ヘロヘロさんの映画レビュー・感想・評価

ヘロヘロ

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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.0

キングスマンのキテレツな世界も魅力的なキャストでなんとか飲み込めたが、こいつは頂けない。
いろいろ喉につっかえて全く味わえなかった。
サムロックウェルもブライスダラスハワードも、ブライアンクランストン
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Bico(2004年製作の映画)

3.7

短編集にて

雪 火 母の手作業

アコーディオンの響き
懐かしさ

安心

美しいカラー撮影

Valimo(2007年製作の映画)

3.0

短編集にて

工場労働者が昼休みにリュミエールの『工場の出口』を観るっていう皮肉ね。

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

3.8

短編集にて

レニカウのヒストリーPV

意外にもパパはトンガリ髭ですw

カラー作品

赤青黄が意識的に使われゴダールっぽい

サウナ
空気感

フィンランド感あって良き

ロッキーVI(1986年製作の映画)

3.0

短編集にて。

この短編集では一番古い作品かな

マッチ工場の少女の併映だったそうなので全く覚えていないけど、再見かも。

悲しき天使(1991年製作の映画)

3.5

短編集にて
レニカウのMV

Paris 1994
ロバ
エルヴィス


ラララ、ラーララのフレーズが耳のこ

トンガリブーツにトンガリ頭が沢山出てきてレニカウ祭りの様相

ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

3.8

短編集にて。
レニカウのMV。
ジム・ジャームッシュ風の白黒が美しい。

タイトルに続き、MVの舞台として「アラバマ州とユタ州の間のとある場所で」と。

主演はThe Membersのボーカル、ニッキ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

原題は『THE KILLING』
85分の尺が嬉しい。
スターリングヘイドン演じる強盗グループのリーダーはじめ全てのキャラクターが役割をしっかりと与えられている。
会話のテンポが速く、時間的隙間がない
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

ヨルゴス的解釈に興味ないので、基本的に物語についてはイミフ。
それでも最後まで見せるのはショットの面白さや劇伴を含めたシークエンスの持続力のなせる技なんだろう。

画面に登場し、秒でバリーコーガンの顔
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ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.6

冒頭の3分間の効果音と画面の濃密度に魅了される。
カメラポジションが良いのか?ショットの完成度が高い。
要所の音楽の使い方が気持ちいい特に、ヘビメタ入れてくるの意味わからんけど好き。

cast/
D
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新日本暴行暗黒史 復讐鬼(1968年製作の映画)

3.8

若松孝二を復習する #3

これ好きだわ。
「八つ墓村」も「丑三つの村」の原案でもある津山事件をモチーフにしていると思うけど、怨念とか村の因習とかいう趣向ではなく、兄妹の愛情と、被差別と世界への復讐と
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胎児が密猟する時(1966年製作の映画)

3.8

若松孝二を復習する #2

舞台劇の様な台詞
水の中(羊水)を想起させる光の演出
モノクロの撮影がカッコいい。山谷初男が若い!サングラスが似合う。時折、市川雷蔵に見えなくもない。

肉体 思想 SM
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.3

高所恐怖症には生理的にキッツイ映画。
マトモに観られず何度か離脱。映画館じゃなくて良かった。

ユニークな場所を舞台にしたことで唯一無二のワンシチュエーション作品となったことは間違いないが、自分にはト
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和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

4.0

現存する14分のフィルムで、全体を想像することしかできないが、良作だったに違いない。

凸凹コンビのバディもの。
男2人女1人の恋愛もの。
昭和初期の風景に想いを馳せる。

短躯の吉谷久雄の表情仕草が
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現代好色伝/テロルの季節(1969年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

若松孝二を復習する#1

cast
若手の刑事役〜神田満= 丹古母鬼馬二!
ゴロニャン〜吉沢健(ダジャレ多め)

ショット
盗聴器を仕掛けた天井の室内照明越しに3人が絡れる寝床を写すショットが数回
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

吹き替えにて。
ストーリーはイングランド女王アンと女官のサラ、彼女の従姉妹のアビゲイルの関係を史実を基に描かれる。
主演のオリヴィアコールマンが数多の映画賞の主演女優賞を獲得した作品。


広角レンズ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フィンランドのラップランドの荒野で不死身(イモータル)の男とナチスとの戦闘

