ネギの子供さんの映画レビュー・感想・評価

ネギの子供

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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すごかったけど、正直、正直ね。もうスパイダーマンをスパイダーマン足らしめるカノンとやらに付き合うのは疲れた。カノンを回避するとスパイダーバースが崩れるとやらの設定に、もう勝手にやってくれ、という気持ち>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

2.0

ChatGPT流行ってるし、去年はファスト映画あったし。題材は非常にタイムリーに響いていい。東出昌大もよかった。金子勇さんの常識はずれの天才感が、腹立つけど憎めない感じで、ちゃんと面白かった。法廷で新>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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つまんなくはないけど、庵野が実写を撮ると、どこまでいっても良くも悪くも「B級」としか思えないのはなぜなのか。特撮ジャンルの枷?いつまでオタク監督やってんだ。ちゃんとした映画を撮れ。今の衰弱した映画界で>>続きを読む

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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志の高い映画。社会は変わったと、年寄りより先に若者が理解している話。そしておじさんが自分たちの責任と向き合う話でもあるのか。歴史的裁判の検事を引き受けるのに、主人公のフリオが最初はまったくノリ気じゃな>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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はやりの”タイパ”ことタイムパフォーマンスの話だった。今の10代はコルムに共感しちゃうのでは。「お前と絶交する」はこれまでの映画だったら絶対に裏があるはずの宣言なんだけど、最初から最後まで別に裏はない>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

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微妙。閉鎖空間のパニックものとして「新感染」と比べると数段劣る印象。登場人物多いのに関係性や個性が希薄で名前も覚えられず。ソン・ガンホとイ・ビョンホンのW主人公かと思いきや群像劇の配分。なんだけど群像>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

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序盤のドライブインで男に置いてかれるところ。怒るでもなく悲しむでもなく、ただただ、そんな自分に呆れて佇む。もう人生あきらめちゃった表情。ここだけで泣けるのに、しっかりソフトクリームを受け取るから笑える>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

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とんでもない映画だな。最初のエレベーターに被るゆったりしたクレジット以降、休まるポイントなし。スローで徐々に止まっていく脱線した電車に、それまでの過剰な運動すべてを集約した着地を観た気がして妙に感動し>>続きを読む

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

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イニャリトゥって正直な人!という感想。頂点を極めた監督にしか許されないお金のかかった「自分」語りは非常に面白い。Netflixの個人映画は「ROMA」に始まり「バルド」へと結実した。”上級移民”として>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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椅子が動いても面白くないって。いや意志を持った椅子が動いても面白い映画は作れるだろうけど、この映画は椅子だからこそ面白くなってるポイントがない。予告でわかってはいたが旅のお供が椅子となった時点でけっこ>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

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吾郎ちゃんの優雅な所作が面白い映画だった。手を洗う姿がきれい。石鹸ボトルのプッシュは2回。横でタバコを吸われた時の少し怪訝な顔。吾郎ちゃんの「素」って感じがいい。ただ茂己が動いてるときは面白いんだけど>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

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「ある男」は俺でもあるのかもしれないと思った。帰化したとはいえ日本人になりすました感覚で生きる在日3世が、他人になりすました男の正体探しにのめり込む話。その軸に夫婦同姓、死刑制度、在日差別、有害な男ら>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

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うーん期待値を上げ過ぎたか。心躍らず。「ちはやふる」は好きだったけど。

ヘアメイク、ロケーション、音楽、アフレコがよくない。横浜流星の茶髪混じりの髪型の遊び具合がちょくちょく変わって見えるのが非常に
>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

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同じく映画作り話になる「ノープ」を観たので追記。「最悪の奇跡」というコピーは、「オカルトの森」のほうが相応わしい。

観たばかりだから比べざるを得ないんだけど、同じフェイクドキュメンタリーなら「女神の
>>続きを読む

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

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「地獄の黙示録」でおなじみ「闇の奥」のコンラッド原作ということで、オルメイヤーがウィラード大尉に似てなくもない。沢田の「安全への逃避」みたいな瞬間も。何より肌に映える青と、最後の鼻水がいい。

トゥキ・ブキ ハイエナの旅(1973年製作の映画)

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ぜんぜん登れない郵便配達員に笑っちゃった。2回あるのがいい。しかも同じ部分使ってた気がする。あまり見ない大胆さ。

わたし出すわ(2009年製作の映画)

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これはわからんなあ。小雪にお金をあげる動機、目的なんて何もないのか……?なんで金持ってんのか気になるけど結局は株やったりウイルス作ったりが嘘のような真実なのか。ナニワ金融道みたいなドロ沼要素も薄ければ>>続きを読む

