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おもろいけどなんか古めの007と90年代のハリウッドアクションっぽさを足して最後はずっこけるみたいな、そういう映画だった。
ダイ・ハードシリーズではテロリスト絶対許さないマンだったブルース・ウィリス>>続きを読む
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お、思ってたよりエゲツない映画だった……
妙に派手でギラギラした衣装と、城門や石垣はずっしりとした物々しさ。その対比がすごい。そして人間はみな一様に不気味。前半で緊張感をたぎらせつつきな臭さをたっぷ>>続きを読む
大人が子どもとの対話を通し、人間や人生に触れて行くストーリー。
などというと、フルハウス世代の私は、ちょっとした大人と子どものいさかいや、大人の方が膝をついて子どもと目を見て語り合い、ラストはいい感>>続きを読む
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『画家と泥棒』が人間という生き物の不可解さがもたらす困惑がテーマなら、こちらは人間社会の理不尽がもたらす圧倒的な絶望感が主題である。
とんでもない腐敗とそんな状況でも平気で嘘をつきカネをもらう人間の>>続きを読む
異常な映画……
まずもってこれが本当にドキュメンタリーなのか、それともフェイクなのか、はっきりさせてほしい。一応本物とされているけど、あまりにできすぎている……が、まぁこだわっても仕方ない部分なので>>続きを読む
映画にしかできない表現というと、CGや非現実的なアクション、タイムスリップや隅々までこだわり抜いた映像の美を私は思い浮かべる。でも他人の人生の一部を眺めるというのもまた、かけがえのない映画体験のひとつ>>続きを読む
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えっぐ……
アメリカ式の政治制度やシステムが完璧でないことを知識として知っていても、未だに心のどこかで「いうてアメリカは進んでる国っしょ」なんて思っているわけなのだけど、時々こういう衝撃を突きつけら>>続きを読む
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う、うおおぉ……なんだこの感情は……
同性愛者が色々あって思うようにいかない物語を最近それなりに見るようになったのだけど、この映画は今まで見てきた他の映画とは全然違う。大切な人とのつながりを社会に阻>>続きを読む
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見た直後は「百味ビーンズを袋ごと口に流し込んだような作品」だと思った。まさに、「全部味」のエンタメ映画。
「アジア系の中年女性が主人公のマルチバースカンフーアクション」なんて聞いたら気にならないはず>>続きを読む
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10年ぶりくらいに再視聴。古い映画を前より見るようになって少し見方が変わった。
この映画は結局ケーンという男をどのように描くかがすべてなのだと思う。それがうまくいっているかいっていないかでいうと、結>>続きを読む
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初めて見たレズビアン映画なのだけど、初めてがこれでとても良かったと思う。
セリフが少なめな、離島の館で暮らす女性たちの一冬の物語。ラブロマンスもので甘い描写がないわけではないのだけど、この映画は最初>>続きを読む
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この映画は自分にとって、なんとなく後回しにしてしまう映画だった。
理由はいくつかある。まずタイトルが悪い。なんかすごくダサい。いや、原題の直訳だと、修辞的な言い回しなので伝わりにくいというのは分かる>>続きを読む
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自分にはどうしても「弱い」ものがあって、それはこういう映画である。
つまり、人間のなんてことない生活を描きつつ、そこに小さな喜びや悲しみや幸福や理不尽が常に存在していることを伝えようとする、そういう>>続きを読む
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地獄の脱出作戦。生き残った数人の兵士・民間人の群像劇という形で進む。
見る前から分かっていたことではあったけど、壮絶。逃げ場がない。船でドーバーを渡ろうとすると、空爆や魚雷ですぐ沈められるので決死の>>続きを読む
え、そんなに良いですかこの映画……?
