そのさんの映画レビュー・感想・評価

その

その

映画(31)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久々の投稿。
自身の幼少期経験そして今の職(教師)に就いてからの体験も含め、身に覚えのあることばかりであまりのリアルさに怖気がたちました。
「現代社会の闇」という意見も散見されますが、こんな話はどこに
>>続きを読む

J・エドガー(2011年製作の映画)

4.5

日本であまりこの映画への高評価が見られない中、私的には最初から最後まで期待した以上に楽しめた作品だった。

FBIの創立者でありながら光陰の激しい人物であったジョン・エドガー・フーバーを、解りやすい歴
>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トム・クルーズのキラキラした顔がぐしゃぐしゃになる、ってだけでもインパクトが強いのに、内容もまさかのSF。
鼻っ面が文面通りへし折れた金持ちの息子が縋った惨めな夢。最高です。

トム・クルーズ出演作の
>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロザムンド・パイクという女優さんは、どの作品の役を演じていても「演技派」よりも「完璧主義」的な演技をする方だな、と思っていました。

瞳からなんの感情も読み取れない人だし、つまり、この役にぴったりな女
>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

この終わり方、どこかで見た事あるなと思ったらジュラシックワールドだった。
ハルク独特の教養も知恵もあるのに独りでしかいられない孤独をフォーカスされてましたね。
満を持してアベンジャーズ2を観ます。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

友人に勧められ鑑賞。
まず、主人公がベネディクトカンバーバッチで良かった。この俳優の「表情のない表情」の演技…最高です。

恐らくアスペルガー症候群であり同性愛者であるアランと、彼の妻の関係からは何よ
>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

初めての2人のベッドシーンにて、キャロルがベッドサイドランプを消そうとした時に年下のテレーズが「消さないで。貴女をみたい」と言ったシーンに全てが詰まってました。

テレーズの震えながらキャロルをベッド
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.6

グザヴィエドランは俳優として監督として、ナルシストというか、自分自身が映像として美しく見える角度や演出を知っていると感じました。

君みたいなナルシストなら何人でも万歳!

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.3

つくづくギレルモ監督ってヲタクだよな〜〜うんうん好きだぜお前のこと
って勝手に思っちゃう映画です。

押さえるとこ押さえてツボ突いて来るので、特撮好きは観るべき。

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高でした。

上流階級と労働階級との対比が食事の仕方や普段食べているもの、会話でジワジワと広がってしまい取り返しのつかなくなってしまったアデルとエマの溝。
青から金へと変わるエマの髪。

アデルの食
>>続きを読む

エレジー(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

観ていて苦しくなるものばかりだったけれど、悪くない。

2人は30もの年の差や未来への不安に苦しみながら別れたが、その後それぞれに孤独を味わい、最後には対等な関係となった。

恋は憧れでうまれるけれど
>>続きを読む

IT/イット(1990年製作の映画)

4.0

ノリが凄く好き。始終ギャグ。
笑いながら、たまにビビりながら、何も考えずに楽しく観れる。
ジュラシックパーク観た時と似た感覚。

プリースト(2011年製作の映画)

3.7

ポールペタニー好きにとっては堪らない作品。
ゲーム好きなら楽しめる設定と画だった。とにかく、主演が格好良い。

一般的に観たら低評価かもしれないが、私は大好きである。
続編をずっと待ち望んでいるが望み
>>続きを読む

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.9

ジェイソンボーンシリーズの幕開けであり、カーチェイスや地味で現実味のあるアクションは最高。
他のアクション映画には無い魅力がある。

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ボーンシリーズが好きだっただけに観る以前から期待が膨らみすぎたようです。
同じシリーズとして見ず、別物として観れば結構面白い作品だったと思います。
…が、やはりボーンシリーズを名乗るのであれば、あの「
>>続きを読む

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.6

楽しく観れるホラー映画としてはイチオシ。
推理も事件も基本的に家の中や庭で完結する造りが良かった。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

一夏の最低な恋。

ズーイー・デシャネルに私も首ったけになってしまった。
最高だった。

セッション(2014年製作の映画)

4.2

この映画を観たあと1時間は放心状態に陥った。観客を休ませる暇なんて与えずに怒涛の音と声の暴力。
《最高》をストイックに追い求め続ける人間の、人間らしい映画だった。

後半は先生の顔がヴォルデモート卿に
>>続きを読む

ストーカー(2002年製作の映画)

4.6

ある平凡な独身男性の、生を充実させる為のひそやかな楽しみから発展していく恐ろしさがありました。
不器用さ故の優しさ、過ち、幻想と思い込みから起こる事件、愛を渇望する人間。

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

5.0

アメリカに住んでいない日本人には解りにくいかもしれないが、そこをスルーせずに調べれば、大分尖った作品へと変貌する。

原作者の経験から来る内容の厚みと、ジェニファー・ローレンスの演技は素晴らしい。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

5.0

ANAの機内で、たまたま「今月のちょっと気になる映画」欄にあったので鑑賞。
結果、セレクトしてくれた映画ソムリエに感謝しています。

表現者グザヴィエ・ドランの溢れんばかりの若い才能と愛が、良い意味で
>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

カトリーヌドヌーヴの美しさとミシェル・ルグランの音楽が最高。目を楽しませる仕掛けも満載。
ワイン片手にチーズでも摘みながら、お洒落に敏感な人と観ると面白い映画だと思います。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.2

震災後に監督が急遽話も設定も変えたってのが一番良かった。
今の日本に合わせて変えてなければ、ここまでの作品にはなっていなかったと思う。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.3

これはチーフの物語だと勝手に思っています。
良かった。

ミスト(2007年製作の映画)

3.8

2回観て、ようやく色々わかってきて面白かったです。2度連続で観るのは疲れるけど!
ミザリー然り、スティーブンキングはパニックものを書くのが本当に上手いですね。

シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.2

ティムバートンの映画の中でダントツに好きです。
監督の個性的なキッチュさとお伽話としての(主人公からしたら体験談だけども)語り口が相まって、とても不思議で可愛らしい映画でした。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

なんだかんだヒルのせいで失神するシーンが一番すき。
子供は無知で無邪気で乱暴で、だからこそ愛しい。大人になった今は守るべき存在として見るけれど、(別に12歳には戻りたくは無いけれど)たまには自分の人生
>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.7

シンメトリーな画面を追求するキューブリック節が炸裂してます。
全体的にギャグ調だけど、最後のシーンは特に笑える。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

初鑑賞時が高校1年生だった私に多大な影響を与えた作品。
世界観や主人公達の幼稚な破壊衝動をファッションや背景に完璧に組み込んでいる美術が良い仕事してます。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.0

気持ちの悪い中年が主人公。
幼い少女特有の傲慢さや気まぐれを執拗に切り取ったパッチワークを見せびらかされましたね。
語源となるだけのインパクトはありましたが。