二式さんの映画レビュー・感想・評価

二式

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

幼稚園の頃からのウルトラマン好きで、初代ウルトラマンも何度か全部見ていて楽しみでした。その感想はすごく良いところもあれば、首を傾げる部分も多い。
良いところは何よりオープニングからのウルトラマン登場ま
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画音響という世界を、トーキー映画から振り返り、それぞれの部門ごとの解説を監督、そして担当者からしてくれるので分かりやすくて面白い。勉強になる。実際に名作のワンシーンを音と映像付きで見せてくれるので感>>続きを読む

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

2.6

予告や序盤の雰囲気からは思いもよらない展開で驚く。潜水艦の内部描写や潜水艦映画ならではの音の活かし方とか潜水艦映画として良いところもあるんだけど、話はこんなの求めてない。途中の地上の話はだるいし、その>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

ノーランは相変わらず映画内の独自ルール厳密に設定し、ガッチガチの理詰めの脚本の映画作るなあという印象。今作はこのルールが過去最高にややこしく、一回では理解できない。細かい説明がないまま展開がどんどん進>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.4

途中まで意味がわからないことだらけだし、セットも演技も撮り方全部気持ち悪い感じでホラー。「ゲットアウト」や「ヘレデタリー」のような気味悪さがある中でずーと会話をしてるだけで見るのがきつい。学校に着いた>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.1

ホラーとしてはCGがあからさま過ぎて冷めたりするところもあるけど、ちゃんと気味が悪くて怖いシーンもある。特にロケーションはすごく良かった。部屋の内装の絶妙な気味悪さも良かったし、ラストの家は立地からな>>続きを読む

狂武蔵(2020年製作の映画)

2.8

やりたいことはわかる。大多数の殺し合いを長回しで撮ることで、戦場のリアルを見せようとしてるんだと思う。どんどん疲れてるのが目に見えてわかり、気迫で動き続ける姿は凄い。重い鉄の棒の刀を切るだけではなく鈍>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.6

すごい笑えて面白かったけど想像以上にギャグがひどい。女の子の下ネタ連発で登場人物みんなキャラが濃ゆいし、展開もやりたい放題で無茶苦茶。それなのに切なくて甘酸っぱいけど希望もある友情と恋愛の青春映画とし>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.8

全体的に説明的で特に前半が雑に見える。独自の世界観をセリフではなく映像で見せる一幕目のうまさこそがピクサーの凄さだと思っているけど、今作は全体的にセリフでの説明が多いように思う。そして展開も強引なとこ>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

2.8

少しはお金はかけてるけど、よく見るb級サメ映画。

マヤ文明の設定も特に意味はない。脇役たちは雑に殺され、終盤の主人公補正で驚異の耐久力をみせる。サメ映画らしいダメさ。主人公たち姉妹の話も微妙。サメは
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

音楽をするではなくて聴くことで人生が変わる音楽映画。イギリスに住むパキスタン人が、縁もゆかりもないアメリカのブルーススプリングティーンに共感して惚れ込むところは、これぞ音楽の力という感じ。イギリスの移>>続きを読む

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

3.7

圧政や差別に対しての武術という点では1や2に戻った内容。アメリカを舞台にしていて、奇しくも今のアメリカの現状と重なる部分も多くタイムリー。ただ、ラスボスが傲慢な白人で空手の使い手と1.2を足して2で割>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.2

予告を見て皆がこんなストーリーだろうと思う通りの内容。なので良くも悪く普通。そして、スピード表現はアローバースのフラッシュとX-MENのクイックシルバーのまんま。見覚えしかないけれど無難に楽しい。冒頭>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.4

確かに終盤の戦闘は無茶苦茶面白い。やりすぎな殺意全開のトラップで、過激な残虐表現で敵が虐殺されていく様はアイディアも豊富で楽しい。敵目線で見たらホラー。この辺は楽しい。

反面ストーリーとかは微妙。復
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初恋(2020年製作の映画)

4.1

昔のvシネ時代の三池映画が戻ってきた。個性豊かなヤクザ、バイオレンス、勢いのあるアクション、エロ、下らないギャグ、下ネタ、死体への不謹慎なボケ、これらが全部詰まった最高の三池作品。

パルプフィクショ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.8

レネーゼルウィガーの歌までも演じきった熱演としか言えない演技が一番の見所。最近まで実質休業状態からの作品でこの演技は化物。

ジュディガーランドが子どもの頃からハリウッドのエンタメ世界で生きて、そのせ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

原発事故のときに何があったのかに焦点を当て、日本人でも詳しくは知らなかったことを真摯に描いた想像以上の力作。

あのときに何があってたのかを現場目線でテンポ良く見せる。色々な状況が起きる中、現場と上と
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

全編擬似ワンカットなので臨場感すごい。けど、主人公を中心に回りながら動くカメワークでTPSのゲームのプレイ動画を見ているような感覚に陥った。特にメタルギア。ストーリーは目的地に行くだけ。その過程で塹壕>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.2

