付箋さんの映画レビュー・感想・評価

付箋

付箋

一晩中(1982年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

心と躰がゆっくりと一つにかさなっていく、晴れたブリュッセルの朝八時を予感させる。
 
 ※映画館で観ないとどうしても黒が生えない

FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画の定番のくだりを安心感をもって魅せてくれる。
終盤親友?のくだりの手前はどうしても中だるみがあるのだけど、高所のぞわぞわ感がそのころは慣れているのが怖い。
ポスターデザインの人多分エヴァが好
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

。異性と人への愛情に揺れる高校生のお話。
多様性をテーマにしているけれど、青春きらきらでまぶしい物語。
海のシーンはブルーピリオドの小田原の海のほうがよかったな。お話は全然違いますけど

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

自信をもって正しいと思い選択をしていくわけではないところではリアルな感情を描くお話。
ギャグと女性キャラの体形誇張の不可解さはⅠから続くのは慣れない。
少し前にウェス・アンダーソンの映画を観たため、そ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ただの友達からもう少し居心地のよい異性関係にあっては、恋愛感情をぬきにはありえないのか永遠の課題に直面
 
主人公の年齢設定を考えると、もう少し防御力が高まっているのではないかと、そういうことって、も
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「復讐」行為を遥か上の領域で淡々とこなすリベンジアクションドラマ。
 殺しや死を軽く描く、というよりも、背景を排した理不尽な敵キャラとして倒されていく様は、まさにゲーム中継を見ている感覚(後半)
 落
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ファミリア(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

異国とのかかわりの中で絶望する陶芸家の男が同じく異国で夢を見ることもできない若者と触れ合い、共に進もうとするお話
 暴力と死と孤独と役所広司さんがあわさると、既視感がありつつ、なんとなく引き込まれてし
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いくら我慢してもそれは無理だよ、というシチュエーションの中、躰の思い出が心を埋め尽くすお話
前情報なく鑑賞しましたが、城定秀夫さん監督、山本直樹さん原作で納得。であれば、もう少しエロスのシーンが多くて
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく逃げ道に進んでいた、道を閉ざしていた、二人の高校生の映画

不眠症や天文部や写真が設定だけになってしまったように感じるし、でんでんの言葉に尽きてしまうことはあるけれども、俳優陣の好演はとても
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アラーニェの虫籠 リファイン版(2018年製作の映画)

2.5

90年代を思わせる雰囲気が全編に流れていて、心地よい。
多分、周りにたくさんの人はいるのだけど、自分とそれに干渉するわずかな方たちで世界が閉ざされているような感じも相まって、むず痒い。
おひとりでほぼ
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