ベイビーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

いやー、面白かった。

「フォードvsフェラーリ」って言うから、てっきりマット・デイモンとクリスチャン・ベールがそれぞれのチームに分かれて、ライバル同士で闘うお話かと思ってたのですが、かなり胸熱の友情
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

穏やかな風に吹かれたような、心がふわりと浮かび上がる、とても素晴らしい作品でした。

孤独をしっかり描いているのに、なぜか主人公たちのに寂しさを感じられません。孤独は個性の表れであり、その個性はいつか
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ファイナル・カット(2012年製作の映画)

4.4

ホロワーさんから教えていただいた作品。本当に観て良かった!映画好きの方なら観ておいて損はないと思います。

約450作もの名作のカットを繋ぎ合わせて一つの映画にしてしまった作品。「ニュー・シネマ・パラ
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの映画館
今作を滑り込みで鑑賞

皆さんのレビューを拝読させていただき、ずーっと観たい観たいと思っていました。それが叶いとても幸せです。

多少の予備知識があり、ある意味想像通りのストーリーだ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

昔に観た時はあまりピンと来なかったのですが、今回改めて観ると、う〜ん。面白い。

Aパート、Bパートからなるミステリー。日付けテロップの演出が効果的でいいですね。エイミーの失踪後、章区切りみたいに日に
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

久しぶりの再視聴。
終盤涙が止まりませんでした。

とてつもなく壮大な物語。宇宙を越え、時空を越え、次元を越えてたどり着いたもの… その答えがとても美しくてたまりません。

人口が増え、脆弱になって
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.7

「スターリンの葬送狂騒曲」という邦題に思わず納得。なるほど!確かに皆んな狂っている。

粛清、粛清の独裁者スターリンが急死したため、残りの者たちで椅子取りゲームが行われました。誰がトップの椅子に座るの
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.9

Netflixさんがまた金にものを言わせて、ド派手なアクション映画作りましたよ。

物語はインドの麻薬王の息子が、バングラデシュ、ダッカの麻薬王に拐われたので、傭兵チームの一員であるタイラー・レイクが
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

長年疎遠だったアマンダとリリー。アマンダは知的ですが感情が欠落していて周囲と馴染めず、一方リリーは清楚でいかにもお嬢様といった感じの女の子。

幼い頃にはよく遊んでいましたが、いつしか疎遠に。リリーが
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完璧な他人(2018年製作の映画)

3.5

整形医師ソクホと精神科医である妻イェジンの新居に招かれた2組の夫婦、テスとスヒョンの夫婦とジュンモとセギョン夫婦。それに独身男のヨンベも加わり、計7人で新居パーティーが始まりました。ちなみに男たちは皆>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

「シャイニング」の続編。

その予備知識だけで観たのですが、以外と勧善懲悪ものでしたね。同じような能力者の同士の対決。「X-MAN」だったり、吸血鬼ものの「トワイライト」だったり、人並み外れた能力者た
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

掟破りの暗殺者。

"お前をどこまでも追い詰めてやる!"

逃げろジョン。生き延びるんだジョン・ウィックよ! そして汝よ、"平和を求めるなら、闘いに備えよ(パラベラム)"。

なんちゅうシンプル
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

とても素晴らしい作品。
心が綺麗になりました。

出生時に37秒間呼吸が止まっていたため、脳性麻痺になってしまったユマ。これは彼女の自由と成長のお話。障害を持つユマの目線では、社会や街並み、そして自由
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ハリウッド 1969 シャロン・テートの亡霊(2019年製作の映画)

3.5

もう一つの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。

昨年、シャロン・テート事件のことを何も知らずに、タランティーノ作品だからだという理由のみで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
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アス(2019年製作の映画)

2.0

はあ?
ずっと何を仰ってたんですか?

皆さん評価が高いですね。僕はこの作品が何を言いたかったのか、何一つ理解出来ませんでした。何かメタファーでもあったのでしょうか? それが分かったらもっと楽し
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

子供たちにとってのオモチャとは
オモチャたちにとっての幸せとは
そんなテーマが込められた作品。

オモチャにとっての幸せは、いつも子供の側にいること。子供の成長を見守ること。こちらからは見返りを求めず
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.3

恐るべきマンパワー。
破茶滅茶とシュールの振り幅よ。

僕は昔から海外のコメディが笑えなくて、今作も観ずに過ごしてきたのですが、今の凪のように静まり返ったこのご時世、何も考えずに楽しめる映画が観たいな
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

4.2

見事な展開!
素晴らしい脚本‼︎

なぜこんなにも総合評価が低いのでしょう…

監督・脚本は「クローバーフィールド HAKAISHA」や「オデッセイ」。ドラマシリーズでは「LOST」の脚本を手掛け、ホ
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カット/オフ(2018年製作の映画)

4.0

これは唸る面白さ!

