2秒前さんの映画レビュー・感想・評価

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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年明けからほんとバタバタしてて映画見てもつい感想書くのをサボってしまってるのだけど、これは本当につまらなかったし,それだけなら無視して終わりなんだけど、このつまんなさは何か根深いものな気がするので、や>>続きを読む

アンダーワールド・ストーリー(1950年製作の映画)

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めちゃおもろい。観客にさっさと真犯人を明かしてしまうことでミステリではなく現在系のサスペンスとして走り出す物語をタイトに語りながら、時折かっちょいい画を挟むことを忘れない。何よりダン・デュリエの不遜っ>>続きを読む

大いなる夜(1951年製作の映画)

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ジョン・バリモア・ジュニアが不意の一言で黒人歌手を傷つけてしまう場面がとても痛ましい。だってこの歌手が本当に本当に美しく撮られているんだもの。

バリモア・ジュニアが銃を向けても誰もビビらない、ガキに
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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西部劇にはまだ開拓の余地があると少しでも思わせてくれた。もう一度見る。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

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とんでもなく大胆なことをしている。
ジョアンナ・ホッグ、クラシカルさへの志向が手触り確かに備えている稀有な資質。
あと受付の女の子がかわいい。

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

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ミシェル・ウィリアムズがあまりにブスっとしてるので、彼女の笑顔を捉えて映画が終わるのだろうと途中で確信して得意げになっていたら、とうとう迎えたそれが笑顔と呼ぶにはあまりに些細なはにかみで、こんな儚いも>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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もうアメリカのホラーには何も期待できないのかな。俺は怖いホラーか楽しいホラーか怖くて楽しいホラーが観たいのだけなのに。やっぱりアリ・アスターとかが出てきた時に差し違えてでも止めておくべきだったか。この>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

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全ての料理系YouTuberを蹴散らすくらいの料理ポルノを勝手に期待したがそういう映画じゃなかった。料理という行為も愛情やなんやかんやの感情の受け皿であり、つまりは芸術なんすわという描き方が真面目で少>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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僕はポール・キングに懐疑的なのだが、それを差し引いても、今作は少し落ちる。
シャラメが全くいかがわしさを体現できていないのが辛かった。

枯れ葉(2023年製作の映画)

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クビを宣告されたポウスティの肩を持つ同僚達。ヴァタネンにジャケットを貸す男。彼に服をあげる看護婦。他のカウリスマキ作品の端役達と同様に彼・彼女らがカッコイイのは、役割を終え去ってしまうと二度とスクリー>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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劇中でアルジェントが言うように何故かリラックスして観れる。画面内の全てを同時に見ることはできないというのは映画鑑賞に必ず付きまとうジレンマだが、ここまでくると諦めもつくというもの。夫婦が同一画面に収ま>>続きを読む

The Goldman Case/ゴールドマン裁判(2023年製作の映画)

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画面に映っている人物達を、例えピントの合ってないエキストラだろうと演出する。そんなあまりに基本的、故に難しいことに忠実で嬉しくなる。証人達も皆いい顔してる。そして最後には主人公である弁護士の信念に命運>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

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この男は矮小な人間ですと示す描写の一つ一つがつまらない。意図が見え透いてるのに無駄に長く、要求される芝居は野暮ったく、これみよがしな露悪が饒舌に過ぎる。つまりいつものリドスコ。女優を魅力的に撮れないの>>続きを読む

サムシング・イン・ザ・ダート(2022年製作の映画)

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地味ながら的確なロケーション(二人が初めて会話するマンション下の空間の素晴らしさ、又は部屋の間取り)がまずある。そこで特撮と戯れ、カメラと戯れ、音響と戯れる。煙草を使い倒した末の(CGの)紫煙が知らせ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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戦国を舞台に『アウトレイジ』的な策謀劇をやるのかと思ったらスプラッタコント集で驚く。秀吉を演じているので当然っちゃ当然だが自己愛的自害と無縁なのには安堵したが、同時に武の首が転がるのも見たかった。十分>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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リリー・グラッドストーンがまるで禁じられているかのようにその魅力を主張してこない。ただただ紋切り型に泣き喚かせるか虚な目でベッドに横たえるばかりで、ひたすらデ・ニーロとディカプリオのへの字口を撮ること>>続きを読む