WWⅡの終盤、戦局が不利となりフィンランドから撤退する途中のナチス軍に絡まれ、戦うこととなるフィンランド特殊部隊最強の男は
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.2

3回目くらい。
毎回大笑いするとこは決まってるんだけど、自傷ナイフ拳からの唇噛まれのシークエンスと、大家のババーとの追っかけ。
この手の演出させたらチャウシンチーは世界一。天才。
物語がどんどんエスカ
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市子(2023年製作の映画)

4.0

映画館での見逃しを悔やんでいた本作をアマプラでこんなに早く…ありがたい。

散歩する市子の鼻歌と蝉の声,家族の会話が静かに優しく流れる静謐なエンドロールがまるで鎮魂歌のよう。

いくつかの感動的な人物
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

4.3


見慣れた道端が街の空間がダンサー田中泯によって切り取られ、異化され昇華される「場踊り」。あらゆる場所が彼の舞台。

山田洋次の『たそがれ清兵衛』で発見した田中泯という無名の俳優の異様な存在感に圧倒さ
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夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

4.1

ケネスローチのデビュー作。
冒頭のドノヴァンの曲から掴まれる。
バックグラウンドの曲が悉く良き。
展開のテンポ良し。
ドキュメンタリー風の演出、会話の自然さ、ケンローチ節。

主演キャロルホワイトが不
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.2

あまり観たくないんだけどお勉強としてランティモスを復習しておきます。

で、はい、考察系です。
ディストピアです。
作者の個性爆発してます。
でも、私にとっては、魅力的な人物が1人もいないので、感情移
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.9

Rebel in the Rye
ライ麦畑の反逆者
身体の中に煮えたぎる物語への情熱を宿しながら、同時代の生きにくさと静かに戦い続けたサリンジャーを丁寧に丁寧に描いた監督とそれを見事に演じきったニコ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ダニエルラドクリフがとても良い。
みんな大好きポールダノももちろん良い。
この2人でサバイバル。1人は役立たずの生者で1人は役に立つ死者。
マルチツールのスイスアーミーナイフのような相棒バディ(bud
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ホテル・ニューハンプシャー(1984年製作の映画)

4.2

トニーリチャードソンの映画もっと配信してくれないかなーと期待を込めて。
ジョンアーヴィング節を映画にするってこういうことなんだろうなぁきっと。
ナスターシャキンスキーとジョディーフォスターという同世代
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ディーバ(1981年製作の映画)

4.6

再見。2024年2月2日に75歳で旅立った歌姫ウイルヘルメニア・フェルナンデスに黙祷。
パリの朝の風景、日傘を持って彷徨う2人、ディープブルーの空気、幽玄なピアノ曲、とても美しい。

ソプラノ歌唱を背
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ラ・ブーム(1980年製作の映画)

-

記録

80年代のフランスの空気が新鮮。
人の表情も世界も輝いている。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

3.3

オリジナルより30分ほど長い「完全版」、前後編に分かれて配信されている作品を鑑賞。
北欧の寒々とした空気感の中、ニクヴィストとラパスの北欧俳優コンビの謎解きがジンワリと進行する欧風ミステリドラマ。
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

公開時、期待しつつも見られなかった作品をアマプラ 吹替版にて。
お気に入りのニコラスホルトが悪役!の映画は初めて。

テンポが自分と合わなかったので、尺が長く感じた。

悪役弱い問題あり。

ストーリ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.3

ジュリアンムーアの演じるキャラの行動に必然性がなく乗り切れず。
エルトンジョンの使われ方は驚いた。
ミンチは私の好みじゃなかった。
キャスティングは前作の大ヒットで拡大したバジェットのお陰か知らんが、
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

スーツはビジネスパーソンの鎧であり、エージェントの盾である事は既にジェームズボンドによって繰り返しフィーチャーされてきた。英国紳士のメタファーとしてのスーツは、防弾スーツとしての機能を備えて、キングス>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.0

child in time
スーパージャイアンツ

ギャレスエドワーズの趣味なのかわからないが、エンドロールのアルファベットの傍にカタカナ文字が。渡辺謙は漢字が添えられている。

絵作りは壮大だし、
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

不謹慎極まりないブラックユーモア炸裂の痛快アンチビーガン喜劇。

アホなワンチャンもツボ。

ビーガンを讃える合言葉は、「Vパワー!」。

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