ドイツ発のサスペンス・スリラー。最初は少しモヤッとした出だしですが、次第に秀逸なサスペンスへと様変わり、最後も綺麗に収まって大満足。

「ダヴィンチ・コード」のように徐々にヒント
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

10日後に元カノの直子が結婚すると知り、秋田県の地元に帰郷した賢治。二人は再会し、昔を懐かしむように10日間SEXしまくる。という、ただそれだけの話。

ただそれだけなのに、人間の本質というか、本能と
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

あー、面白かった。

アンリミテッドな天才殺し屋ファブルがリミッターを付けられるお話。

そのリミッターというのが「一年間殺しをするな」というボスからのお達し。殺しをせずに一年間社会に溶け込めと言われ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

終始、胸糞悪く感じました。人間の醜さをまざまざと見せつけられ、作品を観終えた今でも胸の奥に憤りがつっかえています。

この作品にハッピーエンドは望めません。そんなことは分かっていたつもりです。しかし、
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.1

これは面白い。

TSUTAYAに行って、なんか他の作品と勘違いして借りちゃったやつですけど、なんだか当たりを引き当てちゃいました。

ネタバレになるのであんまりゴチャゴチャ言いたくないのですが、率直
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

串カツ屋でソースの二度付けは厳禁ですが、ゾンビを殺るときは、必ず二度は撃つなり刺すなり(Double Tap)してトドメを刺さないとダメみたいですね。もし噛まれて感染でもしたら本当大変なことになってし>>続きを読む

カフカ「変身」(2019年製作の映画)

2.0

あ、カフカの「変身」が映像化されたのか…

と思い観てみた作品。小説は随分昔に読んだのですが、主人公が朝起きたら虫の姿になっていた。という冒頭だけしか覚えていなく、どんな結末だったのか忘れてしまったの
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.8

先日、いろんな方の「宮本から君へ」のレビューを読ませていただいたら、今作も赤井秀樹さんの原作と知り、気になって観てみました。

嫁不足、国際結婚、親離れ子離れ…

42歳の宍戸岩男が結婚も出来ず、
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ー【注意】ーーーーーーー

いろいろ考察を重ねていましたら、ダラダラと長い文章になってしまいました。かなり脇道にそれたレビューになっています。予めご了承ください。

ーーーーーーーーーーーー

色んな
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

僕は昔から「君を必ず幸せにする」と言ってプロポーズをする奴が大嫌いでした。「なに自分の価値観を人に押し付けてんだ」とつい思ってしまいます。

人を幸せにするって、一体何なんでしょう?
それを説明できる
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.3

美しさが溢れて止まない…

始まりからその美しさは漂います。体育館の扉から差す光。そして二人の色濃い影を作るようなスポットライト。どちらも二人だけを照らし、強烈なコントラストを作り出します…

指が六
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

IT…

えっと…、言っときますけどちょっと長すぎやしませんか? 途中「おっと、今からそれぞれ子供の頃の回想が始まるの?」っというくだりに思わず卒倒しちゃました。

他にも全編「長っ!」と思わせる演
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ホームステイ ボクと僕の100日間(2018年製作の映画)

3.9

死んでさまよう魂となった"ボク"が「当選しました」という声と共に、他人の身体を借りて生き返ります。その身体の主は自殺したミンという青年のもの。

この身体を与えた"管理人"と名乗る人物は、"ボク"に「
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.3

ほほー、これが噂のインタラクティブ映画か。
こちらから主人公の行動を選択して、未来(ストーリー)を作って行けばいいんだな。へー、Netflixさんも色々考えてんだ…

時代は1984年で、ビデオゲーム
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.3

誰が言った。
「プルシアンブルーは危険な色だ」と…

プルシアンブルー(和名:花紺青)
1700年代初頭、ドイツで発見された世界初の合成顔料。日本には約40年後にイギリスから伝わり、1766年伊藤若冲
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.8

デヴィッド・リンチ監督のファンなら誰もが思う「彼の頭の中を覗きたい」という願望。

このドキュメント作品は、彼の関連書物を読み漁っている人には少し物足りないかも知れません。しかし、彼の言葉で監督になる
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.8

リンチワールド炸裂!
初見、何を見せられているのか全然分からん…

日を改めて二度のトライ。
ジャック=お猿さん。これは分かる。
リンチ=刑事役? これもまぁ分かる。
トゥータタボン=雌鳥?ジャック
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.7

森林消防隊"ホットショット"を舞台に、堕落の日々を続けて来たブレンダンの再生と成長。そしてチームの絆を描いた物語…

と思って観ていたら、最後は「こういう結末か…」と、ドラマとしては呆気ない終わり方に
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