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

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再見。これだけ回想が多くても今捕まってるブラピを助かるかどうかが争われてるから現在の物語になってる。レッドフォードが長年培ってきたであろうラングレー内での立ち回りや交友関係を活かしてお偉方の裏をかいて>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

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泣いちゃったよ。今年ベスト入り。予想外に真っ当なアメリカ映画で嬉しくなっちゃった。ラストの“道”もさることながら、一つの毛布にくるまって暖を取りながら心を通わせるという連綿と続くベタな描写が確かな手触>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

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面白いじゃん。結局合理的で寡黙な殺し屋が愛のために復讐を誓うって話に惹かれてしまう。あくまで「リアルっぽい」を逸脱しない殺しの手際の一つ一つがワクワクするし、プロの殺し屋の仕事だけではなく移動や睡眠、>>続きを読む

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

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ドタバタはそりゃ楽しいが、原作から毒気抜きすぎじゃないか?フロアマネージャーが過保護になってるし、エルルが付きっきりなせいによる保護者同伴感。原作のエピソードを分割、再構成するのは常套手段だが、芯に据>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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本当につまらない。130分もかけて何一つ描けてなくてビックリする。最低でも主人公と子供の関係は演出できないと企画が成立しないだろう。ギャレス・エドワーズ、前二作があまりにも巨大資本の影がチラついていて>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

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爆笑しました。なんて清々しいセックスコメディ。軽率に運動とか活劇とか言ってしまいたくなるほど、感情そのままに怒り、嫉妬し、笑い、絶望し、発情し、叫び、走り、セックスする北香那が素晴らしい。早々に春画す>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

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Bに徹しているので楽しいっちゃ楽しいが、Bであるが故の突き抜けた面白さまでは行かないのがロドリゲスの限界。

なんかロドリゲスはヒッチコックがどうたら言ってるらしいが、そもそも設定がサスペンス向きじゃ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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Pixiv映画。二次創作は勝手にやれ。堕落の極み。映画の死。生ぬるさという地獄。

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

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今年ベスト級、大興奮。130分あって体感しっかり130分だけどスピルバーグが撮ってたらあと20分は長くなってるからヨシ!

主人公を奪い取りに教会の一派が尋ねてくる冒頭、父親は息子を窓から落とそうとし
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逃亡者(1990年製作の映画)

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冒頭、馬鹿みたいにゴージャスなケリー・リンチがコートを羽織るショットでカッコいい映画が始まると予感。それは最後まで裏切られることは無かった。チミノの中では一枚落ちると評判だけど全然良いじゃん。
デヴィ
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ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

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マリエル・ヘラー、そういえば『幸せへのまわり道』は良かったなと思い出しこちらも観てみたが、うんなかなか良い。
主人公はもっと意地悪で反省の色なしでも良いんじゃないかとも思ったが、露悪に転ばず品よく語る
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新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)

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キメキメの画面がひたすら続くのでカッコイイはカッコイイのだが、疲れる。まあ面白いんだけどね。音楽も自由だ。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

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久々にフークアで当たり。グロというより、敵の死に様をしっかりと映す姿勢に好感。何より反時代的で嬉しいのは敵のボスを殺したら全て解決するというシンプルさ。風呂敷を広げるかと思いきやアッサリと退場して殴り>>続きを読む

私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

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面白く観たのだが、何が面白かったと問われると答えに窮する。全く人物の物理的距離と心理的距離が一致せず、じゃれつくように憎しみ合う姉妹の関係が興味深かったのだが、茶番と取る人も多そう。脇ではゴルシフテ・>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

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ブランシェットの独壇場かと思いきや、脇にこそ言及したくなるバランス感覚が流石。W・アンダーソン作品のようなキュートな変人と突飛な舞台を設定しておきながら、変人の不安定さと危険性が(主に隣人への実害によ>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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悪くないが、断然『エリジウム』と『チャッピー』の方が好き。主人公が最後まで魅力的な人物として立ち上がってこなくて、結局「やさぐれた元プレイヤーのコーチ』という約束された良キャラのデヴィッド・ハーパーが>>続きを読む

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