すいみーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

すいみー

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モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

3.1

初モロッコ映画。
笑っていない時の表情見ると、こちらも人生苦しい感じがする。少しでも笑みが溢れるとほっとする。
食べ物と音楽と住居の雰囲気が、すごく異国で興味深かった。

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

救いようのない、絶望感と、とてつもなく孤独で、主人公はどのシーンでもよく泣いていて、見ていてとても胸が苦しいけれど、この映画好き嫌い分かれるかもしれないけど、私はとても好き。絶望の中に儚い美しさがある>>続きを読む

ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

3.7

とても良かった。
やる気のない教師が、遠い遠い山の僻地の村に行き、子供たち教育することで内面が変化していく。電気もインターネットも紙もない環境で、山と大地の美しい景色、自然の恩恵を感じた。子供たちが素
>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.0

よかった。個性的な二人の迫真の演技。強い絆だけど、お互いが孤独を抱えてる。展開が読めなくて、一気に見れた。あの家明という男の行動には、腑に落ちない部分がいくつかあって、何を考えてるのかわからない。大切>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.0

歌が上手い!そして素敵な曲だった。のどかな酪農生活、家族愛、見ていてほっこりする。個人的には母親の感情表現激しくて、印象的だったな。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

ブレードランナー2049、メッセージの注目度の監督作品!インターステラーの音楽が好きで、その時初めてハンスジマーの存在を知り、やはり音楽がかっこよかった!ティモシーシャラメ美しいわ。映像も壮大で、無駄>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

リゾート気分と不穏感が共存する独特な体験。時間の進み方が異常な空間に閉じ込められると、人はどんな心理変化、行動を起こすのか?興味深いですね。妊娠と出産、新生児の成長が気になったので、すぐ死んでしまった>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.2

展開が読めなくて、面白かった!
そして画面上検索がサクサク進んでいくから、見ているこっちも爽快感?あった。
SNSの闇を改めて感じたなぁ。

ムトゥ 踊るマハラジャ(1995年製作の映画)

3.1

やっと観れた。古い映画で文化の違いはすごく感じるけど、よかった!歌って踊るだけと思いきや、ストーリー展開もおもしろかった。製作時間相当だろうな。公開当時はかなり盛り上がったんだろうな。元気を貰えました>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

一貫してかわいい、おしゃれな映画だけど、残酷で胸が張り裂けるくらい悲しい気持ちにもなる戦争映画でもあり、とても不思議な感覚だった。一人の少年の心の変化や成長も感じられて良かった。演技も上手。後で調べた>>続きを読む

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

2.0

パリ、学生、映画好きが過ぎる異質な3人、映画の題のように、彼らは本当に夢の中にいるような、ふみだらで怠惰な生活。ベトナム戦争や毛沢東の話がちらついてたり、最後は5月革命のデモに繋がったり当時の社会的背>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.4

よかったです。モノクロ写真の世界観から映像の色彩が終始薄暗くて、記憶に残る顔アップの表情の数々、何より坂本龍一の音楽が良すぎる。あのパイレーツのジャック・スパロウと同一役者とは思えない、でも声や話し方>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

3.1

この社会問題は根深すぎる。日本育ちの私が簡単にこの映画の感想を述べてはいけない気がする。彼らの心情や葛藤が如何なるものか、計り知れない。にしても、黒人メインの映画は、なぜこうも大人びていて音楽も洒落て>>続きを読む

愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.5

よく励まし文句として「時間が解決してくれる」って使われるけど、全然そんなことないと改めて思った。自分が孤独な人生を終えたとしても、誰かの記憶にずっと色褪せずに残る存在であったなら、せめてもの救いなので>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.5

よかった!久しぶりにほっこりした。テンポ感が少しアメリに似ている気がする。人に勧めたくなる映画だった。気候と台湾の街並みのあの雰囲気、旅行した気分になれた。台湾また行きたくなったな〜。「自分にとっては>>続きを読む

