バニラさんの映画レビュー・感想・評価

バニラ

バニラ

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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.7

元刑事が賞金稼ぎ、デニーロらしさが引き立って悪さしても悪人になってない。
チャールズグローディンの飛行機恐怖症は演技かと、ギャングの金を慈善事業に寄付ならこちらも悪くない。
てんてこ舞いのFBIとズッ
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.0

弁護士アティカスは白人女性暴行の罪で訴えられた黒人トムの弁護を引き受ける。
それにしても賑やかな兄妹だ、妹スカウトの名演に驚いた。
兄妹も弁護団並みに裁判を傍聴してた。
義手の件は裁判のレベルじゃない
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.5

撃ち合うエンタメではなく人間ドラマ、公開当時に観て重かった印象がある。
とんでもない殺戮のジョンウィックと違って、1つの命を実感した。
悪の保安官に見えたけど、やってる仕事は正当なのかもしれない。
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.3

スマホ依存症でさえない男フィル。
姉御みたいなジェクシーのコーチングで何でも支配されていく、スマホのライフコーチ機能搭載のアイデアはまんざらでもなさそう。
SFなテーマも全編でコメディ王道、楽しめた。
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.4

「私のどこがダメですか」ジャケットで見るアーヤは一癖ありそう。
養子先というか人身売買みたいな子どもの家、ジブリらしからぬ作風だ。
魔女ベラヤーガと角男マンドレーク、怪しげな二人組はなんなのか。
映像
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.5

妻に先立たれた清兵衛は老母と2人の娘と共に質素な生活をしていた。
清兵衛に藩命に逆らった者への討手の命が下る。
たそがれてる真田広之、誰にも優しくて人間味あった。
ヒロイン宮沢りえ、凛として美しい。
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.3

母親だと思っていた人は、自分を誘拐した犯人だった。
誘拐は重い犯罪なので、事情はあれどストーリーには共感できない始まり。
怨みからの誘拐なのに愛情をかけ育てる心境もわからなかった。
永作博美と井上真央
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香港発活劇エクスプレス 大福星(1985年製作の映画)

3.0

香港警察のマッスルとリッキーは汚職警官のリンを追って日本へ。
ジャッキー、ユンピョウ、サモハンとお馴染みの3人組、アクションコメディに細かいストーリーは必要なさそう。
アイドルボディビルダー西脇美智子
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

レイプ罪の刑期を終え出所したマックス、自分を敗訴に導いた弁護士サムへの復讐を誓う。
映像も音響もA級スリラー、過去に観た時はトラウマ並みに怖かった覚えがある。
狂気を楽しんでるデニーロ、復讐なのに目的
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

2.6

シュタウフェンベルクはワルキューレ作戦を利用してヒトラー暗殺を計画する。
映像が美しくて、第2次世界大戦末期の時代は感じれない。
再現ドラマな感じで思ってたより軽めな描き方な気がした。
戦闘よりもサス
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.3

文学の才能ある青年ジャマールと世間から離れてしまった小説家フォレスターが出会う。
タイトルのイメージとは違ってた、勝手にだけど。
自分の16歳と比べても大人過ぎるジャマール、境遇は厳しい。
「2度と来
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スパルタンX(1984年製作の映画)

3.5

キッチンカーで働くトーマスとデイヴィッド、出会った美女シルビアは遺産争いに巻き込まれてた。
始まりから畳み掛けるコメディ、ハチャメチャ過ぎてついていけない。
ジャッキー、ユンピョウ、サモハン、豪華スタ
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.4

謀反を鎮圧した鷲津武時と三木義明は主君が待つ蜘蛛巣城へ向かう途中、老婆から予言を告げられる。
「はあーい、自分の心の底を覗くのが怖いのじゃ」予言する老婆、幽霊にしか見えない。
モノクロ映像だからこそ時
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ハード・トゥ・キル(1990年製作の映画)

3.0

沈黙が始まる前のセガールなので走って飛んでる、空手がベースな格闘にキレあってカッコいい。
あり得ない病院からの脱出にはツッコまず、B級な作りも良さ。
昏睡状態からの復活、長いリハビリだけどロッキーぽく
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

2.8

令嬢メイと婚約した弁護士ニューランドが、幼なじみの伯爵夫人エレンに惹かれていく。
夫と別居しているエレンなのでお互い禁断の恋だ。
純粋に愛してこそ汚れなき情事になるのかな、タイトルで想像できそう。
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.1

一文無しでわけありの近藤、落ちぶれた映画館でアルバイトを始める。
復帰となった小出恵介、リアルに演じてた。
助け船となるオヤジさん吹越満と宇野祥平、濃いい。
街の人達との出会いで自分自身を見直していく
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JOINT(2020年製作の映画)

2.6

刑期を終え出所した半グレの石神はカタギとして真面目に働くつもりだったが。
一度裏社会に足を踏み入れるとカタギに戻れないのはいつものお話し、共感は無かった。
個人情報流出の名簿ビジネスは今まさによく聞く
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春に散る(2023年製作の映画)

2.9

不運な過去あり元ボクサー佐藤浩市と心折れたボクサー横浜流星の出会い。
主演2人ベタな演技でもカッコいい、熱いボクシングストーリーにのせて人生ドラマは王道でした。
片岡鶴太郎と哀川翔のオジサンぶりもよか
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.3

