やかじょさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

やかじょ

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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

しばらく若葉竜也のことが頭から離れなかった。今泉監督ってコメディやるんだ?っていうくらい映画館に笑い声が響いていた。
コロナ禍でやりたくてもできない全てが詰まっていた。お酒を飲む、ライブハウスに行く、
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

『あの子は貴族』『まともじゃないのは君も一緒』等々、良い邦画が続くのでこれは観に行った方がいいんじゃないかと今作も観に行った。

なんなの今年。みんなコロナで溜め込んだ良作を一斉放出してるのかな。
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.2

普通とはなんなのか、普通の人なんているのか、みんなやってるよ、のみんなとは誰なのか。

世の中の普通は必ずしも正しくはなく、憧れるようなものでもない。でも普通という称号を手に入れて初めてスタートライン
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恋人(1951年製作の映画)

3.8

昭和映画はいつも通りメモ取りながら字幕つけながら見る。

ビビアン・リーの「哀愁」残念ながら観たことないけど、私が哀愁を見るとしたら当時の人たちと同じような気持ちで見ることができるのかと思うと不思議な
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ニューヨーク 冬物語(2014年製作の映画)

2.7

雰囲気素敵映画。
100年前のニューヨークとか。
白馬、身分違いの恋、までは分かるけど、彼が何ゆえ100年生きて、奇跡を起こしたのか、とかよく分からなかった。

ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

昨年の『パラサイト』に引き続きアカデミー賞候補、ということか、と思ったけれど少し違うテイスト。
韓国人が出演し・韓国語で進むけれど、アメリカ移民1世と2世とその母親の物語。
韓国人の家族の物語という意
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シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015年製作の映画)

2.8

ティモシーシャラメが見たくなって。
時代背景が分かんないなと思ったけど普通に現代っぽい。ちょっとヴィレッジっぽさがある。
完全に父親が悪い。もしも原因が力にあるのだとしたら話をするべきだった。
アメリ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

「どうせ『あの子は貴族』」って感じの映画だと思ってたら、「『あの子は貴族』だけど」って映画でとても良かった。
角田光代なら同じテーマでももっとギシギシした感じになりそうなのに、希望が見えた。

都会の
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.3

友達に勧められて。

小さなうちからこういう自分の頭で考える教育をしているなら、日本って一生勝てないよなぁと思った次第。

良い映画だった。誰もが人に何かしてあげる勇気を持てれば世界は少し変わる。そん
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

3.4

Netflixに加入してから初めてTSUTAYAに行った。やっぱりTSUTAYA良いわぁ。私に向いてるわぁ。

ソン・ランの響き、クリップしていたものの、想像以上に良かった。ともすればボーイズラブのよ
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.2

内容とか知らないでも、ポスター観て絶対好み、と思って観た。
案の定、映像は好みだった。
パリって本当にビジュアルが魔法のようにときめく街だよな。

人魚には怪物的側面と童話的側面がある。どちらも込み込
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.4

かなり感想書くのを溜めてしまった。

実はタイタニック、中学生の頃船が沈むシーンだけテレビで見て怖すぎてその後観たことがない。絶対いい映画なんだろうけど。

なので、みんなみたいにそういうダメージなく
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

かなり皮肉が込められたちょっとドキュメンタリーっぽいキュレーターの話。美術館の展示は議論を起こしてこそ、みたいな話が出てきていたけれど、この映画そのものが見終わった後に誰かと話し合いたくなる映画だった>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.3

名だたる監督を前にして失礼な話だけど、学生時代に周りの人たちが撮っていた映画を思い出してた。
強烈に意味が分かんなかったりするけど、印象に残る。商業的というのは別にしてあの延長線の先に映画監督があった
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

3.7

青春映画を撮らせたら台湾の右に出る者はいないな、と何回も言ってしまう。
これからも言いたい。若葉のころとか観てないし。

吹奏楽部の高校生(日本と違って体育会系っぽい、というか戒厳令が解除された直後な
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.5

究極の恋愛映画だった。恋愛において見た目か中身かと言われれば圧倒的に中身派だが、見た目が人間のアイデンティティに占める割合はあまりにも大きい。

見た目が変わっていく相手を同じ人間だと認識するのは難し
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トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.5

昨年のTENETフィーバー後10年以上前にハマってたこのシリーズ観たくなって。
本当は恥ずかしいから好きって言いたくないシリーズ。でも観る前は続編出たし行くか…くらいのテンションなのに毎度観終わるとフ
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mellow(2020年製作の映画)

3.1

田中圭がモテまくる107分。
田中圭っていい人に見せかけて実は見逃せない欠点があるんです、みたいな役柄が最近多い気がするけど、今回はただのいい人。
実直に相手をきちんと見て対応して生きてきたことが10
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