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.0

フランソワオゾン監督作品に惹かれて鑑賞。どこか不吉な予感がする独特な空気が流れている。死に興味あるという冒頭から始まるから、どんだけ悪ガキなんだ、と思ってたけど、両親想いで女友達にも恨みどころか優しく>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.8

原作の短編小説のいくつかが引用されていて、そこに色々な要素がたくさん肉付けされていた印象。前を向いて生きて行こう、というメッセージ性?が正直、えークサいと冷めてしまった。でも、丁寧に台詞の言葉を選んで>>続きを読む

王の願い ハングルの始まり(2019年製作の映画)

3.4

ハングルの勉強を少しかじっていたおかげで、ハングルが作られる過程はとても興味深かった。ハングルは陽と陰、天(点)と地(棒)が基にあって奥深い。表意文字ではなく、表音文字。映画見て、かなり試行錯誤した結>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

キャリーマリガンの存在感よ。世の全ての男に呆れていて、どこか俯瞰してる感じ。自分が死んだ後も、復讐は計画どおりでスカッとする感じ、女をなめんな主張、アメリカらしい。

マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.0

とても力強い演奏だと思った。夜の暗いシーンが多くて、セリフも淡々としていて、大人な映画だった。

凱里ブルース(2015年製作の映画)

2.9

ストーリーもセリフも全然頭に入ってこなかったけど、ぼーっと眺めているだけで、どこか懐かしく、ほっとする。広角で撮っている映像は、中国南部の田舎の、湿気や土の匂いまで感じられそうな没入感で良かった。

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.2

本物のヴェルサイユ宮殿で撮影しただけあって、リアルさが出ていた。個人的に好きなシーンはシンプルな服装でお庭で畑や家畜と触れ合うシーン。華やかさから少し離れたのは意外だったけど、穏やかな気持ちになった。>>続きを読む

在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

これは、とても良作。長いけれど、印象に残ったシーンは沢山ある。鑑賞後、静かな感動の余韻がずっと残ります。成長期の子供を失う悲しみはいかほどか、想像を絶しますが、それでも時間は過ぎていく。失った子供の親>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.4

幼い頃の記憶って、時間が経っても色褪せない。時代に翻弄された画家が行きついた先の芸術作品は、「真実に目を背けないで」と大切な人から言われた言葉そのままだった。共感できない部分もあったけど、油絵を描く時>>続きを読む

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.3

派手な演出はなく、説明的ではないのに、色々考えさせられる映画だった。社会背景やその土地の慣習、伝統、食生活がとても興味深かった。チベットでは、輪廻転生とか仏教の考えがこんな風に民間の家族の生活に根づい>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

間違えて2を観てからこの1を鑑賞。
脚本・監督・パパ役が同一人物で、ママ役は本当の妻。本当に耳が聞こえない少女。とてもリアリティある家族の設定で、特殊なタイプのホラーなのに、少しうるっとしてしまう場面
>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

前作見てなくて、見る順番しくった!
でも、ハラハラして楽しめました。
やっぱ知恵が人を救うね。

AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.3

カッコいい女性は心に深い悲しみと孤独を抱えている。

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

3.2

アメリカの雰囲気がよくでてる。行ったことないけど、MOTELの、治安悪いあの感じとか。短いけどよく出来てる。峰不二子は達観していて、やっぱかっこいい。

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

2.9

なんとも言えない気持ちになった。
主人公の女性が客観的には気難しくて、でも彼女の気持ちも分かる気がして。

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

2.7

ジョゼという名前が、宮沢賢治の銀河鉄道の夜に出てきそうな、名前だけでも個性がすごい。サガンの小説もっと読みたくなった。どこにでもいそうな青年が女の子にモテるあの感じ、村上春樹の小説にいそう。私にはちょ>>続きを読む

キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

3.2

オーケストラの音楽がとにかく不気味で、怖さが増した。人間不信になるわな。