やる気が無くてちぐはぐだったブラスバンドが最後には一つになる、という王道ストーリー。
警察の音楽隊だからそこにアポ電強盗の話が絡んでくるんだけど、肝心の強盗事件パートが雑。犯人の背景は別に切り捨てても>>続きを読む
実写化した途端「ヤクザにカラオケを誘われる中学生」っていうシチュエーションがすっごく怖くてびっくりした。もちろん二人の絆みたいなものにはじんわり感動もするんだけど。
原作は飄々としてユーモラスで大好き>>続きを読む
2分間をループするという忙しないSFコメディ。設定がSFっぽいだけでドタバタコメディと言ったほうがいいかな?
なんだかんだ言って全員楽しんでる感じ。
ちょっと芝居が舞台っぽいのが気になったけど、ワンカ>>続きを読む
恐怖より理不尽で胸糞でムカムカしてる時間が多かった。
設定自体は面白そうというか、もっと深みがあってリリカルな作品に出来そうなのに、費用とか時間とかが足りなかったのかな?
VRと怪異の境目がわりと序盤>>続きを読む
SFというにはお粗末で雑な設定だったような。異星人Xの設定がぬるくて、あれだけ安全設計ならむしろ異文化のまま押し通して日本の文化に歩み寄らない外国人の方がよっぽど怖いのではと思った。
差別や異物に対す>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アニメの質感はシンプルで、なのに北極のブリザードの表現は極限を感じさせて良かった。
北極探検から戻らない祖父を探す14歳の貴族の娘が主人公。
子供っぽい近視眼的な行動で王子の機嫌を損ねて一家を窮地に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
政治家の権力と公害の隠蔽が全方位に向かってムカつく話。
登場人物が多いのに魅力的なキャラが見当たらなくて、大多数が“善良ではない”というのはモヤモヤして後味がよくなかった。せっかくバディだったイケメン>>続きを読む
タイトルから期待した贋作パートはちょびっとで肩透かし。コンゲーム要素もとくに驚きが無くあっさり。主題は家族の絆の回復といったところか。父と息子はなんか良い感じになれて良かったしおじいちゃんもいい味出し>>続きを読む
ドラマーの成長もピアニストの苦悩も感動的だったけど、それに比べて主人公のキャラの薄さが気になった。才気あふれる熱い若僧というだけだとちょっと弱くないですかね?
音楽が素晴らしかったのでそれで十分なのか>>続きを読む
探偵とそのスナックに集う人たちの不思議でエグいオムニバス形式の物語。宇宙人と彼を逃がそうとする博士、探偵マリコと自称忍者の末裔の男の絆が芯になってるんだけど、その他のキャラがクセ強くてガンガン抉ってく>>続きを読む
ストーリーは特に目新しいとこが無いんだけど、主役の神父が魅力的でそこが良かった。ラッセル・クロウをキャスティングしたのが勝因だね。物理的に強そうで愛車がスクーターなのも絵になる。
悪魔祓い系の例に漏れ>>続きを読む
展開が煩雑で途中でちょっと弛れたけど、ラストシーンは格好良かったな。
安藤サクラは育ちが悪そうには見えないけど、そこは全然演技力でカバー出来てた。
山田涼介は短絡的なダメ男でトラブルの元凶だけど、ネリ>>続きを読む
水墨画の魅力はとっても伝わってきた。
テーマの割に役者の芝居が暑苦しくなくてサラリとした手触り。
良く出来てるとは思うんだけど、そつないというか癖がないというか、もうちょっと引っかかる部分があっても>>続きを読む
最初のほうは美しくて開放的な島の景色にうっとりしてたのに、終わる頃には閉塞感にぐったり。
主人公の視点からだと突然の絶交宣言で始まったけど、友人側の拒絶はその前から始まってたんだろうなと思わせる展開>>続きを読む
恋愛映画かと思ったら大正ロマン風ファンタジー映画なのね。話のボリューム、美術、設定、キャストのバランスが良かった気がする。異能の映像表現は良かったけど、スローモーションの多用はちょっと弛れたかも。
このレビューはネタバレを含みます
荒削りでノリで突っ走ってくタイプの映画。嫌いじゃない。
登場人物の癖が強くて大変だけど、ボスの立ち位置というか心境が1番の謎。
音楽と映像のビートがキメキメで、むしろギャグかな?って思った。
ベイビ>>続きを読む
ジョン・ウィックの焼直し感が強くてハマれなかった。もうちょっとオリジナリティのある設定にできなかったものか。唯一子供が賢くて足手纏い感が少ないのは良かった。
犯罪組織の粛清に抗う特級仕事人を女性にチェ>>続きを読む
これは演劇というより落語みたいだね。どんなふうに話が転がるのかドキドキして観てると突然オチが明後日に飛んでいく感じが。
