物の家族を手にするまで。
ジェイミー・ベルの演技が見事👏どこか中途半端なカリスマ(?)を繊細に演じてみせた。
良い映画ではあったけれど、これは過激なカ>>続きを読む
ジョン・トラヴォルタ
&ニコラス・ケイジ
今では名前を見ただけで敬遠してしまう2人だが、この映画は面白い!
ジョン・トラヴォルタ&ニコラス・ケイジのノリノリの演技。アホな設定を大真面目にやるシュー>>続きを読む
奇妙な映画。
作品としてのテーマや哲学があるのも良い。LOVEとHATEは紙一重。
パウエルが当たり前のように馴染んでいったり、この映画はあらゆる心理描写の過程を端折っている。その雑さがヒットしな>>続きを読む
愛の復活☀️
ドイツ表現主義の技巧が、ハリウッド映画で真価を発揮した。
ジャネット・ゲイナーのキュートさも重なり、中盤のシークエンスは映画史に残る楽しいシーン。
戦間期のドイツとアメリカのひと時>>続きを読む
スコセッシの描く普通の人々。
今作は珍しく主人公が女性で、さらに舞台が西部🇺🇸
庶民的でこの上なく弱い人間たち。
スコセッシ映画には男も女も"強い人間"がいないことが良くわかる。
エレン・バーステ>>続きを読む
ハワード・ヒューズの半生✈️
オシャレな映画だと思って見ると肩透かしを食らうが、伝記モノとして見たら中々の傑作。1930sのアメリカ映画が好きなら、楽しめる作品だと思う。スコセッシ監督作品の中で過小>>続きを読む
不道徳のおもしろさ。
個人的に大好きな60sイタリアンコメディの最高傑作・珍作。
モラルに厳しい(当時の)カトリック・イタリア社会への皮肉とアンチテーゼ🇮🇹
厳しい制度や慣習があると、余計に人間は>>続きを読む
『Ahalt Agaci 』『The Wild Pear Tree』=野生の梨の木🍐
『雪の轍』よりさらに進化したヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の会話劇。若者特有(?)の捻くれた思考を映像化した傑作。>>続きを読む
悪い過去は変えられないが、悪い未来は変えられるかもしれない…
ベルイマンの師匠ことヴィクトル・シェストレムの不朽の名作。
『シャイニング』のHere’s Johnny!の元ネタとしても有名な作品🪓>>続きを読む
完璧といえる映画のひとつ。
とにかくジャンヌを演じるルネ・ファルコネッティの顔面の演技が圧巻。見ているこっちまで、めちゃくちゃ精神を削られる…
『神に選ばれたジャンヌ』としてより、
『普通の人間だ>>続きを読む
ブラックコメディ✖︎ヒューマニズム
チャップリンの不朽の名作🎞
靴を食べたり、人がニワトリに見えたり…実際にあったドナー隊の悲劇がモデルだというから怖い👞
チャップリンがビッグ・ジムではなくジョー>>続きを読む
🐵🐴🦁
チャップリンの職人芸。
テーマやメッセージ性より、今作はチャップリンのギャグセンスが光る😂
後の2作が名作すぎてイマイチ印象が薄い映画だが、これも傑作のひとつ。
笑いあり涙あり…の元祖。
映画における愛情表現には、余計な会話やスキンシップは不必要なんだと思い知らされる。
100年前の映画だが全く古くなってない映画だと思う。いつの時代でも人間が感動する"根っこ>>続きを読む
純エンターテインメント!
探偵といいつつ、ミステリーというよりはアクション重視のコメディ。
キートン特有のタイミングが完璧に計算されたアクションシーンには惚れ惚れ。
無駄な場面やダレる瞬間が一切な>>続きを読む
南部に取り残された孤独な男🤠
古きアメリカの悪弊、オールドウェスト&南部への鎮魂歌。「新しい時代についていけないオッサン」を上手に描いた作品。
古い先入観から「あるタイプの人間たち」を嫌い差別して>>続きを読む