監督が変わって、良くも悪くも見やすい普通のアクション映画になった。ベイ映画のグルグル回る見づらいカメラや、無駄にややこしい話と合間に挟まるギャグで変に長い上映時間。この辺は解消されていてわかりやすくて>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

常に明るい映像の中で徹底的に凝られた美術がすごい。色とりどりの花が咲き乱れる中、独自の宗教観で構成された村の建物に衣装に小道具にとこの映画ならではの世界観を構築し、全てに何かしらの意味がある。「ヘレデ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.0

あまりにシュールすぎてついていけなかった。キャラデザインから会話の間や研二のキャラや話の展開がついていけない。音楽を聴いたときの表現やロトスコープを使った演奏シーンなど映像としての凄さは分かるんだけど>>続きを読む

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.3

全編犬目線で語られ、犬のバックが主役で人間はみんな脇役の犬映画。でも、犬は全部CGなので犬映画としては変わった作品。ライオンキングなどの今のディズニーの流れにある実験映画。

CGの犬は毛並みとかもの
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

2.7

エラバリンスカとクリステンスチュワートの二人がくそイケメン。前までのエンジェルにはないかっこよさが前面に出ていて惚れる。そこは良かった。

あまりに現代的なガールズパワーを主張するあまり話の構成がとに
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.6

金持ちの道楽系のデスゲームもの。金のかかったリアル脱出ゲーム。雰囲気は「CUBE」が一番近い。ありがちなグロ描写はほぼない。ゲーム自体も部屋を出るだけとシンプル。部屋の設定や雰囲気も良く、演出もしっか>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.8

呪怨の清水監督らしい霊がバンバン出てくる。全体的な雰囲気は昔ながらのジャパニーズホラーで懐かしい感じ。霊が出てきすぎて途中からギャグになる感じも呪怨と同じ。大して怖くない。

福岡の都市伝説なので、あ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

マンゴールド監督らしい友情とプライドと闘いの渋く男臭い映画。ケンとジェルビーの友情を中心に上層部の戦いがメインでフォードVSフォード。いつの時代もどこの国でもこの対立構造はかわらず、車に興味なくても共>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

基本的な流れは前の映画と同じ。細かい違いはいくつかあるけど、大きな違いは知るのは弟ではなく姉。そして、ラストの展開。トラックにひかれるまでが説明が多くて、全体的に間延びしているのは前と同じ。生き返りを>>続きを読む

AI崩壊(2020年製作の映画)

3.5

日本では珍しいオリジナル脚本の近未来の設定のアクション映画。AIという今まさに研究されているジャンルで、たくさんのリサーチと美術や演出で、近い未来にありそうな世界観を描けてるのは流石。前の「太陽」のこ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

ジョジョ君がかわいい。ナチスかぶれであるけど怖がりで、本当はものすごく優しい子。イマジナリーフレンドのヒトラーとのやりとりやちょっとダメな子で色んな事が上手いかない様は笑えてかわいい。お母さんやエルサ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

スターウォーズで意外な展開を繰り返し脚本が破綻していたが、ミステリーというジャンルでは、意外な展開こそ肝で伏線なども周到に練られていて別格に面白い。アガサクリスティー作品のような王道ミステリーの雰囲気>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

2.0

一体何を見せられたのか。異質すぎる世界観に対してなんの説明もなく、舞踏会やら天上に行けるやらの説明の後はそれぞれの自己紹介のミュージカルをして終わり。実質ストーリーはない。全部終わったと思ったら猫は犬>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

4.0

いわゆるディザスタームービーだけど、毒ガスは初めて見た。目に見える毒ガスで逃げる対象が分かりやすい。ガスから逃げるために上に行くというのは目新しいし、高さという恐怖もプラスされてハラハラした。走って翔>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.6

2時間笑いっぱなし。警察が張り込みの流れでチキン屋を始めたら大盛況とか考えてみると無茶苦茶な話。その後の展開も無茶苦茶だけどコメディだし勢いがあって面白かったから良し。セリフのやりとりが面白いし、映画>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

基本はブラックコメディなので映画自体は結構笑える。けど、その裏にある皮肉はすごい。家族乗っ取り物として始まるけれど、どんどん予想しない方向に話が転がり、読めない展開でジャンルすら分からなくなる。話の構>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

安すぎる演出、雑すぎる設定、つまらないオリジナルゲーム、浅すぎる社会的テーマ、安っぽい演説合戦、あからさまな伏線、粗が多すぎでつまらない脚本とダメ映画のお手本のようなクソ映画。
あまりにも酷くて不満が
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映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!(2019年製作の映画)

3.4

アードマンなのでクレイアニメは安定のクオリティ。お話も大人から子どもまで誰もが楽しめる内容。セリフがなくても映像で見せるセンスは相変わらずで面白い。はっきりとした悪役がおらず、悪っぽい人にも優しいオチ>>続きを読む

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