2MOさんのドラマレビュー・感想・評価

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TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ(2014年製作のドラマ)

4.0

神のいるところに邪悪は巣食う。
闇の支配する夜空を見上げれば浮かぶ点と点を線で結び、光の物語を視る男。
人を寄せ付けず、野暮な科白など一切受け付けない高尚な御託を並べ立てては、真実の証明に狂う病者の眠
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ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ(2017年製作のドラマ)

5.0

もう劇場映画を撮るモチベーションにないと語ったリンチが、クリエイティブ面を完全にコントロールして完遂させたテレビドラマは、やはりクライマックスに向けてカタルシスを昇華させる映画的な喜びに満ちた18時間>>続きを読む

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ユートピア~悪のウイルス~(2020年製作のドラマ)

3.0

『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)と共通するような、オタクカルチャーとオカルトの甘美な結びつきに無邪気でいられたのも今は昔。

図らずも、陰謀論と疫病が蔓延する現実が、まるでそのままの虚構を
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逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!(2021年製作のドラマ)

4.0

産休・育休制度について、選択的夫婦別姓について、ジェンダー論、LGBTについて、ハラスメントについて、無痛分娩について、これら日本社会が抱える課題について──
こうも一から十まで説明的でなければ伝わら
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こもりびと(2020年製作のドラマ)

3.5

「でももし、ひきこもりの人がいなかったら誰が思いやりや優しさよりも効率ばかり求める社会にNOと言えるのかな…」(松山ケンイチ)

優しさだけでは人を愛せない、優しさだけでは生きられない世界で。

不自
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Truth Seekers(原題)(2020年製作のドラマ)

3.5

我らがボンクラコンビ、サイモン・ペッグ&ニック・フロストのやってみたシリーズ最新作。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』でゾンビ映画を、『ホット・ファズ』でポリスアクション、『ワールズ・エンド』でインベー
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ザ・ボーイズ シーズン2(2020年製作のドラマ)

3.5

度を越したグロテスクがシーズン2ではなおも露悪的に、さらに躁病的にカリカチュアライズされて描かれる現代アメリカの肖像。

アメリカン・マチズモの病も、もはや末期症状だ。

肥大した自我の葛藤と並行して
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TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ <セカンド・シーズン>(2015年製作のドラマ)

3.5

振り返れば過去に追われ、闇が延々とその身を纏う。覚めぬ悪夢に引きずりこまれる終着も自らが選んだ人生だったか。嘔気のする暗渠から届かぬ暁光を見上げる。

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ER緊急救命室ⅩⅤ <ファイナル・シーズン>(年製作のドラマ)

3.5

物語は終わる。それでも続く人生を共に、それぞれの場所で歩み続けよう。
数えきれないほどの忘れえぬ思い出を抱きしめて──。

S1 ep.19 "Love's Labor Lost"
S2 ep.7 "
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ER緊急救命室ⅩⅣ <フォーティーン・シーズン>(年製作のドラマ)

4.0

父性の不在は長らく、母性なる愛の庇護も得られないまま戦い続ける“ブラザー”たちの絆。そのナイーブな繋がりを守りぬくために重ね合う思い、募らせる愛と感謝の言葉。そして大粒の涙。

いつわりの正義、まやか
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ER緊急救命室ⅩⅢ <サーティーン・シーズン>(年製作のドラマ)

4.5

「公助」の不備が社会不安を醸成する。あらゆる対立の根っこにある不安からの恐れ、そして偏見、憎悪の悪循環。

慈悲の心、それだけではもう“止血”しきれないほどに疵だらけのこの世界で、荒廃する人心。

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ER緊急救命室Ⅻ<トゥエルブ・シーズン>(年製作のドラマ)

4.0

無常。すべては虚ろ──。

地獄の果てのさらなる地獄で、友が一人また一人と去っていく。

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ER緊急救命室Ⅺ<イレブン・シーズン>(年製作のドラマ)

4.0

"The Show Must Go On"

僕らが僕らであるために。
変わり続ける者だけが変わらずにいられるように。
回り道でも、傷つきながらも進み続けるしかない人生のY字路。

「さよなら」は、ま
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ER緊急救命室Ⅸ <ナイン・シーズン>(2003年製作のドラマ)

4.0

構造的な人種差別や労働問題など、長らく放置されてきた今日的課題をついに是正させるべく声を上げる新世代。若者たちの反乱。しかし皮肉にも、その拙速な変革に招かれる効率化の波は人道主義をなおざりにする。崇高>>続きを読む

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ER緊急救命室Ⅷ <エイト・シーズン>(2002年製作のドラマ)

4.5

父性の不在に弱体化する“家族”と、その絆。

世代交代と共にかたちを変えて受け継がれる“家族”の、その思い。

バラバラの子どもたちを襲うさらなる苦痛と失意と悲しみは、しかし彼らの新たなる友情を固く結
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ER緊急救命室Ⅶ <セブンス・シーズン>(2001年製作のドラマ)

4.0

でも、走り続ける──。

暗黒の夜空を見上げながら。
降りしきる雨にうたれながら。

愛ゆえに憎しみ、傷つき合いながらも、愛ゆえに救うべきすべての命を救うために。

純真なままでは務まらない彼らの矜持
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ER緊急救命室Ⅵ <シックス・シーズン>(2000年製作のドラマ)

4.5

「ありがとう」そして「愛してる」、その二言に生かされ死んでいく人の一生。

“家族”という繋がりの確かさゆえの苦しみ、愛おしいほどに切ない運命の糸を手繰らせるように。

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ER緊急救命室Ⅴ <フィフス・シーズン>(1999年製作のドラマ)

