きしだギレンホールさんの映画レビュー・感想・評価

きしだギレンホール

きしだギレンホール

なるべく劇場で見たい派。大好物は特撮ヒーロー。

映画(1000)
ドラマ(91)

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.0

牧歌的なロケーションが眼福。鍾乳洞の場面もアドベンチャーしていて楽しい。ホラー描写は若干過剰だが良いアクセントになっている。というように、ミステリー以外の部分が魅力的で、変な気持ちになった。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

2.0

子ども同士の真面目な愛の逃避行を描いているのに、前後の移動やカメラ目線などの多用、ユーモアの挿入によって全体の雰囲気はかなり軽い。そのどっちつかずな(というよりはポップ寄りな)バランス感覚にはついてい>>続きを読む

第三世代(1979年製作の映画)

4.0

正直物語はさっぱりだったがどのショットも完璧すぎて見てるだけで幸福。エディ・コンスタンティーヌがいるからかもしれないがカラー版『アルファヴィル』といった趣もあり終始最高だった。

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

3.5

画面がキマっていたからそこまで退屈しなかったけどやや長いと感じた。牛の血の滝と絶叫独白が重なる場面はかなりインパクトあった。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.8

基本劇映画なのに、街の人へのインタビューなどところどころドキュメンタリーへと接近していく。その二つの間を行き交いながら、最終的にたどり着くのがそこかよ!で嬉しいビックリ。ノーマン・ベイツばりに前のめる>>続きを読む

緑の光線(1985年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カウンセリング映画。悲しいけど主人公に共感できてしまうのでグッとくる。明らかにヤバいヤツを門前払いしちゃうところと、最終的にちょっと冴えない男に落ち着くところで妙な罪悪感が湧く。しかし、引き合いに出す>>続きを読む

宇宙戦隊キュウレンジャー Episode of スティンガー(2017年製作の映画)

1.3

『〜VSスペース・スクワッド』のときも思ったけど、アメコミ映画がじっくり描いてきたものを2〜3倍速でやってるから軽く見える。

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

2.5

両親らの極端なキャラ付けは好きになれないけれど、頭に住む虫などの悪趣味さは炸裂している。

ある機関助士(1963年製作の映画)

3.5

細かいカットや目まぐるしいカメラワークがこの仕事のせわしなさを描出する。さらには灰色の泡。いろんな人の努力の上で平穏があることは忘れないようにしたい。

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

4.1

点が線になるまでは退屈だけど、ラストを迎える頃にはもう虜。窪塚洋介似の成田凌も志村正彦も00年代日本文化のアンソロジー。この時代は田舎じゃなくてやはり郊外だし自動車も最高。さすがに『ウォーターボーイズ>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

4.0

編集のグルーヴ感は素晴らしいけど大人しいな、と油断してたら一気に畳み掛けてきて死んだ。落差がヤバい。マジで中断がよぎった。(片目を瞑って回避しました)曖昧さが観客を馬鹿にしているようにも感じたけど、そ>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

2.3

痴話喧嘩をやや突き放して撮ってる感じがしたけど、ゆえに尚更どうでもよく映って全然乗れなかった。晴れてるのに朝が全然気持ちよくないのはちょっとだけいい。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.3

自然へのアプローチが効果的に機能しており、どんどん感覚が研ぎ澄まされていく。掛け軸と滝が呼応する場面など、特に水の描き方が上手い。暗転が安易に映る箇所もあったけど、涙を堪えるのが精一杯になるほど、画と>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

思ってたより笑える箇所もあったけど後からじわじわ怖くなってきた。ラスト、フランシス・マクドーマンドがちゃんと匙を投げるのが良い。

壁の破壊(1895年製作の映画)

4.5

リュミエール兄弟の映画を全部見たわけではないんだけど、『水をかけられた〜』にせよ、労働を直接描くときにはユーモアが挟まれるような。

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

4.0

育児と食事。あと背景の木が揺れてるのも凄いのだと聞いたことがある。

カード遊び/リュミエール家の庭での親睦会/エカルテ遊び(1895年製作の映画)

4.0

最近ようやくリュミエール兄弟の凄さがわかってきて、まぁ本を読んだりしたからなんだけど、この時点で以後の映画を構成する要素はほとんど網羅されてる気がする。たとえばこれは遊戯。延いてはカジノ。

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.5

楽しかったのだけどどこか漫然としている。決着してからのシークエンスはどこを取っても美しい。終わり方も好き。

散り椿(2018年製作の映画)