あとはカンバーバッチの顔が強い。
映画作りというか特に“編集”の話かな。
海外では監督が編集権を持っていないケースがあると聞いて、そこは監督にやらせろよと思った記憶がある。
あと映画への情熱はわかるんだけど全部セリフで説明しちゃうの>>続きを読む
シュールなんだけどやり過ぎない塩梅やメタ視点に品の良さを感じる。女優さん達のキャスティングも絶妙で、皆さん容赦無くキレ散らかしたお顔を晒してて気持ちが良い。アクションはまあコメディレベルなんだけど、そ>>続きを読む
これはスゴイ。どうやって創ったのか不思議なくらい対話の一つ一つが自然。アプローチとしては演劇的な感触もあるんだけど、ドキュメンタリーを観てるような気分にもなる。
大きな事件がある訳でもなく、でも感情が>>続きを読む
1作目はおバカなノリと其処彼処に散りばめられる良心(正義とはちょっと違う)が意外に楽しめたんだけど、今回は話に目新しさが感じられず、2作目にありがちなインフレ感がイマイチだったかな。
そもそもギリシャ>>続きを読む
ノリも良いし舞台がゲームをベースにしてて賑やかなんだけど、そもそもマリオに思い入れが無かったのでそんなにハマれなかったかも。
BGMはゲーム音楽とか80年代?の曲とかで面白かったですね。
ストップモーションアニメで描かれるキツネ一家とその仲間が魅力的で、小道具からライティングに至るまで丁寧でセンスの塊。人形の感情表現がすごく細かくて、目が潤んだりするのも効果的。
ストーリーは絵本みたい>>続きを読む
軽い気持ちで見始めたけどテンポ良くて飽きずに観られる良いファンタジー作品で、目新しくはないのに何故か夢中にさせる魅力があった。
コミカルだけど軽薄ではないし、話の展開も絵作りも丁寧。キャストもそれぞれ>>続きを読む
なんでコレで行けると思ったのか?
脚本の時点でヤバさがあったのでは。台詞ひとつとっても不自然で筋が通ってない。聞いてて苦痛なほど。
この内容だったら映画じゃなくて『世にも奇妙な』でシンプルに20分く>>続きを読む
薄々予想はしてたけど思ったよりスプラッタでちょっと引きながら観た。物語がいまいちシャキッとしなくて、グロいシーンをたくさん描きたかっただけなのかな?と思った。カラダ探しを依頼しておいて殺戮しまくるの意>>続きを読む
昔観た気がすると思いながら視聴。やっぱり観たことあったと途中で気付く。
原作の良さと演者の良さが掛け合って良い作品だと思う。行天のクセの強さとそれに負けない多田の存在感が素晴らしい。塾通いの子役を始め>>続きを読む
「沈黙」で裁きから逃げる事が可能、という事実はちょっと耐えられないものがあった。
村上淳演じる悪役は本気で憎たらしいんだけど、それ以上にあの奥さんがしれっとお店の常連で居続けてるのはちょっと神経疑う。>>続きを読む
予告も見ないで行ったんだけど、横溝正史風で面白かったなぁ。ミステリーっぽいけどオカルトに着地するのが真逆だけど。でも人間の愛憎描写は近い気もする。
劇場はほぼ満席で女性客が多かったんだけど、多分主水木>>続きを読む
舞台の映像化なので現場の熱とか実体の迫力とかは失われちゃうんだけど、その分注視点とか演者の表情が分かりやすくて面白かった。
冷静に観ちゃうとストーリーは荒いしセリフもありきたりで脚本には特に魅力は感じ>>続きを読む
ビートルズが消えた世界。無名ミュージシャンのジャックは自分だけが覚えているビートルズの名曲を自作として歌い始めるんだけど、うーん。
善良さを持ち合わせてるジャックは自分がしている事は盗作だって理解し>>続きを読む
可もなく不可もなく。トンチキ展開が無いのでツッコミどころも少ないんだけど、その分突出したところも無いような。時代設定とメインキャストのせいか朝ドラっぽくもあり。あまりに予想通りに話が進むので、せめても>>続きを読む
胸糞展開もツラいシーンもあるんだけど、たくさん笑ってシンミリして、結果観終わった後は謎の充実感があった。
話の主題は花子とその家族なんだけど、それを邪魔せず丁度良い存在感を発揮するのが空気読めない正夫>>続きを読む
ロック様の安定感ね。
DCの正義観が苦手なのでこういったアンチヒーローの方がしっくりくる。『ジャスティスソサエティー』とかってネーミングからして胡散臭いし。
正義の味方は紛争を解決出来ないってのはその>>続きを読む
初ウェス・アンダーソン作品。美術がたいそう魅力的で、なるほどある種の層に人気があるのも分かる。
キャストが豪華なのにカッチリ適材適所でバランスが良い。朗読風の語り口も場面転換も演劇的でショート尺に合っ>>続きを読む