天パー学生の菅田将暉が訪れた広島で遺産相続事件に巻き込まれる。
お金と命をかけるバイトとは。
テレビドラマが面白かった、スクリーンでどう展開するのか。
まさに犬神家の一族、松嶋菜々子が見れたし。
原菜
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

渋い役者が揃って渋い演技、エンタメではなくミニシアターな感じ、リアルだ。
真木よう子と井浦新が同じ屋根の下、素性もわからず住み込みとなる最初が変ではある。
失踪がどうなのか井浦新がどうなのか、興味深く
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

2.7

市川監督のヒット作を監督自らリメイク、石坂浩二も再び金田一を演じる。
犬神家の遺産相続争い、奇妙な連続殺人事件が発生する。
オリジナルを何となく覚えてるくらい、観やすくなってる気がした。
深キョンの棒
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散歩時間~その日を待ちながら~(2022年製作の映画)

2.6

コロナ禍真っ只中となる4つのオムニバスストーリー、「市子」戸田監督作品なので厳しいかな。
結婚式を挙げらなかった新婚さんをメインにウーバーの若者、タクシードライバー、高校生カップル、それぞれの人間模様
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

2.7

民宿で住み込みバイトを始めた若者たちに起こる恐怖の出来事とは。
よくある覗いてはいけない場所、子供の霊が見える恐さはいまひとつ。
霊は何かを訴えてるのだろうな、子供が姿を消す島なら事件だ。
ブギウキ活
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椿三十郎(1962年製作の映画)

3.5

浪人の椿三十郎は家老の汚職を暴く為に決起した9人の若侍たちに助太刀する。
三船敏郎の男らしいキャラに泥臭ささがカッコいい、根底にあるのは正義なのだろう。
確かに用心棒の続編だ。
名前を聞かれた時に目に
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ファミリア(2023年製作の映画)

2.2

家族ドラマだろなと思ってたら、半グレ集団とのトラブルやテロに巻き込まれたりと厳しいお話し。
息子の学と難民ナディアが似合わない気がした。
ナゼか物語に入れない、2つの大事件がいかにもな作り話しになって
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.0

トニーは対立するグループリーダーの妹マリアと恋に落ちる。
歌って踊る対決、恋の行方は。
ストーリーはオリジナルに忠実らしい。
ミュージカルのレベルは凄いと思う、物語に合ってたかはわからなかった。
スピ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.1

米ソの冷戦下、ロシアに原爆を落とす「R作戦」を米軍総司令官が発令する。
エンタメかと思ってたのでジャンル分け難しい、SFではなさそう。
「R作戦」がどうなるのか、会話劇が多めで間延びに感じてしまった。
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

2.9

田舎暮らしの主婦ジャンは馬主経験があるハワードに出会い競走馬を育てることに。
共同馬主として投資どころか育て調教までするとは、勝利となると宝くじに当選したようなものかな。
お国柄の違いだろう村人たちの
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コラテラル(2004年製作の映画)

2.9

殺し屋を乗せたタクシードライバーの運命は。
トムクルーズがヒールを演じるだけで話題に、そりゃ悪役に見えない。
福利厚生を気にする殺し屋、仕事としてリアルだった。
キャラからしてジェイミーフォックスとの
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

三味線や村祭りなど古き日本な感じ、アニメーションの完成度が高くて映像を見る楽しみもあった。
片目なクボと寂しげな母の悲しい始まり、冒険までの前置きは長めだった。
猿さんに名前が無いのが不思議なのもなる
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

2.6

人間の姿を借りた宇宙難民Xのストーリーに入れるかどうか。
宇宙SFとしてではなく国内難民の社会派ドラマとして見てた、それでいいのだろうけど。
宇宙難民Xにする意図はわからない。
Xかも知れない上野樹里
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市子(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

3年間共に暮らした市子はナゼ姿を消したのか。
幼き頃からすでに辛い、高校時代も厳しい、成人からは泣きたい。
生きる痛みがわかるからこそ、笑顔さえも見るのが苦しかった。
時系列の組み方はだんだんわかって
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

2.7

お尋ね者ブッチキャシディとサンダンスキッドの実話。
強盗がどうなのか、イキでお洒落な感じがアメリカンニューシネマなのか。
犯罪に共感出来ないと言ってはヤボ、世の中への反体制が結びつかなくて、時代なのだ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.1

豪華な七人で1960荒野の七人をリメイク、元祖はクロサワ七人の侍。
ボーグに家族を殺されたエマはアウトロー7人に復讐を依頼する、ストーリーは忠実なリメイクなので役者の演技を楽しむ感じ。
デンゼルワシン
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いつの間にかシリーズ4作目、もはやマトリックスよりジョンウィックの顔になったキアヌリーブス、いつまでもカッコいい。
裏社会の掟を破ったことで全世界の殺し屋から狙われる、主席連合そのものに疑問はあるけど
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.7

公開当時は宇宙遥か彼方からの信号が現実にあるのかもと思いながら観てた。
機械の叫びみたいな音はリアルだった。
地球外生命を考えると1997よりもさらに可能性は上がってるので、もう発想ではないのかも。
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