msさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(855)
ドラマ(87)

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

ラブロマンス映画のような、甘い言葉もロマンチックな会話もない。
でも確実に互いに相手を思い惹かれあっているマティアスとマキシムが切なくて美しい。
頬の赤い痣が血の涙に見える。

行間の説明をオミットし
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.4

アメリカのナニー制度について予備知識がないので、あれ程まで、しもべのように虐げられるもんなのか?という、アッパークラスへの怒りがふつふつと募る。
下々の者を理解しましょう、みたいな金持ち白人妻たちの会
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ハッピーログイン(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

韓国版ラブ・アクチュアリーという感じ。ライトに楽しめるラブロマンス。

何組かのカップルについて一気に語るためにひとつひとつのエピソードへの踏み込みは浅いけど、空港のシーンへ向かって物語全体が転がって
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.3

なにか神懸かってる感のある雅楽のような音楽が不穏で奇妙。端正な画面の絵作りと相まって、なんとも言えないクセのある作品だった。

照明やカラーデザインは独特で美しい。主人公アリスの髪色やファッションも素
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

活発で聡明なエノーラが超キュート。ミリー・ボビー・ブラウンのボーイッシュな魅力が炸裂している。

ミステリーというよりは少女の冒険映画という感じで、謎解きのカタルシスはあまり無いが、次々と展開していく
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

リーダー気質溢れる狂ったレイシストを演じるエドワード・ノートンの魅力がまずデカい。一から十まで主張はクソなのに、演説シーンの熱量に引き込まれた。兄を崇拝する幼い弟の気持ちもわかってしまう。

一度は間
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

凄まじく面白かった、というのを大前提に、さっぱり訳が分からない。馬鹿みたいに口を開けて観て、終わった瞬間に「え?ちょっともっかい観せて」と思った。150分もあるのに、体感時間10分だった。

今まで1
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最近好きなカン・ハヌル主演作ということで観たが、それ抜きにしてすごく見応えのある作品だった。

前半はスリラーというよりホラーに近い印象。中盤で明らかになる真相と二転三転する展開、細かい伏線回収、役者
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

向こう見ずな勇気とがむしゃらな情熱が溢れる若き魂が最高にアツい。

女の子を拐って卵子工場を作るという発想の胸糞悪さが突き抜けすぎててあの程度のボコり方じゃ作中でスカッとするには足りないけど、使命感に
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.6

弓矢を銃のように扱うアクションが新鮮でかっこいい。戦場のシーンが現代の紛争地域を描いた作品のように見える。

良くも悪くも全編通してあっさり風味で、13世紀という時代感に重点を置かず、現代的にアレンジ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

名作古典すぎて逆に観たことがなかった。
これまでの人生で観てこなかったんだから、どうせならもう少し待ってクリスマス時期に観るべきだったな。すごく良かった。

人生に絶望し身投げする直前だった主人公ジョ
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マイ・スパイ(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すごく楽しかった! 70点満点で80点ってタイプの作品。
こまっしゃくれた秀才少女に手玉に取られるマッチョなおじさん、という大好物な設定、その様子を見るだけで楽しかった。

見るからに雰囲気がスパイ向
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くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(2013年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

建物や小物のプラスチックみたいな、ちょっとチープな質感がツヤツヤしていて好き。サイズ感が狂った島の荒唐無稽な風景はセンターオブジアースみたいでワクワクした。

ただ、食べ物に命が宿った「フードアニマル
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

3.7

空から食べ物を降らせるマシーンという子供っぽい発想がキュートで純粋にワクワクするが、キャンディやアイスならいざ知らず、ハンバーガーとかステーキとかわりとがっつりメシ的な物が降ってくるってのが、ちょっと>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

朝鮮戦争真っ只中の50年代、巨済島の強制収容所で黒人兵士ジャクソンと捕虜の青年ロ・ギスを中心に組まれたタップダンスチーム。

国も思想も人種もバラバラな寄せ集めのメンバーたちがひとつになっていく青春モ
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.5

硬派なのかなんなのか分からん妙にジェントルな佐藤のキャラが謎めいていて好き。原作が読んでみたくなった。

意外にもしっかり人を殺していく描写が多く、及び腰にならず血しぶき上がる感じが好ましい。
垢抜け
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めまい(1958年製作の映画)

3.4

高所恐怖症が原因で退職した刑事・スコティは、友人に妻の身辺調査を頼まれる。彼の美しい妻マデリンはなにかに取り憑かれたように墓地や美術館を徘徊するのだが、というミステリー。

最初はまともに見えていたス
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

初めて観た。こんなに面白いなんて、なんで誰も教えてくれなかったのか?
とっても楽しかった。いま観てもぜんぜんチープじゃない。

もっと勢いで押し通す系の海洋アドベンチャーというか、もっと頭から終わりま
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世界一不幸せなボクの初恋(2019年製作の映画)

3.9

幸せを感じると気絶してしまう疾患を持つチャーリーは他人と深く関わらず感情を押し殺して生活をしていたが、ついに運命の恋をしてしまう。

マーティン・フリーマンがこれでもかってくらいキュートだった。なんて
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.8

ずっとずっと観たかった作品。すごく良かった…!