2.9

特に観たい映画だったわけじゃないけど、たまには邦画も見ようとと思って観た。

途中でオチは分かってしまうし、ところどころ荒い設定が気になるけど、それでもプロポーズ大作戦には胸がギュッとなってしまった。
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レベッカ(2020年製作の映画)

3.1

ヒッチコックにこんな名前の映画があるな、と思っていたらリメイクだった。

アーミー・ハマーがまた太陽の元いちゃいちゃしている。君の名前で僕を呼んでに引き続き、浮かれやがって!という気持ちに。

不穏な
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点対点(2014年製作の映画)

3.1

ついについにNetflixを契約してしまった…元々観たいと思っていた映画が簡単には見つからず台湾映画界隈を散策していたら見つけた香港映画。

本土から香港にやってきて普通語(北京語かな?)を香港人に教
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

2.9

2021年最初の映画。なのに途中で寝てしまった…割と好みのテーマというか等身大のテーマだし、つまらなくはない…はずなんだけど、特に前半監督の急死するシーンが2度使われたり夢のシーンが唐突すぎたり編集の>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.6

世代どんぴしゃなので、あるある、と、あったあった、がたくさん・・・
おひとりさまを極め、どこまで1人でいけるかチャレンジしてみたり、さすがに自分の仕事の能力の限界が分かってきて、仕事ができない、できな
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

前作復習してから鑑賞。前作の人間界に降り立ったときのダイアナのピュアな感じと人間を鼓舞して先頭切って戦う感じが好きだったので、その要素はあまりなかった。
一方、ダイアナの人間界での仕事っぷりや仕事の服
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.4

今年は個人的に韓国映画デビューの年。面白い・良作の映画いろいろありましたね。こちらも以前映画館で2本立ての1つとして紹介されていて気にはなってた。
途中目的のための手段だったものが目的になってしまった
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エリザベス(1998年製作の映画)

3.3

今年は散々チューダー朝のヘンリー8世からエリザベス1世までの小説や展示などを観たのでその締めでもある。

私の中のおなじみロバート・ダドリー、ウィリアム・セシル、そして今回初めて知ったフランシス・ウォ
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

2.8

なんとなくクリスマスっぽいな、と思ってクリスマス翌日に鑑賞。
なんとなく子供ともわいわい観られるような雰囲気を出しているけれど、最後のちょっとびっくりな終わり方と魔女狩り、強奪、殺人みたいな雰囲気が、
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

2.9

TCCメンバーズカード作ってもそんなに使わないのに切れた途端観たい映画が出てきて連綿と作り続けてしまうの不思議。

良い映画だけれど、私にとってはそれだけの映画とも言える。

ソ連で吹替声優をしていた
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.2

3週間ぶりの映画チョイス。
失礼ながら新鮮味はないけれど、疲れていても安心して笑いにいける映画は時ありがたい。良い意味でこんな感じかな、という期待を裏切らない。

とにかく個性派の中年俳優(大泉洋・ム
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.0

元ネタを初めて見た時、閉鎖した空間で起きる大どんでん返しに、アイディア次第で低予算でもこんなに面白くなるんだ…と感激した。

この作品はそこから更に一捻り。元を知っていても知っていなくても楽しめる作り
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シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.8

「シラノ・ド・ベルジュラック」を知らずに鑑賞。
ベルエポックのパリというだけでテンションがあがる。いつまでも観ていたい街並み。サラ・ベルナールの登場に、あのミュシャの!となる。

あの時代のフランスに
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

2.7

これは偏見かもしれないけど、ゲイの恋愛映画ってどこか暴力的というか愛のあるなしに関わらずパワーで何か相手に押しつけようとするようなことが多い気がしてちょっと苦手だ。この作品しかり、窮鼠チーズしかり、ム>>続きを読む

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.4

「オマールの父」の感想にこの作品が良かったというのを何度か目にし、その直後TSUTAYAに行ったら、たまたま準新作の棚にあり、たまたま準新作が安くなる日だったので、借りてきた。もうこれだけでオマールの>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

出てくる女性が「なんなの」と呟くシーンがあるが、正しく「なんなの…」と呟きたくなる映画だった。

スイス・アーミー・ナイフのように便利な死体とホームに帰るまでの話だが、その設定のぶっ飛び加減と下ネタや
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オマールの父(2020年製作の映画)

2.7

東京国際映画祭にハズレなし、なのだがこの作品には少しモヤっと。
とにもかくにも最後にbigなthanksを言ってくれーーーっ!という気持ちが1番強かった。(気持ちの問題なので言葉の使い方が正しくなくて
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.6

ポスターは絵画みたいだし、映画は劇風な演出でなんだか良かった。
蒼井優が良き妻を、ウキウキしたり怒ったり怖がったりする妻を演じるんだけど、大変良かったですね。
そして悪くはなかったけど、なんか印象の薄
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