(ハル)(1996年製作の映画)

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これがオリジナル。監督のセンス凄まじい。ここまで文字を読ませることに特化して、しっかり感動させられる映画はかつてないのでは。森田芳光って本当に新しい人だったんだなあ。ラストの東京に向かう新幹線、普通に>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

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常に開け放たれている窓やドアから吹き込む風と差し込む光が心地いいんだけど、隣と距離が近い家に住む自分にとってはなんだか不安にもなる描写だった。玄関での前の住人とのやり取り、深々と頭を下げてお礼を言う主>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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最後の決闘に熱狂しそうになるのをグッと堪える。殺し合いのスペクタクルを泥臭く描きながら、観客には冷静さを求める実験。リドリー・スコットすごいけど怖い。

オマージュ(2021年製作の映画)

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「パラサイト 」の家政婦さんと「愛の不時着」の愛しきウンドンが親子共演!売れない映画監督が依頼されたのは「意義深いけどギャラは安い」映画の修復・復元の仕事だった。その作業は韓国の女性監督が辿った苦難を>>続きを読む

復讐(2021年製作の映画)

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直前までドタバタでおそらくファーストカット見逃す大惨事。主人公がまったく父親にも夫にも見えないのはなんでだろうか。俳優の線の細さか、バイク泥棒の仕事のせいか。やってることは大人の悪い世界を覗いたばかり>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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2回目で念願の池袋グランドシネマサンシャインのIMAX。1回目の興奮を考えるととても冷静に観てしまつた。覚書。

「メッセージ」との比較。今ここではない声や場面に影響を受ける主人公の類似。エミリー・ブ
>>続きを読む

の・ようなもの(1981年製作の映画)

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学生の頃に観てぜんぜんピンときてなかったんですが、今、再び観てみるとけっこういい。明確な筋はなくて、落語家の志ん魚とトルコ嬢のエリザベスを中心にした起伏のない日常描写。面白い出来事はある。仲間とも笑い>>続きを読む

天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

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One for Allとはまさにこの映画の主人公ジョーのためにある。自分のアイデンティティや功名心なんてどうでもよくて、ただチームの優勝を、公害に苦しむ町の平和を求める男。スーパーボウルの直前にコーチ>>続きを読む

誤発弾(1961年製作の映画)

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長男の無気力感がとてつもない。怒りも喜びも何も感じない、あるのは歯の痛みだけ。歩いていてもずっとふらふらしていて、目の焦点も定まらない。人間は神の造った「誤発弾」とはうまく考えたもんだなー。寝たきりの>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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グラセフやってる友達を横目に「何が楽しいのコレ」と心の中でつぶやいたかつての俺、間違ってなかった。そしてゲーム内のアクションコメディ予想してたら断然ロマコメ!主人公ガイの覚醒が開発者の恋人とひもづくア>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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ナナウエが友だちになったラットキャッチャーを最後にパクりするのをちょっと期待しつつも絶対観たくねえ!と思ってたら、何もなくて安心。でも、そこまでぶっ飛んでもいいのにと少しもやもや。ぜんぜん嫌な気持ちに>>続きを読む

ミスター・バージン(1984年製作の映画)

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まだ見ぬロマコメを探してぶち当たった香港映画。明日でNetflix配信終了だったので、一期一会と思ってすべり込み。設定がいろいろと突飛で描きたい価値感が先進的なのか、性差別的なのか、ただ斬新に見せたか>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

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ロマコメ欲が止まらない。高校生のときにこの映画が好きだった人とバレンタインデーに同じ監督の「バレンタイン・デー」を観に行ったのが人生初の映画デートな気が。それから15年ぐらい経って、ようやく「ラブ・ア>>続きを読む

愛しのロクサーヌ(1987年製作の映画)

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「ノッティングヒルの恋人」と続けて観たら、まさかのシャガール被り。これはNetflixの策略なのか、ロマコメでシャガールは定番なのか、僕のシャガール運がよかっただけなのかわかりません。サムネで主人公の>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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時々わきおこるロマコメ欲を満たす。夢物語のようで夢物語じゃないような、でもやっぱり夢物語に落ち着く愛の話。ヒュー・グラントの周りにいる、至って一般的な感覚を持った人たちの描写が好み。もうきっかけも理由>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ラスト「武士の青春」の上映を止めて、その場でチャンバラを始める流れで興醒めしてしまった。これを演劇だとまでは言わないが、ロロの三浦直之が脚本を担当していることからも、演劇的な見せ方に移行したのは明らか>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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アーロン・ソーキンは脚本だけでいいと痛感。スピルバーグが撮ってりゃなー

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