性転換手術をしたものの、股間に「怒りの1インチ」が残ったロックシンガーのヘドウィグ。旧東ドイツ・ベルリンで生まれた彼女がアメリカに渡り、哲学者プラトン
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

自分のセクシャリティに戸惑うシーヘルと、どこか達観していて揺らぎないマーク。
LGBT映画で似ている作品を挙げるとすれば、ゴッズ・オウン・カントリーだろうか。
繊細で淡い少年たちの夏をフィルムにそのま
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

重度の潔癖症で神経質な詐欺師ロイと、ルーズで軽薄でお調子者の相棒フランク、それぞれニコラス・ケイジとサム・ロックウェルが最高にハマっていた。

相方が黒幕でした、というどんでん返しの真相はありがちとい
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世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.5

TSUTAYAの発掘良品に急にヤコペッティがあったので思わず借りてきてしまった。
これが噂に聞くモンド映画か…なんていかがわしくて魅力的なんだ…

世界中の土着的な奇習や夜の風俗を実際に撮ってきました
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

5.0

歴史の授業で見るモノクロの資料映像が、色彩を持ち滑らかに動き出した瞬間、鳥肌が立った。

無意識に自分とは無縁だと切り離して捉えていた「戦争」が急に目の前に立ち上がり、これは私が今生きているこの世界と
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団地(2015年製作の映画)

3.8

すごい変な映画だった。『団地』というタイトルがすでに詐欺的というか、別に団地全然関係ねえっていうか、後半にいくにつれ時空がねじれて最終的に描こうとしているものの規模のデカさに圧倒される。

さっきまで
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

俺たち、入れ替わってる〜!?みたいなドタバタファンタジーコメディだと勝手に思ってたけど、もっとずっと地に足ついた設定で安心して観れた。その入れ替わりがバレるかバレないかもダラダラ引き伸ばさず、次々と話>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

仲良い友達とかっこいい男子と都会への憧れだけで出来上がった小さな世界で、自尊心や自己嫌悪や承認欲求で手いっぱいになっている思春期女子がもう〜〜痛々しくて見てられない。たまらん。愛しい。

この感覚前に
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ぶっちゃけあんまり期待してなかったが、予想をはるかに上回って面白かった。品がいい。アガサ・クリスティっぽい。

大富豪の死と遺言をめぐる金持ち一家の内輪揉め。ありがちな設定、ベタな展開だけど、それが安
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.8

次期大統領候補の美女と、会社をクビになった貧乏記者。シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンだからこそのチャーミングさ軽快さで、いままでとりたてて意識してなかったのに一気にシャーリーズ・セロンのファンにな>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

コメディもアクションもしっかり見せてくれる良質なエンタメ映画。
途中何度かダッハー!!て笑った。
チキンの調理シーンがすごくいい。チキン食べたくなる。

露骨に笑いを取りに来てる演出に少し辟易する場面
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.7

初めてミュージシャンに夢中になった10代の頃をみずみずしく思い出した。世界はその人を中心に回っていて、その人の書く歌詞と掻き鳴らすギターサウンドの中にこの世の全ての真理があると信じて疑わなかったあの頃>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.9

私はすごく好きだった。エルサがかっこいい。

ハッピーエンディングは迎えたけど、エルサの苦悩の抜本的な解決には至っていなかった前作、周囲から「優しくしてもらってる」ような感覚がエルサのどこかにはあった
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アレックス・ストレンジラブ(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

普通に良い。
ティーンたちが友情や恋愛にいっぱいいっぱいになりながらアイデンティティを必死で手探りする姿は、見ていてもどかしいし甘酸っぱくなる。

が、「さいきんよくあるLGBTティーンものの中の一本
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

韓国産コンゲームもの。
裏の裏、のさらに裏、みたいな騙し騙され展開は純粋に楽しめたが、オチにはわりと早めに気付けてしまうし、いまひとつスピードが出きってない感じは否めない。あのオチなら検事はもっと人の
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子連れじゃダメかしら?(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

お互い子持ちでシングルの男女が反発しあいながらも惹かれ合うラブストーリー、であり、ファミリームービー。ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーという時点で一定以上の面白さは担保されてる安心感がある。>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ぶっ飛んでてクレイジーだがそこはかとない知性を感じさせるクインちゃん。ファッションもメイクもヘアスタイルも立ち振る舞いもキュートで蠱惑的。マーゴット・ロビーはやっぱり可愛い。

が、映画にそれ以外の魅
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