1号さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

3.9

映像にしろ音楽にしろ、あと設定も、さすがなんだけどさ、夢みたいな美女を次々と、男の幻想に満ちてる感じもするよね。

しっかしトニー・レオンはやはりカッコいい。身長も高くないのに、体の線がきれいだからな
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ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)

4.0

やっと劇場鑑賞が叶った!
劇場はなかなか盛況で、みんなところどころ笑ったり、いい雰囲気でした。
アイルランドの、労働者階級のソウル。名曲の数々。この映画、清志郎も観たかなぁ、「ご機嫌だぜ」って言うかな
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.0

これって自傷行為としてのセックスだよね。どれだけ繰り返しても埋まらない、本質的にはリストカットと変わらないのでは。
愛情による行為も、愛情ある関係性も結べない彼の純粋性みたいなのが見ていてつらかった。
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.9

共感ともまた違うんだけど、感覚的にわかるというか。
冷めたような主人公、恋人や友人。なんか人生ダルそう。そしてイラつく夫。役者が達者なのもあり、終始一音間違ったまま流れる音楽みたいな空気に現実感がある
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.8

ファンタジー感は否めない。実際にはこのように美しくうまくいかないだろうし、子どもの側ももっとうんと複雑な葛藤を抱えるだろう。
とはいえ、では良い親ってどんな?の問いに答えなんてなく、揃っている条件が多
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オマージュ(2021年製作の映画)

3.9

地味ながら誠実に作られた良作だと思いました。
映画人にはこれ観て泣く人多いのでは?
みんなが報われる世界じゃないけど、情熱を注ぐ価値のある夢なんだって聞こえてきた感じ。
そして女性の映画でもあった。
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.2

あまり好みじゃなさそうと、公開時に鑑賞を見送った不覚!
繊細で清潔な映像と描写から醸し出されるノスタルジックな情緒がすごく好き。設定は近未来テクノロジー有する世界だけど、主題として描かれたのは「喪失」
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

『アフター・ヤン』が良かったので鑑賞。
最高。大好き。掴まれた。
何も起きないのに揺さぶられる。ノスタルジーを呼び覚ますような映像がまたたまらない。
この監督の作品は、以降必ず劇場で観る。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

仮にこれが実話ベースでなかったとしても、人間社会の普遍を描いている。条件さえ揃えば、人はこうなる。
戦争を背景とした本当の悲劇は、加害の歴史と向き合わずして理解できないと思う。ドイツがナチスを語り続け
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

ストーリーを追おうとすると無理。だってストーリーというものはなく(笑)、その分よりウェス・アンダーソンだったのかな、という今作。
私は監督の、ほかの作品のほうが好きです。前作は大好きだった。
それでも
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

4.0

『それでも私は生きていく』とはまるで別人のレア・セドゥが、これ、男にとって夢の女だろ、みたいな女性を演じて真骨頂。
いかにも陳腐になりそうな物語が、役者の魅力や美しく上質な映像と音楽でロマンある魅力的
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

4.0

とても良かった。
とにかくレア・セドゥがいい。表情だけで機微を表現できる役者でなければ、平凡で退屈な映画だったかもしれない。
彼女自身は日常に埋没などできない雰囲気の持ち主なのに、本作ではちゃんと、普
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.8

なかなかよくできたドタバタ劇でした。時間短縮のアイデアとそれらのシーン運びは見事。
片桐はいりがいい味。笑

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

とにかく90年代っぽい。というのと、本作や監督に影響を受けたのではなかろうかという作品をいくつか思い浮かべながら観た。濱口竜介作品とか、違うかしら。
『牯嶺街少年殺人事件』でも印象的だった深い陰影、し
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.8

お金かかってていろんなとこでロケしてるし、アクションシーンはなかなか見ごたえある。
記憶には残らないけど軽いタッチで観やすいエンタメ映画…と思って観てたらまさかのエドシーラン、そして彼の使い方に笑った
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.8

なかなかおもしろかった。
ダークじゃないしあまり感情に訴えてこない。おふざけはある。軽く観れてたまにいいタイプの映画。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブルって1本しかちゃんと観たことないし、トムクルーズファンでもないけど、映画史上最高レベルの製作費と知り観てみた。ら、すごかった!
まず疾走するトムクルーズに感心(笑)。アクション
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

うーん、今回はエピソードの構成バランスがイマイチだったなぁ。がっつり王騎将軍の回にしてフィナーレまで描くのが良かったな。でも大沢たかおを使い切っちゃうともったいないか。一番面白いもんね(笑)。
進みが
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バービー(2023年製作の映画)