1.8

画面は自然にばかり気を取られ、物語はセリフでしか進行しない。岡田准一は岡田准一でしかないし、正直ナルシシズムも感じる。ゴットファーザーみたいな音楽も好きになれない。

3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

2.5

前半が充実していて満足できちゃうので、後半は蛇足に思えてしまった。ゆうたろうの告白は、ちょっと曖昧なのも含めて良い。

密使と番人(2017年製作の映画)

2.0

現代劇に近すぎる。多幸感はあるがNHKのドキュメンタリー的なもので少なくとも時代劇のそれではない。夢もロマンも遠い過去に思いを馳せる何かもすっぽ抜けていて全然響かない。

病院(1970年製作の映画)

3.0

若い白人はドラッグや妊娠で来院する一方、若い黒人は傷害や育児放棄?で担ぎ込まれてくることが多かったような。やっぱりそういうメッセージなのかなと考えたりした。ただ、正直たとえ触診でも見てるとソワソワしち>>続きを読む

極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

3.5

アザラシ釣りでキートンばりにズッコケまくるナヌークを見て「いやいやさすがに…」と思ってたら想像の3倍デカいアザラシが出てきて笑った。ところで小舟から一家がゾロゾロ出てくるシーンはさすがにモンタージュで>>続きを読む

獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー(2008年製作の映画)

2.5

またもやアバレンジャーのカレー屋で繋がる点はニヤリとしてしまうが、良くも悪くもオーソドックス。

轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊(2007年製作の映画)

2.3

これからもシリーズの歴史に挑んでいくよという意思表示を、歯車の世界を内外から打ち破ることで示す感覚は好き。でも先輩戦士らが雑にいがみ合うのはあまりにもダメ。ガオレンジャー以前への言及がほぼないのも寂し>>続きを読む

魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー(2006年製作の映画)

3.0

うまく言葉にできないけど、ただ共演させました!以上の面白さはある。さらりとアバレンジャーの香りを漂わせるのも粋。

特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー(2005年製作の映画)

4.3

パトカーで空飛んで東京ドームでトランポリンしたり、女侠とスケバン刑事のイメージを融合させてしまったり、強引な手でハリケンレッドを登場させたりと、荒唐無稽な楽しさが詰まってる。大友龍三郎の広島弁も最高!>>続きを読む

忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー(2003年製作の映画)

2.5

ファンならある程度の楽しさは担保されているが、キャラクターが多すぎて共演で精一杯、という印象を受けた。暗黒七本槍は前線に出てこなくてもよかったと思う。名乗りモドキは嫌いじゃないけど。

薄墨桜 -GARO-(2018年製作の映画)

3.4

平安時代×怪獣ってあんまり見ない気がするので新鮮。低い街並みに比例して遥かにデカく怖く見える。デザインもめちゃくちゃカッコいい。また一瞬だがリョナ描写も鮮烈。そういう趣味はないけど、それでも美しいと思>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.1

基調は西部劇だが、銃を持つ者が銃を持たない殺し屋に追われる展開がシニカル。モーテルや車の爆破、「カーソン・ウェルズ」等への言及がハリウッドの歴史も想起させ、全体にとり憑く諦念をより色濃くしているのも沁>>続きを読む

帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー お命頂戴!地球王者決定戦(2016年製作の映画)

2.3

中尾暢樹の無精髭。オカダカズチカへのアプローチ。それ以外は極めて普通だった。せめてもう少しお別れ感がほしい。

網走番外地(1965年製作の映画)

4.0

刑務所での馬鹿騒ぎは定番だが楽しい。待田京介のオネェっぷりが特に最高。タレ目を作って田中邦衛を小馬鹿にする健さんもカッコいい。その後の機関車を巡るやり取りも素晴らしいが、なによりも抜きん出るのは冴え渡>>続きを読む

座頭市(1989年製作の映画)

3.9

斬り合いや賭場、内田裕也の存在などはしっかりと「座頭市」している一方で、市と三木のり平の絡みや樋口可南子との混浴、生まれて初めて鏡を見た少女がその顔に死んだ母親の面影を見つける場面など、勝新の加齢も相>>続きを読む

文化生活一週間/キートンのマイホーム(1920年製作の映画)

3.8

ヒロインの裸をカメラマンの手で隠すシーンがヤバい。カメラや観客が意識されるのもそうだが、カメラマンにはキートン以上に気を(体を)許しているようにも見えるのが妖しい。産業革命の象徴たりうる機関車に家が壊>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

2.2

コントのうちは楽しかったけど、そのままシリアスに突入するのはいただけない。あからさまなオマージュも鼻につく。

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