高貴な生まれの者が卑しい身分の下で生きて本当のルーツに出会って目覚める、という定番の展開。こういうの嫌いじゃないし神話的な無双感も大歓迎なんだけど、どうにも表現>>続きを読む
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想像の何倍も面白かった。
実は大学一年生のときアメリカ文学の授業でこの小説について一コマだけ講義を受けたのだけど、そのときは正直あんまり印象に残らなかった。地味で暗いイメージが拭えなかったせいかもし>>続きを読む
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マルクスとエンゲルスの熱い友情!みたいなドラマチックな内容ではなく、『共産党宣言』誕生秘話という感じ。NHKのつくった再現ドラマみたいな意味合いが強い。
BLっぽい展開なのかというとそうでもなく(全>>続きを読む
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個人的には結末にどうしても肩透かしを感じるのだけど、ビリー・ワイルダーの作る映画、やっぱなんか好きだな……
倒叙的な始まり方、虚栄心、堕落、過去の栄光、そういう暗い要素をグツグツと煮込んだサンセット>>続きを読む
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デロリアンを復元した人がいるというニュースを見てオタク心に火が付き、20年ぶりくらいに鑑賞。想像以上に感動してしまった……この映画大好きだったけど、泣くほどとは思わなかったな。
昔はとにかくデロリア>>続きを読む
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まぁそこそこ楽しめたけど、嫌いな人はとことん嫌いそうな内容……特にラスト。
こんなこと言うと怒られそうだけど、パーティ追放もののなろう系小説やアニメって、多分こんな感じなんだろうな。オレの才能をちゃ>>続きを読む
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私はギャング映画があんまり好きではない。
にもかかわらず気がつくと80年代90年代のギャングものに手が伸びているのは、「あの『ゴッドファーザー』より面白いんだろうか?」という期待と「そんなわけあるか>>続きを読む
きっと多くの人が抱いたであろう「すげぇ映画って聞いて見たけど、正直イマイチピンと来なかった」という感想を、自分も持つに至った。
いや、「すごさ」の片鱗は見える。まず主人公の存在感がすごい。単なる「滅>>続きを読む
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想像していた以上に感動してしまった……
なにがこの映画を格別なものにしてるのか、ちょっと説明が難しい……
表面的に言えば、東西ドイツの分断を笑い飛ばしつつ、やりすぎない程度の下ネタやしっかりとした>>続きを読む
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最高。聴覚障害の話ってこととタイトルの「メタル」でメタルに関する映画かな、と思って見始めたけど、どちらかというとノイズやドローン音楽に興味のある人が見るべき映画だと思った。
とにかく辛辣なプロット。>>続きを読む
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おもしろかった……けど、もう何回か見ないとちゃんとわからない気もした。
ハードボイルドものをあまり見ないから分からないのだけど、多分、そっち系のパロディなんじゃないかなと思う。
かなり込み入った、>>続きを読む
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「やめて~~!!!バレちゃう~~~~!!!」がめっちゃ続く。クリストフ・ヴァルツ演じるランダはじめ、とにかくナチスの追及がほんとにイヤ。イヤすぎ。もういいじゃん、わかったじゃん……ね?ほら、次のシーン>>続きを読む
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風刺や皮肉の難しさを感じる映画だった。
要するにこの映画を一言で表わせば「現代社会の醜さ」だろう。とんでもない破滅がくるかもしれないのに、それを政治的駆け引きのためにあえて無視したり、バズるための道>>続きを読む
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想像していたよりもはるかに好きな映画だった。
ざっくり言えば、とんでもない額のお金を投じてめちゃくちゃ綺麗な画面をつくり、戦争や国家の存亡といった壮大な歴史のうねりをダイナミックに描きながら、その登>>続きを読む
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面白かった。怪獣映画、災害映画、政治映画として両立させつつ、リアリティのある怪獣として現代のゴジラをどう描くか、観客に何を訴えるかという点。これらをすべてを丁寧に描写して、2016年の時点での満点の回>>続きを読む
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意外と感想を述べるのが難しい映画だと思った。
アーサーという男は、重い過去やらどん詰まりの生活やら復讐心やらと、一見すれば悪役になるための諸々の条件を揃えているようにも見える。だが、この映画の中でア>>続きを読む
圧倒的に「他者との出会い」をさせようとする映画だと思った。
およそこの世において自分以外の人間は全部「他者」なわけだけど、本当に「他者」の「他者性」を意識することは稀だと思う。例えば、今この瞬間日本>>続きを読む
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去勢不安の話なんだろうな……多分。
この映画を語る上で恐らく欠かせないキーワードは、カギカッコ付きの「男らしさ」であると思う。多分、男性は結構な割合で「ブラピになりたい」願望を持っている。
真っ赤>>続きを読む
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おしゃれでかっこいい映画が見たくて見たのだけど、見終わった直後に思ったのは「え、これで終わり……?」だったし、その後「いや、良い映画だったんじゃないかな……そうそう、自分はこの映画好きなんだ。きっと好>>続きを読む
おもろいけどこの人らいっつもこんなことやってんな……
ゴッドファーザーでもあった「プライベート全然ダメでも仕事に打ち込んじゃうカッケェ俺たち」っていうマッチョ世界観だけをさらに推し進めたような映画。>>続きを読む
30余年の人生においてホラーを全く見たことがなかったため、そんな自分を乗り越えようと決死の覚悟で臨んだ。が、マジの怖いところはYouTubeの映画ランキングやSNSで何十回とみた「あの映像」や「あのセ>>続きを読む
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かなりガッカリ感あったな……
前作の「英国紳士×バカ=サイコー」のパッケージが早くもネタ切れになったのか、アメリカのステイツマンが準主役のような扱い。一方、前半ほとんどいいところゼロの英国組は、コリ>>続きを読む