4.1

予想よりずいぶん知的な映画で、風刺満載、これをエンタメに仕上げた手腕に感服。男性社会で培われたアンコンシャスバイアスも、ちゃんと描かれていた。
ポップにつくりこんだビジュアル(これも見事)で見せながら
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.1

エドワード・ヤンのほかの作品のリマスター版を観に行こうと思いながら振り返れば、本作を2017年に劇場鑑賞しているのに、4時間も、確かに観たのに、「すごい映画だった」という以外にほとんど雰囲気でしか記憶>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.5

おいおい、いくらなんでも子どもだましかよ。勧められて観たけど、絵空事が過ぎてとても入り込めなかった。きっとそこがいいタイプの作品なんだろうが、ディズニープリンセスとかも苦手なわたしにはただマッチしてい>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.8

生涯ベスト5の1本。リマスター上映はありがたくて泣く。

凄まじいスケールにして、隅々まで溜息が出るほど繊細。
レスリー・チャンの神々しさよ。美しさが悲しい。あれほどの化粧でも、表情に震える。終盤のコ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

とても良かった。
つらいけど、希望の持てるラストだった。演技も見事。
色調がいちいちかわいいし、画がきれいだった。異食症は初めて知ったけど、自傷行為に似てる。
おかしいのは彼女ではないし、上品でクソな
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

ホラー要素含め独特のやりすぎ感がシュールで、もはやコメディ映画を疑うシーンもあった。そのような演出に圧倒されて冒頭で知らされていた「実話ベース」が記憶から失せ、最後にリマインドされたときは「マジか」と>>続きを読む

山女(2022年製作の映画)

3.9

山の日に鑑賞。
比較するとやはりキレイめだけど、往年の白黒映画のような手触り。
弱き者は呪われているかのように尊厳を持たない村で、凛は貧しさより村社会からの解放を願ったんだよね。
濃い日本の中に欧米っ
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

3.9

女性政治家の先駆者の、RBGに重なるような、奮闘と実績を描いた(スカッとする場面のある)作品だと勝手に思っていた。なので辛いシーンの多さに面食らってしまった。何不自由なく満たされていた子ども時代と収容>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.5

うーん、作為があからさますぎて醒めるというか、きっと原作にはあったのであろう深みがないし、わかりやすい毒親が過ぎて役者の演技も臭く感じられてしまった。永野芽郁は良かったけど、終わり方も疑問だし、全体的>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

「いろいろあったけど、よかったよかった」となる映画が多すぎる。との黒沢清監督の言葉を思い出した。本当にいろいろあったなら、人は取り返しのつかない深手を負うって。
人一倍感受性の鋭い少年の思い出は胸を締
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

これは…中途半端で散漫で、つまらなかった。役者も無駄使いされてる感。もうちょっとなんとかなったろうに、残念。

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

つくり手の、映画に対する愛情を感じる。
題材がいいし、加賀まりこがいい。
低予算であろうが、みんなで大事につくり上げた感が伝わるようで好感が持てる。
おだやかでやさしくて、いい映画だった。こういう日本
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私が棄てた女(1969年製作の映画)

3.9

すごくおもしろかった。
その逆もあるにはあるが、いまの映画にないものがある。何というか、人間の匂いがする。
観念的で、その再現がびみょうなシーンもあるけど、ハッとさせられるようなシーンもある。
浅丘ル
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星くずの片隅で(2022年製作の映画)

4.0

とっても良かった。
香港版のマイルドな『フロリダ・プロジェクト』のようであり、幸せの本質が願いと共に込められたような映画だった。
不運は続かないって、いや、キャンディは不運じゃないよね、あんな男の人は
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

いやぁ、すごかった。すべてのシーンにワンダーがあった。
監督の集大成というか大全集?美しくかわいく切なくて怖くて不思議で壮大で、ロマンに満ちていた。もう一回観たいし、世界を席巻してほしいな。
レイトシ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.4

ずっと昔に観て以来。
いまの感覚だとサイコパスと見なされてしまいそうだけど、これはベトナム帰還兵が主人公、ということがほぼすべての起点になったストーリー。
何もかもが映画として素晴らしすぎて天才。デニ
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

ホラーが無理な体質なのだけど、あんまり傑作と言われてるから手を出してみた。
血みどろだったら離脱しよう、凄惨なシーンは早送りしようとリモコン片手に鑑賞。結果、恐れていたほどではなかった。なるほど、サイ
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

映像はさすがでした。が、ディズニーのプリンセスもの?がわたしには合わないとわかった。いまさらながら。笑
でもダークスキンのちっちゃい女の子が、プリンセスの格好でお父さんと映画館に来てたの見たらから良し
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