4.5

「我が家」がいつか「故郷」とその名を変えるとき。

ある者は自分の人生を取り戻すため。ある者は正しくあるため、信念を貫くために。愛がために離ればなれの道を行く友であり、兄弟であり、同志たちの別れの季節
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ER緊急救命室Ⅳ <フォース・シーズン>(1998年製作のドラマ)

4.0

手を差し伸べることで不安や恐怖を癒やすことはできても、彼らの人生を繋ぎ止めておくことはできない。

“我が家”と呼べる居場所を持ちえず、“家族”と呼べる思いを失い。心の穴を暗い灰色の陰が覆う者たちの夕
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ER緊急救命室Ⅲ <サード・シーズン>(1997年製作のドラマ)

5.0

神の如く御業がたとえ命を救ったとしても、その人生を救うことの意味は別にある。人生を苦難から再び立ち直らせるために必要なもの、それは本人の強い意志の力をおいて他にない。

尊敬する師が、親愛なる友がいく
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ER緊急救命室Ⅱ<セカンド・シーズン>(1996年製作のドラマ)

4.5

インターン、レジデント、スタッフドクターと。経験を積み、責任を負うごとに複雑化する組織のリアリティー。現代医学の限界と無力さに打ちのめされながら、不条理とも言える社会システムの残酷さに義憤を募らせなが>>続きを読む

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ER緊急救命室<ファースト・シーズン>(1994年製作のドラマ)

5.0

言わずもがな、医療ドラマの最高峰。
Emergency Room(救急救命室)を舞台に繰り広げられる命のドラマ──などと感傷に浸っている暇などないほどに、目まぐるしく壮絶な、まるで戦場に飛び込むカメラ
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ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)

3.5

スーパーヒーローものかくあるべし、現代アメリカの政治状況を下敷きに絶対的正義を疑う。そのリアリズム志向が行き着く先のグロテスク。

いかにしてヒーローはヒーローたりえるかという性善説的な問いは覆され、
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アメリカン・ゴッズ シーズン2(2019年製作のドラマ)

2.5

古き神は廃れ、人々は新たな神を生み出したか、あるいは自らが成り代わろうとする──新旧の神々と人間との三つ巴にあるニューエラ。

アメリカ史から全人類史を射程に戯画化しようとする豪快な筆致はさすがの映
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フォーリング・ウォーター シーズン1(2016年製作のドラマ)

4.0

謎が謎を呼ぶ無秩序なイメージの連続。リンチ的ギミックの散りばめられた幻想は、夢の中に生きる夢見人の無意識に深く通じ合う。
解かれることのない謎が夢を醒ませまいとすれば、永続する浮遊感に身も心も癒される
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逃げるは恥だが役に立つ(2016年製作のドラマ)

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夫婦を超えてゆけ
二人を超えてゆけ
一人を超えてゆけ

それは(おうち時間を「“うち”で踊ろう」と言い換えたように)あらゆる多様な個人を内包する恋のうた。
私たちを縛るすべての──当たり前、常識、普通
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2

ザ・テラー シーズン1(2018年製作のドラマ)

1.5

音もなく忍び寄る怪異。抗えない死のグロテスク。

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アップロード~デジタルなあの世へようこそ~(2020年製作のドラマ)

3.5

脳をデジタル化すれば記憶の保存は可能である。それを新しい肉体にダウンロードすれば、人間の主体が記憶に基づきアイデンティファイされる限りにおいて、永遠の命は実現し得る。
なんてことが、2045年までに!
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テセウスの船(2020年製作のドラマ)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

10話にわたり「テセウスの船」という哲学的問いを託されていたはずの主人公が、まさか一人称ごと入れ替わり、その眼差しと矛盾の対象とを反転させてしまうクライマックスに鳥肌を立てる。

それはタイムスリップ
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ホームカミング(2018年製作のドラマ)

3.5

たとえそれが苦痛と不安と後悔の日々であったとしても、過去を奪われることは未来をも奪われることに等しい。

記憶の空白はいつまでも人生に暗い影を落とし続ける。悲劇なき人生は、つまりワイドスクリーンにあり
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カーニバル・ロウ(2019年製作のドラマ)

3.0

ダークファンタジーに寓意を託す様式美。露わなエロスやグロテスクの表現は『ゲーム・オブ・スローンズ』が押し広げたコードに倣う。

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グッド・オーメンズ シーズン1(2019年製作のドラマ)

3.0

フラット化を要請する社会では、対となって先鋭化する思想が緊張を高め合う。
あらゆる二項対立は原理主義化。行き過ぎた正義が正義でなくなるように、極端な右も左も同じであるように、いつしか対立と勝利こそが目
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ハンナ ~殺人兵器になった少女~(2019年製作のドラマ)

3.5

映画版のシアーシャ・ローナンと比較しても遜色ないばかりか、無垢に潜んだ動物的な凶暴性を有しては、オリジナルより新たなヒロイン像を演じてみせる──今作のハンナは、瓜二つ、サマンサ・モートンの実娘だそうだ>>続きを読む

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サウス・オブ・ヘル 魔物の巣食う街(2015年製作のドラマ)

3.0

主演は、私的偏愛映画『スパン』のミーナ・スヴァーリ。悪魔に取り憑かれた悪魔祓いの一人二役は“傑作”だった。
わずか全8話1シーズンでの打ち切りも納得の駄作と言わざるを得ない出来ではあるが、ひたすらシュ
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